老人性色素斑

老人性色素斑とは

どんなシミ?

日光黒子とも呼ばれ、もっとも普通に見られるシミです。身体のどこにでも生じるわけではなく、日光があたる部位(顔、手の甲、腕など)にできます。褐色で形はさまざまですが、境界明瞭な色素斑です。老人性色素斑は、皮膚の厚みを伴う脂漏性角化症を伴うことがあります。

原因

シミはメラニン色素が増えた状態ですから、当然メラニンを作る色素細胞に問題があると思われがちですが、実は問題は角質を作る角質細胞にあって、紫外線の影響で「異常化した角質細胞」が色素細胞を刺激して、過剰にメラニン色素を作らせることが原因です。



老人性色素斑の治療

Qスイッチルビーレーザー(大斑型)

皮膚の厚み(盛り上がり)のない老人性色素斑の治療の第一選択は、Qスイッチルビーレーザーです。「異常化した」角質細胞を除去できる根本的な治療であり、治療経過中の色素沈着の可能性はありますが、必ず消退しますし、もっとも確実は治療法です。ただし10日間程度テープを貼って照射部位を保護する必要があります。

おすすめする治療

◎Qスイッチルビーレーザー

フラクショナルQスイッチレーザー(小斑型)

小斑型の老人性色素斑を従来型のQスイッチレーザーで治療しようとすると、一度に治療しようとすると顔中テープだらけになりますし、何回かに分けて治療しようとすると、いつまでたってもお顔からテープがなくなりません。小斑型の老人性色素斑は、フラクショナルQスイッチルビーレーザーのよい適応です。1回に10〜15%の色素斑を照射して、少しずつ色素斑を取り除く治療です。しかもテープ保護が不要ですから、どなたも日常生活に影響なく治療を続けることができます。

おすすめする治療

◎ルビートーニング



炭酸ガスレーザー(脂漏性角化症)

老人性色素斑は、シミが厚くなっているように見える脂漏性角化症を伴うことがよくあります。厚みがあるとQスイッチレーザーでは取り切れないため、炭酸ガスレーザーが必要になります。皮膚表面を削りますので、10日程度のテープ保護が必要です。

光治療(小斑型)

レーザーに比べ根治度は下がりますが、ダウンタイムを気にされる方には、光治療も選択肢に入ります。痂皮(カサブタ)ができることはありますが、メイクでほとんどカバーできます。

フラッシュライトはレーザーに比べパワーが弱いため、薄いシミには効果が期待できない、完全には取り切れない、再発しやすい、といった欠点はありますが、ほとんどダウンタイムがなく、美肌治療としてできる(お肌全体の美肌効果を求めながら、局所のシミ治療ができる)といったメリットがあります。

おすすめする治療

◎ボーテクチュール



機器を使わない治療法(小斑型)

シミを薄くするには、
1)新しいメラニン色素の生成を抑える
2)すでにできているメラニン色素を早く排泄させる
ことが必要です。
具体的には、ホームケアとして美白剤(ハイドロキノン)を使いながら、クリニックで定期的にケミカルピーリングを受ける、またはホームケアとしてトレチノイン療法(メラフェード)を続ける、ことが考えられます。

こうした方法は、老人性色素斑に対してだけでなく、一般的なシミ治療でもあります。真皮にメラニン色素が増えているアザには無効です。

 

 

治療の原則

老人性色素斑の大斑型では、Qスイッチルビーレーザーが第一選択です。大斑型では、光治療や美白剤はあまり効果は期待できません。

ただし、小斑型になると複数の老人性色素斑にQスイッチルビーレーザーを照射して、適切にスキンケアをすることは難しいため、フラクショナルQスイッチルビーレーザーや光治療が選択肢に入ります。どちらも回数が必要ですが、色味に限るならフラクショナルQスイッチルビーレーザー、色味に対する効果が落ちても、美肌効果を求めるなら光治療が適応になります。

よくあるご質問(Q&A)

Q

洗顔の回数はできるだけ増やした方がいいのでしょうか?

A

洗顔はスキンケアの基本であり、ニキビに対するスキンケアとして「しっかり洗顔するように」と指導されることもあります。ただし、「しっかり」というのは、洗顔の回数を増やしたり、皮膚を強くこすったりすることではありません。洗顔回数を増やすことは、皮膚を乾燥させトラブルをさらに大きくさせるだけです。ニキビ治療のガイドライン2016では、1日2回の洗顔を推奨しています。これは3回以上の洗顔は推奨しないという意味でもあります。

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