Marionnette(マリオネット)リフト

制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年8月17日)

諦めていた口元の悩みへ  独自の糸治療「マリオネットリフト」


マリオネットリフトとは?

◉マリオネットリフトは、口角から顎に走る「マリオネットライン」を狙って改善するために設計した当院独自の糸リフトです。

◉テスリフトで口元〜ロワーフェイスをリフトし、スキャフォールド(棘なし糸)でマリオネットラインの溝そのものを“内側から支える”二段構えの設計です。

◉マリオネットラインは口の開閉や表情で強く出やすく、一般的な糸リフトでは効果が出にくい、もしくは最初に効果が失われやすい部位です。

◉当院では、たるみの“持ち上げ”=テスリフト・ロワーと、溝の“埋め戻し・支え”=スキャフォールドを役割分担させることで、難治部位に現実的な改善をめざします(Lift & Support)。


マリオネットリフトのメリット

◎難しい部位に糸リフトの組み合わせで対応:口元という可動ストレスが大きく、一つの糸治療では到達し得なかった効果を実現。

◎見た目のリアリティ:溝(ライン)を内側から支えることで、笑った時の影や段差の軽減をねらいます。

◎ダウンタイムに配慮:口周りは腫れや内出血が出やすい部位ですが、棘なし糸を中心にライン上へ配置することで違和感や凹凸のリスクに配慮します。

◎素材と実績:当院で長期的に効果と安定性を確認している「テスリフト」「スキャフォールド」のみを使用。


こんな方におすすめ

マリオネットリフトは、特に口元のマリオネットラインにお悩みの方に特化して開発された治療法です。以下のようなご希望やお悩みをお持ちの方に特におすすめです。

◎マリオネットライン(口角〜顎の縦ジワ・影)が気になる

◎ マリオネットラインを集中的に改善したい

◎フェイスリフトの手術までは考えていないが、口元だけでも現実的に改善したい

◎自然な仕上がりを求める
糸の挿入は、表情の中心となる顔の中心部ではなく、辺縁部になるので、不自然さが生じるリスクは小さく、また施術後の違和感も少なくなります。


マリオネットリフトの限界(必ずご確認ください)

⚫️頬のたるみと口元のたるみが一体化している場合、あるいは頬の下垂が強い/全体にたるみが強い場合は効果が弱くなります。

⚫️その場合は、マリオネット部位単独ではなく、糸リフトで全体的なリフトアップが必要になることがあります。


デメリット・リスク

⚫️持続には限りがあります:効果の持続は半年〜1年半です。

⚫️ダウンタイム:腫れ・内出血・むくみ・圧痛・口周りの違和感や開口時のつっぱり感が一時的に出ることがあります。

⚫️合併症:左右差、一過性のえくぼ様の凹み、糸の触知・露出、感染、遅発性の硬結・炎症など。

⚫️費用:自由診療のため全額自己負担となります。

⚫️結果は医師の技術に依存します。解剖と力学を踏まえたデザイン・層の選択が不可欠です。


当院のマリオネットリフトの特徴

⚪️ 医師の経験に基づいた独自の治療プロトコル マリオネットリフトは、既成の治療法ではありません。20年以上の美容医療経験を持つ院長が、マリオネットラインに悩む多くのお客様の声に耳を傾け、既存治療の限界を超えるために考案した当院独自の治療プロトコルです。

⚪️ 品質への妥協なきこだわり 治療に用いるのは、ロワーフェイス、マリオネットラインへの長期的な有効性と安全性が当院の実体験で裏付けられている「テスリフト」と「スキャフォールド」のみです。

⚪️ 一人ひとりに向き合う、丁寧なカウンセリング お客様のお悩みやご希望を深く理解することから、最適な治療は始まります。当院では、時間をかけた丁寧なカウンセリングを重視し、マリオネットリフトがお客様にとって最善の選択肢であるかお伝えします。

⚪️ 安心の充実したアフターケア 施術後の経過は、お客様にとって不安が伴うものです。当院では、施術後のダウンタイムを快適にお過ごしいただけるよう、きめ細やかなサポート体制を整えています。万が一、気になる症状やトラブルが生じた際には、迅速かつ誠実に対応いたしますので、安心して治療をお受けいただけます。


**お知らせ**
当院は2003年に自由が丘から港区浜松町(最寄駅:JR/東京モノレール 浜松町駅、都営浅草線/大江戸線 大門駅、都営三田線 芝公園駅)に移転して診療しています。

院長コラム:「マリオネットリフト」誕生の背景


~一人の患者様の一言から生まれた新しい治療法~


きっかけはお客様の「もう少し何とかなりませんか?」という一言。

この方は、口元のマリオネットラインにお悩みでスキャフォールドの施術を受けられました。確かに一定の効果は得られました。しかし、お客様が求めていたのは、より根本的なリフトアップ効果だったのです。

既存治療の限界を知る

スキャフォールドは、マリオネットラインの溝を内側から支える効果に優れていますが、リフトアップ効果は期待できません。一方、テスリフトは、フェイスラインのリフトアップ効果が長続きしやすいものの、マリオネットライン特有の深い溝への効果は限定的です。

この現実に直面して到達したのは「なぜ単一の治療法にこだわる必要があるのか?それぞれの長所を組み合わせれば、より理想的な結果が得られるのではないか?」ということ。

「突破」への挑戦〜二段構えの設計思想〜

マリオネットラインは、口の開閉や表情の変化によって常に動的なストレスを受ける特殊な部位です。一般的な糸リフトでは効果が出にくく、仮に効果が得られても最初に失われやすいのがこの部位の特徴です。

この難治部位に対して、単一の施術の限界を「突破」するために生まれたのが、マリオネットリフトです。

テスリフトによる「リフトアップ」と、スキャフォールドによる「内側からのサポート」という役割分担により、お客様に新たな選択肢を提供することができるようになりました。

一人のお客様の率直な声から生まれたこの治療法が、同じお悩みを持つ多くの方の希望となることを願っています。



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こんな方におすすめ

 

  • 1.何よりマリオネットラインを目立たなくしたい
  • 2.フェイスラインのたるみを改善したい
  • 3.輪郭をシャープに整えたい
  • 4.メスを使わずにリフトアップしたい
  • 5.他の糸リフトで満足できなかった

 

 

施術について

施術について


施術時間  : 施術に30分、カウンセリングからで90分程度

麻  酔  : 局所麻酔

術後診察  : 不要

 

注意事項


入浴・洗髪  : 当日から可能

洗顔・化粧  : 当日から可能(メイクは針穴に貼ったテープの上から)

飲酒・運動  : 翌日から可能
       

 

施術を受けられない方

 

  • 1.妊娠・授乳中の方
  • 2.持病で治療中の方は必ずご相談下さい

施術の流れ

1 デザイン・マーキング


⚪️フェイスライン、輪郭に対して糸を挿入する位置を細かくデザインします。

⚪️「自然な仕上がり」を意識したオーダーメイド設計です。

2 麻酔


⚪️針の刺入部、針が通る経路を局所麻酔することで、施術時の痛みを最小限に抑えます。

⚪️痛みに敏感な方も安心して受けられるよう配慮します。


3 糸挿入

 

⚪️使用する糸は、全てPDO(ポリジオキサノン)製です。

4 仕上がり確認


⚪️鏡で仕上がりを確認し、必要に応じて引き上げ(引きつれ)程度を微調整します。

⚪️問題なければ、針の刺入部に小さなテープを貼って終了です。


価格表

Marionnette(マリオネット)リフト価格(税込) 

マリオネットリフト(12本)

 マリオネットラインに

257,400円


■麻酔料 3,850円別途


*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。

 

 

よくいただくご質問

Q

Marionnette(マリオネット)リフトのリスク・ダウンタイムは?

A

◉リスクとしては
1)内出血(青アザ、腫れ)
2)ひきつれ
3)糸の違和感
4)糸の露出(皮膚表面に出てくること)
などがあります。

◉Marionnette(マリオネット)リフトのダウンタイムですが、ほとんどの方は施術翌日から通常生活に戻れます。施術後の違和感なども従来の糸リフトより短く、1週間程度で落ち着くことがほとんどです。

◉内出血による青アザが生じることがあり、その場合は青アザ分解吸収されるまでに1~2週間かかります。


Q

施術時間はどのくらいかかりますか? 

A

⚪️施術自体は約45分程度で完了します。

⚪️カウンセリングや麻酔の時間を含めると、全体で90分程度が目安となります。

Q

施術時の痛みはありますか?麻酔は使用しますか?

A

⚪️施術時の痛みを最小限に抑えるため、針の刺入部や糸が通る経路に局所麻酔を使用します。

⚪️痛みに敏感な方も安心して施術を受けられるよう配慮しています。

Q

Marionnette(マリオネット)リフトはどのくらい持続しますか? 

A

⚪️個人差はありますが、一般的に6ヶ月〜1年半程度の持続が期待できます。

⚪️PDO糸が分解される過程でコラーゲン生成が促進されるため、PDO糸が完全に吸収されるまで肌質改善効果が続きます。

Q

他の施術との併用は可能ですか? 

A

⚪️ヒアルロン酸注入やボトックスとの併用により、より効果的な若返りが期待できます。

⚪️施術の順序や間隔については、カウンセリングでご相談ください。

Q

施術後の注意事項はありますか?

A

⚫️施術当日は飲酒・運動・サウナをお控えください
⚫️施術部位への強い圧迫やマッサージは1ヶ月程度お控えください
⚫️大きく口を開ける動作は2週間程度控えめにしてください
⚫️腫れや痛みが続く場合は、すぐにご連絡ください

 

Q

糸はレントゲンやMRIに写ったりしますか?

A

写りません。たとえ検査するとしても申告する必要もありません。

Q

マリオネットリフトの「二段構えの設計」とは具体的にどのようなものですか?

A

⚪️この設計は、口元のたるみをテスリフトでしっかりと「持ち上げ」、同時にマリオネットラインの深い溝をスキャフォールド(棘なし糸)で“内側から支える”ことで「埋め戻す」という、異なる役割を持つ2種類の糸を組み合わせたものです。

⚪️これにより、口の開閉や表情によって常に動的なストレスを受けるマリオネットラインという難治部位に、より現実的な改善を目指します

Q

なぜ、マリオネットラインは一般的な糸リフトでは効果が出にくい、または効果が失われやすい部位なのですか?

A

⚪️マリオネットラインは、口の開閉や会話、表情の変化によって、顔の中でも特に頻繁に動く部位です。

⚪️この動的なストレスが、挿入された糸に常に加わるため、一般的な糸リフトでは効果が持続しにくく、仮に効果が得られても最初に失われやすい傾向があります。

Q

マリオネットリフトの施術は、顔の表情に不自然さや引きつれ感を与える可能性は低いですか?

A

⚪️はい。マリオネットリフトでは、糸の挿入を表情の中心となる顔の中央部ではなく、比較的顔の辺縁部に行います。これにより、施術後に不自然な引きつれや表情の違和感が生じるリスクが小さくなるよう配慮されています。

⚪️また、棘なし糸を中心にマリオネットライン上へ配置することで、違和感や凹凸のリスクにも配慮しています。

Q

マリオネットリフトが特に推奨されないケース、あるいは効果が弱くなる場合はありますか?

A

⚪️頬のたるみと口元のたるみが一体化している場合や、頬の下垂が強い方、あるいは顔全体にたるみが強く見られる方の場合、マリオネットリフト単独での効果は限定的になる可能性があります。

⚪️そのようなケースでは、マリオネットラインのみならず、糸リフトによる顔全体の総合的なリフトアップが必要となることがあります。

Q

以前フェイスリフトを受けたのですが、受ける事は出来ますか?

A

⚪️問題なくできます。

⚪️以前フェイスリフトを受けていると見た目ではわからなくても皮下には癒着が広がっています。ハイフやサーマクールでは効果は期待できません。2度目のフェイスリフトのリスクを考慮すれば、糸の施術は現実的な選択肢になります。

Q

マリオネットリフトで使用する糸は、日本の医薬品医療機器等法上の承認を受けていますか?

A

◉いいえ、Marionnette(マリオネット)リフトで使用する「N-scaffold」と「TESS lift threads」は、日本の医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認医療機器です。

◉ただし、N-scaffoldは韓国MFDSの承認を、TESS lift threadsは韓国MFDS(旧KFDA)と欧州CE認証を取得しており、世界48カ国で特許登録されています。

◉未承認機器による治療で重篤な副作用が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の補償対象外となる可能性があります。

Q

マリオネットリフトで使用する糸について

A

Marionnette(マリオネット)リフトで使用する糸の開示情報

スキャフォールド(N-scaffold)
◉使用するN-scaffoldは、韓国N-Finders社製です。N-FINDERS総輸入代理店株式会社キーメディカルを通して、院長が個人輸入しています。
◉本医療機器は日本では医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認医療機器です。
◉国内に同等の効果が期待できる承認済み医療機器は現在存在しません。
◉未承認機器による治療で重篤な副作用が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の補償対象外となる可能性があります。
◉諸外国の承認状況:
‐ 韓国MFDSの承認を得ています。
‐ 米国FDAの承認は取得できていません。
◉想定される副作用・リスク:
1. 腫れ 2) 痛み 3) 内出血 4) えくぼ様陥凹・左右差 5) 感染症 6) 色素沈着 7) 糸の露出・移動・触知 8) 神経障害 9) 肉芽腫・瘢痕形成。
◉2025年7月時点で、N-Scaffold特有の重篤事故報告は確認されていません。


テスリフト(TESS lift threads)
◉使用するTESS lift threadsは、韓国のZISHEL GROUPの子会社であるTESSLIFT CO., LTD.が製造しています。輸入代理店を通して、院長が個人輸入しています。
◉本医療機器は日本では医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認医療機器です。
◉国内に同等の効果が期待できる承認済み医療機器は現在存在しません。
◉未承認機器による治療で重篤な副作用が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の補償対象外となる可能性があります。
◉諸外国の承認状況:
‐ 韓国MFDS(旧KFDA)の承認を得ています。
‐ 欧州CE認証を取得しています。
‐ 米国FDAの承認は受けていません。
◉想定される副作用・リスク:
1. 腫れ 2) 痛み 3) 内出血 4) えくぼ様陥凹・左右差 5) 感染症 6) 色素沈着 7) 糸の露出・移動・触知 8) 神経障害 9) 肉芽腫・瘢痕形成 10) 顔面の非対称性 11) 糸の破損 12) アレルギー反応。
◉2025年8月時点で、TESS lift特有の重篤事故報告は確認されていません。