制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年6月30日)
ルビーフラクショナルは美白レーザー
従来の治療法では改善が難しかったシミやそばかす、肌全体のくすみにお悩みではありませんか?もっと肌全体の美白を目指したいとお考えではないですか?
フォトなどの光治療では満足のいく結果が得られなかった方、より高いレベルの美白効果と肌の透明感を求める方へ。
美容外科・美容皮膚科 青い鳥では、日本国内ではまだ導入数の少ない「ルビーフラクショナルレーザー」の治療を提供しています。
ルビーフラクショナルとは?
◉ルビーフラクショナルとは、シミやあざ治療において高い効果を発揮するQスイッチルビーレーザーのレーザービームをシャワー状にして、点状(フラクショナル)に照射する治療法です。
◉レーザー光がターゲットとなるメラニン色素を選択的に破壊しますが、点状に照射することで、皮膚のダメージ、ダウンタイムを最小限に抑えます。
◉従来のレーザーのように面で照射するのではなく、点状に照射することで、周辺の正常な皮膚組織へのダメージを最小限に抑えながら、効果的な治療を可能にします。
◉これは、日本で美肌治療のスタンダードとも言える光治療(IPLなど)からさらに進化したアプローチであり、特定のシミ治療に留まらず、肌全体のトーンアップを図る「美白治療」として位置づけられます。ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)のような深い色素沈着にも効果が期待できます。
ルビーフラクショナルのメリット
◎ 高い美白効果とシミ改善効果: ルビーレーザーはメラニン色素への吸収率が非常に高く、頑固なシミ、そばかす、ADMに対して優れた効果を発揮します。肌全体のトーンも明るくなり、透明感のある肌へと導きます。これは、一般的な光治療では到達しにくい効果レベルです。
◎ 肌への負担軽減: フラクショナル照射により、皮膚表面への熱ダメージが抑えられるため、従来のQスイッチルビーレーザーと比較して、施術後の赤みや腫れ、かさぶたといったダウンタイムが大幅に軽減されています。
◎ ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)への有効性: 皮膚の深い層(真皮)に存在するADMは、治療が難しいとされていますが、ルビーフラクショナルは深達性に優れるため、効果的な治療が期待できます。
◎ 肌質改善効果: レーザーの熱エネルギーがコラーゲン生成を促し、肌のハリやキメの改善といった副次的な効果も期待できます。
◎ 院長による丁寧な施術: 当院では、全ての照射を美容医療に20年以上携わる院長が担当します。豊富な経験に基づき、患者様一人ひとりの肌状態に合わせて最適な出力設定と丁寧な照射を行うことで、効果を最大限に引き出し、リスクを最小限に抑えます。
ルビーフラクショナルのデメリットとリスク
ルビーフラクショナルは多くのメリットを持つ一方で、いくつかのデメリットやリスクも存在します。
⚫️ ダウンタイム: フラクショナル照射により負担は軽減されていますが、施術後には赤み、腫れ、点状のかさぶたなどが生じます。通常、翌日にはメイクでカバーできる程度に落ち着きますが、適切なアフターケア(特に紫外線対策と保湿)が大切です。
⚫️ 複数回の治療が必要
⚫️ 色素沈着のリスク: レーザー治療全般に言えることですが、施術後の炎症が原因で一時的に色素沈着(PIH: 炎症後色素沈着)が濃くなる、あるいは稀に色素脱失(白斑)が起こる可能性があります。特に、施術後の紫外線対策を怠るとリスクが高まります。
⚫️ 費用: 美容目的の施術であり、健康保険は適用されません(自由診療)。全額自己負担となります。
⚫️ 施術者の技術への依存: ルビーフラクショナルは、適切な診断と精緻な照射技術が求められる治療です。施術者の経験や技量によって、効果やリスクの程度が大きく左右されます。港区にも多くのクリニックがありますが、信頼できる経験豊富な医師を選ぶことが極めて重要です。
当院のルビーフラクショナルの特徴
◯美容外科・美容皮膚科 青い鳥は、港区のJR浜松町駅、大門駅、芝公園駅からアクセスしやすい徒歩圏にあり、ルビーフラクショナル治療において、安全性と効果、そして患者様への丁寧なケアを最優先に考えています。以下の点にこだわり、他院との差別化を図っています。
◯ 院長が一貫して担当:安心の専任制: カウンセリングから施術計画の立案、そして実際のレーザー照射まで、全ての工程を美容医療歴20年以上の院長が一貫して担当します。看護師による照射は一切行いません。院長の豊富な経験と知識に基づいた的確な診断と、繊細な照射技術により、安全かつ効果的な治療を提供します。
◯ 国内では数少ないレーザー治療を提供: ルビーフラクショナルは、その高い効果にも関わらず、日本では導入しているクリニックが限られています。
◯ 「肌全体の美白」を目指す治療: 単なるシミ取りではなく、肌全体の質感を向上させ、根本から明るく透明感のある肌へと導く「進化した美白治療」として、本施術を位置づけています。従来の光治療では物足りなかった方にも、ご満足いただける結果を目指します。
◯ 丁寧なカウンセリングとリスク管理: 患者様のお悩みや肌状態を詳細に診察し、期待できる効果と潜在的なリスクについて、分かりやすくご説明します。肌質やシミの種類に合わせて、レーザーの出力や照射設定を微調整し、効果を最大化しつつ、リスクを最小限に抑えるよう細心の注意を払います。
◯ 充実したアフターケア: 施術後のダウンタイムを少しでも快適に過ごしていただけるよう、詳細なアフターケア指導を行います。経過観察にも力を入れ、万が一、予期せぬ反応が出た場合にも迅速かつ適切に対応いたします。
まとめ:安心・安全を第一に、理想の美白肌をサポート
▶︎ 港区で、より効果的なシミ治療、本格的な美白治療をお探しなら、ルビーフラクショナルをご検討ください。
▶︎ 日本ではまだ数少ない先進レーザーを、20年以上の美容医療の経験を持つ院長による施術で受けられるのが当院の強みです。
▶︎ 従来の光治療や美白ケアでは改善しなかった頑固なシミ、くすみ、色ムラでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
▶︎ お客様が自信の持てる、明るく輝く肌を手に入れられるよう、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
*本施術は、厚生労働省から承認された医療機器を使用していますが、本施術はその用法の範囲外です。また自由診療に基づき全額自己負担になります
**お知らせ**
当院は2003年に自由が丘から港区浜松町(最寄駅:JR/東京モノレール 浜松町駅、都営浅草線/大江戸線 大門駅、都営三田線 芝公園駅)に移転して診療しています。
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オリジナル美容モデル
1.1-前
40代女性
ソバカス、小班型老人性色素斑、ホクロが散在しています。
1.1-後
(施術5回後)
ホクロは残っていますが、シミの多くは目立たなくなりました。
1.2-前
40代女性
鼻、鼻横の頬には毛穴の開きが目立ちます。
1.2-後
(施術5回後)
治療の難しい鼻の毛穴も小さくなりました。
クアンタ社製 Q-Plus Rでは、フラクショナルレーザーのビームが平行ではなく、真皮層で収束するよう設計されています。そのため肌理を細やかに整える作用があります。
医療広告ガイドライン・限定解除要件
◉通常必要とされる治療内容:顔全体に低出力のフラクショナルルビーレーザーを照射します。照射はチリチリとした感覚があり、照射する時間は10〜15分、照射後は赤みが出ています。
*カウンセリングから治療終了までの時間:1時間
◉標準的な費用:254,650円(5回照射の費用)
*レーザー施術料(1回+2回で1クールを2クール+初診料+麻酔料)
◉標準的な治療期間及び回数:4週ごとに通院して5回の照射を推奨しています。5回の施術回数で治療期間は4ヶ月になります。
◉デメリット・リスク・副作用:フラクショナルルビーレーザーは多くのメリットを持つ一方で、いくつかのデメリットやリスクも存在します。
▶︎ダウンタイム: フラクショナル照射により負担は軽減されていますが、施術後には赤み、腫れ、点状のかさぶたなどが生じます。通常、翌日にはメイクでカバーできる程度に落ち着きますが、適切なアフターケア(特に紫外線対策と保湿)が大切です。
▶︎ 複数回の治療が必要
▶︎ 色素沈着のリスク: レーザー治療全般に言えることですが、施術後の炎症が原因で一時的に色素沈着(PIH: 炎症後色素沈着)が濃くなる、あるいは稀に色素脱失(白斑)が起こる可能性があります。特に、施術後の紫外線対策を怠るとリスクが高まります。
▶︎ 費用: 美容目的の施術であり、健康保険は適用されません(自由診療)。全額自己負担となります。
こんな方に
- 1.ダウンタイムを心配せずシミ・アザ(ADMなど)を治療したい
- 2.色黒、くすみを治療したい
- 3.色白で肌理細やかな素肌になりたい
施術について
施術について
施術時間 : カウンセリング、麻酔を含め60分程度
麻 酔 : 表面麻酔
術後診察 : なし
注意事項
入浴・洗髪 : 当日から可能
洗顔・化粧 : 当日はメイクは控えて下さい
飲酒・運動 : 当日から可能
治療スケジュール
4週間隔で、4~8回の治療を推奨しています。
施術を受けられない方
- 1.日焼けをしている、あるいは日焼けをする予定のある方
- 2.治療部位に傷や化膿、感染性の皮膚疾患がある方
- 3.光増感剤(光線過敏症を引き起こす可能性のある薬品)を服用している方
- 4.金の糸が入っている方
- 5.妊娠、授乳中または妊娠の可能性のある方
*その他ご不明な点があれば、お気軽にご相談下さい。
施術の流れ
1 カウンセリング
お悩み、治療へのご希望をお聞きし、肌の状態を診察して最適な治療計画、どのタイプのレーザーが最も効果的かを判断します。これにより治療の効果を最大限に引き出すことが可能となります。
照射前には、麻酔クリームを使用して痛みを軽減しています。この麻酔は、レーザー照射中の不快感を最小限に抑えます。
2 ケミカルピーリング
レーザー照射の前処置としてケミカルピーリングを行います。
ケミカルピーリングによって古い角質を排除します。古い角質にはメラニン色素が溜まっていて、そのまま照射するとレーザー光がこのメラニン色素に吸収されて、そこから先には届かなくなるので、レーザー光をできるだけ減弱させずにターゲットである表皮基底層に届けることを目的としてケミカルピーリングを行っています。
3 フラクショナル照射
お顔全体への照射はおよそ20分です。
ルビーフラクショナルの照射では、チリチリする感覚が顔の上を移動していく感じがわかると思います。クリーム麻酔で表面麻酔をしているので、特別痛い刺激ではありません。もちろん快適な刺激ではありませんが、これまで施術途中で痛みのために続行できなくなった方もいないので、大人の方が普通に我慢できる範囲内と言えます。
4ホワイトニング導入
レーザー治療後の色素沈着予防として、高濃度ビタミンC・トラネキサム酸を導入します。
5 施術終了後
ノーメイクでお帰りいただきます。
レーザー照射後は、
①遮光(日光にあたらない)
②こすらない、触らない
③保湿
の3点をお守り下さい。
レーザーを照射した部位は、過敏な状態になっていて、紫外線暴露で色素沈着を生じやすくなります。外出時には必ず日焼け止めを使用してください。
価格表
ルビーフラクショナル(全顔) | 価格(税込) |
---|---|
1回 |
50,600円 |
1クール(2回) |
99,000円 |
3クール目以降(*照射のみ)77,000円 |
■麻酔料 2,750円別途(クールは麻酔料込み)
■施術内容
❶サリチル酸マクロゴールピーリング
❷フラクショナル照射
❸ホワイトニング導入
*照射のみ について
❷フラクショナル照射のみ(❶、❸を除く)の治療での価格です。
*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。
よくいただくご質問
ダウンタイム、リスクについて
ダウンタイムについて
施術当日は、赤みが残ります。翌日には赤みはほとんどなくなります。
リスクについて
1)炎症後色素沈着
2)色素脱出(白斑)
3)アートメイク(化粧刺青)への照射による色調の変化
1)炎症後色素沈着
レーザー照射では、色素沈着を生じることがあります。回数を重ねても効果がわからなかったり、元のシミが濃くなったように見えます。通常、治療後1ヶ月をピークにして、6ヶ月から1年で消退します。
2)色素脱出(白斑)
色素脱出とは皮膚の色が通常より白く見える状態を言います。短期間に無理に回数を重ねなければ、色素脱出(白斑)が生じる恐れはありません。色素脱出を認めたり、または疑われた部位へは、それ以上のレーザー照射は行いません。色素脱出は、通常6ヶ月ほどで、元の肌の色に戻りますが、戻らないこともあります。
3)アートメイク(化粧刺青)への照射による色調の変化
アートメイク(化粧刺青)がされている部位にレーザーを照射すると、思わぬ色調の変化(多くは黒色化)が生じることがあります。アートメイク(化粧刺青)をされている方は必ず申告して下さい。
具体的にどのような肌の悩みが治療できますか?
ルビーフラクショナルレーザーは、メラニン色素が原因となる様々な肌トラブルに対して幅広い効果を発揮します。
主な治療対象
最も得意とするのは、顔全体に散らばる細かいシミ(老人性色素斑)、そばかす(雀卵斑)、そして肌全体のくすみです。一つ一つスポットで治療するには数が多すぎるようなケースに特に適しており、広範囲を均一にトーンアップさせる美白効果が特徴です。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)への効果
特筆すべきは、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)への有効性です。これは真皮層に存在するアザの一種で、従来の光治療などでは改善が困難でしたが、クアンタ社製Q-Plus Rのルビーレーザーの光は深部で収束するためADMの治療にも効果が期待できます。
副次的な美肌効果(リジュビネーション)
この治療は単なるシミ取りに留まりません。照射時に発生する熱が真皮層の線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促進します。その結果、副次的な効果として肌のキメが整い、ハリやツヤが向上し、毛穴の開きや小じわが目立たなくなるといったリジュビネーション効果も期待できます。
シミやくすみを改善しながら、肌全体の質感を若々しく向上させることができるのは、この治療の大きな魅力です。
ルビーフラクショナルレーザーとは、具体的にどのような治療ですか?
◉ルビーフラクショナルの治療とは
シミやそばかすの原因となるメラニン色素の吸収率が非常に高い波長694nmの「Qスイッチルビーレーザー」を、特殊な「フラクショナル(点状)」方式で照射する治療法
◉治療法のポイントは二つの要素の組み合わせ:
- 古くからシミ治療において高い効果が実証されてきた「ルビーレーザー」の特性
- レーザー光がメラニン色素に選択的に吸収され、正常な皮膚組織へのダメージを最小限に抑制
◉「フラクショナル」照射技術の特徴:
- レーザーを面で一気に照射するのではなく、マイクロドット状(微細な点の集合体)として照射
- 一度に顔全体を治療対象にすることが可能
◉治療効果:
- 細かく無数にある小さなシミ・ソバカスを全体的に治療
- 顔全体の美白治療
◉ 個別のシミではなく、顔全体を治療対象とする包括的なアプローチ
「フラクショナル」という照射方法の仕組みと、その利点は何ですか?
◎「フラクショナル」の意味:
- 「分割された」という意味を持つ言葉
- レーザービームを意図的に分割し、シャワーのように点状に照射
◎照射の仕組み:
- レーザーが照射された点と点の間には、ダメージを受けていない正常な皮膚が残る
- ホースから水を一気に撒くのではなく、シャワーで水を撒く状態に類似
◎ 治癒プロセスの利点:
- あえて残された正常な皮膚が基点となり、皮膚の再生・治癒プロセスを速やかに進める
- 面で一気にダメージを与える方法と比較して、点でダメージを与える方が皮膚の回復が格段に早い
◎治療上の利便性:
- この作用機序がルビーフラクショナルレーザーの利便性を飛躍的に高めている根源となっている
クアンタ社製 Q-Plus Rの特徴は?
◎きめ細かなフラクショナル照射:
Q-Plus Rでは1回の照射範囲はおよそ5%(他の機種はおよそ20%)です。きめ細かなフラクショナル照射が、炎症後色素沈着の予防に役立ちます。
◎高速3Hz発振:
従来のQスイッチルビーレーザーでは、1秒間に繰り返し照射できるのは2回、つまり2Hzが限界でした。クアンタ社は3Hzという高速レーザー発振を実現しました。迅速で効率的なレーザー治療ができます。
ピコレーザーやIPL(光治療)といった他の人気治療とは、どのように違うのですか?
美容医療には様々なレーザー治療が存在するため、その違いを理解しておくことが必要です。ルビーフラクショナルレーザーは、特にピコレーザーやIPLと比較されることが多いため、その使い分けを解説します。
ピコレーザーとの比較
ピコレーザーも「フラクショナル」モードを持つことがあり、両者はしばしば比較対象となります。最大の違いは、それぞれの得意分野にあります。
ルビーフラクショナルレーザーは、その名の通りルビーレーザーの特性を活かし、メラニン色素(シミ、くすみ)の除去に非常に高い効果を発揮します。
一方、ピコフラクショナルレーザーは、衝撃波によって肌の内部に微細な空洞を作り、コラーゲン生成を強力に促す作用が特徴です。そのためピコレーザーは肌質の改善効果を主目的とする場合に選択されます。
クリニックによっては「シミの色素をしっかり取りたいならルビーフラクショナル、肌の質感や凹凸の改善を優先するならピコフラクショナル」というように、患者様の主訴に応じて使い分けを提案しています。
IPL(光治療)との比較
IPL(フォトフェイシャルなど)は、レーザーよりもマイルドな光を広範囲に照射する治療です。ルビーフラクショナルレーザーは、ルビーレーザーの光がIPLよりもメラニン色素に対して選択性が高く、より強力に作用します。また、IPLでは効果が期待できないADM(後天性真皮メラノサイトーシス)のようなアザにも、ルビーフラクショナルレーザーは対応可能です。
このように、各治療法にはそれぞれ得意な領域があります。自身の肌悩みが「色」の問題なのか、「質感」の問題なのかを考えることが、最適な治療法を選択する上での第一歩となります。