ハイフで素顔に自信を取り戻してみせる
年齢を重ねるにつれ、お肌のハリや弾力が失われるのを、仕方のないことと諦める必要はありません。
ウルトラフォーマーMPT(ハイフ)は、最新のHIFU(高密度焦点式超音波)技術で、たるみを効果的に改善するリフトアップ治療です。
皮膚の深部、真皮層やSMAS層にまでアプローチすることで、自然な引き締め効果を実現します。これにより、お顔のリフトアップ、小顔効果、さらには肌質改善までもたらします。
痛みやダウンタイムが少なく、忙しい日常の中でも気軽に受けられます。 ウルトラフォーマーMPT(ハイフ)で、年齢を感じさせない素顔の美しさを取り戻しませんか?
*本施術は、厚生労働省未承認機器を使用したもので、また自由診療に基づき全額自己負担になります。
高密度焦点式超音波(ハイフ)のまとめ
ハイフ(HIFU)とは?
⚪️高密度焦点式超音波の略称
⚪️肌のたるみやしわを改善する非外科的治療法
ハイフとは高密度焦点式超音波(HIFU)のことで、皮膚の引き締めやしわの減少のための非侵襲的治療法として登場しました。
ハイフの仕組み
⚪️ 超音波エネルギーを皮膚の深層に照射
⚪️ コラーゲンやエラスチンの生成を促進
ハイフは、皮膚表面下の正確な深さに焦点を当てた超音波エネルギーを照射することで、60℃以上の局所加熱を引き起こし、コラーゲンの生成を促進します。
効果
⚪️ 肌のハリや弾力を向上
⚪️ 小じわの改善に効果的
ハイフは特に顎、頬、口元の肌のたるみやしわの改善に効果的であることが示されています。この治療法は、顔、首、その他の体の皮膚など、さまざまな部位に適用されています。
注意点
• 施術前に効果とリスクを理解することが重要
• 副作用として軽度の紅斑や腫れが報告されている
報告されている副作用には、軽度で一過性の紅斑、腫脹、アザなどがあります。全体として、ハイフは皮膚の若返りに対する安全で効果的な治療法と言えます。
ハイフと肌質
高密度焦点式超音波(ハイフ)はさまざまな肌質に効果的です。
肌質を問わない効果
ハイフ治療は、さまざまな肌質に効果的であることが示されています。
⚪️ 肌質IV~VI(色黒)の患者を対象とした研究では、肌の若返り治療としてハイフを他の治療法と組み合わせた場合にとくに良好な結果が得られました。
⚪️ ハイフは、皮膚の表面に影響を与えることなく、より深い層に作用する能力があるため、あらゆるタイプの皮膚に適している可能性があります。
異なるタイプの皮膚への考慮事項
ハイフはさまざまなタイプの皮膚に使用できますが、その効果にはいくつかの要因が影響する場合があります。
⚪️ 暗い肌の色調:HIFUは、メラニンを標的としないため、光ベースの治療と関連付けられることが多い炎症後の色素沈着のリスクを低減し、暗い肌の色調を持つ人々(FitzpatrickタイプIV-VI)には特に有益である可能性があります。
⚪️ 厚い肌:皮膚表面に影響を与えることなく、より深い層を効果的に標的とすることができるため、厚い肌や皮下脂肪の多い患者は、ハイフで大きな効果を得られる可能性があります。
⚪️ 加齢による皮膚:ハイフは、中程度のたるみのある皮膚により効果的である傾向があるため、老化の兆候が見られる30代から60代の患者にとって特に有効です。
院長コラム 〜遅ればせながらハイフを導入したワケ〜
日頃Twitterで、美容医療について発信していますが、「ハイフ」を取り上げたことがあります。
そのとき文献を一通り読んで、特に興味を引かれたのが、ハイフの皮膚のエイジングに対する効果。
動物実験ですが、ハイフを照射することで紫外線により変性した皮膚のコラーゲンのパターン配列が正常な配列に戻ることが報告されていました。
コラーゲンを増やすとアピールする施術は多いですが、パターン配列を正常に戻す施術に出会ったのは初めてで、切らないたるみ治療だけでなく、お肌のエイジングケアとしても活躍してくれそうと期待しています。
オリジナル美容モデル
1-施術前
ロワーフェイスのたるみ感を気にされていました。
1-1ヶ月後
シュッとした仕上がりにご満足いただけたようです。
2-施術前
(60代女性)
頬のたるみ感を気にされていました。
1-1ヶ月後
やはり、HIFUの効果は、「シュッとする」というのが一番近いようです。
3-施術前
(50代女性)
ロワーフェイスのもたつきを気にされていました。
3-2ヶ月後
やっぱり「シュッとする」。
4_1-施術前
(50代女性)
口元のもたつきがターゲットです。
4_1-2ヶ月後
やっぱり「シュッとする」。口元が軽くなっています。
4_2-施術前
顎下がスッキリしたという感想でしたので検証してみました。
4_2-2ヶ月後
顎下のもたつきが改善して、スッキリしています。
こんな方におすすめ
- 1.顔のたるみ、ゆるみが気になる
- 2.若々しい顔の輪郭を維持したい
- 3.ダウンタイムのないたるみ治療を探している
施術について
施術について
施術時間 : 15〜30分
麻 酔 : なし
術後診察 : なし
注意事項
入浴・洗髪 : 当日から可能
洗顔・化粧 : 当日から可能
飲酒・運動 : 当日から可能
治療スケジュール
3〜6ヶ月ごと
施術を受けられない方
- 1.治療部位に傷跡や化膿、感染性の皮膚疾患がある方
- 2.金の糸が入っている方
- 3.妊娠中の方
※その他、ご不明なことがあればお気軽にお問合せ下さい。
施術の流れ
1 カウンセリング
2 施術(ドクター施術)
かつて「ハイフは痛い!」と言われたものですが、今では照射テクノロジーの進歩もあって痛み刺激は大幅に軽減されています。
サーマクールもそうですが、機器を使ったたるみ治療は、施術者の「施術にかける情熱」が結果を左右すると信じています。クリニックに雇われた人間が業務として行う施術とクリニックの看板を背負った人間が行う施術が同じ結果になるわけがないのです。
4 施術終了後
メイクをしてお帰りいただけます。施術後日常生活の制限はありません。
価格表
ウルトラフォーマーMPT | 価格(税込) |
---|---|
全顔スタンダード | 96,800円 |
ハイフシャワー | 68,200円 |
ダーマブースター | 28,600円 |
*本施術は自由診療に基づき全額自己負担になります。
ウルトラフォーマーMPT | 価格(税込) |
---|---|
全顔スタンダード | 96,800円 |
ハイフシャワー |
額・目周り 39,600円 |
頬 39,600円 | |
ダーマブースター | 28,600円 |
*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。
臨床試験から見えてくるハイフの実像
ハイフは肌にどう効くか
高密度焦点式超音波(HIFU)治療は、臨床試験の治療結果から、長期的に肌の質感に著しい好影響をもたらすことが分かっています。
短期効果
ハイフ治療直後、次のような症状が出現することがあります。
• 軽度の紅斑(赤み)および浮腫(腫れ)が現れることがありますが、通常は一時的なものです。
• これらの初期症状は通常、数日以内に治まります。
中期的な改善
研究により、ハイフ治療後数週間から数ヶ月で肌の質感が著しく改善することが実証されています。
• 治療後10週目では、ベースラインと比較して肌の弾力性が大幅に増加することが観察されました。
• シワの深さや肌のコンディション全般の改善は、治療後10週目と16週目の両方で認められました。
長期的な効果
ハイフによる肌の質感への効果は長続きするようです。
• 肌の引き締めとシワの減少は、施術後16週間後でも維持されていました。
• この治療は自然なコラーゲンの生成を刺激し、時間の経過とともに継続的な改善をもたらします。
具体的な肌の質感の改善
ハイフは肌の質感のさまざまな側面を改善することが示されています。
• ある研究では、56日後にはシワの深さが最大48.11%減少しました。
• 同じ期間に小ジワが39%改善しました。
• 皮膚の保湿効果の向上(ある研究では15.7%の改善が観察された)。
作用機序
ハイフが肌の質感に与える影響は、主に以下の作用によるものです。
• 皮膚の深層部におけるコラーゲンの生成を促進する。
• 特定の深さで熱損傷を引き起こし、身体の自然治癒プロセスを誘発する。
• 皮下組織の脂肪由来幹細胞(ASC)を調節し、肌の質感を改善する可能性がある。
安全性
肌の質感改善を目的としたハイフの長期安全性プロファイルは良好であると思われる。
• ほとんどの副作用は軽度かつ一時的なもので、臨床試験の追跡期間において恒久的な悪影響は観察されていません。
• しかしながら、数年にわたる長期研究はまだ限られており、潜在的な長期効果を完全に理解するにはさらなる研究が必要です。
結論として、ハイフ治療は、弾力性、しわの深さ、肌の状態全般の改善により、長期的に見た肌の質感に著しい好影響をもたらすことが実証されています。これらの効果は治療後数週間で顕著に現れ、コラーゲンの生成が促進されることによる継続的な効果も期待でき、数か月間維持することができます。安全性プロファイルは良好であるように見えますが、長期間にわたる効果を完全に評価するには、より長期的な研究が必要です。
ハイフは深いシワにどう効くか
高密度焦点式超音波(HIFU)は、深いシワの治療や肌の見た目の改善に高い効果が期待できることが示されています。 臨床試験に基づくその効果の概要は以下の通りです。
深いシワに対する効果
ハイフは深いシワの治療に著しい改善効果があることが実証されています。特に、以下の部位に効果があります。
• 目元(目の周り)
• 口元(口の周り)
• 首
眼周囲、口周囲、首のしわに対するハイフの臨床試験では、以下の結果が得られました。
• 治療後10週目における皮膚の弾力性の大幅な増加(Cutometer R7値による測定)がベースラインと比較して確認された。
• 治療後10週目および16週目におけるシワの深さおよび皮膚の状態の全体的な改善。
測定可能な改善
ハイフ治療後の皮膚の状態の改善は、研究により定量的に示されています。
• 治療後10週間および16週間で、肌の弾力性とハリが増加したことが確認されました。
• Cutometer、PRIMOS、Antera 3Dカメラなどのツールを用いた客観的な測定により、肌のパラメータに著しい改善が見られることが確認されました。
長持ちする効果
ハイフの深いシワへの効果は長持ちするようです。
• 肌の引き締めとシワの減少は、治療後16週間後でも維持されていました。
• この治療は自然なコラーゲンの生成を刺激し、時間の経過とともに継続的な改善をもたらします。
患者の満足度
臨床試験では、患者の満足度が非常に高いことが報告されています。
• 被験者全体的な審美性改善スケール(Subject Global Aesthetic Improvement Scale)の結果では、患者の肌の外観に対する認識に著しい改善が見られました。
他の治療との比較
直接的な比較は限られていますが、ハイフは皮膚表面下の特定の深さをターゲットにできるため、他の非侵襲的治療と比較して深いしわの治療に独自の利点をもたらす可能性があります。
安全性
深いしわに対するハイフ治療は、良好な安全性プロファイルを示しています。
• 臨床試験の追跡期間中、恒久的な副作用は観察されませんでした。
• ほとんどの副作用は一時的な腫れや赤みなど、軽度で一時的なものです。
結論として、ハイフは特に目元、口元、首の深いしわの治療に効果的であることが実証されています。 肌の弾力性としわの深さを大幅に改善し、その効果を測定できる能力、そして長持ちする効果と安全性の高さから、ハイフは非侵襲的な肌の若返り治療として有望な選択肢であるといえます。 しかし、他の美容処置と同様に、治療結果には個人差があります。最適な治療計画を決定するためには、医師と相談することが推奨されます。
他の非外科的な治療との比較
高密度焦点式超音波(HIFU)は、他の非外科的治療法と比較して、いくつかの利点がある非侵襲的な肌の若返り治療です。以下に、ハイフと他の一般的な治療法の比較を示します。
作用機序
ハイフは、皮膚表面下の特定の組織層をターゲットに、集束超音波エネルギーを使用して、正確な深さで熱損傷を生じさせます。これにより、コラーゲンの生成と肌の引き締めが促進されます。これに対し
• アブレイティブレーザーおよび非アブレイティブレーザーは、皮膚の表面またはより深い層に制御された損傷を与えることで作用します。
• 高周波(RF)治療は、電磁波を使用して組織を加熱し、コラーゲンの生成を刺激します。
効果
ハイフは臨床試験において素晴らしい結果を示しています。
• ある試験では、被験者の94%が治療後に臨床的な改善を示しました。
• 別の研究では、治療後10週間および16週間で、肌の弾力性とハリが大幅に改善したことが報告されています。
RFやレーザーなどの他の非外科的治療法も効果的ですが、ハイフの特定の深さに焦点を当てる能力は、特定の患者にとっては独自の利点をもたらす可能性があります。
治療対象
ハイフは特に以下のような症状に効果的です。
• 顔のリフトアップと引き締め
• 目尻のしわの治療
• 首や下顔面の肌のたるみの改善
他の治療法では、最適な治療領域が異なる場合があります。例えば、表在性の肌質の問題には、レーザーの方が適している場合があります。
ダウンタイムと安全性
ハイフは一般的に、ダウンタイムが最小限で安全であると考えられています。
• ほとんどの副作用は、紅斑や浮腫などの軽度で一時的なものです。
• 患者は通常、治療後すぐに日常の活動に戻ることができます。
これに対し、アブレイティブなレーザー治療では、より長いダウンタイムが必要となることが多く、合併症のリスクも高くなる可能性があります。
長期的な効果
ハイフによる効果は長持ちします。
• 肌の引き締め効果は長期間にわたって維持されます。
• この治療は自然なコラーゲンの生成を刺激し、時間の経過とともに継続的な改善をもたらします。
ケミカルピーリングやマイクロダーマブレーションなどの他の治療法では、効果を維持するためにより頻繁な治療が必要になる場合があります。
カスタマイズ
ハイフ治療は個々の患者のニーズに合わせて調整することができます。
• 特定の深さや部位をターゲットとするために、異なるプローブや周波数を使用することができます。
• 治療パラメータは、患者の肌の状態と希望する結果に基づいて調整することができます。
このレベルのカスタマイズは、他の非外科的治療法では容易に利用できないかもしれません。結論として、さまざまな非外科的肌の若返り法にはそれぞれ利点がありますが、ハイフは特定の組織深さに狙いを定める能力、最小限のダウンタイム、そして長持ちする効果で際立っています。しかし、最適な治療法の選択は、肌のコンディション、治療目標、予算の考慮事項など、個々の患者の要因によって異なります。
ハイフ治療に伴う長期的なリスクはありますか?
高密度焦点式超音波(ハイフ)は一般的に安全な非侵襲的治療法と考えられていますが、特に皮膚治療におけるリスクに関する長期的なデータは限られています。しかし、他の医療用途におけるハイフの使用に関する研究から、いくつかの洞察を得ることができます。
1 皮膚の若返りに関するハイフの研究のほとんどは、短期間の効果と安全性に焦点を当てており、追跡期間は通常数週間から数ヶ月です。美容目的のハイフの適用に関しては、数年間にわたる長期研究は現在行われていません。
2 乳がんの治療に用いられた場合、ハイフは有望な結果と良好な安全性プロファイルを示しています。ある研究では、ハイフの後に手術を受けた患者の5年無病生存率は95%で、従来の治療法と同等でした。
3 しかし、がん治療に用いられるハイフは、肌の若返り治療とは異なる方法で適用されるため、これらの長期結果は美容目的には直接適用できない可能性があることに留意する必要があります。
4 ハイフを含むあらゆる医療処置における長期的な考慮事項としては、以下のようなものが考えられます。
◦ 時間の経過に伴う肌の質感や弾力性の変化
◦ 皮膚の感度に変化が生じる可能性
5 皮膚治療におけるハイフの安全性プロファイルは、短期的から中期的には良好であると思われ、ほとんどの副作用は一時的な軽度の症状、例えば一時的な赤み、腫れ、アザなどです。
6 他の医療処置や美容処置と同様に、肌の若返りへのハイフの適用は比較的新しいものであるため、まだ特定されていない予期せぬ長期的な影響があるかもしれません。
結論として、現在の証拠はハイフが肌の治療に安全であることを示唆していますが、長期間にわたる潜在的なリスクを完全に理解するためには、美容への応用に特に焦点を当てた長期的な研究が必要です。
よくいただくご質問
ダウンタイム、リスク・副作用について
ハイフのリスク・副作用としては
1)赤み
2)むくみ
3)筋肉痛のような痛み
4)一時的な神経障害(まれ)
5)内出血(まれ)
6)熱傷(まれ)
などが挙げられます。
ハイフシャワーって何ですか?
2mmのカートリッジを使用して、肌質改善を目的に行う照射をハイフシャワーといいます。
ただし、この方法でブローリフト効果の報告もありますから、上顔面ではリフトアップ効果も期待できます。
ハイフブースターって何ですか?
高密度焦点式超音波による「導入」です。
美容医療では、イオン導入、エレクトロポレーション、マイクロニードル(ダーマペン)、プラズマなど様々な導入技術がありますが、わざわざ(?)導入のために専用のカートリッジを用意するのが、肌にも強いウルトラフォーマーらしいところ。
使用する機器について
使用するウルトラフォーマーMPTは、韓国CLASSYS社が製造しています。厚生労働省未承認の機器です。
現在までに機器が原因となる重篤な事故の報告はありません。
ハイフのエビデンス
これまでのX(旧Twitter)への投稿を集めました
- HIFU(1)
ある種の水晶体は、圧力を加えると電圧が生じ、逆に電圧を加えると振動する(圧電効果)。この振動が超音波で、最初の実用例は潜水艦のソナー(探知機)。
(補足:反射して戻ってきた超音波を電気に変えて画像にした。)
J Pharm Pharm Sci.
2014;17:136-153(2023年3月27日)
- HIFU(2)
超音波には機械的(振動)効果、キャビテーション効果(気泡を作り洗浄に使われる)、温熱効果がある。
Lasers Med Sci.
2020;35:1007-1024(2023年3月28日)
- HIFU(3)
超音波は、医学の領域では、画像診断(エコー検査)で使われてきたが、高密度集束式超音波HIFU技術により治療目的にも使われるようになった。
(補足:腫瘍の治療にも使われる。)
J Plast Reconstr Aesthet Surg.
2022;75:3859-3868(2023年3月29日)
- HIFU(4)
高密度焦点式超音波HIFUでは、真皮やSMASなど皮下組織に超音波の機械的(振動)エネルギーを集中させて、60度から70度の温熱効果をもたらす。ターゲットアリア以外にはほとんどダメージをもたらさない。
Lasers Med Sci.
2020;35:1007-1024(2023年3月30日)
- HIFU(5)
高密度焦点式超音波HIFUでは、超音波の熱効果により、一連の創傷治癒反応を惹起し、真皮コラーゲンの再構築により、皮膚のたるみ改善、皮膚の若返り効果をもたらす。
Lasers Med Sci.
2020;35:1007-1024(2023年3月31日)
- HIFU(6)
最初に美容目的での高密度焦点式超音波HIFUの報告は2007年。皮下のSMAS層のターゲットを正確に加熱ダメージを加えられることを証明し、組織の引き締め効果で美容目的に使える可能性を示した。
Lasers Med Sci.
2020;35:1007-1024(2023年4月1日)
- HIFU(7)
米国FDAは、ウルセラによる高密度焦点式超音波HIFU治療を2009年に眉の引き上げ目的に、2012年には首と顎下のたるみ治療目的に、2014年には胸元の若返り治療目的に使用することを承認した。
Lasers Med Sci.
2020;35:1007-1024(2023年4月2日)
- HIFU(8)
(システマティックレビューから)
解析できた報告をまとめた患者総数は477名、平均年齢は51.73歳。施術を受けた人はの83%は、美容的に改善したと回答した。
Lasers Med Sci.
2020;35:1007-1024(2023年4月3日)
- HIFU(9)
(システマティックレビューから)
施術を受けた人の自覚的な評価スコア(1:満足できない〜5:とても満足)の平均は、2.82(3ヶ月後)、2.28(6ヶ月後)、2.82(12ヶ月後)。
Lasers Med Sci.
2020;35:1007-1024(2023年4月4日)
- HIFU(10)
(システマティックレビューから)
医師の客観的な評価スコア(1:悪化〜5:著しい改善)の平均は、2.74。
Lasers Med Sci.
2020;35:1007-1024(2023年4月5日)
- HIFU(11)
(システマティックレビューから)
医師の評価としては、88%の患者で何らかの改善効果を認めた。
Lasers Med Sci.
2020;35:1007-1024(2023年4月6日)
- HIFU(12)
(システマティックレビューから)
痛みスコア(0:無痛〜10:我慢の限界)の評価では、鎮痛薬を使用した場合で平均3.9、鎮痛薬を使用しない場合で平均5.09。
Lasers Med Sci.
2020;35:1007-1024(2023年4月7日)
- HIFU(13)
(システマティックレビューから)
施術当日のむくみ、赤み、痛みと、3ヶ月後の色素沈着が報告されている。
Lasers Med Sci.
2020;35:1007-1024(2023年4月8日)
- HIFU(14)
(システマティックレビューから)
2つのHIFU機器を比較した報告もあったが、効果に差は認めなかった。
Lasers Med Sci.
2020;35:1007-1024 (2023年4月9日)
- HIFU(15)
(マウスの光老化皮膚への照射報告から)
HIFUの熱刺激により、表皮や周囲組織に損傷を与えることなく、真皮の老化したコラーゲンを破壊し、自然なコラーゲン再生を誘導することができる。
J Plast Reconstr Aesthet Surg.
2022;75(10):2859-3868 (2023年4月10日)
- HIFU(16)
(マウスの光老化皮膚への照射報告から)
HIFUは表面的にシワを減らし、真皮でコラーゲンを増生し、皮膚の弾性を増やしたことが示された。
J Plast Reconstr Aesthet Surg.
2022;75(10):2859-3868 (2023年4月11日)
- HIFU(17)
(マウスの光老化皮膚への照射報告から)
HIFUは、紫外線でできる深いシワだけでなく、加齢でできる小ジワも改善させた。
J Plast Reconstr Aesthet Surg.
2022;75(10):2859-3868 (2023年4月12日)
- HIFU(18)
(マウスの光老化皮膚への照射報告から)
組織学的検査から、HIFUは紫外線により変性したコラーゲンのパターン配列を正常な配列に戻した。
J Plast Reconstr Aesthet Surg.
2022;75(10):2859-3868 (2023年4月13日)
- HIFU(19)
(マウスの光老化皮膚への照射報告から)
HIFUがターゲットにもたらす60〜70度の熱刺激は自然なコラーゲンの再構築に適した温度。
J Plast Reconstr Aesthet Surg.
2022;75(10):2859-3868 (2023年4月14日)
- HIFU(20)
(マウスの光老化皮膚への照射報告から)
紫外線を照射するとサイトカインTGF-βは減少したが、非照射群と紫外線+HIFU照射群では、TGF-βは増加し、コラーゲンを増生させるシグナルになっていた。
J Plast Reconstr Aesthet Surg.
2022;75(10):2859-3868 (2023年4月15日)
- HIFU(21)
(マウスの光老化皮膚への照射報告から)
HIFUは、コラーゲンの増生をもたらすだけでなく、コラーゲンを分解する酵素(MMP3)の発現を抑制した。
J Plast Reconstr Aesthet Surg.
2022;75(10):2859-3868 (2023年4月16日)
参考文献
1) Rejuvenation of photoaged aged mouse skin using high-intensity focused ultrasound
Tiffany J. LEE, et al
J Plast Reconstr Aesthet Surg.
2022;75(10):3859-3868
2)Systematic review and meta-analysis of safety and efficacy of high-intensity focused ultrasound (HIFU) for face and neck rejuvenation
Azin Ayatollahi, et al
Lasers Med Sci.
2020;35(5):1007-1024
3) High intensity focused ultrasound technology, its scope and applications in therapy and drug delivery
Christopher P. Phenix, et al
J Pharm Pharm Sci.
2014;17(1):136-153