シミ治療と言えばルビーレーザー
鏡を見るたびに、目に入るシミ。鏡の前でイライラしてませんか?
美白クリームではシミは消せません。シミ取りの正解はレーザーです。
レーザーにも種類がありますが、日本人の肌に最適とされ、もっとも豊富な経験の蓄積があるのがQスイッチルビーレーザー。
ルビーレーザーは、シミの原因となるメラニン色素に選択的に働きかけ、的確に除去することで、肌本来の美しさを取り戻します。
*本施術は、厚生労働省から承認された医療機器を使用しています。
ルビーレーザーとは
ルビーレーザーは694nmの波長を持ち、この波長はメラニン色素に非常に高い選択性を示します。この特性によりルビーレーザーは、シミやそばかす、あざの治療に効果的です。
メラニン色素に選択的に吸収されるため、周囲の皮膚や血管へのダメージが少なく、安全な治療を可能にしています。
ルビーレーザーの特徴
⚪️1回の治療で効果が期待できる:1回の治療でも高い効果が期待できます。 ただし、シミの種類や深さによっては複数回の照射が必要になる場合があります。
⚪️表皮・真皮の両方に効果的:表皮性のシミ・そばかすから、真皮性のあざ・色素沈着まで、様々なシミ・あざに効果があります。
⚪️肌へのダメージが少ない:メラニン色素のみに反応するため、周囲の組織を傷つけることなく、正常な皮膚へのダメージを最小限に抑えられます。
⚪️外来通院のみで治療が可能:メスを使わないため傷跡が残りにくく、ダウンタイムも短いため、入院の必要がなく、外来通院だけで治療が可能です。
⚪️痛みが少ない:輪ゴムで弾かれたような軽い痛みがありますが、冷却などの工夫により痛みを最小限に抑えることができます。
オリジナル美容モデル
40代女性
左目尻の大斑型老人性色素斑を治療しました。
(照射後1ヶ月)
照射部位は、10日間テープ保護しました。
院長コラム 「憧れ」のルビーレーザー
現在美容クリニックでルビーレーザーを持っているのは、少数派。レーザートーニングもできるから、多くのクリニックがヤグレーザーを導入していて、シミ治療にもヤグレーザーが使われています。
もちろんヤグレーザーも、シミ取りレーザーのひとつであることは間違いありません。ただし最適ではない。最適を選ぶならルビーレーザー。
なので、ルビーレーザーを持つことがクリニック開設以来の夢でした。
しかし・・ルビーレーザーを導入するには高い壁が・・それは採算が取れないということ。 レーザー機器は高額です。その上ルビーレーザーは機械が繊細で定期点検が欠かせず、メンテナンス費用もかかります。このようにランニングコストが高いのに、できる施術はシミを取るだけ。どう考えても採算が取れません。
そのためシミ取りレーザーを持たずにクリニックをスタートさせ、熟考に熟考を重ね、最後はもう美容医療に携わる医師としての意地とプライドで購入を決断しました。
ルビーレーザーは、採算が取れないことがわかっていながら購入したはじめての医療機器となったのです。
こんな方におすすめ
- 1.以前もレーザー治療を受けたが取れなかった
- 2.シミに光治療を受けたが取れなかった
- 3.シミ・アザをしっかり取りたい
レーザー治療のリスクについて
1)炎症後色素沈着
2)色素脱出(白斑)
3)瘢痕形成
4)テープかぶれ(色素沈着)
5)アートメイク(化粧刺青)への照射による色調の変化
1)炎症後色素沈着
レーザー照射に伴う炎症のために色素沈着が生じやすく、一時的には元のシミが再発したように、または増悪したように見える時期があります。通常、治療後1ヶ月をピークとして、6ヶ月から1年で消退していきます。このリスクを少しでも減らすために治療後のテープ保護、紫外線防御をお願いしています。炎症後色素沈着には治療は行いませんが、早期に改善をご要望の方には、別途外用剤の使用をおすすめしています。
2)色素脱出(白斑)
色素脱出とは皮膚の色が通常より白く見える状態を言います。短期間に無理に回数を重ねなければ、色素脱出(白斑)はまず問題になりません。色素脱出を認めたり、または疑われた部位へは、それ以上のレーザー照射は行いません。色素脱出は、通常6ヶ月ほどで、元の肌の色に戻ることもありますが、一度生じた色素脱出は戻らないこともあります。
3)瘢痕形成
強い出力で照射する刺青治療のさいに生じることはありますが、通常のシミ・アザの治療で生じることはほとんどありません。
4)テープかぶれ(色素沈着)
レーザー治療後に照射部位はテープ保護しますが、テープにかぶれ、赤み、かゆみ、色素沈着などが生じることがあります。症状が出ましたら、ご連絡下さい。
5)アートメイク(化粧刺青)への照射による色調の変化
アートメイク(化粧刺青)がされている部位にレーザーを照射すると、思わぬ色調の変化(多くは黒色化)が生じることがあります。アートメイク(化粧刺青)をされている方は必ず申告して下さい。
施術について
施術について
施術時間 : カウンセリングを含め30分程度
麻 酔 : 表面冷却(希望により局所麻酔)
術後診察 : 不要
注意事項
入浴・洗髪 : 当日から可能
洗顔・化粧 : 当日から可能
飲酒・運動 : 当日から可能
治療スケジュール
2回目の治療が必要なときは6ヶ月ほどの間隔をあけて行います。
施術を受けられない方
- 1.日焼けをしている、あるいは日焼けをする予定のある方
- 2.治療部位に傷や化膿、感染性の皮膚疾患がある方
- 3.光増感剤(光線過敏症を引き起こす可能性のある薬品)を服用している方
- 4.金の糸が入っている方
- 5.妊娠、授乳中または妊娠の可能性のある方
*その他ご不明な点があれば、お気軽にご相談下さい。
施術の流れ
1 カウンセリング
シミのすべてがレーザーの適応になるわけではありません。肝斑、色素沈着などでは照射でかえって悪化させる恐れがあります。
*カウンセリング当日の施術をご希望で、シミおよびその周囲に産毛があるようならご自身であらかじめ剃毛していただくことをお願いしています。
2 レーザー照射
皮膚表面を冷却してから照射します。照射はゴムで弾く程度の刺激があります。
施術時間は、照射範囲にもよりますが、2〜3分です。
3 施術終了後
照射部位は、こするなどの外的刺激は極力避け、また紫外線があたらないようにすることが必要です。そのため照射後10日間はテープを貼っていただきます。テープを貼ったまま洗顔できますし、テープの上からメイクも可能です。
注意事項は、お帰りのさいにご説明します。
価格表
Qスイッチルビーレーザー | 価格(税込) |
---|---|
スポット照射 〜4mm |
8,800円 |
スポット照射 5〜7mm | 15,400円 |
スポット照射 8mm〜 | 24,200円/cm |
■麻酔料 3,850円別途
*当院では、保険診療は取り扱っておらず、自由診療として全額自己負担になります。
Qスイッチルビーレーザー | 価格(税込) |
---|---|
スポット照射 1mm |
3,300円 |
*シミの最大径を測定し、価格を算定します。
■麻酔料 3,850円別途
*当院では、保険診療は取り扱っておらず、自由診療として全額自己負担になります。
よくいただくご質問
レーザーでなぜシミ・アザが治療できるのですか?
レーザーはターゲットに選択的に吸収され、そこに熱を発生させます。そのとき一定の時間より短い時間で急速に熱を発生させると、熱が周囲に広がる間もなくターゲットは高温化して破壊されてしまいます。ターゲットごとに定まる、この一定の時間のことを「熱緩和時間」と呼びます。
レーザー治療の原則は、ターゲットの熱緩和時間以下でレーザーを照射し、周囲組織にダメージを与えずターゲットのみを破壊することです。
シミ・アザの治療では、ターゲットはメラニン色素です。メラニン色素の熱緩和時間は50nsecですから、それより短時間で照射できるレーザー、すなわちQスイッチレーザーを使います。(クアンタ製 Q-Plus Rの照射時間(パルス幅)は30nsecです。)
今では、さらに照射時間の短いピコ秒レーザーも登場していますが、シミ・アザに対しては、Qスイッチレーザーで必要十分です。