フラクショナル・ルビーレーザー

メラニン色素を人に知られず、少しずつ洗い流す


フラクショナルルビーレーザーは、シミやくすみの原因となるメラニン色素を段階的に治療する施術です。

ダウンタイムがほとんどないので周囲に気づかれることなく治療できます。日常生活に支障をきたすことなく美しい素肌を目指せます。

この治療法は、特にシミやそばかすに悩む方、肌のトーンを均一にしたい方に最適です。

フラクショナルルビーレーザーは、回数を重ねることでさらに効果が増し、肌の若返りにもつながります。しみやくすみを気にせず、自然な美しさを手に入れたい方は、ぜひフラクショナルルビーをお試しください。


*本施術は、厚生労働省から承認された医療機器を使用していますが、本施術はその用法の範囲外です。また自由診療に基づき全額自己負担になります






"フラクショナル"のメリット&デメリット

フラクショナルレーザーは、肌表面に微細なレーザービームをシャワーのように点状にあてる照射方法のこと。

フラクショナルレーザーのメリット
⚪️ダウンタイムが短い:従来のQスイッチレーザーと比較して、ダウンタイムが短く当日の赤みくらい。

⚪️広範囲の治療が可能:広範囲に照射できるため、顔全体のシミやくすみ、ADMなどにも効果的です。

⚪️炎症後色素沈着のリスクが少ない:点状に照射するため、皮膚へのダメージが少なく、炎症後色素沈着のリスクも軽減されます。

⚪️肌のハリ感アップ:照射時に熱が加わることで、コラーゲンの生成が促進され、肌のハリ感アップも期待できます。


フラクショナルレーザーのデメリット
●複数回の治療が必要:ダウンタイムが少ない分、1回の治療で得られる効果はマイルドで、複数回の治療が必要となります。

●大きなシミには不向き:大きなシミには、従来のQスイッチレーザーの方が効果的です。

フラクショナルレーザーとQ スイッチレーザーのどちらを選択するか、医師とご相談下さい。






院長コラム 〜フラクショナルルビーレーザーを選んだ理由〜


昔、レーザー治療の大家の先生が、フラクショナルルビーレーザーについて、「1回でできることを、なぜ何回にも分けて治療するのか自分には理解できない」と言っていました。それをどう思うかが、フラクショナルレーザーの評価の分かれ道になります。


もし治療回数で判断するならわざわざルビーレーザーをフラクショナルにする必要はないでしょう、大先生がおっしゃる通り。


でも、美容医療において、治療回数が全てかと言えばそんなことはない。人間の事情はもっと複雑です。治療する上において治療回数よりダウンタイムの方が決め手になるという方もたくさんいます。


そのことがフラクショナルルビーレーザーの導入に向けて私の背中を押してくれました。



オリジナル美容モデル

1.1-前

40代女性
ソバカス、小班型老人性色素斑、ホクロが散在しています。

1.1-後

(施術5回後)
ホクロは残っていますが、シミの多くは目立たなくなりました。

1.2-前

40代女性
鼻、鼻横の頬には毛穴の開きが目立ちます。

1.2-後

(施術5回後)
治療の難しい鼻の毛穴も小さくなりました。


クアンタ社製 Q-Plus Rでは、フラクショナルレーザーのビームが平行ではなく、真皮層で収束するよう設計されています。そのため肌理を細やかに整える作用があります。



クアンタ社製 Q-Plus Rの特徴

きめ細かなフラクショナル照射


Q-Plus Rでは1回の照射範囲はおよそ5%(他の機種はおよそ20%)です。きめ細かなフラクショナル照射が、炎症後色素沈着の予防に役立ちます。

高速3Hz発振


従来のQスイッチルビーレーザーでは、1秒間に繰り返し照射できるのは2回、つまり2Hzが限界でした。クアンタ社は3Hzという高速レーザー発振を実現しました。迅速で効率的なレーザー治療ができます。



院長コラム Q-Plus Rを選んだ理由


シミ治療のできるレーザー機器の導入は、クリニック開設以来つねに頭の中にありました。

なぜ導入が遅れたかというと、機器に進歩がなかったからです。他のクリニックと同じ施術しかできないのなら、後から導入する必要性はありません。

クアンタ製のQ-Plus Rの一番の特徴はフラクショナル照射できること。ダウンタイムを気にせずにシミ・アザのレーザー治療が可能になりました。それが導入の決め手です。



こんな方に

 

  • 1.ダウンタイムを心配せずシミ・アザ(ADMなど)を治療したい
  • 2.色黒、くすみを治療したい
  • 3.色白で肌理細やかな素肌になりたい

 

 

施術について

施術について


施術時間  : カウンセリング、麻酔を含め60分程度
麻  酔  : 表面麻酔
術後診察  : なし

 

注意事項


入浴・洗髪  : 当日から可能 

洗顔・化粧  : 当日はメイクは控えて下さい

飲酒・運動  : 当日から可能

 

治療スケジュール


4週間隔で、4~8回の治療を推奨しています。

 

施術を受けられない方

 

  • 1.日焼けをしている、あるいは日焼けをする予定のある方
  • 2.治療部位に傷や化膿、感染性の皮膚疾患がある方
  • 3.光増感剤(光線過敏症を引き起こす可能性のある薬品)を服用している方
  • 4.金の糸が入っている方
  • 5.妊娠、授乳中または妊娠の可能性のある方

*その他ご不明な点があれば、お気軽にご相談下さい。

 

 

施術の流れ

1 カウンセリング


お悩み、治療へのご希望をお聞きし、肌の状態を診察して最適な治療計画、どのタイプのレーザーが最も効果的かを判断します。これにより治療の効果を最大限に引き出すことが可能となります。

照射前には、麻酔クリームを使用して痛みを軽減しています。この麻酔は、レーザー照射中の不快感を最小限に抑えます。

2 ケミカルピーリング


レーザー照射の前処置としてケミカルピーリングを行います。

ケミカルピーリングによって古い角質を排除します。古い角質にはメラニン色素が溜まっていて、そのまま照射するとレーザー光がこのメラニン色素に吸収されて、そこから先には届かなくなるので、レーザー光をできるだけ減弱させずにターゲットである表皮基底層に届けることを目的としてケミカルピーリングを行っています。




3 フラクショナル照射


お顔全体への照射はおよそ20分です。

フラクショナルレーザーの照射では、チリチリする感覚が顔の上を移動していく感じがわかると思います。クリーム麻酔で表面麻酔をしているので、特別痛い刺激ではありません。もちろん快適な刺激ではありませんが、これまで施術途中で痛みのために続行できなくなった方もいないので、大人の方が普通に我慢できる範囲内と言えます。

4ホワイトニング導入


レーザー治療後の色素沈着予防として、高濃度ビタミンC・トラネキサム酸を導入します。

5 施術終了後


ノーメイクでお帰りいただきます。

レーザー照射後は、
①遮光(日光にあたらない) 
②こすらない、触らない 
③保湿
の3点をお守り下さい。

レーザーを照射した部位は、過敏な状態になっていて、紫外線暴露で色素沈着を生じやすくなります。外出時には必ず日焼け止めを使用してください。




 

 

価格表

フラクショナルルビー(全顔)
価格(税込)
1回
50,600円

1クール(4回)

191,400円
2クール目以降(*照射のみ)101,200円


■麻酔料  2,750円別途(コースは麻酔代込み)


■施術内容 
❶サリチル酸マクロゴールピーリング
❷フラクショナル照射
❸ホワイトニング導入

*照射のみ について
❷フラクショナル照射のみ(❶、❸を除く)の治療での価格です。


*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。

フラクショナルルビー(全顔)
価格(税込)
1回
50,600円

1クール(2回)

99,000円
3クール目以降(*照射のみ)77,000円


■麻酔料  2,750円別途(クールは麻酔料込み)


■施術内容 
❶サリチル酸マクロゴールピーリング
❷フラクショナル照射
❸ホワイトニング導入

*照射のみ について
❷フラクショナル照射のみ(❶、❸を除く)の治療での価格です。


*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。

 

 

よくいただくご質問

Q

ダウンタイム、リスクについて

A

ダウンタイムについて
施術当日は、赤みが残ります。翌日には赤みはほとんどなくなります。

リスクについて
1)炎症後色素沈着
2)色素脱出(白斑)
3)アートメイク(化粧刺青)への照射による色調の変化

1)炎症後色素沈着
レーザー照射では、色素沈着を生じることがあります。回数を重ねても効果がわからなかったり、元のシミが濃くなったように見えます。通常、治療後1ヶ月をピークにして、6ヶ月から1年で消退します。

2)色素脱出(白斑)
色素脱出とは皮膚の色が通常より白く見える状態を言います。短期間に無理に回数を重ねなければ、色素脱出(白斑)が生じる恐れはありません。色素脱出を認めたり、または疑われた部位へは、それ以上のレーザー照射は行いません。色素脱出は、通常6ヶ月ほどで、元の肌の色に戻りますが、戻らないこともあります。

3)アートメイク(化粧刺青)への照射による色調の変化
アートメイク(化粧刺青)がされている部位にレーザーを照射すると、思わぬ色調の変化(多くは黒色化)が生じることがあります。アートメイク(化粧刺青)をされている方は必ず申告して下さい。

Q

フラクショナル・ルビーレーザーはどのような人に最適ですか?

A

ソバカスや小さな日光性色素斑が多数散在するタイプの方が最適です。

シミを一度に通常のレーザー治療を行っていたら、顔中テープだらけになってしまいますし、数個ずつ治療していたらいつまでたっても治療が終わりません。フラクショナルQスイッチルビーレーザーで治療すれば、テープを貼る必要はないので、これまで通りの生活を続けながら、少しずつ治療できます。

また、肝斑も日光性色素斑も色素沈着も混在して、全体的にお顔のメラニン色素が多いという方にもおすすめします。肝斑や色素沈着は通常のスポット照射を行うとかえって色が増悪してしまうことが知られています。

フラクショナルQスイッチルビーレーザーを使えば、肝斑や色素沈着には低出力で、日光性色素斑にはより高出力で照射と、出力を使い分けて治療をすすめ、肝斑や色素沈着をコントロールしながら、日光性色素斑を治療していくことができます。

Q

フラクショナルレーザーとはどんなレーザーですか?

A

普通のレーザーをホースから出る水とするとフラクショナルレーザーはシャワーに例えることができます。細かなレーザービームの束で照射することで、シミ・アザを「面」ではなく「点」で治療します。

レーザーでダメージを受けた皮膚は、「点」の方がはるかに早く治ります。そのためダウンタイムが短縮され、熱傷、色素沈着などのリスクも減少させることができます。