2016.12.15更新

 

前回の結論は、何を!どれだけ!食べてもいいけど、1日の中で食事できる時間だけは制限する!!でした。では、何時間に制限すればいいのか?根拠のある数字はあるか?が問題になります。

1)10時間
朝食が7時からなら、前の日の夕食は9時までに食べ終えるというパターン。

10時間という数字は、1回の食事後に身体の中の糖質がすべて消費されて、ようやく脂肪が燃焼し始める時間。エネルギーの貯金である脂肪を燃焼させることができれば、体重も減らせるだろうと期待できます。

脂肪が燃焼を開始すると「ケトン体」が産生されます。この「ケトン体」、抗加齢医学で今、熱い視線を浴びています。「ケトン体」が長寿遺伝子を活性化することがわかり、カロリー制限が長寿をもたらす機序にこの「ケトン体」が大きく関与しているのではと言われ始めているのです。来年の抗加齢医学会総会の招待講演ではこの「ケトン体」の大家の先生を外国からお招きすることに決まっています。

欠点は10時間というファスティング時間で体重が減少したとする臨床データがないこと。

2)12時間
朝食が7時からなら、前の日の夕食は7時までに食べ終えるというパターン。

これは先日行われた抗加齢医学会の研修講座で、「アンチエイジング2016」として今年のアンチエイジングの進歩を紹介する講演の中で取り上げられた論文の結論。

この論文はスマートフォンアプリを活用して、人の摂食行動を解析したものですが、摂食時間を12時間に制限すれば、食事内容を制限しなくても(!)、体重が減少することが示されました。しかも追跡調査の結果1年後もほとんどの人で体重が維持されていました。理由は「続けるのが楽だから」!

(参考文献)
A Smartphone App Reveals Erratic Diurnal Eating Patterns in Humans that Can Be Modulated for Health Benefits.
Cell Metab. 2015 Nov 3;22(5):789-98. 

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

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