HOME > 糸リフト総合案内
糸には2種類〜「棘付き」と「棘なし」〜
「糸には興味があるけど・・いろいろあってどれを選んだらいいかわからない・・」
このページでは、そんな方に糸の施術について詳しく解説いたします。
まず知って欲しいのは、「糸」には2種類あるってこと。棘付き糸と棘なし糸です。まずはそれぞれの美容モニター画像をお見せしますので、どんな効果が出ているかご自身の目でご確認下さい。
「棘付き糸」はリフトアップ
棘付きの糸は、糸の表面にある小さな棘が皮下組織に引っかかり、たるんだ組織を物理的に引き上げて固定します。
美容モニター〜ロワーフェイスリフト
*棘付き糸による輪郭の引き上げ効果がわかります(マリオネットラインには棘なし糸のスキャフォールドも使用しています)
施術前:50代女性
口元のたるみ、マリオネットラインを気にされていました。
1年後
1年経過して、口元は軽く、効果は持続しています。
施術に関する詳細情報
◉施術内容: 局所麻酔後、特殊な針で糸リフト用の糸を顔に挿入(両側12本/所要時間1.5時間)
◉費用(自由診療): 337,150円(ロワーフェイスリフト+麻酔料+初診料)
◉通院: 1回(経過良好の場合)
◉リスク・副作用: 腫れ・内出血・鈍痛・ツッパリ感・口の開けづらさ・皮膚の凹凸(1〜2週間で軽快)、効果の非永久性、まれに感染・神経への影響(麻痺・シビレ)・糸の露出
当院の棘付き糸リフトのご案内
◉ロワーフェイスリフト
フェイスラインとマリオネットラインのお悩みに
◉輪郭リフト
顔が四角くなったら
「棘なし糸」は抗シワ、タイトニング
棘なし糸は、皮膚の浅い層に糸を入れて“肌を内側から支える”発想の治療です。たるみを引き締めたい、シワを肌の内側から支えて、なめらかに見せたいときに適しています。
美容モニター〜スキャフォールド
*棘付き糸によるシワの改善、たるみのタイトニング効果がわかります
50代女性-施術前
とくに口元のたるみを気にされていました。*ほうれい線〜マリオネットラインに10本挿入
2-施術1ヶ月後
お顔の中心部には糸リフトよりタイトニング系が効果的。
施術に関する詳細情報
◉施術内容: 局所麻酔後、専用針で皮下に糸(スキャフォールド)を挿入(両側6〜12本/所要時間約1時間)。
◉標準費用(自由診療): 198,550円(6本)〜257,950円(12本)※麻酔料・初診料込、全額自己負担。
◉通院回数: 通常1回(経過良好時)。
◉主なリスク・副作用: 腫れ・内出血・鈍痛・違和感・引きつれ・凹凸(数日〜数週間で自然軽快)、まれに感染・炎症・糸の露出。効果持続は約1年(PDO糸のため非永久的)。
当院の棘なし糸リフトのご案内
◉スキャフォールド
ほうれい線とマリオネットラインのお悩みに
◉ショッピングスレッド
小ジワと肌のハリ改善に
こんなお悩みありませんか?
✔️フェイスラインのもたつき・輪郭のぼやけ(顔が四角く見えてきた)
✔️頬の位置の低下・全体的な下垂感
✔️口元のたるみ・マリオネットライン
✔️ほうれい線や口元の影が濃くなってきた
✔️HIFUやマシン治療だけでは変化を実感しにくくなってきた
✔️切らずに、自分の骨格やたるみ方に合わせたオーダーメイドの引き上げをしたい
これらのお悩みは、加齢に伴い皮膚や皮下組織、靭帯の支持力が弱まることで生じます。支えを失った組織に重力が加わり、顔全体が下方へとゆるみ・下垂していくことが根本的な原因です。
糸リフトは、たるんだ組織を物理的に引き上げる、あるいは皮下に網の目のように配置して内側から組織を支え引き締めることで、この構造的なエイジングサインに直接アプローチして、他の施術では得られないリフトアップ・タイトニング効果をもたらします。
糸リフトは切らないたるみ治療のファイナルアンサーです。
糸リフトでできること・できないこと
糸リフトでできること(効果・適応)
輪郭の引き上げ・フェイスラインの整え
頬やフェイスラインのもたつきを引き上げ、シャープですっきりとした輪郭を作ります。
影の改善
ほうれい線やマリオネットライン周辺の下垂組織を持ち上げ、段差による影を薄く目立たなくします。
ハリ・肌質の向上
糸周辺のコラーゲン生成により、肌の引き締め感やハリを高めます。
切開を伴わないアプローチ
皮膚を切らずに、糸の種類や本数の調整による自然な仕上がりを目指せます。
糸リフトでできないこと(限界・非適応)
過剰な皮膚の余り・重度なたるみの完全な解消
伸びきってしまった皮膚の余りや、皮下脂肪のボリュームが過度に大きい下垂は、糸リフト単独で大幅に引き上げることは困難です(皮膚切除を伴う外科手術の適応となります)。
深く刻み込まれたシワの完全な消失
皮膚表面に定着した深い折れジワや刻まれジワは、組織を牽引するだけでは完全に消すことができません(注入治療などの併用が必要です)。
加齢プロセスや体重変動の阻止
施術後も時間経過による自然な加齢変化や、体重の増減による組織の伸び・下垂そのものを止める(永久に固定する)ことはできません。
すべての人への一律・画一的な効果の保証
骨格の形状、皮下脂肪の厚み、皮膚の厚みや弾力、支持靭帯の状態によって効果の現れ方や持続には個人差があり、誰にでも同一の結果を保証することはできません。
青い鳥の糸リフト
◯ 院長の経験に基づく治療設計
20年以上の糸リフトの治療経験を持つ院長が、たるみのボリュームや骨格を見極めて最適な糸を選択し、また糸の配置を設計します。
◯丁寧なカウンセリング
ご希望を伺い、目指せる変化と改善が難しい点をお伝えします。他の治療が適している場合は、その選択肢もご説明します。
◯施術後もサポート
ダウンタイムの過ごし方をご案内し、施術後のご不安にも対応します。施術後のサポートも院長の役割です。
◯「お悩みの部位」から考える糸リフト
従来は、クロッキーリフト、ボブリフトなどと糸の種類ごとに施術を提案してきました。しかし、本当に大切なのは「糸の名前」ではありません。目指す仕上がりに合わせて糸を選び、適切に組み合わせてより良い結果を出すこと。
そこで、「お悩みの部位」から選ぶ糸リフトを提案します。
ミドルフェイス(頬・ほうれい線)リフト
効果を長続きさせる工夫を凝らしたミドルフェイスのための糸リフト!
【このような方へ】
1)「年々、ほうれい線が深くなってる」
2)頬のたるみでひどい
3)「ゴルゴラインが目立つ」
▶頬のたるみ、ほうれい線のお悩みには
ロワーフェイスリフト(フェイスライン・口元)
ロワーフェイスに特化した段階的アプローチ
【このような方へ】
1)フェイスラインのもたつきが気になる
2)口元に影が出て疲れた印象に見える
3)マリオネットラインが目立ってきた
▶フェイスライン、口元のたるみ、フェイスラインのお悩みには
輪郭リフト
糸リフトのリスク・デメリット・ダウンタイムについて
リスク(合併症)について
糸リフトでは、以下のような合併症が起こる可能性があります。
⚫️腫れ・むくみ
⚫️痛み
⚫️内出血
⚫️血腫
⚫️感染
⚫️ひきつれ
⚫️硬化・しこり
⚫️異物感
⚫️糸の露出
⚫️糸の刺入部位・挿入経路の凹凸
⚫️麻痺、感覚の低下などの神経障害
これらの多くは一時的なもので、時間の経過とともに改善します。ただし、症状が長引く場合や悪化する場合は、医師にご相談ください。また、糸が組織に固定されるまでの約1ヶ月間は、顔の強いマッサージはお控えください。
糸リフトは比較的安全性の高い施術とされていますが、合併症のリスクをゼロにすることはできません。施術を受ける前に、医師からリスクや注意点について十分な説明を受けてください。
デメリットについて
糸リフトには次のようなデメリットもあります。あらかじめ正しくご理解いただいたうえで、施術をご検討ください。
効果の持続期間に限りがあります
PDO糸は体内で徐々に分解・吸収されるため、効果は永続的ではなく、一般的に6ヶ月〜1年程度です。
費用は全額自己負担となります
自由診療のため、健康保険は適用されません。
副作用・トラブルの可能性があります
上記の合併症のほか、糸に起因するトラブル(糸の露出など)、まれに感染症やアレルギー反応が生じることがあります。
ダウンタイムについて
針で糸を挿入する施術のため、腫れ・内出血・鈍痛・つっぱり感・口の開けにくさ・皮膚の軽い凹凸などが一時的に生じることがあります。多くは1〜2週間で落ち着きます。
大切なご予定がある場合は、少なくとも2週間程度の余裕をもって施術日をお決めください。施術後しばらくは、強いマッサージ、大きく口を開ける動作、激しい運動、長時間の入浴、飲酒はお控えめにお願いします。
症状が長引く、痛みが強まる、赤みや熱感が増すといった場合は、早めにご相談ください。
| 項目 | 目安 | 説明 |
|---|---|---|
| 腫れ・むくみ | 数日〜1週間程度 | 個人差があり、挿入本数や体質によって変わります |
| 内出血 | 出た場合は1〜2週間程度 | メイクで隠せることもありますが、大切な予定前は余裕を見てください |
| 痛み・つっぱり感 | 数日〜2週間程度 | 笑う・噛む・大きく口を開ける動作で感じやすいことがあります |
| ひきつれ | 2〜4週間程度 | 目立つひきつれはクリニックにご連絡下さい |
糸リフトとHIFU・ヒアルロン酸の違い
たるみ治療は、「引き上げ(リフトアップ)」と「引き締め(タイトニング)」で役割が異なります。それぞれの特徴を理解し、ご自身のお悩みに合った施術を選ぶことが大切です。
併用でさらに効果的に
糸リフトは他の施術と併用することで、相乗効果が期待できます。当院では以下のような組み合わせをご提案しています。
青い鳥で使用する「糸」について
テスリフト
この糸のポイント
棘付きの糸の周囲をメッシュで包んでいることが特徴。組織がメッシュに入り込んで強力な固定力を発揮します。
テスリフト(TESS lift threads)の開示情報
◉使用するTESS lift threadsは、韓国のZISHEL GROUPの子会社であるTESSLIFT CO., LTD.が製造しています。輸入代理店を通して、院長が個人輸入しています。
◉本医療機器は日本では医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認医療機器です。
◉国内に同等の効果が期待できる承認済み医療機器は現在存在しません。
◉未承認機器による治療で重篤な副作用が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の補償対象外となる可能性があります。
◉諸外国の承認状況:
‐ 韓国MFDS(旧KFDA)の承認を得ています。
‐ 欧州CE認証を取得しています。
‐ 米国FDAの承認は受けていません。
◉想定される副作用・リスク:
1. 腫れ 2) 痛み 3) 内出血 4) えくぼ様陥凹・左右差 5) 感染症 6) 色素沈着 7) 糸の露出・移動・触知 8) 神経障害 9) 肉芽腫・瘢痕形成 10) 顔面の非対称性 11) 糸の破損 12) アレルギー反応。
◉2025年8月時点で、TESS lift特有の重篤事故報告は確認されていません。
クロッキーリフト
この糸のポイント
Cog Typeはリフトアップ力、Fixed Typeは、引き上げたたるみの保持力に優れています。最大の特徴は糸の材質の「良さ」です。吸収糸の世界的メーカーが製造販売しています。
クロッキーリフトの糸の開示情報
◉使用するCroquis BARBED MOLDINGは、韓国のSAMYANG Holdings Biopharm Groupが製造しています。輸入代理店マーベラスビューティージャパン株式会社を通して、院長が個人輸入しています。
◉本医療機器は日本では医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認医療機器です。
◉国内に同等の効果が期待できる承認済み医療機器は現在存在しません。
◉未承認機器による治療で重篤な副作用が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の補償対象外となる可能性があります。
◉諸外国の承認状況:
‐ 韓国MFDSの承認を得ています。
‐ 欧州CE認証を取得しています。
◉想定される副作用・リスク:
1) 腫れ 2) 痛み 3) 内出血 4) えくぼ様陥凹・左右差 5) 感染症 6) 色素沈着 7) 糸の露出・移動・触知 8) 神経障害 9) 肉芽腫・瘢痕形成
◉2025年8月時点で、Croquis特有の重篤事故報告は確認されていません。
スキャフォールド
この糸のポイント
スキャフォールドの糸は極細の吸収性の糸を12本編み込んで作られています。それにより組織反応を強力に刺激できます。
スキャフォールドの糸の開示情報
◉使用するN-scaffoldは、韓国N-Finders社製。N-FINDERS総輸入代理店株式会社キーメディカルを通して、院長が個人輸入しています。
◉本医療機器は日本では医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認医療機器です。
◉国内に同等の効果が期待できる承認済み医療機器は現在存在しません。
◉未承認機器による治療で重篤な副作用が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の補償対象外となる可能性があります。
◉諸外国の承認状況:
‐ 韓国MFDSの承認を得ています。
‐ 米国FDAの承認は取得できていません。
◉想定される副作用・リスク:
1) 腫れ 2) 痛み 3) 内出血 4) えくぼ様陥凹・左右差 5) 感染症 6) 色素沈着 7) 糸の露出・移動・触知 8) 神経障害 9) 肉芽腫・瘢痕形成
◉2025年7月時点で、N-Scaffold特有の重篤事故報告は確認されていません。
MINT LIFT(ミントリフト)
この糸のポイント
ミントリフトは、米国FDA 510(k)の承認をはじめ、臨床試験や多数の論文データによって高い安全性と効果が立証されています。当院で採用しているのはPETIT PLUSで、挿入経路が短い場合に使用しています。
ミントリフトの糸の開示情報
◉使用するMINT LIFT(ミントリフト)は、韓国のHansBiomed社(ハンズバイオメド社)が製造する、ポリジオキサノン(PDO)製の吸収性スレッドです。PRSS.Japan株式会社に輸入手続き代行を依頼して、院長が個人輸入しています。
◉本医療機器は、日本では医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認医療機器です。
◉国内では、顔のたるみを糸で引き上げるスレッドリフト用途で承認された糸は、確認した公表資料の範囲ではありません。
◉本品による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。
◉諸外国の承認・認証状況:
韓国:メーカー公表情報では、MFDS(韓国食品医薬品安全処)から顔面組織固定用の糸として許可を取得しています。
欧州:メーカー公表情報では、CE認証を取得しています。
米国:MINT製品群はFDAの510(k)クリアランスを取得しています。
◉想定される副作用・リスク:
1)腫れ・むくみ
2)痛み・圧痛・つっぱり感
3)内出血・血腫
4)えくぼ様の陥凹・皮膚の凹凸・左右差
5)感染症・膿疱形成
6)糸の露出・突出・移動・触知
7)神経障害・感覚異常
8)唾液腺の導管など周辺組織の損傷
9)挿入部周辺の脱毛
※MINT製品の臨床報告で確認された事象に加え、糸リフト施術一般に伴うリスクを含みます。
◉安全性に関する報告:
MINT Lift Fineの21例を対象とした臨床研究では、皮膚の陥凹・凹凸、左右差、糸の露出などが報告されています。研究で報告された合併症は最長4か月以内に改善していますが、この結果は、すべての製品・施術において重篤な合併症が生じないことを保証するものではありません。
よくいただくご質問
0 遠方からお越しのお客様へ
遠方から日帰りで糸リフトを受けられますか?
⚪️はい。当院の糸リフトはすべて日帰りで受けられます。院内でのお時間はカウンセリングを含めて約2時間が目安です。
⚪️カウンセリングと施術を同日に行えますので、午前中に羽田空港・東京駅に着く旅程なら、午後の便・列車で帰路につけます。
⚪️腫れや内出血の出方には個人差がありますので、翌日に大切な予定がある方は日程をご相談ください。
糸リフトの当日や翌日に飛行機・新幹線に乗っても大丈夫ですか?
⚪️糸リフトは局所麻酔の施術で、気圧の変化が問題になる治療ではありません。当日の飛行機・新幹線のご利用は可能です。
⚪️術後数日は腫れやつっぱり感が出ることが多く、移動中は頬杖や長時間うつむく姿勢を避け、マスクをご用意いただくと安心です。
遠方に住んでいて、施術後に通院できません。大丈夫ですか?
⚪️糸リフトに再診は必須ではありません。
⚪️気になることがあれば、お電話やLINEで院長が直接お答えします。写真を送っていただき状態を確認することもできます。
⚪️遠方からお越しの方には、施術前のカウンセリングで「起こりうる経過」と「連絡していただきたい症状」をあらかじめ具体的にお伝えしています。
1 糸リフトの基本
糸リフトとは、どのような治療ですか?
⚪️医療用の糸を皮下に入れ、たるんだ組織の引き上げや肌の引き締めを目指す治療です。
⚪️当院では、「リフトアップ」目的の棘付き糸と、「抗シワ・タイトニング」目的の棘なし糸を、お悩みや部位に応じて使い分けています。
糸リフトとスレッドリフトは違う施術ですか?
⚪️「スレッド」は英語で糸という意味で、糸リフトとスレッドリフトは基本的に同じ治療を指します。
⚪️ただし、クリニックや製品によって糸の形状、素材、挿入方法は異なります。名前だけでなく、何を目的にした施術なのかを確認することが大切です。
糸リフトはいつ頃から始まったのですか?
現在の糸リフトにつながる治療は、1990年代後半に開発されたAPTOSなどの棘付き糸から発展してきました。その後、さまざまな形状や素材の糸が登場し、現在は吸収性の糸が広く使われています。新しい製品かどうかだけでなく、適応と施術方法を見極めることが重要です。
◉90年代後半:ロシアの形成外科医Sulamanidzeらが、非吸収性の有棘糸(アプトスAPTOS)を開発し、初めて顔の引き上げに使用。
◉2000年代前半:WuがWOFFLES thread、IsseがEndo Progressive Face Lift Sutureなど、様々なタイプの非吸収性糸が開発される。
◉2000年代半ば:ContourThreadsやSilhouette Liftなど、FDA承認を受けた製品が登場。
◉2010年代:ポリジオキサノン(PDO)などの吸収性糸を素材とする製品が開発され普及。
◉2015年頃から:より持続性の吸収性糸(PLGA、PCLなど)が登場。
◉現在:さまざまな形状・素材の糸が開発され、単独または他の施術と組み合わせて幅広く使用されている。
このように、初期の非吸収性糸から、よりトラブルの少ない吸収性糸へと進化してきた歴史があります。現在も新しい糸の開発や手技の改良が続いています。
棘付き糸と棘なし糸は、何が違いますか?
⚪️棘付き糸は、小さな棘を皮下組織に引っ掛けて、下がった組織を引き上げます。
⚪️棘なし糸は、皮膚の浅い層に配置し、内側から支えることで小ジワやゆるみの改善を目指します。
引き上げたいのか、引き締めたいのかによって適した糸が異なります。
糸リフトは皮膚を切らずに受けられますか?
⚪️当院の糸の施術は、針を使って皮下に糸を挿入する方法です。皮膚を切除するフェイスリフトとは異なりますが、針の刺入部には針穴の小さな傷ができ、腫れや内出血なども起こり得ます。
⚪️「切らない」ことが「傷やリスクがない」ことを意味するわけではありません。
*以前は針の刺入部を小さく切開して、糸の断端を固定する術式もありましたが、術式の煩雑さ、術後合併症のリスクが高まるなどのデメリットがありながら、施術効果の持続につながらなかったため、そうした施術は行われなくなっています。
糸は体の中にずっと残りますか?
⚪️現在の美容医療においては、糸リフトにおいては吸収性の糸が使用されるのが一般的です。
⚪️吸収性の糸は、時間をかけて体内で分解・吸収されます。糸の吸収後も周囲の組織には変化が残ることがありますが、引き上げ効果が永久に続くわけではありません。
溶ける糸と溶けない糸では、どちらがよいですか?
糸リフトが施術として始まった時は、非吸収性の糸が使われていました。私自身はその頃から糸リフトの施術を手掛けてきましたが、現在、糸リフトにおいて、非吸収性の糸を使うことはありません。あくまで個人的見解ですが、その理由は
1)非吸収性の糸を使用しても、糸リフトの効果が長続きすることはない
2)効果がなくなっても糸が残ることは、感染、しこり、糸が触れる、糸の露出などトラブルが生じるリスクも残ってしまう
3)たとえトラブルが生じていなくても、糸が残っている部位に追加でさらに糸を挿入することは躊躇されるなど、治療方針の制約が大きい
などが挙げられます。
*これまでに溶けない糸を入れたことがある方は、種類と部位をお知らせください。
糸リフトには肌のハリを改善する効果もありますか?
⚪️糸の周囲で起こる組織反応により、肌のハリや引き締めの変化が期待できます。
⚪️ただし、糸リフトで美肌効果を実感できることは多くありません。そもそも糸リフトは、「切らないたるみ治療」であり、美肌治療を目的に行う施術ではありません。
⚪️肌のハリが主なお悩みの場合は、棘なし糸でもショッピングスレッドや美肌治療をお勧めすることがあります。
糸リフトのメリットとデメリットを教えてください
⚪️皮膚を切除せず、部位ごとに引き上げや引き締めを調整できる点がメリットです。
⚪️一方、効果には限界と個人差があり、持続も永久ではありません。腫れ・内出血・ひきつれなどのリスク、回復に必要な時間(ダウンタイム)、自由診療の費用を含めて検討する必要があることがデメリットと言えます。
2 向いている方と施術前の健康状態
棘付き糸の施術はどんな人に向いていますか?
- 1.フェイスラインのもたつきが気になってきた
- 2.頬が下がって、顔が四角く見える・輪郭がぼやけて見える
- 3.ほうれい線や口元の“しわ”というより「影」が濃くなったと感じる
- 4.マリオネットライン(口元のたるみ)が気になる
- 5.できるだけ切らずに、自然なリフトアップを目指したい
- 6.HIFUやサーマクールだけでは物足りず糸の治療も検討したい
- 7.できるだけ切らずに、自然なリフトアップを目指したい
- 8.自分の骨格やたるみ方に合わせてオーダーメイドの糸リフトを受けたい
棘なし糸(スキャフォールド、ショッピングスレッド)はどんな人に向いてますか?
- 1.小ジワ・キメの乱れをなめらかに整えたい
- 2.ほうれい線や口元のマリオネットラインが気になる
- 3.肌のハリ不足やゆるみ感(軽いたるみ)が気になってきた
- 4.大切な予定に向けて、ナチュラルに肌印象を上げたい(※ダウンタイムの余裕がある方)
- 5.HIFUやサーマクールの効果を、もう一段底上げしたい
何歳から糸リフトを検討すればよいですか?
⚪️年齢だけを基準に始める必要はありません。
⚪️たるみの原因や程度を診察し、糸で改善が見込めるかを判断します。若い方の輪郭のお悩みでも、原因が骨格や脂肪量であれば糸が適さないことがあります。
⚪️予防のためという理由だけで施術を急ぐ必要はありません。
50代や60代でも糸リフトは受けられますか?
⚪️年齢だけで適応が決まるわけではありません。皮膚の余り、脂肪量、組織の支持力、健康状態を確認します。
⚪️重度のたるみでは糸だけで十分な変化を得にくく、切開を伴う治療などを検討する場合があります。期待できる変化と限界を診察時にご説明します。
男性でも糸リフトは受けられますか?
⚪️男性も糸リフトの適応になり得ます。
⚪️性別だけで方法を決めず、皮膚の厚さ、脂肪の量、骨格、希望する輪郭を確認します。顔が大きく見える原因が骨格や筋肉にある場合は、糸リフト以外の方法が適していることもあります。
顔の脂肪が多い場合も糸リフトだけで改善できますか?
⚪️脂肪の下垂によるもたつきが改善する場合はありますが、脂肪の量そのものが多い場合には限界があります。
⚪️当院の総合案内でも、皮下脂肪のボリュームが過度に大きい下垂は、糸単独で引き上げることが難しいとご説明しています。必要な治療を診察で見極めます。
頬がこけている人や皮膚が薄い人にも向いていますか?
⚪️慎重な判断が必要です。
⚪️ボリューム不足が主な原因なら、引き上げだけでは希望する改善につながらないことがあります。また、皮膚が薄い部位では糸の透見や凹凸に注意が必要です。ヒアルロン酸などの選択肢も含め、自然な仕上がりにつながる方法を考えます。
持病があっても施術を受けられますか?
⚪️持病の種類や治療状況によって判断します。
⚪️糖尿病、高血圧、出血しやすい病気、免疫に関わる病気などがある方は、病名と治療内容をお知らせください。必要に応じて主治医への確認や施術時期の調整を行うことがあります。病名だけで一律に施術可能とは判断できません。
妊娠中や授乳中でも受けられますか?
⚪️妊娠中や妊娠の可能性がある場合は、急ぐ必要性の低い美容施術を優先せず、施術の延期も含めてご相談ください。
⚪️授乳中も、使用する麻酔薬や処方薬、体調の確認が必要です。
⚪️自己判断で授乳を中断したり、薬をやめたりせず、事前に医師へお知らせください。
ニキビ、皮膚炎、アレルギー、ケロイド体質があっても大丈夫ですか?
⚪️施術部位の炎症や感染、傷の状態によっては延期が必要です。
⚪️麻酔薬、消毒薬、テープなどで反応が出たことがある方、傷が盛り上がりやすい方も、事前にお知らせください。
⚪️糸が吸収性であっても、アレルギーや瘢痕のリスクがなくなるわけではありません。
3 部位別の悩みと治療の限界
ほうれい線は糸リフトでなくなりますか?
⚪️頬の下垂によってできる段差や影は、引き上げで目立ちにくくなることがあります。
⚪️ただし、一度刻まれたシワが完全に無くなることはありません。治療の目標はほうれい線をより目立たなくすることです。頬の引き上げ、棘なし糸による支え、ヒアルロン酸などを原因に応じて検討します。
マリオネットラインや口横のたるみも改善できますか?
⚪️口元の組織の下垂や輪郭のもたつきには、ロワーフェイスへのアプローチを検討します。棘付き糸で引き上げ、必要に応じて棘なし糸で内側から支えるなど、状態に合わせて組み合わせます。
⚪️皮膚の深い折れジワまで完全になくす治療はありません。
頬の位置が下がった場合やゴルゴラインにも効果がありますか?
⚪️頬の下垂が原因のお悩みには、ミドルフェイスへのアプローチを検討します。
⚪️ただし、ゴルゴラインには骨格やボリューム不足なども関係します。糸で動かせる部分と、他の治療が必要な部分を分けて診察の上で判断します。
フェイスラインがぼやけたり、顔が四角く見えたりする悩みに向いていますか?
⚪️組織の下垂によって輪郭がぼやけている場合は、糸リフトで整えられることがあります。
⚪️当院では、口元やフェイスラインを扱うロワーフェイスリフトと、お顔のシルエットを考える輪郭リフトなど、気になる部位から治療を検討します。
糸リフトで小顔になれますか?
⚪️下がった組織の位置を整えることで、輪郭がすっきり見える効果を期待できます。
⚪️ただし、骨格そのものを小さくしたり、余分な皮膚や脂肪を取り除いたりする施術ではありません。「何センチ小さくなる」といった一律の変化はお約束できません。
二重あごや首のたるみも、同じ糸リフトで治療できますか?
⚪️二重あごには脂肪量、皮膚の余り、あごの形などが関わり、首のたるみも顔とは評価が異なります。
⚪️二重あごや首のたるみには、糸リフトの効果は期待できません。
小ジワや肌のゆるみには、糸リフトが役立ちますか?
⚪️必ずしもリフトアップが有用とは限りません。
⚪️当院では、棘なし糸を使って皮膚を内側から支え、小ジワや軽いゆるみの改善を目指す方法もご案内しています。目指す変化に対して、必要以上に引き上げないことも大切です。
鼻や目元を引き上げる糸の施術も、顔の糸リフトと同じですか?
⚪️糸を使う点は共通していても、対象部位、目的、挿入方法、注意すべきリスクは異なります。当院の総合案内で説明している頬・口元・輪郭の治療を、そのまま鼻や目元の施術に当てはめることはできません。ご希望の部位を診察時にお伝えください。
重度のたるみや余った皮膚も、糸だけで治せますか?
⚪️糸リフトでは余った皮膚を切除できないため、伸びきった皮膚や重度のたるみを完全に解消することは困難です。
⚪️本数を増やすだけで解決しようとせず、切開を伴うフェイスリフトなども含めて、期待する変化に合う治療を検討するのが賢明です。
鼻や目元を引き上げる糸の施術も、顔の糸リフトと同じですか?
⚪️糸を使う点は共通していても、対象部位、目的、挿入方法、注意すべきリスクは異なります。当院の総合案内で説明している頬・口元・輪郭の治療を、そのまま鼻や目元の施術に当てはめることはできません。ご希望の部位を診察時にお伝えください。
4 糸の種類と本数と施術設計
糸の種類が多くて選べません。どの糸が一番よいですか?
⚪️すべての方や部位に最適な「一番よい糸」があるわけではありません。
⚪️当院では、製品名から選ぶのではなく、気になる部位から施術としての挿入計画を構築し、そこから最適な糸を選択します。必要に応じて複数の糸を組み合わせます。
PDOやPCLなど、素材が違うと効果も違いますか?
⚪️素材によって吸収のされ方や糸の特性は異なります。ただし、吸収に時間がかかる素材なら、見た目の引き上げ効果も長期間続くと単純には言えません。
⚪️当院では、基本的にはPDO(PDS)製の糸を使っています。PDO(PDS)製の糸は、現在美容医療で糸リフトの糸の材質としては、もっとも吸収分解が早いとされています。しかし、これまでさまざまな糸を使用してきましたが、もっとも施術後のトラブルが少ないのも、効果の持続が長いのもPDO(PDS)製の糸だと確信しています。
テスリフトやボブリフトなどの商品名で選んだ方がよいですか?
⚪️商品名だけで決められません。
⚪️当院ではクロッキーリフト、ボブリフト、ミントリフト、テスリフト、スキャフォールドなどさまざまな名称の糸を使用していますが、どこの部位にどのくらいの長さで、どのような働きを求めているかで、適した糸は異なります。
糸は何本くらい必要ですか?
⚪️この糸リフト総合案内でも、ミドルフェイスリフト、ロワーフェイスリフト、輪郭リフトとして標準的な術式をイラストにしています。基本的にはこの本数で施術を行います。
⚪️糸の施術計画において、挿入経路はお顔立ちやお悩みの部位によってお客様ごとに変わりますが、本数に関してはそれぞれの術式において意味があるので、ほとんど変えることはありません。
本数が多いほど、よく上がって長持ちしますか?
⚪️必要な本数を使うことは重要ですが、多ければ多いほどよいとは限りません。
⚪️本数を増やせば必ず効果や持続が比例するわけではなく、仕上がりと負担の両方から必要な本数を判断します。当院では各施術ごとにスタンダードな本数を提示しています。
左右で違う本数の糸を入れることはありますか?
⚪️左右のたるみや脂肪量が異なる場合は、同じ本数や方向にそろえることが最適とは限りません。
⚪️当院では、元々ある左右差も確認して個別に設計します。ただし、糸の挿入経路を変えることはあっても本数を変えることはほとんどありません。また施術によって完全な対称性を保証することはできません。
複数の種類の糸を組み合わせることはできますか?
⚪️当院の糸リフトにおいては、お悩みに応じて部位別に糸を組み合わせています。
⚪️ミドルフェイスリフトやロワーフェイスリフトにおいてどのような糸を組み合わせるかについてはそれぞれの施術についての説明をご覧下さい。
強く引き上げると、不自然な顔や横に広がった顔になりませんか?
⚪️引き上げの方向や程度がお顔に合っていないと、不自然な印象や凹凸、左右差が生じることがあります。
⚪️当院では、骨格やたるみ量を踏まえて設計し、自然な仕上がりを目指します。施術直後の腫れも見え方に影響するため、経過を確認することも大切です。
同じ糸を使っても、医師によって結果は変わりますか?
⚪️糸リフトでは、適応の判断と、糸の種類・本数・挿入方向・深さなどの設計が結果に関わります。
⚪️当院では、院長がカウンセリングから施術まで一貫して担当します。使用する製品だけでなく、ご自身の状態に対する診断と説明を確認してください。
5 効果の現れ方と持続と再施術
効果はどのくらい持続しますか?
⚪️糸リフトの効果の持続はおよそ6か月〜1年程度であり、効果は永久ではありません。
⚪️糸リフトでは単にたるみに糸を挿入しているわけではなく、骨と皮膚を結ぶ支持靱帯に糸の棘(トゲ)を引っ掛けることで糸を固定して、持続的なリフトアップを可能にしています。
そのため元々支持靱帯が未発達な方では効果の持続が期待できません。
⚪️1、2度行って効果が長続きしない場合は、糸リフトではなく他の治療を選択することをおすすめします。
施術直後から効果はわかりますか?
⚪️棘付き糸によるリフトアップは、施術直後から変化を感じることができます。ただし、直後は麻酔や腫れの影響もあり、その状態が完成形ではありません。
⚪️棘なし糸によるハリや引き締めの変化は、直後からわかることはむしろ稀で、多く2週〜1ヶ月程度で効果が現れますので、経過を見ながら評価します。
自然になじむまで、どのくらいかかりますか?
⚪️腫れや内出血などは多くの場合1〜2週間で落ち着きますが、ひきつれは2〜4週間程度かかることもあります。症状ごとに回復の速さが異なるため、仕上がりは経過とともに確認します。
⚪️目立つひきつれや、悪化する症状があれば、その期間を待たずにご連絡ください。
糸が溶けたら、急に元に戻ってしまいますか?
⚪️吸収性の糸は徐々に分解されるため、ある日を境に急に効果がなくなるわけではありません。
⚪️ただし、引き上げ効果は時間とともに変化し、加齢も進みます。現在の状態とご希望から次の治療を判断します。
糸リフトで将来のたるみを予防できますか?
⚪️加齢や体重変動によるたるみを完全に止めることはできません。
⚪️肌のハリや組織の支えに変化が期待できても、「一度受ければ将来たるまない」とはお約束できません。現在の悩みに対して必要な治療かどうかを診察で判断します。
効果を長持ちさせるために、自分でできることはありますか?
⚪️まずは術後の注意事項を守り、施術部位への強い圧迫やマッサージを避けてください。回復後も紫外線対策などの基本的なケアを続けましょう。
⚪️ただし、セルフケアによって効果の期間を延長したり、効果を増強したりすることはできません。
糸リフトは繰り返し受けられますか?次はいつ受ければよいですか?
⚪️再施術を検討できる場合はありますが、全員が同じ間隔で受ける必要はありません。前回の効果、残っている症状、組織の状態、ご希望を確認して判断します。
⚪️当院では、1〜2回行っても効果が長続きしない場合は、糸リフト以外の方法もおすすめすることがあります。
糸リフトは何回まで受けられますか?
⚪️安全に受けられる回数を一律には決められません。
⚪️繰り返した施術による組織の変化や、前回の痛み・凹凸なども確認が必要です。回数を重ねれば必ずよくなるとは考えず、その時点で糸リフトを行う意味があるかを判断します。
糸リフトをやめると、施術前よりたるみますか?
⚪️再施術をやめたことで、施術前よりたるむことはありません。
⚪️施術後のよい状態と比較してしまうことで、変化が気になる場合があるのかもしれません。
6 カウンセリングと施術前の準備
相談時に、どのようなことを伝えればよいですか?
⚪️最も気になる部位、希望する変化、避けたい仕上がり、休める日数、大切な予定をお伝えください。
⚪️併せて、持病、服薬、アレルギー、過去の美容施術について確認します。
他院で糸リフトを受けたことがあっても相談できますか?
⚪️まずは、前回の施術時期、糸の名称・本数・部位、経過をお知らせください。
⚪️糸が残っている可能性や、しこり・痛みなどの有無を確認して、追加施術の適否を判断します。
⚪️情報がわかる書類や写真があれば、診察の参考になります。
*以前に非吸収性の糸の施術が行われている場合、感染を惹起する恐れがあることから、追加の施術を見合わせることがあります。
以前入れた糸の種類がわかりません。どうすればよいですか?
⚪️可能であれば施術した医療機関に、製品名、素材、施術時期、挿入部位を確認してください。
⚪️わからない場合は、そのことも含めてお伝えください。
⚪️特に非吸収性糸や金の糸の可能性がある場合は、吸収性糸と同じ前提で追加施術や検査を判断しないことが大切です。
ヒアルロン酸や脂肪注入、顔の手術を受けたことがあっても施術できますか?
⚪️過去の施術内容と時期、現在のお顔の状態によって判断します。
⚪️注入物や手術による組織の変化が、糸の施術設計に関わることがあります。施術歴をお知らせ下さい。
血液を固まりにくくする薬やサプリメントは、やめた方がよいですか?
⚪️薬やサプリメントの種類によっては、出血や内出血に関わります。お薬手帳と、使用中のサプリメントがわかるものをご持参ください。
⚪️処方薬を自己判断で中止することは決してしないで下さい。
喫煙や飲酒について、施術前から注意することはありますか?
⚪️喫煙・飲酒の状況は診察時にお知らせください。
⚪️米国形成外科学会(ASPS)は、糸リフトの準備として禁煙を挙げています。必要な期間や対応は健康状態と施術内容に応じてご案内します。少なくとも施術当日の飲酒は、当院の術後の注意事項としてお控え下さい。
施術前は食事や水分を控える必要がありますか?
⚪️麻酔方法や施術内容によって異なります。自己判断で絶食したり、他院の案内をそのまま当てはめたりせず、予約時の指示を確認してください。
⚪️通常、健康状態に問題のない方に、施術前の食事や水分接種で指示することはありません。
カウンセリング当日に施術も受けられますか?
⚪️診察での適応判断に加え、予約枠や事前準備によって異なるため、予約時にご確認ください。
⚪️可能であれば、当日に受けることを前提にせず、効果の限界、リスク、総費用を理解し、納得してから施術をお決め下さい。
結婚式や撮影など大切な行事がある場合、何日前までに受ければよいですか?
⚪️当院では、大切なご予定まで1か月程度の余裕をお願いしています。ただし、1か月で必ず完全に落ち着くという意味ではありません。
⚪️初めて受ける方や、写真撮影を伴う予定がある方は、さらに余裕を持ってご相談ください。
施術を受けるか迷っています。相談だけでもよいですか?
⚪️はい。
⚪️当院では、糸リフトを受けるかどうか迷っている段階のご相談も歓迎しています。たるみの原因を診察し、糸リフトが適しているか、他の治療がよいかも含めて率直にお伝えします。ご不安やご予算も遠慮なくお知らせください。
7 当日の施術と麻酔
施術はどのような流れで進みますか?
⚪️診察でお悩みと適応を確認し、糸の種類・本数・挿入方向などを設計します。
⚪️そのうえで局所麻酔を行い、針を使って糸を挿入します。施術後は、予想される経過や生活上の注意点について確認します。
施術にはどのくらい時間がかかりますか?
⚪️部位や本数、組み合わせる治療によって変わります。
⚪️総合案内の掲載例では、棘付き糸を用いたロワーフェイスリフトは約1.5時間、スキャフォールドは約1時間としています。
⚪️診察や準備を含む滞在時間は別に必要となるため、予約時に確認してください。
顔に大きな傷ができたりしますか?
⚪️糸の施術は、針を使って挿入する方法です。切開リフトのように皮膚を切除するものではありませんが、小さな針穴はできます。
⚪️刺入位置、髪の扱い、保護テープの有無などは、施術部位と方法に合わせて事前にご説明します。
糸を入れた後に抜糸は必要ですか?
⚪️吸収性の糸は体内で分解・吸収されるため、通常、埋め込んだ糸を抜くための抜糸は行いません。
⚪️ただし、傷の処置や経過観察が必要になる場合はあります。糸の露出や感染が疑われる場合の除去は、通常の抜糸とは別の対応です。
施術後に自分で車を運転して帰れますか?
⚪️使用する麻酔や薬、施術後の体調によって異なるため、事前に帰宅方法をご相談ください。
⚪️眠気や判断力に影響する薬を使用した場合は運転できません。局所麻酔の場合も、運転に支障が出る可能性は否定できませんので、お車での帰宅はお控え下さい。
8 ダウンタイムと見た目の変化
ダウンタイムはどのくらいありますか?
⚪️腫れ、内出血、鈍痛、つっぱり感、口の開けにくさ、軽い凹凸などが一時的に生じることがあります。多くは1〜2週間で落ち着きますが、ひきつれは2〜4週間程度かかることもあります。
⚪️施術内容や体質で差があるため、「ダウンタイムなし」とは考えずに予定を組んで下さい。
腫れやむくみは、いつまで続きますか?
⚪️当院では、腫れ・むくみの目安を数日〜1週間程度とご案内しています。
⚪️ただし、本数、部位、体質などによって変わります。腫れが強くなる、片側だけ急に腫れる、赤み・熱感・発熱を伴う場合は、通常のむくみと決めつけず早めにご連絡下さい。
内出血は必ず出ますか?どのくらいで消えますか?
⚪️必ず出るわけではありませんが、針を使う施術のため起こる可能性があります。
⚪️当院では、出た場合の目安を1〜2週間程度とご案内しています。メイクで隠せることもありますが、範囲や色には個人差があり、大切な予定の直前は避けて余裕を持つことが大切です。
麻酔が切れた後も痛みますか?
⚪️麻酔が切れた後に、鈍い痛みやつっぱり感を感じることがあります。当院では、数日〜2週間程度を目安にご説明しています。
⚪️痛みが強まる、生活に支障がある、赤みや熱感を伴う場合は、ご連絡下さい。
笑ったり噛んだりすると痛い、口が開きにくいのは普通ですか?
⚪️施術後には、笑う・噛む・口を大きく開ける動作で、痛みやつっぱりを感じることがあります。およそ2週間程度で症状は軽快します。その間もとくに口の開きを制限する必要はありません。
⚪️食事や水分摂取が難しいほどの症状、悪化する痛みは、我慢せずご相談下さい。
糸リフトを受けたことは、周囲に気づかれますか?
⚪️自然な仕上がりを目指して設計しますが、腫れや内出血、表情の動かしにくさが出ることがあり、必ず気づかれないとは言えません。
⚪️人前に出る機会が多い方は、仕事内容や予定をお伝えください。見た目と動作の両方を考えて施術時期を相談しましょう。
仕事にはいつから戻れますか?
⚪️仕事内容と症状によって異なります。デスクワークと、接客・長時間の会話・重い物を扱う仕事では必要な配慮が違います。
⚪️「翌日から必ず普段どおり」とはお約束できませんので、お仕事の内容、休める日数もあらかじめお伝え下さい。
糸が皮膚の上から見えたり、触れたりすることはありますか?
⚪️糸の透見や触知は、起こり得るリスクです。皮膚が薄い部位や糸の位置などが関係することがあります。
⚪️気になっても繰り返し押したり引っ張ったりせず、当院へご相談ください。痛み、赤み、糸の露出を伴う場合は、早めの診察が必要です。
皮膚のへこみやボコボコは、そのまま待っていて大丈夫ですか?
⚪️皮膚のひきつれやボコボコは、ほとんどが2週間程度で軽快しますが、すべてが自然に治るとは限りません。
⚪️目立つ凹み、強い左右差、悪化する症状があればご連絡下さい。ご自身で強く揉んで直そうとせず、経過観察でよいか、処置が必要かを診察で判断します。
腫れを抑えるために、冷やしてもよいですか?
⚪️術後の冷却が役立つ場合はありますが、方法は当院の指示に従って下さい。
⚪️氷を直接肌に当てたり、強く押し付けたり、長時間続けたりすることは避けましょう。冷やしても強い痛みや腫れが増す場合は、冷却だけで対応せずご連絡下さい。
9 術後の日常生活
⚪️施術当日は過度な飲酒・運動はお控え下さい。また施術部位への強い圧迫やマッサージは約1か月避けて下さい。大きく口を開けるときは、違和感がなくなるまで、意識的にゆっくり行って下さい。
⚪️腫れや痛みが続く場合や悪化する場合は、ご連絡ください。
洗顔やクレンジングは、いつからできますか?
⚪️施術後は針穴にはテープを貼ります。洗顔やクレンジングは当日からしても問題ありませんが、針穴は強くこすったり、引っ張ったりしないようにしましょう。
メイクは、いつからできますか?
⚪️翌日からはメイクは可能ですが、強くこすったり、汚れた道具で触れたりしないようにしましょう。当日のメイクを前提とした予定は、事前にご相談ください。
シャワーや湯船につかる入浴は、いつからできますか?
⚪️シャワー、入浴は当日からOKですが、腫れや痛みがある間は、体を温めすぎないようにしましょう。
サウナや岩盤浴は、いつから再開できますか?
⚪️腫れや熱感がある間は再開を急がず、症状が収まってからにしましょう。症状と回復に合わせて判断することが大切です。
運動や筋力トレーニングは、いつからできますか?
⚪️施術当日の運動は控え、腫れや違和感がある間は再開を急がず、症状が収まってからにしましょう。
⚪️競技やトレーニングの内容を伝え、段階的な再開について医師に確認してください。
飲酒はいつから再開できますか?
施術当日は飲酒を控えてください。その後も、腫れや内出血、服用している薬によって注意が必要です。症状が残っている間は控えめにし、処方薬がある場合は飲酒との関係も確認してください。再開日は一律ではなく、個別のご案内に従ってください。
食事は普段どおりでよいですか?
⚪️大きく口を開けたり、硬い物を強く噛んだりすると、痛みやつっぱりを感じることがあります。症状がある間は、口を無理に開けずに食べられる大きさや硬さを選んでください。
⚪️通常1〜2週間程度で口の開けずらさは改善されます。
あくびや笑顔で糸が外れてしまいますか?
⚪️いつも通りの生活を続けることで次第に表情の違和感や口の開けずらさは軽快します。あくびや笑顔を意識的に抑える必要はありません。
顔のマッサージや小顔矯正、エステはいつからできますか?
⚪️当院では、強い圧迫やマッサージを約1か月控えるようご案内しています。
⚪️1か月たっても痛みやひきつれがあれば、再開前にご相談ください。エステや小顔矯正には強い圧迫を伴うものもあるため、施術内容を伝えて確認しましょう。
寝る姿勢で気をつけることはありますか?
⚪️むくみや腫れがある時期には、顔を枕に強く押し付ける姿勢や、施術部位への長い圧迫を避けるようにして下さい。
歯科治療や歯のクリーニングは、いつ受けられますか?
⚪️口を長時間大きく開ける処置は、施術後早期には負担になることがあります。通常1〜2週間すれば、歯科治療に支障はなくなるでしょう。
⚪️急な歯痛などで歯科治療が必要な場合は歯科受診を先延ばしにせず、歯科医師に事情を説明すれば、歯科治療を受けられるはずです。
フェイスバンドや美顔器は使った方がよいですか?
⚪️フェイスバンドや美顔器をこちらからおすすめすることはありません。
⚪️日頃お使いの方は、腫れやひきつれ、違和感が消失してから、再開するようにして下さい。
10 他の美容施術との違いと組み合わせ
糸リフトとHIFUは、どう使い分けますか?
⚪️棘付き糸は、組織を物理的に引き上げる治療です。HIFUは引き締めを主な目的とする治療で、役割が異なります。
⚪️それぞれの施術のリスク、ダウンタイムも異なりますので、施術目的や症状に応じて使い分けることになります。
ヒアルロン酸注入と糸リフトは、どう違いますか?
⚪️糸リフトは下がった組織の引き上げや支えを、ヒアルロン酸はボリューム形成を目的に検討します。
⚪️たるみとボリューム不足が重なっている場合は、両方が役立つことがあります。当院でも組み合わせをご案内していますが、必要な部位や順序は個別に判断します。
ボトックスやスキンボトックスと組み合わせられますか?
⚪️組み合わせることは可能です。
⚪️ボツリヌス療法は部位や目的によって使い方が異なりますが、同日に行うことは可能です。スムーズなご案内のために、ご希望の治療を具体的にあらかじめお知らせ下さい。
HIFU(ハイフ)やヒアルロン酸と同日に受けられますか?順番は決まっていますか?
⚪️HIFU(ハイフ)やヒアルロン酸を糸リフトと組み合わせて同日に行うことは可能です。
⚪️施術の順番については、お悩み、治療する部位、糸の設計、皮膚の状態を踏まえて計画します。他院で予約している施術がある場合も、施術名と予定日をお知らせください。
レーザーや光治療は、糸リフト後いつから受けられますか?
⚪️機器の種類、照射する部位や深さ、皮膚の回復状態によって異なります。基本的に施術がいつから可能かはレーザーや光治療を行うクリニックが判断しますので、他院で行う場合は施術内容、実施日をお伝え下さい。
⚪️当院で行う場合は、むくみや腫れや内出血の青アザなど皮膚症状が落ち着いた時期をレーザー治療可能時期としています。
糸リフトを受けると、将来の切開リフトができなくなりますか?
⚪️以前の糸や組織の変化が、フェイスリフトの手術を難しくする可能性を完全には否定できませんが、外科医の側からそのような見解を見聞したことはありません。
⚪️念のため、フェイスリフトのカウンセリングのさいに、糸の施術歴を担当医にお伝え下さい。
11 リスクと気になる症状への対応
糸リフトのリスクは?
糸リフトの主な合併症には以下のようなものがあります:
1 一時的な合併症:
⚪︎腫れ、痛み、赤み(多くの場合数日で軽快)
⚪︎皮下出血、打撲(1-2週間程度で消失)
⚪︎違和感、つっぱり感
2 可視性の問題:
⚪︎糸の透見(特に薄い皮膚の場合)
⚪︎皮膚の凹凸や非対称性
⚪︎ディンプリング(皮膚のくぼみ)
3 触知性の問題:
⚪︎糸の触知(皮膚表面から糸が触れる)
⚪︎結び目や糸端の突出感
4 感染関連:
⚪︎局所感染
⚪︎肉芽腫形成
5 神経関連:
⚪︎一時的な感覚鈍麻や異常感覚
⚪︎まれに顔面神経麻痺(通常一過性)
6 糸の問題:
⚪︎糸の移動や露出
⚪︎糸の破断
⚪︎非吸収性糸の場合、長期的な異物反応
7 効果に関する問題:
⚪︎不十分なリフトアップ効果
⚪︎非対称的な結果
⚪︎過剰な引き上げによる不自然な表情
8 その他:
⚪︎アレルギー反応(まれ)
⚪︎瘢痕形成(特にケロイド体質の場合)
⚪︎色素沈着
これらの合併症の多くは一時的で、適切な処置により改善します。しかし、重大な合併症を防ぐためには、経験豊富な医師による施術や術後のケアが重要です。また、施術を受ける方も術前の十分な理解、術後の指示遵守が必要です。
失敗することはありますか?
⚪️糸リフトにもリスクはあります。
糸リフトは切らないたるみ治療として人気の施術ですが、医療行為である以上、リスクがゼロということはありません。まずはどのようなリスクがあるのかを正しく知っていただき、その上でご判断いただくことが大切だと考えています。
一般的に報告されている糸リフトのリスクには、以下のようなものがあります。
⚫️引きつれ感が長引く:施術後の引きつれ感は通常は1〜2週間で落ち着きますが、糸の種類や本数、挿入の深さによっては長引くことがあります
⚫️左右差が出る:お顔のたるみは左右で異なることが多く、それを考慮せずに左右同じ本数・同じ方向で挿入すると、仕上がりに差が出ることがあります
⚫️効果が期待ほど得られない:先に述べたように皮下の支持靱帯と糸の棘(トゲ)の関係や、皮下脂肪の量や皮膚の厚み、たるみの程度に対して糸の種類や本数が適切でない場合、十分なリフトアップが得られないことがあります。
⚫️肌表面の凹凸:糸の挿入位置が浅すぎる場合や、組織への定着が不十分な場合に、肌表面に小さな凹凸が生じることがあります
⚪️「失敗」の多くは「診断と設計」の問題です
当院での経験から言って、糸リフトの「失敗」と言われるケースの多くは、糸そのものの問題ではなく、施術前の診断と施術設計の問題です。
たとえば、お顔のたるみには「皮膚のたるみ」「脂肪の下垂」「骨格の影響」など複数の原因があり、それぞれに対して最適なアプローチが異なります。糸の種類・本数・挿入の方向・深さをお一人お一人のお顔の状態に合わせて正確に設計できるかどうかが、結果を左右します。
つまり、糸リフトの成否は「どの糸を使うか」よりも「誰が、どう設計して施術するか」にかかっていると考えています。
⚪️当院がリスクを最小限にするために行っていること
◉丁寧なカウンセリングと診断:お顔のたるみの原因を見極め、糸リフトが最適な施術かどうかをまず判断します。糸リフトよりも他の施術(HIFUやヒアルロン酸注入など)が適している場合は、その旨を正直にお伝えします。
◉お一人お一人に合わせた施術設計:たるみの原因・皮膚の厚み・皮下脂肪の量・ご希望の仕上がりを総合的に考慮し、糸の種類・本数・挿入の方向を個別に設計します。「何本入れればいい」という画一的な施術は行いません。
◉院長がすべての施術を担当:糸リフトはカウンセリングから施術まで、すべて院長が一貫して担当します。診断した医師と施術する医師が異なることによる認識のズレを防ぎます。
◉アフターフォロー体制:施術後の経過で気になる点があれば、いつでもご相談いただけます。万が一、修正が必要な場合の対応についても、カウンセリング時にあらかじめご説明します。
当院では、「糸リフトをやるかどうか迷っている」という段階でのご相談も歓迎しています。お顔のたるみの原因を診察した上で、糸リフトが最適かどうかも含めて、率直にお伝えします。
どのような症状が出たら、すぐに連絡すべきですか?
⚪️痛みや腫れが強くなる、赤み・熱感が広がる、発熱や膿がある、糸が外に出ている、顔が動かしにくいなどの場合は、早めに当院へご連絡ください。
⚪️急速な腫れに加えて息苦しさなどがある場合は、当院からの返答を待たず救急受診が必要です。
感染が疑われる場合、糸が溶けるまで待てばよいですか?
⚪️待たずにご相談ください。
⚪️感染がある場合は、薬による治療や糸の一部・全部の除去などが必要になることがあります。吸収性の糸だから感染も自然に治るとは限りません。赤み、熱感、膿、悪化する痛みや腫れがあれば、早めの診察が大切です。
糸の先端が出てきたら、自分で切ったり抜いたりしてよいですか?
⚪️ご自身で切ったり、引き抜いたり、押し戻したりしないでください。
⚪️糸の露出には、位置や感染の有無の確認が必要です。強く触らず当院へ連絡し、診察を受けてください。どのような処置を行うかは、状態を確認して判断します。
しこりや硬い部分ができた場合は、どうすればよいですか?
⚪️術後の硬さや異物感だけで原因を判断することはできません。炎症や肉芽腫などが関係することもあるため、長引く場合や赤み・痛みを伴う場合は診察を受けてください。
しびれや顔の動かしにくさが出たら、どうすればよいですか?
⚪️麻酔の影響で一時的な感覚の変化が出ることはありますが、神経への影響との区別が必要です。
⚪️しびれが続く、強くなる、口元やまぶたの動きに左右差が出るなどの場合は、早めにご連絡ください。「通常のダウンタイム」と自己判断して放置しないことが大切です。
糸が切れたり外れたりしたような感覚があります。どうすればよいですか?
⚪️音や感覚だけで糸の破断や移動を判断することはできません。急な輪郭の変化、痛み、左右差、腫れを伴う場合は、当院へご連絡ください。
⚪️ご自身で引っ張ったり、顔を大きく動かして確認したりせず、症状が出た時期や動作を診察時にお伝えください。
糸リフト後にレントゲンやMRI検査は受けられますか?
⚪️糸を入れたことだけで、検査が一律に受けられなくなるわけではありません。ただし、画像への影響は、使用した製品や検査方法によって異なります。
⚪️当院で使用する糸はPDO(日本ではPDSと呼ばれることが多い)は、CT検査やMRI検査の実施自体に問題が生じることは基本的にありません。
⚪️医療機関のMRIチェックリストには「皮下への糸挿入歴」を尋ねる項目があることがあります。これは「金の糸(金属糸)」をスクリーニングするためです。「吸収性のポリマー糸(PDO/PDS)であり、金属は入っていない」と申告することで、現場の技師や医師が即座に問題なしと判断できます。
制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2026年10月26日)



