制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年7月10日)
レーザーのシャワーで最先端治療
長年悩まされている深いニキビ跡、クレーター、開いたままの毛穴、肌のざらつきや小じわ。
様々なケアを試しても満足な効果が得られなかった方に、ぜひご検討いただきたいのが「炭酸ガスフラクショナルレーザー(SmartXide Square)」です。
肌の再生能力を最大限に引き出し、滑らかでハリのある、新しい素肌へと導きます。
炭酸ガスフラクショナルレーザーとは?
炭酸ガスフラクショナルレーザーは、レーザーをマイクロドット状(点状)に皮膚へ照射する技術です。
照射された部位では、皮膚が微細に蒸散し、熱エネルギーが深部へと伝わります。この微細なダメージと熱作用が、創傷治癒プロセスを強力に活性化。コラーゲンやエラスチンの産生を長期的に促進し、皮膚そのものを新しく生まれ変わらせます。
当院採用の「SmartXide Square」は、このプロセスを通じて、ニキビ跡の凹凸、毛穴の開き、小じわ、肌の質感、傷跡などを根本から改善へと導きます。さらに、皮膚の収縮作用も期待できるため、肌の引き締め(タイトニング)効果も得られるのが特徴です。
炭酸ガスフラクショナルレーザーのメリット
◎深刻な肌悩みに高い効果: 深いニキビ跡(クレーター)、他の治療では改善が難しかった頑固な毛穴の開き、肌の凹凸に対して、目に見える改善効果が期待できます。諦めかけていた肌悩みにもアプローチが可能です。
◎肌全体の若返り(スキンリサーフェシング): 肌表面を滑らかにし、キメを整え、肌トーンを改善します。小じわの軽減にも効果を発揮し、総合的な肌の若返りをもたらします。
◎強力なタイトニング効果(SmartXide Square): 当院使用の機器は、特に皮膚の収縮作用が強く、照射による肌の再構築に加え、たるみの引き締め効果も期待できます。フェイスラインのもたつきやハリ不足が気になる方にも適しています。
◎長期的なコラーゲン増生効果: 施術後、数ヶ月にわたってコラーゲンが再構築され続けるため、肌のハリや弾力が徐々に向上し、効果が長期間持続しやすい特徴があります。
炭酸ガスフラクショナルレーザーのデメリットとリスク
高い効果が期待できる反面、以下の点にご留意いただく必要があります。
⚫️ダウンタイムが必要: 施術後、赤み、腫れ、ヒリヒリ感、点状のかさぶた形成などが数日~1週間程度続くことが一般的です。ダウンタイム中は、メイクができない期間や、一時的に外出を控えた方が良い場合があります。回復期間には個人差があります。
⚫️徹底したアフターケアが必須: 施術後の肌は非常にデリケートな状態です。特に紫外線対策と保湿を徹底しないと、色素沈着などのリスクが高まります。クリニックの指示に従った丁寧なケアが不可欠です。
⚫️起こりうる副作用: 上記のダウンタイム症状のほか、乾燥、皮むけなどが生じることがあります。まれに、感染、瘢痕(傷跡)、色素沈着・色素脱失のリスクも存在します。
⚫️費用: 自由診療のため、健康保険は適用されず、全額自己負担となります。
⚫️医師の技術と経験が重要: レーザーの出力設定や照射方法は、効果と安全性に直結します。医師の経験と技術力が不足していると、効果が不十分であったり、合併症のリスクが高まったりする可能性があります。港区にも多くのクリニックがありますが、信頼できる医師・クリニック選びが極めて重要です。
当院の炭酸ガスフラクショナルレーザー治療の特徴
港区浜松町エリアに位置する当院では、患者様に安心して効果的な治療を受けていただくため、以下の点にこだわっています。
◯美容医療20年以上の院長が全施術を担当: カウンセリングからレーザー照射、アフターケアまで、美容医療に20年以上携わってきた院長が一貫して責任を持って担当します。看護師による照射は一切行いません。豊富な経験に基づき、肌の状態を正確に見極め、最適な出力と照射方法で、安全かつ効果的な治療を提供します。
◯SmartXide Squareの特性を最大限に活用: 高い肌再生効果に加え、SmartXide Squareが持つ強力な皮膚の収縮作用を活かし、肌の凹凸改善と同時にお肌のタイトニング効果も追求します。港区で、肌質改善とたるみケアを同時に行いたい方におすすめです。
◯オーダーメイドの治療計画: 患者様一人ひとりのお悩み、肌質、ライフスタイル(ダウンタイムの許容度など)を丁寧にお伺いし、最適な治療プランをご提案します。
◯アクセス良好な立地: JR浜松町駅、東京メトロ大門駅、都営地下鉄芝公園駅から徒歩圏内にあり、港区内はもちろん、多方面から通院しやすいロケーションです。
◯充実したアフターケア指導: ダウンタイムを少しでも快適に過ごし、施術効果を最大限に引き出すため、術後の過ごし方やスキンケアについて、きめ細かくアドバイスいたします。
まとめ:専門医による確かな技術で、肌悩みの根本改善を
▶︎港区エリアで、深いニキビ跡、毛穴の開き、肌の凹凸、たるみなどにお悩みなら、当院の炭酸ガスフラクショナルレーザー(SmartXide Square)をご検討ください。
▶︎経験豊富な院長が全ての施術を直接担当し、SmartXide Squareの持つ肌再生能力とタイトニング効果を最大限に引き出しながら、安全性を最優先した治療を行います。
▶︎肌質を根本から改善したい、年齢とともに気になる肌の変化をケアしたいという方は、ぜひ一度、浜松町、大門、芝公園駅近くの当院へご相談ください。
▶︎諦めかけていた肌悩みから解放され、自信に満ちた笑顔を取り戻せるよう、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。
*本施術は、厚生労働省未承認機器を使用したもので、また自由診療に基づき全額自己負担になります。
**お知らせ**
当院は2003年に自由が丘から港区浜松町(最寄駅:JR/東京モノレール 浜松町駅、都営浅草線/大江戸線 大門駅、都営三田線 芝公園駅)に移転して診療しています。
オリジナル美容モデル
1-前
60代女性
全体にしぼんだような肌質で小ジワが目立ちます。
1-後
(5回治療後)
お肌にハリが戻り、小ジワが目立たなくなり、肌理も整いました。
2-前
60代女性
首の中央には皮膚のたるみによる縦ジワが目立ちます。
2-後
(5回治療後)
縦ジワが少なくなるとともに肌の質感も向上しています。
医療広告ガイドライン・限定解除要件
◉通常必要とされる治療内容:麻酔クリームで表面麻酔した後、炭酸ガスフラクショナルレーザーを照射します。照射する時間は10〜15分程度です。
*カウンセリングから治療終了までの時間:1時間
◉標準的な費用:278,300円(首の照射5回の費用)〜402,050円(まぶた以外の全顔照射5回の費用)
*レーザー施術料(5回分)+初診料+麻酔料
◉標準的な治療期間及び回数:2ヶ月ごとに通院して5回の照射を推奨しています。5回の施術回数で治療期間は8ヶ月になります。
◉デメリット・リスク・副作用:高い効果が期待できる反面、以下の点にご留意いただく必要があります。
⚫️ダウンタイムが必要: 施術後、赤み、腫れ、ヒリヒリ感、点状のかさぶた形成などが数日~1週間程度続くことが一般的です。ダウンタイム中は、メイクができない期間や、一時的に外出を控えた方が良い場合があります。回復期間には個人差があります。
⚫️徹底したアフターケアが必須: 施術後の肌は非常にデリケートな状態です。特に紫外線対策と保湿を徹底しないと、色素沈着などのリスクが高まります。クリニックの指示に従った丁寧なケアが不可欠です。
⚫️起こりうる副作用: 上記のダウンタイム症状のほか、乾燥、皮むけなどが生じることがあります。まれに、感染、瘢痕(傷跡)、色素沈着・色素脱失のリスクも存在します。
⚫️費用: 自由診療のため、健康保険は適用されず、全額自己負担となります。
まぶたの治療はこちらをご覧下さい。
こんな方におすすめ
- 1.皮膚のざらつきが気になる
- 2.毛穴の開き・ニキビ痕・傷痕を治したい
- 3.首のたるみやシワがキレイにしたい
スマートサイドスクエアの特徴
秘密はスマートパルス
DEKA社のスマートサイドスクエアは「たるみ」治療ができるフラクショナルレーザーです。美容医療におけるレーザーの活用はシミ取りのレーザーから始まりましたが、ついに「たるみ」も治療できるようになったのです。
「たるみ」治療ができる秘密は独自のパルス波形にあります。蒸散作用に続く強い熱作用が真皮層に働きかけることで、「たるみ」を引き締めることが可能になりました。
施術について
施術について
施術時間 : カウンセリングからで90分程度
麻 酔 : 表面麻酔
術後診察 : なし
注意事項
入浴・洗髪 : 翌日から可能
*当日照射部位以外はシャワー可
洗顔・化粧 : 翌日から可能
飲酒・運動 : 翌日から可能
施術後のスキンケア
ダウンタイム期間中は普段使っている化粧品でも刺激を感じる場合があります。そのような場合はしばらく使用をお控え下さい。お肌の回復につれ元通り使えるようになります。
治療スケジュール
1〜2カ月間隔で3~5回の治療を推奨しています。
施術を受けられない方
- 1.日焼けをしている、あるいは日焼けをする予定のある方
- 2.抗凝血薬、レチノイド、アキュテインなど服用している方
- 3.治療部位に傷や化膿、感染性の皮膚疾患がある方
- 4.光増感剤(光線過敏症を引き起こす可能性のある薬品)を服用している方
- 5.ヘルペス既往症のある方
- 6.出血性疾患、ケロイド体質の方
- 7.金の糸が入っている方
- 8.妊娠、授乳中または妊娠の可能性のある方
*その他ご不明な点があれば、お気軽にご相談下さい。
施術の流れ
1 カウンセリング
2 麻酔
照射範囲に表面麻酔のクリームを塗ります。
3 照射
照射時間はお顔全体でおよそ30分です。表面麻酔をしているため、強い痛みはありません。
4 クーリング
照射部位を十分に冷却し、施術直後の違和感を軽減しています。
5 施術終了後
紫外線対策のため帽子やサングラス、日傘などをご持参下さい。照射範囲によってはスカーフやマスクなどもご準備下さい。
価格表
スマートサイドスクエア | 価格(税込) |
---|---|
顔全体(まぶた以外) | 1回 96,800円 |
顔全体(まぶた含む) | 1回 137,500円 |
部分:鼻 | 1回 33,000円 |
部分:鼻・鼻横の毛穴 | 1回 66,000円 |
部分:頬 | 1回 59,400円 |
部分:首 | 1回 79,200円 |
■麻酔料 2,750円別途
*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。
スマートサイドスクエア | 価格(税込) |
---|---|
顔全体(まぶた以外) | 1回 77,000円 |
顔全体(まぶた含む) | 1回 117,370円 |
部分:鼻 | 1回 37,400円 |
部分:頬 | 1回 52,250円 |
部分:首 | 1回 52,250円 |
■麻酔料 2,750円別途
*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。
フラクショナルレーザーの医学的検証
レーザーの効果について(文献1)
炭酸ガスフラクショナルレーザーを使ったレーザーリサーフェシング治療は、以下の症状に有効であるとされています。
◉肌の若返り(スキンリjuvenation)
◉肌のきめ(texture)の改善
◉肌のたるみ(laxity)の改善
◉肌のトーン(tone)の改善
◉老化の兆候の軽減
◉しわ(Glogau Wrinkle scale [GWS] の中等度から進行した状態)
◉色素沈着(軽度および/または中等度の色素沈着)
これらの効果は、皮膚の質の向上を目指すものであり、非外科的な治療のゴールドスタンダードとされています。FACLは、肌の再生を促し、より若々しい外観をもたらすことを目的としています。
どのような人に薦められるか?(文献1)
*これらの推奨事項は、国際的な皮膚科医および形成外科医21名からなる専門家パネルの意見に基づいています。
炭酸ガスフラクショナルレーザーは、以下の特徴を持つ方に推奨されます。
◉年齢: 40歳から60歳までの層が理想的とされています(82%の専門家が同意)。
◉肌のタイプ(Fitzpatrick分類):
⚪️色白の肌(FitzpatrickタイプIまたはII)が最も推奨されます(それぞれ76%と100%の専門家が同意)。
⚪️FitzpatrickタイプIIIの患者に対しても炭酸ガスフラクショナルレーザーを行うことについて合意が得られていますが(65%)、タイプIIIとIVの患者に施術を行う専門家はわずか12%です。
⚪️FitzpatrickタイプIV以上の肌タイプに対する施術は、禁忌とはみなされないものの、ごく一部の専門家(12%)しか行いません。
◉肌の厚さ: 薄いまたは中程度の肌の厚さの人に適しています(それぞれ76%と94%の専門家が同意)。
◉しわの程度(Glogau Wrinkle Scale - GWS): 中程度から進行したしわがある人に適しています。
◉色素沈着: 軽度または中程度の色素異常がある人。
レーザーの副作用・リスクについて(文献1)
*これらの推奨事項は、国際的な皮膚科医および形成外科医21名からなる専門家パネルの意見に基づいています。
予期される続発症(Expected Sequelae)
これらの症状は、治療後に一般的に見られるものであり、多くは一過性で、必ずしも治療を必要としないとされています。しかし、長引いたり重症になった場合には、対処が必要となることがあります。
⚫️腫れ(Swelling)
⚪️94%のパネリストが最も頻繁に遭遇する続発症として挙げています。
⚪️59%のパネリストは、1~2週間以上続く場合は好ましくない影響と見なしています。
⚪️重度または長引く腫れに対する治療法としては、経口ステロイド(41%)、冷湿布、が報告されているが、コンセンサスは得られていません。
⚫️紅斑(Erythema)
⚪️ほとんどのパネリストが起こり得る続発症と見なしています。
⚪️推奨される治療法にはコンセンサスが得られていませんが、持続的または重度の紅斑に対しては、パルス色素レーザー(29%)、IPL(29%)、または局所ステロイド(12%)が報告されています。
⚪️かさぶた(Crusting)
⚪️65%のパネリストが報告しており、5~14日以上続く場合に懸念される。
⚪️治療オプションとして、水分補給と保湿、ハイドロコロイドドレッシングが挙げられています。
⚫️滲出(Oozing)
⚪️比較的少ない頻度で報告されています。
⚪️湿潤ドレッシングが推奨されます。
⚫️かゆみ(Pruritus)
⚪️比較的少ない頻度で報告されています。
⚪️冷湿布、酢の湿布、次亜塩素酸、経口抗ヒスタミン剤が推奨されています。
⚫️ざ瘡様皮疹(Acneiform eruption)
⚪️比較的少ない頻度で報告されています。
⚪️経口抗生物質、経口抗ヒスタミン剤、軟膏の変更と局所抗生物質が推奨されます。
⚪️過去の研究ではフラクショナルレーザーリサーフェシング後の最も一般的な合併症として挙げられていますが、本研究のパネリストは色素沈着過剰(PIH)の方がより一般的に遭遇すると報告しています。
有害反応(Adverse Reactions)
これらの症状は、治療後に発生する可能性のある、より懸念される合併症です。
◉色素沈着過剰(PIH:Postinflammatory Hyperpigmentation)
⚪️95%のパネリストが遭遇したと報告しており、FACL治療を受けるすべての肌タイプで懸念されています。
⚪️Fitzpatrick III~VI型の肌タイプはより感受性が高いとされます。
予防:
⚪️すべてのパネリストが日光回避がPIH予防の鍵であると推奨しています。
⚪️治療の少なくとも4週間前からの厳格な日焼け止め使用を含む術前スキンレジメンがコンセンサスを得ています(67%)。
⚪️81%のパネリストが、治療の4週間前から局所治療を開始し、処置の4~14日前に中止することを推奨しています。
⚪️ハイドロキノン単独の使用がPIH予防にコンセンサスを得ています(52%)。
管理:
⚪️PIHが発生した場合、全てのパネリストが厳格な日光回避と数か月間の局所日焼け止め塗布を含む保守的な管理を推奨しています。
◉接触皮膚炎(Contact dermatitis)
⚪️67%のパネリストが遭遇したと報告しています。
⚪️ラノリン、局所抗生物質、香料および防腐剤、局所保湿剤、角質溶解剤、局所麻酔剤がFACL後に接触皮膚炎を引き起こすと報告されています。
◉局所感染(Local infection)
⚪️62%のパネリストが遭遇したと報告しています。
⚪️最も一般的な感染源は、細菌性(41%)、ウイルス性(24%)、まれに真菌性疾患(6%)です。
◉色素脱失(Hypopigmentation)
⚪️47%のパネリストが遭遇したと報告しています。
◉瘢痕(Scarring)
⚪️33%のパネリストが遭遇したと報告しています。
◉毛細血管拡張症/毛細血管脆弱性(Telangiectasias/capillary fragility)
⚪️33%のパネリストが遭遇したと報告しています。
【参考文献】
1) Expert Consensus on Clinical Recommendations for Fractional Ablative CO2 Laser, in Facial Skin Rejuvenation Treatment
Tal Levy, et al.
Lasers Surg Med
2025;57(1):15-26
よくいただくご質問
炭酸ガスフラクショナルレーザーとはどんなレーザーですか?
⚪️炭酸ガスフラクショナルレーザーは、レーザーをマイクロドット状(点状)に皮膚へ照射する技術です。
⚪️照射された部位では、皮膚が微細に蒸散し、熱エネルギーが深部へと伝わります。
⚪️この微細なダメージと熱作用が、創傷治癒プロセスを強力に活性化し、コラーゲンやエラスチンの産生を長期的に促進して、皮膚そのものを新しく生まれ変わらせる治療です。
フラクショナルレーザーの誕生の経緯は?
⚪️フラクショナルレーザーリサーフェシングの概念は、もともと植毛のために使われていたレーザーの観察から発展しました。
⚪️これらのレーザーは、植毛片を配置するために頭皮に1mmの小さな傷を作るのに使用されており、この小さなレーザーの傷が最小限の瘢痕で迅速に治癒することが明らかになりました。
⚪️この観察が、ウェルマン光線医療センターのマンスタインらによるフラクショナルレーザーの研究につながり、最初に非アブレイティブフラクショナルレーザーであるFraxelが開発されました。
⚪️その後、2007年にはハンタッシュらが新しいアブレイティブフラクショナル炭酸ガスレーザーの臨床的および組織学的結果を発表し、アブレイティブフラクショナルリサーフェシングの時代が始まりました。
⚪️フラクショナル化により、より深い組織への浸透が可能になり、より大きな組織の収縮、コラーゲン産生、および組織のリモデリングにつながりました。
【参考文献】
Current Status of Fractional Laser Resurfacing
Paul J Carniol, et al.
JAMA Facial Plast Surg
2015;17(5):360-366
治療回数・治療間隔は?
⚪️1〜 2ヶ月間隔で3~5回の治療を推奨しています。
⚪️1回の治療で改善できるのは肌全体の10~20%程度とされているため、顔全体の肌が生まれ変わるには複数回の治療が必要となります。
どのような症状に効果がありますか?
◎深いニキビ跡(クレーター)の改善
◎毛穴の開きの改善
◎肌の凹凸・ざらつきの改善
◎小じわの軽減
◎肌のたるみ改善(タイトニング効果)
◎傷跡修正
◎肌質改善・若返り
効果はいつから現れますか?
⚪️1回の治療でも効果は期待できますが、効果が出始めるのに1~2ヶ月程度かかります。
⚪️1週間程度で効果を実感できる場合もありますが、継続して治療を受けることで、皮膚の自己再生能力が促され、ハリやキメの整った肌になります。
効果はどのくらい持続しますか?
フラクショナルレーザーの効果の持続期間については、いくつかの研究結果が示されています。
◉フラクショナルレーザーリサーフェシングによる皮膚組織の収縮は、施術後少なくとも1年間持続することが示されています。
◉組織のリモデリング(例えば、新コラーゲン生成)のプロセスは、施術後最大6ヶ月間継続します。
◉ 組織のリモデリング効果は数ヶ月間持続することが免疫組織化学的分析で示されており、より長期的な結果をもたらします。
◉光老化の治療においては、ある研究では施術後2年間、優れた改善効果が持続したと報告されています。
これらの情報から、フラクショナルレーザーの効果、特に肌の引き締めやコラーゲンの生成、全体的な肌質の改善は、施術後数ヶ月から数年間持続することが期待できると言えます。
【参考文献】
Current Status of Fractional Laser Resurfacing
Paul J Carniol, et al.
JAMA Facial Plast Surg
2015;17(5):360-366
施術中の痛みはどの程度ですか?
⚪️麻酔クリームで表面麻酔を行った後の照射となりますので、完全無痛ではありませんが、痛みに耐える施術ではなくなります。
⚪️照射中にはジリジリとした痛み刺激があります。
ダウンタイムはどのくらいですか?
⚪️施術後、赤み、腫れ、ヒリヒリ感、点状のかさぶた形成などが数日~1週間程度続くことが一般的です。
⚪️多くの場合、1~2日ほどの赤みの後にかさぶたができ、その後1週間~10日ほど肌のざらつきが生じます。
⚪️ダウンタイム中は、メイクができない期間や、一時的に外出を控えた方が良い場合があります。
施術後の痛みはありますか?
⚪️施術後は日焼けした後のような火照り感やヒリヒリとした痛みを感じることがありますが、当日中にはほとんど落ち着きます。
⚪️痛みのピークは施術後の約1~2時間程度で、その後は徐々に軽減していきます。
施術時間はどのくらいかかりますか?
⚪️照射時間は顔全体で約10~20分程度です。
⚪️麻酔クリームで表面麻酔した後、炭酸ガスフラクショナルレーザーを照射します。
⚪️カウンセリングから治療終了までの時間は約1時間程度です。
施術前後の注意事項はありますか?
◉施術前後は必ず紫外線対策を徹底してください
◉施術当日は洗顔・メイクは避け、翌日から可能になります
◉施術後1週間くらいは、飲酒や運動・サウナなどで体が温まると赤みやかゆみが増強する場合があります
◉施術後の肌は乾燥しやすいので、保湿を十分に行ってください
スマートサイドスクエアの特徴は何ですか?
⚪️スマートサイドスクエア(SmartXide Square)は、フラクショナルレーザーの中でも特に皮膚の収縮作用が強く、照射による肌の再構築に加え、たるみの引き締め効果も期待できます。
⚪️独自のパルス波形により、蒸散作用に続く強い熱作用が真皮層に働きかけることで、「たるみ」を引き締めることが可能になりました。
使用する機器について
◉使用するスマートサイドスクエア(SmartXide Square)は、DEKA M.E.L.A. S.r.l.(本社イタリア・フィレンツェ州カレンツァーノ、1991年設立)が製造しています。正規代理店DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン株式会社(旧:株式会社DEKA JAPAN)を通して、院長が個人輸入しています。
◉この医療機器は日本では薬機法上の承認を受けていません。
◉国内に同じような効果が期待できる承認された医療機器が存在しません。
◉万が一重篤な副作用が生じた場合に、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。
◉諸外国における承認状況:欧州においてCEマーク(医療機器指令93/42/EEC適合)を取得しています。米国ではFDA 510(k)クリアランスを受けています。
◉起こりうる副作用:
1)腫れ・浮腫 2)疼痛・ヒリヒリ感 3)紅斑・発赤 4)かさぶた形成 5)滲出 6)かゆみ 7)皮むけ・乾燥 8)細菌感染 9)ウイルス感染(ヘルペスの再活性化等) 10)接触皮膚炎 11)色素沈着過剰(PIH) 12)色素脱失 13)瘢痕形成 14)毛細血管拡張症 15)ざ瘡様皮疹 16)全身性過敏症反応
◉現在までに機器が原因となる重篤な事故の報告はありません。