制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年4月12日)
肌の機能を高める「肌育」注射
お肌の乾燥、ハリ不足、以前はなかった小じわにお悩みではありませんか?年齢とともに変化する肌質に、根本的なケアをお求めの方へ。
細胞外マトリックスに着目した新しい美肌治療、ハイドロをご検討ください。
肌本来の再生力を高め、内側から輝くような健やかな素肌へと導きます。港区エリアでハイドロ治療をお探しなら、当院にご相談ください。
ハイドロとは?
ハイドロは、非架橋(粒子を含まない)の高濃度ヒアルロン酸を主成分とし、皮膚の浅い層(真皮層)に直接注入する美肌注射です。バイオリバイタライゼーション(生物学的再生療法)や、韓国で人気のスキンブースターとも呼ばれ、肌の土台となる細胞外マトリックスに潤いを与え、肌環境を整えます。
注入されたヒアルロン酸は、肌内部の線維芽細胞を優しく刺激し、コラーゲンやエラスチンといった、肌のハリや弾力を保つために重要な成分の生成を促進します。これにより、肌自らが潤い、ハリを生み出す力をサポートします。
乾燥、小じわ、ハリ不足といった肌悩みの根本原因にアプローチし、肌質そのものを底上げすることを目指す治療法です。
ハイドロのメリット
◎ 深層からの保湿と輝き: 肌の内側から潤いに満ち、乾燥を防ぎます。みずみずしく、自然なツヤと輝きのある「水光肌」のような質感へ導きます。
◎ 肌質とハリの向上: キメが整い、ふっくらとしたハリ感を実感できます。肌全体の質感が向上し、なめらかな印象を与えます。
◎ 小じわの軽減: 特に乾燥や初期の老化サインとして現れる目元や口元の浅いしわを目立たなくします。
◎ 自然な仕上がり: フィラー(注入によるボリュームアップ)とは異なり、顔の輪郭や表情を変えることなく、素肌そのものの質を高め、健康的で若々しい印象へと導きます。
◎ ダウンタイムが短い: 施術後の腫れや赤みは比較的少なく、日常生活への影響が少ない治療です。
ハイドロのデメリットとリスク
ハイドロは多くのメリットを持つ一方で、いくつかの留意点も存在します。
⚫️ 効果の持続期間: 注入されたヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、効果は永続的ではありません。効果を維持するためには、一般的に数ヶ月ごとの定期的な施術が推奨されます。
⚫️ 費用: 美容目的の治療であり、健康保険は適用されません。自由診療のため、全額自己負担となります。
⚫️ 副作用・リスク: 注入部位に、腫れ、内出血、赤み、軽い痛み、かゆみなどが一時的に生じる場合があります。まれに、感染やアレルギー反応が起こる可能性も否定できません。
⚫️ 医師の技術力への依存: 注入する深さや量、部位の見極めが効果と安全性に大きく影響します。医師の経験と技術力が、満足のいく結果を得るために重要となります。
当院のハイドロ治療の特徴
港区浜松町、大門、芝公園エリアに位置する当院では、患者様に安心してハイドロ治療を受けていただけるよう、以下の点にこだわっています。
◯ 経験豊富な院長による丁寧な施術: 美容皮医療で20年以上の経験を持つ院長が、解剖学的な知識に基づき、お一人おひとりの肌状態や骨格に合わせて、注入部位、深さ、量を精密に調整しながら丁寧に施術を行います。きめ細やかな手技で、ハイドロの効果を最大限に引き出し、リスクを最小限に抑えます。
◯ レチノイド療法との組み合わせによる高度なエイジングケア: 当院の最大の特徴である、オリジナルのレチノイド療法(トレチノインやレチナールなど)との組み合わせ治療をご提案できます。ハイドロで肌の土台(細胞外マトリックス)を潤し、肌細胞の再生環境を整えた上で、レチノイド療法によってターンオーバーを最適化し、シミやくすみを改善することで、より包括的で高度なエイジングケアを実現します。
◯ 安心のカウンセリングとアフターケア: 患者様のお悩みやご希望を詳しくお伺いし、ハイドロが最適な治療法か、他の治療法との組み合わせが必要かなどを丁寧に診察した上で、最適なプランをご提案します。施術後の経過観察や、万が一の副作用に対するケアにも万全を期しています。
まとめ:肌本来の力を引き出し、健やかな美肌へ
▶︎ 港区で肌の乾燥、ハリ不足、小じわにお悩みなら、当院のハイドロ治療をご検討ください。
▶︎ 経験豊富な医師による丁寧な施術と、必要に応じたレチノイド療法との組み合わせで、ワンランク上の美肌を目指します。
▶︎ 肌質を根本から改善し、内側から輝くような自然で健康的な美しさを手に入れたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
▶︎ まずはお気軽にカウンセリングをご予約ください。あなたに最適な治療プランをご提案します。
▶︎ 皆様の「なりたい肌」実現のため、スタッフ一同、心をこめてサポートいたします。
**お知らせ**
当院は2003年に自由が丘から港区浜松町(最寄駅:JR/東京モノレール 浜松町駅、都営浅草線/大江戸線 大門駅、都営三田線 芝公園駅)に移転して診療しています。
オリジナル美容モデル
美容モデル1:術前
40代女性
肌質の改善を目標にしました。
美容モデル1:1ヶ月後
3回施術後1ヶ月。毛穴が縮小し、肌理が整いました。
美容モデル1:術前
顔が細くなったと感想をいただいたので確認してみました。
美容モデル1:1ヶ月後
3回施術後1ヶ月。確かにロワーフェイスの輪郭が細くなりました。
美容モデル2:術前
50代女性:顔、首へ施術2回。首ではゼオミン20Uを加えました。
美容モデル2:1ヶ月後
ボリュームの引き締め効果が現れていて、輪郭もシャープになりました。
美容モデル2:術前
50代女性:顔、首へ施術2回。首ではゼオミン20Uを加えました。
美容モデル2:1ヶ月後
首の皮膚の質感が改善されています。
美容モデル3:術前
70代女性:顔、首へ施術2回。首ではゼオミン20Uを加えました。
美容モデル3:1ヶ月後
シワを少なくする効果も認められました。
美容モデル4:術前
60代女性:顔、首へ施術2回。首ではゼオミン20Uを加えました。
美容モデル4:1ヶ月後
縦のバンドが消失し、肌質も改善しました。
医療広告ガイドライン・限定解除要件
◉通常必要とされる治療内容:お顔全体で10〜20カ所に極細の注射針を使って、皮下に注入します。注入ポイントはプロコールに従いますが、症状、ご要望に応じて調整します。自動注入器ではなく、医師の手で注射します。その後ダーマペンを使います。ダーマペンは、ペン型の専用機器を肌に滑らすようにして、お肌の表面に微細な針刺激を与える治療です。
*カウンセリングから治療終了までの時間:1時間半
◉標準的な費用:234,850円(3回)
*ハイドロ3回分(1回+2回セット)+麻酔料+初診料
◉標準的な治療期間及び回数:2〜4週ごとに通院して施術を受けます。3回の施術回数で治療期間は1〜2ヶ月になります。
◉デメリット・リスク・副作用:ハイドロは多くのメリットを持つ一方で、いくつかの留意点も存在します。
⚫️ 効果の持続期間: 注入されたヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、効果は永続的ではありません。効果を維持するためには、一般的に数ヶ月ごとの定期的な施術が推奨されます。
⚫️ 費用: 美容目的の治療であり、健康保険は適用されません。自由診療のため、全額自己負担となります。
⚫️ 副作用・リスク: 注入部位に、腫れ、内出血、赤み、軽い痛み、かゆみなどが一時的に生じる場合があります。まれに、感染やアレルギー反応が起こる可能性も否定できません。
ダーマペンを行うことで、ダウンタイム中の施術直後から数日間、以下のような症状が現れることがあります。
赤み、ほてり感、ヒリヒリ感
腫れ、むくみ
かゆみ
皮むけ、乾燥
点状出血
これらの症状の程度や期間は、個人差がありますが、通常、数日程度で自然に治まります 。
院長コラム 〜細胞外マトリックス(ECM)治療〜
スネコス VS ジャルプロの争い、そしてさらにそこにハイドロ VS プロファイロが絡んで、似たようなコンセプトの施術による「四つどもえ」の競いが繰り広げられています。
勝者はどれか興味は尽きませんが、ただ言えることは、激しい競合が行われるのは、それだけ細胞外マトリックス(ECM)治療が優れていることの証ではないかと思います。
個人的にはこうしたヒアルロン酸を主成分とするECM治療が、従来のレーザーや光治療に取って代われると予想(期待?)しています。
ハイドロの詳しい説明
HYDRO(ハイドロ)は、イタリアのプロモイタリア社によって開発されたヒアルロン酸製剤です。この製品は、肌の若返りや保湿効果を目的としています。プロモイタリア社は、長年にわたり美容治療の研究と開発に取り組んできた企業であり、HYDRO(ハイドロ)の品質を支えています。
ハイドロの効果
HYDRO(ハイドロ)注射注射の主な効果は、肌のターンオーバーを整え、肌質の改善や若返り効果をもたらすことです。具体的には、注入されたヒアルロン酸が真皮層に浸透し、細胞外マトリックスの活性化を促進します。これにより、肌の再生サイクルが正常化され、エラスチンやコラーゲンの生成が促されるため、しわやたるみの改善が期待できます。
ハイドロの特徴
HYDRO(ハイドロ)注射の製剤の特徴は、特殊な熱安定化工程によって3種類の異なる分子量のヒアルロン酸が結びついている点にあります。このハイブリッドヒアルロン酸は、高分子、中分子、低分子のヒアルロン酸がそれぞれ異なる役割を果たし、肌に対する効果を最大化します。高分子は保湿効果を高め、中分子は細胞外マトリックスのリモデリングを促進し、低分子は細胞を活性化させることで、肌の質感を向上させます。
こんな方におすすめ
- 1.目元・口元にシワが目立つようになった
- 2.年齢とともに、顔がしぼんできたみたい
- 3.プルプルした肌になりたい
施術について
施術について
施術時間 : 60分
麻 酔 : 表面麻酔
術後診察 : なし
注意事項
入浴・洗髪 : 当日から可能
洗顔・化粧 : 当日のメイクは控えめに
飲酒・運動 : 翌日から可能
治療スケジュール
2週間ごとに3〜4回。6か月毎に継続すること推奨します。
HYDRO注射の効果を持続させるためには、定期的な施術が推奨されます。一般的には、2週間おきに3〜4回の施術を行うことで、肌の再生サイクルを正常化し、持続的な効果を得ることができます。施術を重ねることで、肌の質感や弾力が向上し、若々しい印象を保つことが可能になります。
施術を受けられない方
- 妊娠、授乳中の方
施術の流れ
1 洗顔・麻酔
洗顔後、表面麻酔します。
2 施術
自動注入器ではなく、医師の手で直接ポイントに注入します。SUNEKOS(スネコス)に比べ、痛みは軽度になりました。
3 ダーマペンでHYDRO導入
注入するだけでなく、マイクロニードリングで薬剤を皮膚に浸透させるのが、HYDRO(ハイドロ)の施術の大きな特徴になっています。
付属の簡易なローラーではなく、当院では本格的にダーマペン4を使用します。
4 施術終了後
施術後日常生活の制限はありません。針穴や注入のふくらみが数日間残ることがありますが、メイクで十分にカバー可能です。
価格表
HYDRO(ハイドロ) | 価格(税込) |
---|---|
1回 | 77,000円 |
3回コース | 207,900円 |
■麻酔料 2,750円別途(3回コースは麻酔料込み)
*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。
HYDRO(ハイドロ) | 価格(税込) |
---|---|
1回 | 77,000円 |
2回セット | 151,800円 |
■麻酔料 2,750円別途(2回セットは麻酔料込み)
*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。
メンテナンスにはレチノイドを
レチノイドには、
1)細胞外マトリックス(ECM)でヒアルロン酸およびヒアルロン酸受容体の増生
2)皮膚のターンオーバーを促進
することで、ハイドロの効果を高め、持続を長くする効果があり、肌の速やかな再構築をサポートします。
レチノイドは細胞外マトリックス(ECM)治療には必須のスキンケアです。
細胞外マトリックス(ECM)治療
細胞外マトリックス(ECM)とは
細胞外マトリックス(ECM)とは、幹細胞、線維芽細胞の周囲環境のことで、コラーゲンやエラスチンなど線維成分とヒアルロン酸などで構成されています。
細胞外マトリックス(ECM)治療とは、幹細胞の細胞環境を改善することで線維芽細胞の働きを最適化することを目指した治療です。
従来の美肌術は、組織にダメージを与えることで傷を治そうとする肌のプロセスを発動させますが、これは幹細胞を無理に働かせようとするようなもの。
あなたは幹細胞や線維芽細胞を鞭打ちますか?それとも働きやすい環境整備に努めますか?
ECM治療の効果
ECM製剤の主成分はヒアルロン酸ですが、従来のヒアルロン酸注射とは異なり、肌の治療を目的とした製剤であり、肌質改善効果、たるみ改善効果が期待できます。
ECM治療の効果として以下の点が挙げられます。
●肌再構築効果
加齢とともに衰える細胞外マトリックスの再生を促進して、肌を土台から再構築して、肌にハリや弾力、潤いを与え、しわやたるみを改善します。
●従来のヒアルロン酸注射との違い
従来のヒアルロン酸注入は、架橋処理されたヒアルロン酸による直接的なボリューム効果によるものですが、ECM製剤では非架橋ヒアルロン酸やアミノ酸が主成分で、これらを注入することで細胞外マトリックスの再生させ、内側からの肌の自然な再構築を目指す点が異なります。
●ECM治療の効果
・小ジワ、たるみの改善
・肌のハリ、弾力、ツヤの向上
・肌の若返り
よくいただくご質問
ダウンタイム、リスクについて
HYDRO(ハイドロ)注射の施術後には、腫れや赤み、内出血が見られることがあります。
これらの副作用は、注射による皮膚への刺激や血管への影響によって引き起こされるもので、通常は遅くとも数日以内に自然に改善します。
HYDRO注射は非架橋型のヒアルロン酸を使用しているため、一般的にアレルギーのリスクは低いとされています。しかし、個々の体質や過去のアレルギー歴によっては、反応が異なる場合があります。そのため、施術前には自身の健康状態やアレルギーの有無について医師に伝えて下さい。それにより、より安全に施術を受けることができ、安心感を持って美容治療に臨むことができるようになります。
製剤にはどんな成分が含まれていますか?
HYDRO(ハイドロ)に含まれるのは、架橋剤を含まない、バイオ発酵で作られた分子量の異なる3種類のヒアルロン酸のみです。
ハイドロとプロファイロはどう違いますか?
HYDRO(ハイドロ)は、先行するプロファイロに対抗して、プロモイタリアが市場に投入しました。
プロファイロが2種類のヒアルロン酸からなるのに対し、HYDRO(ハイドロ)は3種類。
さらに注入だけでなく、HYDRO(ハイドロ)は、ローラー(マイクロニードリング)も加える事で、即効性も狙っています。
HYDRO(ハイドロ)について
HYDRO(ハイドロ)は、厚生労働省未承認の医薬品です。
国内の代理店を通じて、医師が個人的に正式な手続きを経て輸入しています。
国内には同等の承認医薬品はありません。
諸外国においても未承認であり、すべてのリスクが明らかになっていない可能性がありますが、これまで重篤な副作用、トラブルの報告はありません。