フォスファチジルコリンは脂肪を溶かせない
フォスファチジルコリンは脂肪溶解注射の代名詞だから
この事実を知ったときは驚きましたし、
自分の不勉強を恥じました
みんなが脂肪溶解注射の主役だと思っていた
フォスファチジルコリンは
実は脂肪を溶かせません。
では、何が脂肪を溶かしているかというと
水に溶けないフォスファチジルコリンを
薬剤にするためいつも一緒に配合されていた
デオキシコール酸です。
ずっと脇役だと思われていたものが
実は主役だったというわけ。
すでにフォスファチジルコリンを含まない
デオキシコール酸単独の治療も米国では始まっています。
どうしてこんなことになったのでしょうか?
そもそもフォスファチジルコリンは
血管に脂肪が詰まる病気の治療に使われたり、
コレステロールを下げる作用があって、
それなら脂肪組織に注入すれば、
脂肪を溶かしてくれるのでは?
と昔の人が考えたことから、
フォスファチジルコリンは脂肪溶解注射に
使われるようになりました。
そのときから薬液にデオキシコール酸も含まれていました。
確かに注入すると脂肪組織のボリュームがダウンするので
そこから脂肪溶解といえばフォスファチジルコリンという
定説が生まれたのでしょう。
もちろん最初から疑問の声もありました。
フォスファチジルコリンは細胞膜の成分です。
それがなぜその細胞膜を溶かせるのか?
そんな刺激的な物質なのだろうかと。
この疑問はフォスファチジルコリンが
水に溶けず単体の薬剤ができなかったので
検証できませんでした。
一度出来上がった定説は人から人へ伝えられるうち
いつしか強固な伝説になったのでしょう。
安全かつ効果的な治療である
脂肪は代謝(燃焼)されるわけではない
フォスファチジルコリンは脂肪を溶かせない
脂肪は排泄されない(ダイエットにはならない)
メソセラピーではない
2013.06.24更新
脂肪溶解注射のココロ(3)
2013.06.20更新
脂肪溶解注射のココロ(2)
脂肪は代謝(燃焼)されるわけではない
代謝というのは便利な言葉で
これで代謝アップなどと説明されると
ついその気になりますが、
実は脂肪溶解注射では代謝は亢進しません。
脂肪溶解注射は、脂肪細胞を溶かしますが、
決して代謝は亢進しないのです(燃焼させていません)
ただし、米国で代謝を亢進させる
次世代の脂肪溶解注射薬の開発が進んでいるという
噂を聞いたことはあります
安全かつ効果的な治療である
脂肪は代謝(燃焼)されるわけではない
フォスファチジルコリンは脂肪を溶かせない
脂肪は排泄されない(ダイエットにはならない)
メソセラピーではない
代謝というのは便利な言葉で
これで代謝アップなどと説明されると
ついその気になりますが、
実は脂肪溶解注射では代謝は亢進しません。
脂肪溶解注射は、脂肪細胞を溶かしますが、
決して代謝は亢進しないのです(燃焼させていません)
ただし、米国で代謝を亢進させる
次世代の脂肪溶解注射薬の開発が進んでいるという
噂を聞いたことはあります
安全かつ効果的な治療である
脂肪は代謝(燃焼)されるわけではない
フォスファチジルコリンは脂肪を溶かせない
脂肪は排泄されない(ダイエットにはならない)
メソセラピーではない