ジャルプロ・スーパーハイドロ

制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年6月18日)

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年齢とともに感じるハリ不足、乾燥による小じわ、フェイスラインのゆるみ…。

そんな複合的なエイジングサインにお悩みなら、肌の土台から若々しさを再構築する次世代の美肌治療「ジャルプロ・スーパーハイドロ」をご検討ください。

肌が本来持つ再生能力に着目し、内側から自然なハリと深い潤いをもたらす、新しいアプローチのエイジングケアです。


ジャルプロ・スーパーハイドロとは?

ジャルプロ・スーパーハイドロは、美容医療の先進国イタリアで開発された、細胞外マトリックス(ECM)の再構築を促す革新的な注入治療です。

高分子量と低分子量の2種類のヒアルロン酸に加え、7種類のアミノ酸と3種類のペプチドを独自のバランスで配合。これにより、単に潤いを補うだけでなく、肌の線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチンの生成をサポートします。

加齢により失われた肌の構造的な支えを内側から立て直し、肌全体の密度と弾力を高めることを目指します。まるで「肌の基礎工事」を行うように、健康的で若々しい肌へと導く治療法です。


ジャルプロ・スーパーハイドロのメリット

深層からの持続的な保湿効果: 高低2種のヒアルロン酸が肌の深層まで浸透し、内側からみずみずしさを保ちます。

ハリ・弾力性の向上: 細胞外マトリックスの再構築を促し、肌の土台を強化。自然なリフトアップ感と弾むような肌へ導きます。

自然な若返り効果: 肌本来の再生能力を高めるため、仕上がりは非常にナチュラル。徐々に肌質が改善されていくのを実感できます。

肌質の改善(キメ・ツヤ): 肌密度が高まることで、キメが整い、なめらかで明るい印象の肌へと導きます。

たるみが気になる部位に効果的: 頬、フェイスライン、首など、構造的な支えが失われやすい部位のケアに適しています。

ダウンタイムが短い: 注入治療のため、施術後のダウンタイムが比較的短く、日常生活への影響を最小限に抑えられます。


ジャルプロ・スーパーハイドロのデメリットとリスク

ジャルプロ・スーパーハイドロは多くのメリットを持つ一方で、いくつかのリスクや留意点も存在します。

⚫️ 効果の持続期間: 効果は永久的ではなく、肌の状態や生活習慣により個人差がありますが、一般的に数ヶ月程度の持続が期待されます。効果維持のためには、定期的な施術が推奨されます。

⚫️ 費用: 保険適用外の自由診療のため、全額自己負担となります。

⚫️ 副作用・リスク: 注入部位に、一時的な赤み、腫れ、内出血、軽度の痛みや違和感が生じることがあります。通常は数日で軽快しますが、まれに感染やアレルギー反応が起こる可能性も否定できません。

⚫️ 施術者の技術への依存: 注入する深さや部位、量が適切でない場合、期待した効果が得られなかったり、不自然な仕上がりになったりする可能性があります。特に ジャルプロスーパーハイドロを港区 でお考えの場合、解剖学的な知識と経験豊富な医師を選ぶことが極めて重要です。


当院のジャルプロ・スーパーハイドロの特徴

自由が丘から港区浜松町・大門エリアに移転した当院では、20年以上の経験を持つ院長が、豊富な知識と繊細な技術で丁寧にジャルプロ・スーパーハイドロを注入いたします。患者様一人ひとりのお悩みに寄り添い、安全かつ効果的な施術を提供することをお約束します。港区の皆様に安心して施術を受けていただけるよう、以下の点にこだわっています。

熟練医師による丁寧な施術: 解剖学を熟知した院長が、肌構造(特に靭帯や脂肪層)を的確に捉え、最適な深さと位置に注入。効果を最大化し、リスクを最小限に抑えます。

パーソナライズされた治療計画: 事前のカウンセリングで、お悩みや肌状態、ご希望を詳細に伺い、最適な注入プランをご提案します。

レチノイド療法との組み合わせによる高度なエイジングケア: 当院の最大の特徴であるオーダーメイドのレチノイド療法(外用・内服)とジャルプロ・スーパーハイドロを組み合わせることで、肌の土台(内部構造)と表面(肌質・ターンオーバー)の両方からアプローチする、より包括的で高度なエイジングケアが可能です。相乗効果により、ワンランク上の美肌を目指します。

港区内でのアクセス良好: JR浜松町駅、地下鉄大門駅、芝公園駅から徒歩圏内にあり、通院にも便利です。

安全管理とアフターケアの徹底: 施術に伴うリスクを最小化するための対策を講じるとともに、施術後の経過観察や必要なケアについても丁寧にご説明・対応いたします。


まとめ:肌本来の力を引き出し、自信の持てる素肌へ

▶︎ 港区 で ジャルプロスーパーハイドロ をご検討なら、肌の構造から若返りを促す当院の治療をぜひご相談ください。

▶︎ 当院では、経験豊富な医師が、ジャルプロ・スーパーハイドロの持つポテンシャルを最大限に引き出し、安全かつ丁寧に施術を行います。

▶︎ 肌のハリ不足、小じわ、たるみ、全体的な活力低下など、複合的なエイジングサインにお悩みの方におすすめです。

▶︎ 特に、当院独自のレチノイド療法との組み合わせにより、より高いレベルでのエイジングケアをご希望の方に適しています。

▶︎ 患者様一人ひとりが、健康的で自信の持てる素肌を手に入れられるよう、スタッフ一同、心を込めてサポートいたします。


**お知らせ**
当院は2003年に自由が丘から港区浜松町(最寄駅:JR/東京モノレール 浜松町駅、都営浅草線/大江戸線 大門駅、都営三田線 芝公園駅)に移転して診療しています。

 

  

オリジナル美容モデル

施術前

50代女性
1ヶ月ごとに2回施術を行いました。

2回施術1ヶ月後


肌の質感が細やかになりました。

施術前

50代女性
1ヶ月あけて2回施術を行いました。

2回施術後

頬から目周りまでリフトアップ効果が出ています。

医療広告ガイドライン・限定解除要件

通常必要とされる治療内容:お顔全体で10〜20カ所に極細の注射針を使って、皮下に注入します。注入ポイントはプロコールに従いますが、症状、ご要望に応じて調整します。
*カウンセリングから治療終了までの時間:1時間

標準的な費用:221,100円 *ジャルプロスーパーハイドロ2回分(2回セット)の料金+初診料

標準的な治療期間及び回数:4週ごとに通院して施術を受けます。2回の施術回数で治療期間は1ヶ月になります。

デメリット・リスク・副作用:ジャルプロ・スーパーハイドロは多くのメリットを持つ一方で、いくつかのリスクや留意点も存在します。

⚫️ 効果の持続期間: 効果は永久的ではなく、肌の状態や生活習慣により個人差がありますが、一般的に数ヶ月程度の持続が期待されます。効果維持のためには、定期的な施術が推奨されます。

⚫️ 費用: 保険適用外の自由診療のため、全額自己負担となります。

⚫️ 副作用・リスク: 注入部位に、一時的な赤み、腫れ、内出血、軽度の痛みや違和感が生じることがあります。通常は数日で軽快しますが、まれに感染やアレルギー反応が起こる可能性も否定できません。



院長コラム


ジャルプロ・スーパーハイドロは、上級バージョンであるジャルプロHMWからさらにグレードアップされた製剤で、皮膚だけでなく、皮下の支持靭帯まで補強できる効果を持ちます。

それによりたるみ治療としても有効で、細胞外マトリックス(ECM)治療はさらに一歩進んだと言えます。海外のSNSでは、この施術はフェイスラインをすっきりさせる効果を持つ「Vリフト」として話題になっています。

2023年モナコで開催されたAMWC(ヨーロッパ最大の国際美容学会)ではフィロルガ水光注射とナノソフトニードルがセットで「BEST INJECTABLES FOR SKIN REVITALIZATION」を受賞したのですが、そのとき最後まで受賞を競ったのが、このジャルプロ・スーパーハイドロだったように世界的にも評価されています。

 



こんな方におすすめ

 

  • 1.目元・口元に小ジワが目立つ
  • 2.顔が痩せてしぼんできた
  • 3.フェイスラインが緩んできた



施術について

施術について


施術時間  : 麻酔を含め60分

麻  酔  : 表面麻酔

術後診察  : なし

 

注意事項


入浴・洗髪  : 当日から可能

洗顔・化粧  : 当日から可能

飲酒・運動  : 当日から可能

 

治療スケジュール

 

ジャルプロ・スーパーハイドロの施術は、1ヶ月間隔で2~3回行うことが推奨されています。

この頻度で施術を受けることで、肌の再生が促進され、コラーゲンやエラスチンの生成が活性化されます。特に、皮膚支帯の再生を通じて、皮下組織の引き締めやたるみの改善が期待できるため、初回の施術から数回の施術を重ねることで、より効果を実感できるでしょう。

その後は、3~6ヶ月に1回程度のメンテナンス施術が推奨されます。この定期的なメンテナンスにより、ジャルプロ・スーパーハイドロの効果を持続させることが可能です。特に、細胞外マトリックスに働きかけるこの製剤は、肌の保湿力を高め、弾力を維持するために重要な役割を果たします。定期的な施術を通じて、肌の若々しさを保つことができるのです。

 

 

施術を受けられない方

 

  • 妊娠、授乳中の方

施術の流れ

1 洗顔・麻酔


洗顔後、クリームを塗って表面麻酔します。

2 スーパーハイドロ注入


自動注入器ではなく、医師の手で直接ポイントに注入していきます。

熟練した医師の手で一か所ずつ最適な深さと量を見極めながら注入することで、効果の最大化を図ります。



3 施術終了後


メイクをしてお帰りいただけます。施術後日常生活の制限はありません。針穴や注入のふくらみが数日間残ることがありますが、メイクで十分にカバー可能です。

 

 

価格表

 ジャルプロ・スーパーハイドロ
価格(税込) 
1回 121,000円
2回セット 217,800円


■麻酔料  2,750円別途(2回セットは麻酔料込み)

*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。





ジャルプロにはレチノイドを


当院がジャルプロ・スーパーハイドロと「レチノイド療法」の組み合わせを推奨しているのは、この2つの治療が、それぞれ異なるアプローチで肌の若返りに貢献し、相乗効果を生み出すからです。


この関係を、「家のリノベーション」に例えてみましょう。

ジャルプロ・スーパーハイドロの役割:「内側からの基礎工事」

この治療は、肌の深部にある支持靭帯や真皮層に働きかけ、コラーゲンやエラスチンを増やすことで、家の「基礎」や「柱」を頑丈に建て直す役割を担います。これにより、たるみを根本から改善し、ハリのあるしっかりとした肌の土台を作ります。

レチノイド療法の役割:「外側からの内装・外壁の仕上げ」

一方、ビタミンA誘導体であるレチノイドは、主に肌の表層に作用します。肌のターンオーバーを正常化・促進することで、シミやくすみを改善し、皮脂の分泌をコントロールして毛穴を目立たなくさせます。また、表皮のヒアルロン酸産生を促し、キメを整える効果もあります。これは、家の「壁紙を新しくし、外壁を塗り直して美しく仕上げる」作業にあたります。

この2つを組み合わせることで、「頑丈な基礎と柱を持ち、かつ内外装も美しい家」が完成するのです。つまり、「構造的な強さ(ハリ・リフトアップ)」と「表面的な美しさ(キメ・ツヤ・透明感)」の両方を、同時に、かつ効率的に手に入れることができます。

ジャルプロ・スーパーハイドロ単体でも素晴らしい効果が期待できますが、レチノイド療法を組み合わせることで、まさに隙のない、トータルなエイジングケアが実現するのです。




ジャルプロは細胞外マトリックス(ECM)治療

そもそも細胞外マトリックス(ECM)治療とは


細胞外マトリックス(ECM)とは、皮膚の構造を支え、弾力性や水分保持、若々しさを維持するために重要な役割を担う細胞(幹細胞、線維芽細胞)以外の物質群です。コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった主要成分から構成されています。

皮膚の老化プロセスでは、細胞外マトリックス(ECM)の質と量が低下することが特徴的です。コラーゲンを生成する線維芽細胞の活性低下や、既存のコラーゲンの分解により、しわやたるみ、ボリュームロスといったエイジングサインが現れます。

最近の美容医療では、失われたボリュームを単に補う対症療法から、皮膚の基礎構造である細胞外マトリックス(ECM)そのものの再生・活性化に焦点を当てる根本治療へと考え方が移行しています。細胞外マトリックス(ECM)を標的とした治療は、皮膚が本来持つ再生能力を高め、より持続的な若々しさを目指すものです。


まとめ

細胞外マトリックス(ECM)

◎皮膚の構造を支える細胞以外の物質群

◎皮膚の弾力性や水分保持、若々しさを維持する重要な役割を担う
◎コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった主要成分から構成


皮膚老化におけるECMの変化

◎皮膚の老化プロセスでECMの質と量が低下
◎コラーゲンを生成する線維芽細胞の活性が低下
◎既存のコラーゲンの分解が進行
◎シワやたるみ、ボリュームロスといったエイジングサインが現れる


美容医療におけるECM治療の進歩

◎従来の対症療法:失われたボリュームを単に補う治療
◎現在の根本治療:ECMそのものの再生・活性化に焦点を当てた治療
◎皮膚が本来持つ再生能力を高める治療法
◎より持続的な若々しさを目指すアプローチ

 



ECM治療の効果


基本的な作用機序

◉ 皮膚の線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの産生を促進する


具体的な効果

⚪️ 新たなコラーゲンとエラスチンの生成により、肌全体の質感と弾力性が向上し、ハリのあるなめらかな肌へと導く
⚪️  ヒアルロン酸などの成分が肌の水分保持能力を強化し、しっとりとした潤いを実現する
⚪️ 肌内部からふっくらとすることで、小じわやしわが目立ちにくくなる
⚪️  人工的なボリュームアップではなく皮膚の内因性能力を高めるため、自然で健康的な若々しい印象をもたらす



ジャルプロ・スーパーハイドロの特徴


ジャルプロ・スーパーハイドロは、ジャルプロ製品ラインの中で最も先進的な製剤であり、従来のジャルプロの効果に加え、より進んだ構造的改善を目指して開発されました。


画期的な組成

低分子・高分子ヒアルロン酸の最適なブレンド(総量80mg、濃度3.2%)に加え、強化された7種のアミノ酸複合体(グリシン、プロリン、リジン、ロイシン、アラニン、バリン、アルギニン)と、3種類の生体模倣ペプチド(アセチルデカペプチド-3、オリゴペプチド-24、アセチルテトラペプチド-5)が配合されています。このペプチドの組み合わせが、より高度な細胞シグナル伝達と再生効果を可能にします。


靭帯サポートによるリフトアップ効果

スーパーハイドロの最大の特徴は、皮膚と骨を繋ぐ線維組織である「リガメント(皮膚支帯)」の再生を促す能力に注目している点です。これらの靭帯を強化することで、人工的なボリュームアップを伴わずに、特に中顔面領域での引き締めとリフトアップ効果が期待できます。これは、他の多くのスキンブースターでは直接的にアプローチできなかった、顔面老化の重要な側面である靭帯の弛緩に対応する画期的なアプローチです。


包括的なエイジングケア

強力な水分補給、顕著な皮膚再生、そして軽度のリフトアップ効果を同時に提供します。皮膚のたるみ、くすみ、構造的な老化をターゲットとし、ECMリモデリングを促進します。


推奨適用部位

主に頬、顎のライン、首、こめかみなど、中顔面の引き締めと全体的な若返りを目的とした部位に適用されます。

ジャルプロ・スーパーハイドロは、単なる水分補給や肌質改善を超え、深層の解剖学的構造に働きかけることで、より顕著なリフトアップと引き締め効果を実現する、まさに「包括的な構造的エイジングケア」のための最先端ECM治療です。



よくいただくご質問

Q

ダウンタイム、リスクについて

A


ジャルプロ・スーパーハイドロの施術後には、注入部位においては針穴の赤い点やわずかな膨らみが見られることがあります。

内出血や赤み、腫れといった副作用が見られることがありますが、これらの症状は通常、数日のうちにはおさまりますが、内出血が青アザとして現れたときは、ほとんどの場合メイクでカバー可能ですが、スケジュールの調整が必要になることもあります。

施術を受ける際にはこれらのリスクを理解しておくことが重要です。

【リスク】
・むくみ ・膨らみ・赤み・痛み・腫れ・内出血(青アザ)・かゆみ・色素沈着・感染症・アレルギーなど

 



 

Q

 ジャルプロ・スーパーハイドロとは、そもそもどのような治療ですか?

A

ジャルプロ・スーパーハイドロは、美容医療の先進国であるイタリアで開発された、エイジングケアを目的とした注入治療です。

単にシワを埋めたり、ボリュームを補ったりする従来の治療とは一線を画し、「肌育注射」とも呼ばれるように、肌そのものの健康と若々しさを内側から育むことを目指します。

この治療の核心は、加齢によって衰えた肌の構造的な土台である「細胞外マトリックス(ECM)」を再構築することにあります。細胞外マトリックスとは、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などで構成される、肌のハリや弾力を支える重要な基盤です。ジャルプロ・スーパーハイドロは、この基盤に直接働きかけることで、肌のゆるみ、ハリ不足、乾燥による小じわといった複合的なエイジングサインを根本から改善へと導きます。

ジャルプロには複数の製品シリーズがあり、それぞれに特徴がありますが、スーパーハイドロはその中でも特に肌の構造的な支えに着目した最上位製剤です。肌の表面的な美しさだけでなく、その土台となる構造から若々しさを取り戻したいと考える方に最適な、科学的根拠に基づいた先進の美肌治療と言えます。

Q

どのような成分が含まれていて、どのように肌に作用するのですか?

A

ジャルプロ・スーパーハイドロの特長は、肌の再構築のために厳選された成分が、独自のバランスで配合されている点にあります。その構成は、大きく分けて3つの要素から成り立っています。

2種類のヒアルロン酸(高分子量・低分子量):
この治療で用いられるヒアルロン酸は、ボリュームを出すことを目的とした「架橋」ヒアルロン酸とは異なり、「非架橋」のヒアルロン酸です。分子量の異なる2種類を組み合わせることで、肌の深層から表層まで広範囲に浸透し、持続的な保湿効果をもたらします。

さらに重要な役割として、肌の線維芽細胞を活性化させる「スイッチ」の役割を担います。これにより、肌が自ら潤いとハリを生み出す環境を整えます。

7種類のアミノ酸:
アミノ酸は、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンの主原料となる、いわば「建材」です。ジャルプロ・スーパーハイドロには、グリシン、L-プロリン、L-リジンといった7種類の機能性アミノ酸が豊富に含まれています。

ヒアルロン酸によって活性化された線維芽細胞に、これらの高品質な建材を直接届けることで、コラーゲンとエラスチンの生成が効率的に、かつ力強く促進されます。

◉3種類の機能性ペプチド:
ペプチドは、細胞に特定の働きを促す「指令役」の分子です。含まれている3種類のペプチドは、線維芽細胞の長期的な活性化をサポートし、コラーゲンの分解を抑制するよう働きかけます。これにより、新しく作られたコラーゲンが長く維持され、治療効果の持続性を高めます。


このように、ジャルプロ・スーパーハイドロは「スイッチ(ヒアルロン酸)」「建材(アミノ酸)」「指令役(ペプチド)」という3つの要素が三位一体となって相乗効果を発揮します。肌の再生サイクルそのものにアプローチすることで、一過性ではない、根本的な肌質の改善と若返りを実現するのです。

Q

ジャルプロ・スーパーハイドロについて

A

ジャルプロ・スーパーハイドロは、厚生労働省未承認の医薬品です。

国内の代理店を通じて、医師が個人的に正式な手続きを経て輸入しています。

国内には同等の承認医薬品はありません。

諸外国においても未承認であり、すべてのリスクが明らかになっていない可能性がありますが、これまで重篤な副作用、トラブルの報告はありません。

Q

ジャルプロ・スーパーハイドロは、なぜ「肌の土台(基礎工事)」を整えると言われるのですか?

A

当院でジャルプロ・スーパーハイドロを「肌の基礎工事」と表現しているのには、そのユニークな作用機序に理由があります。一般的な美肌治療が肌の表層(外壁や内装)にアプローチするのに対し、この治療は建物の「基礎」や「柱」にあたる部分を強化することに特化しているからです。

その鍵となるのが、顔の皮膚や脂肪を骨に固定している「支持靭帯(リガメント)」へのアプローチです。支持靭帯は、加齢とともに伸びて緩んでしまい、これが顔全体のたるみの大きな原因となります。

ジャルプロ・スーパーハイドロは、この弱った支持靭帯の周辺に薬剤を的確に注入することで、靭帯そのものを強化し、再構築を促します。これにより、皮膚や皮下組織を内側からしっかりと支え、たるみを根本から引き上げる効果が期待できるのです。

これは、他の多くのスキンブースター治療と一線を画す、ジャルプロ・スーパーハイドロの最大の特徴です。肌表面の質感を改善するだけでなく、その下にある構造的な支えを立て直す。まさしく、見た目の美しさを持続させるための「基礎工事」と言えるアプローチなのです。この土台がしっかりすることで、肌全体の安定性が増し、ハリやリフトアップ効果がより自然に、そして長く持続します。

Q

どのような肌の悩みに効果が期待できますか?

A

ジャルプロ・スーパーハイドロは、加齢に伴う様々な肌悩みに対応できる包括的な治療です。特に以下のようなお悩みをお持ちの方に適しています。

⚪️フェイスラインのゆるみ・頬のたるみ: 顔の構造を支える土台にアプローチするため、特に頬やフェイスラインのもたつき、たるみが気になる方に高い効果が期待できます。

⚪️ハリ・弾力の低下: 肌の密度を高め、コラーゲン・エラスチンの生成を促すことで、失われたハリと弾むような弾力を取り戻します。

⚪️乾燥による小じわ・ちりめんジワ: 高濃度のヒアルロン酸が深層から保湿し、肌のキメを整えることで、目元や口元の細かなシワを目立たなくさせます。

⚪️肌質の低下(キメの乱れ・ツヤ不足): 細胞レベルで肌を健康に導くため、キメが整い、内側から輝くような自然なツヤと明るさが生まれます。

⚪️首や手の甲のエイジングサイン: 年齢が出やすい首の横ジワや手の甲のハリ低下に対しても効果的です。

この治療の大きな特徴は、仕上がりが非常にナチュラルである点です。ヒアルロン酸フィラーのように特定の部位を膨らませたり、外科手術のように大きく引き上げたりするのではなく、ご自身の肌が持つ本来の力を引き出すことで、全体的に若々しく健康的な印象へと導きます。

そのため、「不自然な変化は避けたいけれど、確かな手応えが欲しい」「フィラーやボトックス治療は受けたが、肌全体の質感をさらに向上させたい」といった、美意識の高い患者様のニーズにも応えることができる治療です。

Q

 施術中の痛みはどの程度ですか?痛みに弱いのですが、麻酔は使用できますか?

A

施術時の痛みは、多くの方が懸念される点かと思います。ジャルプロ・スーパーハイドロの注入時には、針を刺す際に「チクッ」とした軽い痛みがあります。当院では、お客様の快適性を最優先に考え、施術前に必ず表面麻酔クリームを塗布します。それにより注入時の感覚は大幅に和らぎます。

さらに、痛みを最小限に抑えるためには、使用する器具や医師の技術も重要です。当院では極細の針を使用し、解剖学を熟知した院長が、神経や血管を避けながら優しく丁寧に注入を行います。これにより、痛みだけでなく、内出血などのリスクも軽減されます。

痛みに特に敏感でご不安な方には、カウンセリング時にその旨をお伝えいただければ、より一層配慮しながら施術を進めますので、どうぞご安心ください。

Q

 効果はいつ頃から実感できますか?また、効果のピークはいつ頃ですか?

A

ジャルプロ・スーパーハイドロの効果の現れ方には、2つのフェーズがあるのが特徴です。これにより、即時的な満足感と、長期的な肌質改善の両方を実感いただけます。

フェーズ1:即時的効果(施術直後~数日)
施術直後から、配合されている高濃度のヒアルロン酸による深い保湿効果を実感できます。肌が内側から潤い、ふっくらとしたハリ感やツヤの向上を感じる方が多いです。この段階は、肌再生のための土壌が整えられた状態と言えます。

フェーズ2:長期的効果(施術後2週間~6ヶ月)
ここからが、ジャルプロ・スーパーハイドロの真価が発揮される期間です。注入されたアミノ酸とペプチドの働きにより、ご自身の線維芽細胞が活性化し、コラーゲンとエラスチンの生成が本格的に始まります。施術後2週間から1ヶ月ほど経つと、肌の引き締まりや弾力性の向上、フェイスラインのリフトアップ感など、より構造的な変化を感じられるようになります。効果のピークは2〜3ヶ月ですが、この肌再生プロセスは約6ヶ月続きます。

このように、効果が段階的に現れるため、周囲に気づかれにくい自然な変化を望む方に最適です。まずは潤い、そして徐々にハリと引き締めが訪れるという、肌が根本から若返っていくプロセスをお楽しみいただけます。

 

Q

1回の治療でも効果はありますか?また、効果はどのくらい持続しますか?

A

1回の治療でも、ヒアルロン酸による保湿効果や肌のツヤ感の向上といった効果を実感することは可能です。しかし、ジャルプロ・スーパーハイドロの本来の目的である「肌の土台再構築」と「持続的なリフトアップ効果」を最大限に引き出すためには、複数回の治療を継続することが必要になります。

推奨される一連の治療を完了した場合、その効果は個人差もありますが、一般的に約6ヶ月から1年間持続するとされています。効果の持続期間は、元々のお肌の状態、年齢、そして紫外線対策や保湿といった日々のライフスタイルやスキンケアによっても左右されます。

さらに重要なのは、治療を繰り返すことによる「効果の蓄積」です。定期的なメンテナンス治療を行うことで、肌内部のコラーゲン密度がさらに高まり、肌構造がより安定します。その結果、効果の持続期間が延びるだけでなく、より質の高い、若々しい肌状態をキープしやすくなります。

1回の治療はあくまでスタートラインであり、継続することでゴールへと近づいていくとお考えいただくのが良いでしょう。

Q

 施術直後はどのような状態になりますか?注入箇所の膨らみ(ボコボコ感)は目立ちますか?

A

施術直後には、薬剤を注入した箇所に、蚊に刺されたような小さな膨らみ(膨疹)が見られます。これは、肌の土台を支えるために必要な量の薬剤が、的確なポイントに注入された証拠であり、正常な反応ですのでご安心ください。

この「ボコボコ感」とも表現される膨らみは、薬剤が皮下に一時的に溜まっている状態で、これが数時間から1~2日かけて周囲の組織へと均一に浸透・拡散していきます。多くの場合、施術後数時間から翌日にはほとんど目立たなくなります。

この膨らみは、治療が効果的に行われているサインと捉えることができます。薬剤が一時的に注入箇所に留まることで、支持靭帯などのターゲット部位に集中的に作用し、その後、広範囲の肌再生を促すのです。

その他、注入箇所に針穴由来の赤い点が見られることもありますが、これも通常は数日で消失します。大切なご予定がある場合は、施術日程を調整されることをお勧めします。

Q

内出血や腫れはどのくらいで治まりますか?

A

注入治療であるため、内出血や腫れ、赤みといったリスクはゼロではありません。当院では、解剖学に基づいた丁寧な手技でこれらのリスクを最小限に抑えるよう努めておりますが、万が一生じた場合の一般的な経過についてご説明します。

⚫️赤み・腫れ: 施術後に見られる軽度の赤みや腫れは、通常1~3日程度で自然に引いていきます。

⚫️内出血: 内出血(青アザ)が生じた場合、完全に消えるまでには1~2週間ほどかかることがあります。これは通常の打撲などと同様の経過をたどります。内出血は、施術の翌日からコンシーラーなどのメイクでカバーすることが可能ですので、日常生活に大きな支障をきたす可能性は少ないでしょう。

施術後の経過には個人差がありますが、万が一、症状が長引いたり、ご不安な点があったりした場合は、ご連絡ください。しっかりサポートいたします。

Q

 ジャルプロ®スーパーハイドロについて

A

◉ジャルプロ®スーパーハイドロは、日本の厚生労働省(MHLW)から医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。

◉本製品は、スイスのバイオテクノロジー企業、プロフェッショナル・ダーマ社(Professional Derma SA)によって開発・製造されています。医師の判断のもとで個人輸入の手続きを行っています。ブルースカイ株式会社が、クリニック向けの輸入手続きを代行しています 。

◉日本の厚生労働省の承認を得ていない未承認医療機器であるため、同一成分・性能を有する国内承認医薬品等は存在しません。

◉万が一重篤な副作用が生じた場合、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

◉副作用・リスク:
一般的・軽微かつ一過性の注射部位反応: 最も頻繁に報告される副作用であり、通常は軽微で数時間から数日で自然に軽快します。具体的には、発赤、腫脹(腫れ)、内出血、軽度の疼痛・圧痛・不快感、搔痒感(かゆみ)などが含まれます。施術直後に製品による小さな膨らみ(隆起・丘疹)が見られることがありますが、通常1~48時間以内に皮下に浸透し消失します 。

比較的稀な合併症: 発生頻度は低いものの、経過観察や医療介入を要する可能性があります。製剤成分(ヒアルロン酸、アミノ酸、ペプチド等)に対するアレルギー反応・過敏症(重度の発赤、腫脹、蕁麻疹、発疹など)が既知のリスクです。その他、皮下に形成される小さく硬いしこりである結節・肉芽腫形成、施術部位の皮膚色の変化である色素沈着・変色、数日間を超える持続的な腫脹や炎症などが報告されています。

稀だが重篤な有害事象: これらはジャルプロ®スーパーハイドロに特有のものではなく、全ての経皮的注射手技に内在するリスクです。最も重篤なリスクとして血管閉塞が挙げられ、製剤が誤って血管内に注入されると血流を阻害し、皮膚壊死、瘢痕、最悪の場合は失明や脳卒中に至る可能性があります。皮膚壊死は血管閉塞や重度の感染に起因する組織の死滅です。

◉製造元であるプロフェッショナル・ダーマ社は、一般消費者向けの公式ウェブサイトでは、ジャルプロ®スーパーハイドロの具体的な副作用リストを公表していません。これは、詳細な安全性情報を医療従事者向けに限定して提供するという、医療機器業界における標準的かつ規制に準拠した情報開示戦略を反映したものです。

しかし、2024年に発表された査読付き臨床研究を含む複数の臨床研究データからは、本製品は一貫して良好な安全性プロファイルを有することが示唆されています。主要な臨床試験(Shelemba et al., 2024)では有害事象は最小限であったと報告されており、自然に消失した表在性の内出血が3例、注射部位からのごくわずかな出血、注射中の軽度の疼痛が認められたのみで、重篤な有害事象の報告はありませんでした。

【参考文献】
Safety and Efficacy of an Injectable Solution Enriched With Sodium Hyaluronate, Amino Acids, and Peptides in Relation to Superficial Facial Connective Tissues (Dermis and Retinacular Cutis)
Evgeniya Shelemba, et al.
J Cosmet Dermatol
2024;24(1):e16586