ハリ・小ジワ

細胞外マトリックス(ECM)治療


「肌痩せ」で、顔が「しぼむ」ことを実感していませんか? 

結果、ハリが失われ、増えるのは小ジワとため息ばかり。



従来の肌治療は光やレーザー、針などで「線維芽細胞を刺激して、コラーゲンを増やす・・」というアプローチ。でもそれは加齢で機能の落ちた線維芽細胞をさらに鞭打つような治療。

それに対し細胞外マトリックス(ECM)治療とはその線維芽細胞が生きている環境である細胞外マトリックス(ECM)を刺激することで、線維芽細胞の機能を高める治療。

細胞外マトリックス(ECM)治療は、従来型の治療のように肌を再構築して効果をもたらすものではないので、より早く効果を実感していただけます。


オリジナル美容モデル

スネコス-前

70代女性
「肌痩せ」で小ジワが目立ちます。

スネコス-3回

治療開始1ヶ月半でここまで「肌痩せ」が改善しました。

ボライト-前

70代女性
「肌痩せ」で小ジワが目立ちます。

ボライト-1回

(注入1ヶ月後)
シワ感が改善し、滑らかさが出ています。

ボライト-前

50代女性
下まぶたに小ジワが目立ちます。

ボライト-1回

(注入1ヶ月後)
ハリが出て、小ジワが改善しています。

プロファイロ治療前

60代女性。肌質の改善が目標。

プロファイロ2回施術後1ヶ月

毛穴が縮小して肌質が細やかに整ったのがわかります。




院長コラム 〜細胞外マトリックス(ECM)治療のメカニズム〜


ここのところ、「ジャルプロ」、「スネコス」、「ハイドロ」、「プロファイロ」と、いずれもヒアルロン酸を主成分とした製剤が、細胞外マトリックス(ECM)ブースターと称してしのぎを削っています。



細胞外マトリックス(ECM)とは、ヒアルロン酸の海の中をコラーゲンやエラスチンといった線維成分や線維芽細胞が漂っているようなもの。そのため細胞外マトリックス(ECM)ブースターの製剤でもヒアルロン酸が中心になっています。



ヒアルロン酸で美肌治療というのも不思議に思われるかもしれません。


実は皮膚ではヒアルロン酸が代謝されることで皮膚の再生を支えています。ヒアルロン酸代謝が止まると皮膚は急速にしぼんでしまいます(ステロイドを塗っていると、皮膚が萎縮するのがこの例)。 



ただし、皮膚の再生に役立つヒアルロン酸は特定の分子量に限られます。中分子量のヒアルロン酸が、受容体と結合したときのみ、真皮でコラーゲンやヒアルロン酸の産生、さらには表皮の分化・増殖、つまりは皮膚の再生が起こるのです。



 




細胞外マトリックス(ECM)治療の施術



細胞外マトリックス(ECM)治療のメンテナンス 〜レチノイド療法〜

肌の時間は止められる


細胞外マトリックス(ECM)治療のメンテナンスとしてはどういうスキンケアが有用か? 



実はこれには答えが用意されています。これが細胞外マトリックス(ECM)治療の優れているところ。 




それがレチノイド。



レチノイドはヒアルロン酸受容体を活性化し、皮膚のヒアルロン酸を増やす作用があるため、施術効果を補強することができます。



細胞外マトリックス(ECM)治療にはレチノイドが欠かせません。



 



レチノイド療法の紹介




よくいただくご質問

Q

医療用保湿剤について

A


皮膚科診療で病的な乾燥肌(ドライスキン)を治療するさい、「化粧水をたっぷり使いましょう」と指導することはありません。

医療用保湿剤を使うことをおすすめします。

適切に保湿剤を使用していると、使用を中止しても1週間ほど保湿効果が続くようになります。保湿剤の効果が表面だけでなく深部にまで及ぶからです。これを角層療法(コルネオセラピー)と呼びます。

 医療用保湿剤価格(税込)
0.3% ヒルドイドローション 2,200円
0.3% ヒルドイドソフト軟膏 2,200円

 



参考文献


1)Enlarged facial pores: an update on treatment
Dong J, et al.
Cutis
2016;98(1):33-36

2)Facial pores: definition, cause, and treatment options
Lee SJ, et al.
Dermatol Surg
2016;42(3):277-285

3)Sebum output as a factor contributing to the size of facial pores
Roh M, et al.
Br J Dermatol
2006;155(5):890-894

4)Efficacy and possible mechanisms of botulinum toxin treatment of oily skin
Shuo L, et al.
J Cosmet Dermatol
2019;18(2):451-457