2018.11.16更新

 

イビキはオジサンだけの特権(?)じゃありません。女性も歳とともにイビキをかく人の割合が増えます。
イビキと加齢

(グラフは参考文献から)

 

なぜ人は加齢とともにイビキをかくようになるのでしょうか?

イビキについてずいぶんといろんな文献を読みあさりましたが、なかには「日本人の顎は小さいから」といういい加減な(?)記述まである始末で、明快な答えが見つかりません。

ただ、「加齢とともに下顎が小さくなる」ことは間違いなく原因のひとつです。

頭蓋骨の骨粗鬆症


残念ながら下顎が歳とともに小さくなるなんて美容医療に携わる医者でなければ知りません。だから「日本人は顎が小さいから」などと言ってしまうのでしょう。ただそうなると、すぐに解決策は見つかりません。現状では頭蓋骨の骨粗鬆症(変形・縮小)の進行を予防する手段はないので、もっぱら睡眠中に気道が狭くならないよう工夫するしかありません。

ヒトがサルから進化して、大きく発達した脳と退化した下顎を持つようになり、頭からノドの構造が間延びして気道が長くなって、イビキをかきやすくなったと考えられています。高等生物の証拠なのだと自分をなぐさめるしかないのかもしれません。


(参考文献)
たかがいびき、されどいびき
東北大学保健管理センター
保険のしおり30号(2001年)

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.10.09更新

男性のスキンケアにおいて、「ヒゲ剃り」は大きな問題です。

電動シェーバーを使うにせよカミソリを使うにせよ、どうしても皮膚がダメージを受けることが避けられません。皮膚の表面の角質が傷つけられ、バイア機能が障害されて、ドライスキン、肌荒れの原因となります。男性は女性に比べ皮脂の分泌は多いのですが、テカテカしながらも乾いているというのが男性素肌の実態です。

できるだけ肌にダメージを与えずにヒゲを剃ることが、男性スキンケアの第一関門なのです。

ヒゲというは大変丈夫にできていて、同じ太さの銅線と同じくらいの強度があります。ただし毛の構造蛋白であるケラチンは高い親水性があり、水を吸収すると柔らかくなって、軽い力でも剃れるようになります。

 

2分待つ!

(参考文献から)
縦軸はヒゲをカットするのに必要な力、横軸は保湿時間です。
最初の2分で急激にヒゲは柔らかくなり、4分を過ぎるとあとは変わらないことがわかります。

強い力で剃れば剃るほど皮膚の表面は傷つけられてしまいます。シェービングフォームをつけたら必ず2分待ちましょう。どんなシェービングフォームを選ぶかより、ヒゲが柔らかくなるまで待つことが大切です。

(参考文献)
Male skin and ingredients relevant to male skin care.
Draelos ZD
Br J Dermatol
2012;166(suppl1),13-16

 

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.10.07更新

先日お客様からMSM(メチルスルフォニルメタン) について聞かれましたが答えられなかったので、リサーチしてみました。

サプリの紹介

MSM(メチルスルフォニルメタン) は自然界に存在する物質で、食物(果物、野菜、穀物など)から摂取されます。1970年代に研究がすすみ、1981年に米国医師が特許を取得しています。

薬理作用としては
1)抗炎症作用
2)抗酸化作用
3)免疫調整作用
4)メチル化作用
があり、とくに抗炎症作用と抗酸化作用がメインに働いています。

サプリとして効果が期待されているのは
1)関節炎
2)関節軟骨の保護
3)関節可動域の改善
4)運動後の筋肉痛
5)季節性アレルギー
6)美肌効果
7)癌

このようにもっぱら整形外科領域での使用が一般的です。

さて、「美肌効果」についてですが、特許取得にさいして理由に「皮膚の質感、テクスチャーの改善」が上げられています。作用機序は、薬理作用の4)メチル化作用でのケラチン増生のサポートとされています。

印象としては、MSM(メチルスルフォニルメタン) は、美肌サプリというよりグルコサミン、コンドロイチン硫酸に近い使われ方をするサプリメントと言えるでしょう。関節痛や花粉症でお困りの方におすすめします。

 

(参考文献)
Methylsulfonylmethane: Applications and safety of a novel dietary supplement.
Butawan M, et.al
Nutrients
2017 March 16;9(3)

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.09.17更新

 

酒は「百薬の長」と昔から言われ、飲み過ぎはダメだとしても、適度な飲酒なら健康に良いというのがこれまでの常識。ビールなら中瓶1本、ワインなら軽めの2杯が適量とされ、とくに赤ワインはアンチエイジング的にもいいともてはやされてきました。

ところが、お酒とアンチエイジングをこよなく愛する人にはとんでもない論文が発表されました。掲載されたのは世界でも指折りの権威ある雑誌「ランセット」で、単なる臨床研究ではなく、これまで発表された195の国と地域で行われた臨床研究の総まとめです。

なんと!!お酒は適量ならむしろ健康にいいというのは間違いで、一番健康によい摂取量はゼロ(飲まない方がよい)!!というのが衝撃の結論。

 

飲酒と疾患リスク
(出典:参考文献より)

これらは女性のアルコール摂取量と疾患リスクの関係を表したグラフです。黒い線で見て下さい。横軸がアルコール摂取量、縦軸が疾患リスクです。右が虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)の場合で、右に向かっていったん下がってから上昇カーブを描いています。つまり少量の摂取ならむしろリスクを下げる効果が認められています。

しかし左側の乳癌ではただ右肩上がりに疾患リスクが上昇しています。飲めば飲むほど乳癌リスクは高くなるというわけです。


そして・・こちらがその衝撃のグラフ

アルコール摂取量と死亡リスク
(出典:参考文献より)

これがアルコール摂取量と死亡リスクの関係を表したグラフです。さまざまな死亡をすべてまとめると、残念ながら(!)グラフは右肩上がりになってしまうのです。つまりアルコールは飲めば飲むほど死亡リスクを高め、健康的な飲酒などなく、一番健康的な摂取量はゼロ!だということを示しています。

アルコールの適量を巡る論争はこれからも続くでしょうが、今回の論文は相当にインパクトがあります。研究グループは世界中でアルコールの摂取に関するコンセンサスを見直す必要があるとコメントしています。



(参考文献)
Alcohol use and burden for 195 countries and territories,1990-2016:a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016.
GBD 2016 Alcohol Collaborators.
Lancet
2018 Aug23.

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.08.02更新

美しいお肌のためには良質な睡眠が欠かせません。しかし、ブルーライトがその妨げとなっています。

ブルーライト



ブルーライトはしばしば悪者扱いされますが、人間は朝起きてブルーライトが目に入ることで、「体内時計」が調整されるので、朝のブルーライトは悪者どころか味方です。

問題は夜なのです!現代の夜はブルーライトに溢れています。とくにLEDライトの普及、スマホ漬けの生活が、それに拍車を掛けました。夜間ブルーライトが目に入ると、身体には朝が来たサインを送ることになり、生体リズムが乱れてしまいます。

iPhoneやiPadの光のピークはブルーライトにあります。寝る前にメールチェックをすれば、それだけでエスプレッソコーヒー2杯分!の覚醒作用があると言われています。そんなことで寝られるわけありません。間違ってもベッドの中でスマホを見てはいけません!暗い中でスマホを見ると、至近距離から開ききった瞳孔を通って目のもっとも大切な領域にブルーライトが直射してしまいます。とくにお子さんは要注意。親の目より子供の目は3倍も光を通しますから、それだけ影響を受けやすくなります。

もはや光がなければ人間社会は成り立ちません。しかし、同時に光によって私たちの美と健康は脅かされています。日常生活の中で光環境を見直すことが求められているのです。それにしても、なぜブルーライトなのでしょうか? 実は生体リズムを調整するブルーライトの470nmという波長は、青空の波長とピッタリ一致します。つまり太古の昔、私たちの祖先は青空を見上げることで一日を始めていたということなのです。


 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.07.06更新

 

 思いっきり泣く!


どんなに完璧な素肌をしていても、顔色が悪かったり、表情が暗かったりしたら、すべてが台無しです。美しさの前提として、心と身体の管理は欠かせません。今回は、心の管理のためのストレス解消法を紹介します。

それは思いっきり泣く!です。泣くという行為では、感情が大きく揺さぶられますが、揺さぶられるどころか、大きく振り切ってしまうほどに泣くことで、心のモヤモヤを一掃してしまいましょう。

この方法は女性の方が得意かもしれません。というのも脳には性差があって、女性は悲しみに関わる大脳辺縁系の領域が男性よりも8倍広いと言われています。きっと女性の方が、悲しみの感受性が高いのでしょう。

ただ、どうすればすぐに泣けるか、あらかじめ泣ける「ツボ」を用意しておく必要があります。私の場合、普段まったく泣いたことはありませんでした。ところが・・そんな私にもあったのです、泣ける「ツボ」が! それは「うれみみチャンネル」というYouTubeで配信されている犬の情報番組があるのですが、それの「天使になった愛犬へのラブレター」という特別企画です。

ペットロスのご経験がある方なら、きっと泣けると思います。このように半世紀!泣かなかった私にも泣ける「ツボ」があったので、きっと皆様にもあるはずです。ぜひご自身で泣ける「ツボ」を探して、思いっきり泣いて、日々のストレス解消にご活用下さい。

 

(メルマガ7月4日号を加筆修正しました)

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.07.06更新

若い女性の「骨」が危ない!

 骨粗鬆症


最近、子供の「くる病(骨軟化症)」が増えています。

都内の大学病院の集計ではこの10年で2倍に増えているとか。「くる病」はビタミンDの欠乏症から骨が曲がってしまう病気ですが、以前は教科書の中でしか見られない病気でした。実際私もブラックジャックのマンガの中で見たことがあるだけでした。

「くる病」を発症する赤ちゃんは母乳で育てられている赤ちゃんに多く、要するに母親である若い女性で、ビタミンDがそれほど欠乏しているということなのです。

背景にあるのはひとつは若年女性の「痩せすぎ」。どのくらい痩せているかというと、第2次大戦後の食糧難の時代の同年代女性より痩せています。これだけの飽食の時代に「栄養失調」という言葉が日常的だった頃より痩せているのですから、極度の栄養失調状態にあると言えます。

もうひとつは「過度の日焼け対策」。ビタミンDは日光を浴びると皮膚で作られるビタミンです。食事からも摂れますが、量的にはこちらの方が多いのです。しかし今の若い女性の多くは、UVケアをスキンケアの常識として徹底しています。

皮膚で作られることもなく、食事から摂ることもないのですから、ビタミンDが欠乏するのも当たり前です。

この問題はいずれ必ず!今の若い女性自身の重大な健康問題として跳ね返ります。それが「骨粗鬆症」です。「骨粗鬆症」は高齢者が骨折しやすくなる病気という程度の認識でいたらきっと後悔します。それは30代、40代のうちから「シワ・たるみ」となって現れるのです。


(つづく)

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.06.23更新

それは今日の朝の出勤のさい、最寄り駅でトイレに立ち寄ったときのこと。


トイレで若さ自慢



用を足していると、隣の便器に近づく人の気配がします。

普通男性は便器の前にポジションを固定してから、おもむろにズボンのチャックを開け、以下の手順に進みます。ところが、人影が便器の前に止まる前に、放物線を描きながら便器に向かう水流が視界のかたすみに入ったのです。おそらく便器のはるか手前から、一連の手順を始めたに違いありません。

最後に確認したところ30代くらいの普通のサラリーマンにしか見えませんでしたが、よほど我慢して、我慢しきれなかったのでしょうか。

ただ・・抗加齢医学専門医らしく深読みすると、もしかしたら自分はすぐ出せることを自慢したかったのかもしれません。女性には理解していただけないでしょうが、男性は加齢とともに、尿が出にくくなります。具体的には便器を前にしても出るまでに時間がかかるようになります。もしかしたら自分は若い!ということを行為で示したかったのかもしれません。

もしそうだとしたら、実に男らしい、中年以上の男にしか理解できない示威行為だったと言えるでしょう。

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.06.12更新

涙、出してますか?


PC、スマホ、タブレットを見る時間が長い現代人を悩ます、目の現代病とも言えるドライアイ。目の疲れの60%は、ドライアイが原因です。

ドライアイでは涙の分泌が不安定になり、疲れ目、かすみ目を引き起こします。

興味深いことにドライアイはアンチエイジング的なアプローチが功を奏します。たとえば肥満予防、運動、睡眠など生活習慣の改善がドライアイを改善させます。

ドライアの症状を即効性に和らげる方法をお教えします。それは「腹式呼吸」です。臨床試験で効果が確かめられた実施方法は次の通り。まずお腹をゆっくり膨らませながら4秒間吸います。次にお腹をゆっくり凹ませながら6秒間で吐きます。一呼吸が合わせて10秒間。これを3分間18回行います。およそ15分ほどで涙の分泌を増やすことができます。

仕事中に目の疲れを自覚する方はぜひお試し下さい。

(第18回抗加齢医学会総会 ランチョンセミナー 坪田一男先生のご講演から)

(メルマガ6月7日号を加筆修正しました)

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.05.27更新

もっとバイオレットライト

 

中国で子供の近視の激増が大問題になっています。今や近視の子供の割合は80%に達するとか。もちろん日本でも近視の子供は増えています。

しかもこれは子供だけの問題ではありません。「近眼は大人になれば進まない!」は根拠のない都市伝説にすぎません。大人になっても近視は進行し、最悪失明に至るケースまであります。

長い間近視の子供が増加している原因は謎のままでしたが、屋外で過ごす時間の減少が原因とわかりました。近視を予防するには、1日2時間以上外で過ごすことが必要とされていますが、今の子供は平均して1日30分しか外にいません。

屋外の光に含まれる紫色の波長が近視の予防に欠かせないのですが、今のサッシのガラス窓は紫色の光を通しませんし、室内のライトの光には紫色の波長が含まれていません。

どうしたら子供や近視が進行している大人の目にバイオレットライトを届けることができるのか・・これは現代社会における大問題なのです。

(第18回日本抗加齢医学会総会 シンポジウム1 坪田一男先生のご講演から)

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

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