中学入試の理科の問題に桜の花びらの数を問う問題があることを知って愕然としたことがあります。
答えは「5枚」なのですが、美しい桜の花を前にして、花びらを数えるなんて、そんな無粋な(?)なことをするなんて、私には想像もできないことでした。満開の桜を前に、まずは花びらを数えて、自分の知識を確認する小学生がいたとしたら、なんとも嘆かわしいことのように思えます。
今年は院内に、桜の生花を飾りました。その前を通るたびに、お花見をしているような贅沢な気分が味わえました。
ただし正直に白状すると、桜を見るとまず花びらを数えてしまう悪習が自分にも身についてしまい、それからは桜の美しさが半減しているような気がしてなりません。