2021.04.05更新

桜1

 

中学入試の理科の問題に桜の花びらの数を問う問題があることを知って愕然としたことがあります。

答えは「5枚」なのですが、美しい桜の花を前にして、花びらを数えるなんて、そんな無粋な(?)なことをするなんて、私には想像もできないことでした。満開の桜を前に、まずは花びらを数えて、自分の知識を確認する小学生がいたとしたら、なんとも嘆かわしいことのように思えます。


桜2

今年は院内に、桜の生花を飾りました。その前を通るたびに、お花見をしているような贅沢な気分が味わえました。

ただし正直に白状すると、桜を見るとまず花びらを数えてしまう悪習が自分にも身についてしまい、それからは桜の美しさが半減しているような気がしてなりません。

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2020.10.25更新

必要なのはバイオレットライト

 

私が子供の頃は、虫歯のない子供の方が珍しく、毎年の学校検診が終わると皆いっせいに歯医者さんに通院したものでした。ところが最近では子供の虫歯は劇的に減っています。


それとまったく正反対に激増中!なのが・・・近視です。


都内のある有名中学では、生徒の95%が近視だとか。この現象は日本特有ではなく、世界的にも近視は増えており、アジア諸国ではパンデミックの様相を呈しています。


メガネやコンタクトで視力を矯正すれば日常生活に支障がなく、またそれ以上問題にはならないと思われてきたこともあって、近視はこれまで軽視されてきました。しかし実際には、重度の近視は大人になっても進行して、網膜剥離などの眼疾患も引き起こし、失明の原因にもなります。日本以上に若年者の近視が問題になっている中国では、いずれ近視が失明原因のトップになることが確実視されています。


近視が爆発的に増えている背景には、現代社会の生活習慣があるようです。中高年の方なら、自分たちの頃と比べ今の子どもたちの生活が圧倒的にインドアになっていることにお気づきでしょう。


近視は、本来球形であるはずの眼球が扁平化してしまって、目に入ってくる光の焦点が合わなくなる疾病。こうした眼球の変形を防ぐには、太陽光に含まれるバイオレットライト(紫色の波長の光)が必要ですが、室内にはバイオレットライトは存在しません。実際に1日2時間の屋外活動で近視の進行が止められることが臨床試験で実証されています。


バイオレットライトの作用機序の研究からは、クロセチンというクチナシの花など植物に含まれる黄色の色素は、内服するとバイオレットライトを浴びるのと同じ効果を発揮することが見出されていて、すでにいくつものメーカーからサプリメントとして発売中です。


臨床試験では子供には1日7.5mgのクロセチンで近視の進行が抑制されたのですが、それを踏まえて製品化しているのが、ロート製薬。子供用に飲みやすい形状ですから、近視が進行しているお子さんにおすすめです。


私自身はDHCから出ているサプリメントを利用しています。メーカーは1日2錠(11mg)を推奨しています(私は自己判断で1日4錠!)。ドラッグストアには置いていないので、ネットで買っています。私のように、いまだに運転免許の更新の際の視力検査にびくびくしている方に強くおすすめします。


*本記事は第20回日本抗加齢医学会総会での講演に基づいて作成しました。

(メルマガ10月8日号を加筆修正)

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2019.08.09更新

 フィロルガ水光注射


なぜフィロルガの製剤(NCTF 135HA)を使った水光注射がここまで人気になったのか? 韓国で呼ばれた「シャネル注射」というネーミングだけが理由ではないはずです。

フィロルガの製剤(NCTF 135HA)の特徴は、非架橋ヒアルロン酸を中心におよそ60種類の成分を含んでいること。ただ、その内容といえば、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などありきたりなものばかりで、いかにも効きそう(?)な成分は含まれていません。

この製剤の秘密は、およそ60種類の「配合の妙」。

「配合の妙」とは、東洋的な考え方ですが、たとえば漢方薬がいい例です。そこに含まれる生薬を見ると難しい漢字が並んでいても、実は中身はミカンの皮だったり、ショウガだったり、貝殻の粉だったり、とても薬とは思えないのに、まとまると現代医療でも立派に薬剤として通用します。

フィロルガというフランスに本拠を置く、根っからの「西洋」の会社が、「東洋」のコンセプトで作り上げたところに、この製剤の秘密があるのです。

そこから先、韓国のドクターが、おそらくそうしたコンセプトを理解せずにつけた、あくまで西洋的な「シャネル注射」というネーミングがヒットするきっかけになったのは、まったくの蛇足と言えるでしょう。

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.11.16更新

 

イビキはオジサンだけの特権(?)じゃありません。女性も歳とともにイビキをかく人の割合が増えます。
イビキと加齢

(グラフは参考文献から)

 

なぜ人は加齢とともにイビキをかくようになるのでしょうか?

イビキについてずいぶんといろんな文献を読みあさりましたが、なかには「日本人の顎は小さいから」といういい加減な(?)記述まである始末で、明快な答えが見つかりません。

ただ、「加齢とともに下顎が小さくなる」ことは間違いなく原因のひとつです。

頭蓋骨の骨粗鬆症


残念ながら下顎が歳とともに小さくなるなんて美容医療に携わる医者でなければ知りません。だから「日本人は顎が小さいから」などと言ってしまうのでしょう。ただそうなると、すぐに解決策は見つかりません。現状では頭蓋骨の骨粗鬆症(変形・縮小)の進行を予防する手段はないので、もっぱら睡眠中に気道が狭くならないよう工夫するしかありません。

ヒトがサルから進化して、大きく発達した脳と退化した下顎を持つようになり、頭からノドの構造が間延びして気道が長くなって、イビキをかきやすくなったと考えられています。高等生物の証拠なのだと自分をなぐさめるしかないのかもしれません。


(参考文献)
たかがいびき、されどいびき
東北大学保健管理センター
保険のしおり30号(2001年)

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.10.09更新

男性のスキンケアにおいて、「ヒゲ剃り」は大きな問題です。

電動シェーバーを使うにせよカミソリを使うにせよ、どうしても皮膚がダメージを受けることが避けられません。皮膚の表面の角質が傷つけられ、バイア機能が障害されて、ドライスキン、肌荒れの原因となります。男性は女性に比べ皮脂の分泌は多いのですが、テカテカしながらも乾いているというのが男性素肌の実態です。

できるだけ肌にダメージを与えずにヒゲを剃ることが、男性スキンケアの第一関門なのです。

ヒゲというは大変丈夫にできていて、同じ太さの銅線と同じくらいの強度があります。ただし毛の構造蛋白であるケラチンは高い親水性があり、水を吸収すると柔らかくなって、軽い力でも剃れるようになります。

 

2分待つ!

(参考文献から)
縦軸はヒゲをカットするのに必要な力、横軸は保湿時間です。
最初の2分で急激にヒゲは柔らかくなり、4分を過ぎるとあとは変わらないことがわかります。

強い力で剃れば剃るほど皮膚の表面は傷つけられてしまいます。シェービングフォームをつけたら必ず2分待ちましょう。どんなシェービングフォームを選ぶかより、ヒゲが柔らかくなるまで待つことが大切です。

(参考文献)
Male skin and ingredients relevant to male skin care.
Draelos ZD
Br J Dermatol
2012;166(suppl1),13-16

 

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.10.07更新

先日お客様からMSM(メチルスルフォニルメタン) について聞かれましたが答えられなかったので、リサーチしてみました。

サプリの紹介

MSM(メチルスルフォニルメタン) は自然界に存在する物質で、食物(果物、野菜、穀物など)から摂取されます。1970年代に研究がすすみ、1981年に米国医師が特許を取得しています。

薬理作用としては
1)抗炎症作用
2)抗酸化作用
3)免疫調整作用
4)メチル化作用
があり、とくに抗炎症作用と抗酸化作用がメインに働いています。

サプリとして効果が期待されているのは
1)関節炎
2)関節軟骨の保護
3)関節可動域の改善
4)運動後の筋肉痛
5)季節性アレルギー
6)美肌効果
7)癌

このようにもっぱら整形外科領域での使用が一般的です。

さて、「美肌効果」についてですが、特許取得にさいして理由に「皮膚の質感、テクスチャーの改善」が上げられています。作用機序は、薬理作用の4)メチル化作用でのケラチン増生のサポートとされています。

印象としては、MSM(メチルスルフォニルメタン) は、美肌サプリというよりグルコサミン、コンドロイチン硫酸に近い使われ方をするサプリメントと言えるでしょう。関節痛や花粉症でお困りの方におすすめします。

 

(参考文献)
Methylsulfonylmethane: Applications and safety of a novel dietary supplement.
Butawan M, et.al
Nutrients
2017 March 16;9(3)

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.09.17更新

 

酒は「百薬の長」と昔から言われ、飲み過ぎはダメだとしても、適度な飲酒なら健康に良いというのがこれまでの常識。ビールなら中瓶1本、ワインなら軽めの2杯が適量とされ、とくに赤ワインはアンチエイジング的にもいいともてはやされてきました。

ところが、お酒とアンチエイジングをこよなく愛する人にはとんでもない論文が発表されました。掲載されたのは世界でも指折りの権威ある雑誌「ランセット」で、単なる臨床研究ではなく、これまで発表された195の国と地域で行われた臨床研究の総まとめです。

なんと!!お酒は適量ならむしろ健康にいいというのは間違いで、一番健康によい摂取量はゼロ(飲まない方がよい)!!というのが衝撃の結論。

 

飲酒と疾患リスク
(出典:参考文献より)

これらは女性のアルコール摂取量と疾患リスクの関係を表したグラフです。黒い線で見て下さい。横軸がアルコール摂取量、縦軸が疾患リスクです。右が虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)の場合で、右に向かっていったん下がってから上昇カーブを描いています。つまり少量の摂取ならむしろリスクを下げる効果が認められています。

しかし左側の乳癌ではただ右肩上がりに疾患リスクが上昇しています。飲めば飲むほど乳癌リスクは高くなるというわけです。


そして・・こちらがその衝撃のグラフ

アルコール摂取量と死亡リスク
(出典:参考文献より)

これがアルコール摂取量と死亡リスクの関係を表したグラフです。さまざまな死亡をすべてまとめると、残念ながら(!)グラフは右肩上がりになってしまうのです。つまりアルコールは飲めば飲むほど死亡リスクを高め、健康的な飲酒などなく、一番健康的な摂取量はゼロ!だということを示しています。

アルコールの適量を巡る論争はこれからも続くでしょうが、今回の論文は相当にインパクトがあります。研究グループは世界中でアルコールの摂取に関するコンセンサスを見直す必要があるとコメントしています。



(参考文献)
Alcohol use and burden for 195 countries and territories,1990-2016:a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016.
GBD 2016 Alcohol Collaborators.
Lancet
2018 Aug23.

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.08.02更新

美しいお肌のためには良質な睡眠が欠かせません。しかし、ブルーライトがその妨げとなっています。

ブルーライトの功罪



ブルーライトはしばしば悪者扱いされますが、人間は朝起きてブルーライトが目に入ることで、「体内時計」が調整されるので、朝のブルーライトは悪者どころか味方です。

問題は夜なのです!現代の夜はブルーライトに溢れています。とくにLEDライトの普及、スマホ漬けの生活が、それに拍車を掛けました。夜間ブルーライトが目に入ると、身体には朝が来たサインを送ることになり、生体リズムが乱れてしまいます。

iPhoneやiPadの光のピークはブルーライトにあります。寝る前にメールチェックをすれば、それだけでエスプレッソコーヒー2杯分!の覚醒作用があると言われています。そんなことで寝られるわけありません。間違ってもベッドの中でスマホを見てはいけません!暗い中でスマホを見ると、至近距離から開ききった瞳孔を通って目のもっとも大切な領域にブルーライトが直射してしまいます。とくにお子さんは要注意。親の目より子供の目は3倍も光を通しますから、それだけ影響を受けやすくなります。

もはや光がなければ人間社会は成り立ちません。しかし、同時に光によって私たちの美と健康は脅かされています。日常生活の中で光環境を見直すことが求められているのです。それにしても、なぜブルーライトなのでしょうか? 実は生体リズムを調整するブルーライトの470nmという波長は、青空の波長とピッタリ一致します。つまり太古の昔、私たちの祖先は青空を見上げることで一日を始めていたということなのです。


 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.07.06更新

 

 思いっきり泣いたら、きっと幸せになれる


どんなに完璧な素肌をしていても、顔色が悪かったり、表情が暗かったりしたら、すべてが台無し。美しさの前提として、心と身体の管理は欠かせません。今回は、そんな心の管理のためのストレス解消法を紹介します。

それは思いっきり泣く!

 

泣くことで、感情が大きく揺さぶられますが、揺さぶられるどころか、大きく振り切ってしまうほどに泣けば、心のモヤモヤも一掃することができます。


このストレス解消法は、女性向きと言えるかもしれません。というのも女性では悲しみに関わる大脳辺縁系の領域が男性よりも8倍広いと言われていて、悲しみの感受性が高そうです。


ただ、どうすればすぐに泣けるか、あらかじめ泣ける「ツボ」を自分で探しておく必要があります。私の場合、普段まったく泣いたことはありませんでした。ところが・・そんな私にもあったのです、泣ける「ツボ」が! 


それは「うれみみチャンネル」というYouTubeで配信されている犬の情報番組の「天使になった愛犬へのラブレター」という特別企画です。ペットロスのご経験がある方なら、きっと泣けるはず。


半世紀!泣かなかった私にも泣ける「ツボ」があったので、きっと皆様も探せば見つかるはずです。ぜひご自身で泣ける「ツボ」を用意しておいて、思いっきり泣くことで日々のストレスを解消しましょう。


(メルマガ7月4日号を加筆修正)

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.07.06更新

若い女性の「骨」が危ない!

 骨粗鬆症


最近、子供の「くる病(骨軟化症)」が増えています。

都内の大学病院の集計ではこの10年で2倍に増えているとか。「くる病」はビタミンDの欠乏症から骨が曲がってしまう病気ですが、以前は教科書の中でしか見られない病気でした。実際私もブラックジャックのマンガの中で見たことがあるだけでした。

「くる病」を発症する赤ちゃんは母乳で育てられている赤ちゃんに多く、要するに母親である若い女性で、ビタミンDがそれほど欠乏しているということなのです。

背景にあるのはひとつは若年女性の「痩せすぎ」。どのくらい痩せているかというと、第2次大戦後の食糧難の時代の同年代女性より痩せています。これだけの飽食の時代に「栄養失調」という言葉が日常的だった頃より痩せているのですから、極度の栄養失調状態にあると言えます。

もうひとつは「過度の日焼け対策」。ビタミンDは日光を浴びると皮膚で作られるビタミンです。食事からも摂れますが、量的にはこちらの方が多いのです。しかし今の若い女性の多くは、UVケアをスキンケアの常識として徹底しています。

皮膚で作られることもなく、食事から摂ることもないのですから、ビタミンDが欠乏するのも当たり前です。

この問題はいずれ必ず!今の若い女性自身の重大な健康問題として跳ね返ります。それが「骨粗鬆症」です。「骨粗鬆症」は高齢者が骨折しやすくなる病気という程度の認識でいたらきっと後悔します。それは30代、40代のうちから「シワ・たるみ」となって現れるのです。


(つづく)

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

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