ボトックス注入療法

ボトックスが「効かない!」どうする?


ボトックス治療(ボツリヌス療法)は生物製剤を使用した治療法です。そのためこの治療には「耐性」が生じるという潜在的なリスクは避けられません。

ただし、従来は
⚫️ボトックス治療(ボツリヌス療法)で耐性が生じる確率がわずかなこと
⚫️美容上の治療で、命や健康に関わることはないこと
から、あまり問題視されてきませんでした。


ボトックス治療(ボツリヌス療法)で効果が弱くなってきた、なくなってきたという状況になったときは、


1)施術方法に問題があった(注入部位、注入量、薬剤準備など)ことがまず考えられます。したがって、まずはもう一度施術を行います。
2)もし、それでも「効かない」場合は、ボトックスの「耐性」を疑います。


その場合は、

2-1)効果がまったくない場合
効果が期待できないため、それ以上ボトックス治療(ボツリヌス療法)は行いません。休止期間を置きますが、どのくらい休止すればまた効果が出るのかわかっていません。


2-2)効果が弱まっている場合

耐性が悪化しないように製剤をボトックスからゼオミンに変更する。


これが従来の一般的な対応でした。

新しい「耐性」指針


ボトックス治療(ボツリヌス療法)の適応が広がることで、状況が変わります。

今では例えば脳出血や脳梗塞などの合併症に対してもボトックス治療(ボツリヌス療法)が使われるようになり、ボトックス治療(ボツリヌス療法)は美容クリニックだけでなく、一般の病院でも普通に使われるようになりました。


こうなると、たとえわずかな確率でも耐性を生じさせてはいけないと、耐性が生じないボトックス治療(ボツリヌス療法)が求められるようになりました。


もっとも確実に耐性問題を避けるためには、効き目が弱くなる前から、できれば最初から耐性を生じさせない製剤、ゼオミンを使用することです。


こうしたことから、当院ではボツリヌス療法ではゼオミン製剤を使用しています。




ゼオミンについてはこちらをご覧下さい。




ちょっと専門的な「耐性」の話

ボトックス(ボツリヌス毒素)の「耐性」 


繰り返しボトックス(ボツリヌス毒素)治療を受けているうちに、ボトックスの効果が徐々に低下したり、効果が現れなくなったりすることがあります。こうしたボトックス(ボツリヌス毒素)治療に対する「耐性」は、一部の患者さんで報告されている現象です。

耐性のメカニズム

ボトックス耐性のメカニズムには、主に以下の要因が考えられています:

抗体形成: 体内でボツリヌス毒素に対する抗体が生成され、毒素の効果を中和してしまう。

神経終末の適応: 繰り返しの治療により、神経終末がボツリヌス毒素の作用に適応し、効果が減弱する。
代償メカニズムの発達: 体が別の経路を使って筋肉を収縮させるようになり、ボトックスの効果を回避する。


耐性への対策

ボトックス耐性に対しては、以下のような対策が考えられています:

投与間隔の調整: 治療の間隔を適切に空けることで、抗体形成のリスクを低減する。

投与量の最適化: 必要最小限の投与量を使用し、過剰な暴露を避ける。
製剤の変更: 異なる種類のボツリヌス毒素製剤に切り替える。
併用療法: 他の治療法と組み合わせることで、ボトックスへの依存度を下げる。


今後の展望

ボトックス耐性の問題に対して、研究開発が進められています。新しい製剤や投与方法の開発、耐性メカニズムのさらなる解明などが期待されています。また、個々の患者さんに最適な治療計画を立てることで、耐性のリスクを最小限に抑える取り組みも行われています。


耐性が生じるリスクについて



ボトックス(ボツリヌス毒素)治療における耐性発生のリスクは、一般的にはそれほど高くないとされています。しかし、正確な発生率については、研究によってばらつきがあり、明確な数値を示すことは難しいのが現状です。

リスクに影響を与える要因

ボトックス耐性のリスクは、以下のような要因によって影響を受ける可能性があります:

治療頻度: 頻繁に治療を受ける患者さんほど、耐性発生のリスクが高くなる傾向があります。

投与量: 高用量を使用する場合、抗体形成のリスクが増加する可能性があります。
治療期間: 長期間にわたって治療を続けると、耐性発生のリスクが高まる可能性があります。
個人差: 体質や免疫系の状態など、個人の特性によってもリスクが異なる場合があります。


リスク低減の取り組み

医療現場では、ボトックス耐性のリスクを最小限に抑えるために、以下のような取り組みが行われています:

適切な投与間隔の設定: 治療の間隔を十分に空けることで、抗体形成のリスクを低減します。

最小有効量の使用: 必要最小限の投与量を使用し、過剰な暴露を避けます。
製剤の選択: 適切な製剤を選択します。
定期的なモニタリング: 治療効果や副作用を注意深く観察し、早期に耐性の兆候を発見します。


今後の課題

ボトックス耐性のリスクをより正確に評価し、予防するためには、さらなる研究が必要です。特に、長期的な追跡調査や、耐性メカニズムの詳細な解明が求められています。




ボツリヌス療法

ボツリヌス療法とは!?


ボツリヌス療法は、ボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。


ボツリヌストキシンには、注射することで筋肉の働きを抑える作用があります。ボツリヌス療法は、美容医療の分野で幅広く活用されています。

主な効果と特徴は以下の通りです:
主な美容効果
表情ジワの改善
眉間のシワ
額の横ジワ
目尻のシワ
唇の上の縦ジワ
あごの梅干しジワ


小顔効果
エラ張りの改善
フェイスラインのスッキリ化


たるみ改善
顔のリフトアップ効果


その他
多汗症の改善
ふくらはぎの筋肉縮小


特徴
メスを使わない低侵襲な治療法
短時間で施術可能
ダウンタイムがほとんどない
効果は3-7日程度で現れ、3〜6ヶ月程度持続

メリット

手軽に受けられる
自然な仕上がりが得られる
予防効果も期待できる


ボツリヌス療法は、筋肉の過剰な収縮を抑制することで、シワの改善や小顔効果などが得られます。安全性が確立された治療法ですが、適切な施術には医師の技術と経験が重要です。効果には個人差があるため、事前に医師とよく相談することが大切です。



ボトックスの作用メカニズム



神経伝達物質の放出阻害

ボツリヌストキシン(ボトックス)の最も重要な作用機序は、神経終末からのアセチルコリンの放出を阻害することです。これは以下のプロセスで起こります:

⚪️神経終末への侵入:ボツリヌストキシン(ボトックス)は神経終末に選択的に結合し、細胞内に取り込まれます。
⚪️SNARE複合体の分解:トキシン(ボトックス)は神経終末内で、シナプス小胞の開口放出に必要なSNARE(Soluble N-ethylmaleimide-sensitive factor Attachment protein REceptor)複合体のタンパク質を分解します。
⚪️アセチルコリン放出の阻害:SNARE複合体の機能が阻害されることで、神経伝達物質であるアセチルコリンの放出が妨げられます。


筋肉の弛緩

アセチルコリンの放出が阻害されることで、以下の効果が生じます:
⚪️ 神経筋接合部での信号伝達が遮断されます。
⚪️筋肉への刺激が減少し、結果として筋肉の収縮が抑制されます。
⚪️注射部位の筋肉が弛緩状態となります。


長期的な効果

ボツリヌストキシン(ボトックス)の効果は一時的ですが、比較的長期間持続します:
⚪️効果は通常、注射後3〜6ヶ月間持続します。
⚪️ 神経終末が徐々に回復し、新しいSNARE複合体が形成されることで、効果は徐々に減弱します。


治療応用

ボツリヌストキシン(ボトックス)の作用機序を利用して、以下のような治療に応用されています:
⚪️ 眼瞼痙攣や斜頸などの局所的な筋肉の過剰な収縮を伴う疾患
⚪️ 美容目的での顔のしわの改善
⚪️過度の発汗(多汗症)の治療
⚪️慢性偏頭痛の予防

ボツリヌストキシン(ボトックス)の作用機序は、神経伝達物質の放出を特異的に阻害することで筋肉の弛緩をもたらし、これにより様々な治療効果を発揮します。



ボツリヌス療法の歴史


発見と初期の研究

1895年、ベルギーの微生物学者Emile Pierre-Marie van Ermengemがボツリヌス菌を発見しました。
1920年代、米国のHerman Sommerが純化されたボツリヌス毒素タイプAを分離することに成功しました。

医療応用への道

1970年代、科学者たちがサルの斜視治療実験中に、偶然にもシワが減少する効果を発見しました。
1989年、米国食品医薬品局(FDA)が眼瞼痙攣と斜視の治療薬としてボツリヌス毒素を初めて承認しました。

美容目的での使用

1989年、リチャード・クラークとクレイグ・シンビリスが美容目的でのボツリヌス毒素使用について初めて報告しました。
2002年、FDAが眉間のシワ治療薬としてボトックスを承認しました。

適応拡大と発展

1990年代から2000年代にかけて、頸部ジストニア、多汗症、片頭痛など様々な疾患への適応が承認されていきました。
近年では、短い間隔での投与や新しい製剤開発など、治療法の改良が進んでいます。


ボツリヌス毒素は、かつては食中毒の原因として恐れられていましたが、現在では多くの疾患の治療に有益な薬剤として広く使用されるようになりました。今後もさらなる適応拡大や製剤改良が期待されています。



ボツリヌス療法と美容医療


ボツリヌス療法が美容目的で初めて使用されたのは1989年です。

具体的には以下のような経緯がありました:

・1989年、カリフォルニア大学デービス校のリチャード・クラークとクレイグ・シンビリスが、美容目的でのボツリヌス毒素使用について初めて報告しました。

・彼らは52歳の女性患者の前頭筋や皺眉筋などにボツリヌス毒素を注入し、額や眉間のシワの改善に成功しました。
・この症例報告は1988年1月に形成外科学会に提出され、ボツリヌス毒素の美容目的での使用に関する最初の文献となりました。
・その後、1992年1月にCarruthers and Carruthersが眉間のしわ改善に関する報告を発表するなど、美容目的での使用に関する研究報告が相次ぎました。


このように、1989年の報告が美容目的でのボツリヌス療法の始まりとされており、その後急速に研究と臨床応用が進んでいったことがわかります。

ボツリヌス療法が美容目的で使用されるようになった背景

 

・偶然の発見: 眼瞼痙攣や斜視などの治療でボツリヌス毒素を使用していた際に、患者の顔のシワが改善されるという副次的効果が観察されました。
・低侵襲な治療法の需要: 従来のシワ治療は外科的手術が中心でしたが、ダウンタイムやリスクが大きいという問題がありました。ボツリヌス療法は注射だけで効果が得られる低侵襲な治療法として注目されました。
・表情ジワへの効果: ボツリヌス毒素の筋肉弛緩作用が、表情筋の動きによって生じるシワの改善に効果的であることが分かりました。
・安全性の確立: 医療用途での使用実績により、適切な使用法での安全性が確認されていました。


これらの要因が重なり、ボツリヌス療法が美容医療の分野で注目され、広く使用されるようになったのです。効果的で低侵襲な治療法として、お客様のニーズに応える選択肢となりました。

 



ボトックス・ワールドの広がり(適応の拡大)

ボツリヌス療法の適応は近年大きく拡大しており、以下のような疾患や症状に対して適用されるようになっています:


神経筋疾患

眼瞼痙攣

片側顔面痙攣
痙性斜頸
上肢・下肢の痙縮
脳卒中後遺症
脊髄損傷
脳性麻痺
局所性ジストニア


泌尿器科領域
過活動膀胱
神経因性膀胱


皮膚科領域

重度の原発性腋窩多汗症


その他

斜視
慢性片頭痛
唾液分泌過多


2020年4月には過活動膀胱に対するボツリヌス療法が保険適用となり、泌尿器科領域での使用が可能になりました。

また、脳卒中後や脊髄損傷、脳性麻痺による上肢・下肢の痙縮に対しても2010年から保険適用となっており、リハビリテーション分野での使用が広がっています。

ボツリヌス療法は世界90カ国以上で認可されており、今後もさらに適応拡大が期待される治療法と言えます。

 

 

 

院長コラム 〜ボトックス「耐性」問題の答え〜

 

ボトックス治療(ボツリヌス療法)を続けていると、だんだん効きが悪くなったり、効果の持続時間が短くなったりすることがあります。それがボトックス治療の「耐性」問題。

 


この「耐性」については、以前から防ぐ方法はわかっていました。それはドイツのメルツ社が製造するゼオミンを使うこと。ゼオミンは神経毒素以外の余分なボツリヌス菌由来のタンパク質を含みません。そのため免疫を刺激して抗体を作ることがないとされ、実際ゼオミンのみを使用していて耐性が生じたとする報告はありません。

 


ただし、実際に美容目的でボトックス治療(ボツリヌス療法)を続けて、中和抗体ができてしまう確率は、0.2~0.4%と高くはありません。「美容医療でのボトックス治療(ボツリヌス療法)で使われる量は少ないから心配しなくてもよい」という楽観論が支配的でした。

 


そのため、美容医療業界では、ボツリヌス療法でどの製剤を使うかは、「耐性」問題が表面化しない限りどれでもいいが、「耐性」が疑われ出したらゼオミンに変更するというのが、これまでの「常識」でした。

 


ゼオミン自体はかなり前から市場に出回っている製剤ですから、日本でも扱っているクリニックは数多くあります。その他の製剤とともに製剤選択肢のひとつとして位置付けられているに過ぎません。

 


ところが、これまでの「常識」を見直す動きが出始めました。この動きを牽引しているのは、米国形成外科学会(正確には米国形成外科学会の関連オープンアクセス誌)です。

 


背景にあるのは、ひとつは「美容医療でのボツリヌス療法で使われる量は少ないから」を言い訳にしていたのに、美容医療でのボツリヌス療法の適応が広がり、使用量も増えていること。もうひとつは美容医療以外でもボツリヌス療法が使われる疾患の増加。

 


ボツリヌス療法を取り巻く状況は大きく様変わりしています。ボツリヌス療法で検索すると、驚くほど多くの一般診療の医療機関が引っかかるご時世になりました。今のところボツリヌス療法が使われるのは一部の神経疾患ですが、その中には脳卒中の後遺症も含まれ、決して珍しい疾患だけとは言い切れなくなりました。今後さらに多くの病気治療に使われるようになることも予想されます。将来的には誰でも病気の治療のためにボツリヌス療法が必要になるかもしれません。

 


「耐性」の何が問題かと言えば、将来ボツリヌス療法が適応となる疾患になったときに、耐性ができていたらボツリヌス療法が使えなくなることなのです。

 


米国形成外科学会の公式ジャーナルの姉妹誌には、2022年に2度「耐性」を扱う文献が掲載されました。その中では、「耐性の症状が生じる前から」、「初めてボツリヌス療法を受ける人にも」、「できるだけ耐性を生じにくい製剤(つまりはゼオミン)」を使うべきと結論づけられています。ボツリヌス療法のスタンダードを、これまでのように耐性を疑ってからゼオミンに変更するのではなく、初めから(!)使う方向へと変わることを促す内容です。

 


こうした文献を読んで、当院ではボツリヌス療法で使う製剤をボトックスからゼオミンに変更しました。厚労省承認製剤のボトックスか、耐性を作らないゼオミンか相当悩みましたが、美容でのボツリヌス療法で「耐性」を生じさせることは、何としても防がなければならないという思いが決め手になりました。

 



こんな方におすすめ

 

  • 1.目尻や額、眉間のシワが気になる
  • 2.エラの張りで悩んでいる
  • 3.筋肉質のふくらはぎをほっそりさせたい
  • 4.笑うと歯ぐきが見えてしまう



施術について

施術について


施術時間  : 15分程度

麻  酔  : 必要ありません

術後診察  : なし

 

注意事項


入浴・洗髪  : 当日から可能

洗顔・化粧  : 当日から可能

飲酒・運動  : 当日から可能

 

治療スケジュール


3〜6ヶ月毎

 

施術を受けられない方

 

  • 1.ボツリヌス療法でアレルギーが発症した方
  • 2.神経・筋疾患(重症筋無力症、ALSなど)の方
  • 3.妊娠・授乳中の方

施術の流れ

1 カウンセリング

 

2 施術


注入には34Gの極細針を使用します。また注入部位をクーリングしてから注射することで痛みを和らげています。

3 施術終了後


メイクをしてお帰りいただけます。施術後生活の制限はありません。

 

 

価格表

表情ジワ注入療法 

表情ジワ注入療法

価格(税込)

ボトックス 1部位
額、眉間、目尻、あご、ガミースマイルなど
30,800円



*本施術は自由診療に基づき全額自己負担になります。

その他のボツリヌス療法 

 その他のボツリヌス療法価格(税込)
小顔(エラ)治療 71,500円
ふくらはぎ治療 112,200円



*本施術は自由診療に基づき全額自己負担になります。

 

 


原因

発達した筋肉(咬筋)でエラが張ることもあります。

ボトックスがどう作用するか?
ボトックスで動きを抑えられた筋肉は、やがて萎縮しボリュームが減ります。

治療方法
咬筋の筋肉内に注入します。3〜6ヶ月毎に3回繰り返すことをおすすめします。


原因
ふくらはぎの太さは、筋肉の発達と皮下脂肪の厚みで決まります。

ボトックスがどう作用するか?
ボトックスの作用で筋肉は動きが抑制され、次第にボリュームが小さくなります。

治療方法
ふくらはぎの筋肉内に注入します。3ヶ月毎に3〜5回繰り返すことをおすすめします。ふくらはぎの筋肉は立って歩くだけでも使われるので、メンテナンス治療も必要です。

注意
歩行に支障をきたすことはありませんが、アスリートの方ではパフォーマンスが低下するのでおすすめできません。

 

 

よくいただくご質問

Q

ダウンタイム、リスク・副作用について

A

1)内出血
2)違和感
3)表情の変化
4)アレルギー(まれ)
5)効かない(まれ)

注入後数日して効果が出始めると、たとえば額を治療したときには、まぶたの重みなど違和感を覚えることがあります。また表情の左右差や表情がなくなるなど、表情の変化が問題になることがあります。

Q

ボトックスの作用機序は?

A

ボトックスは神経の伝達をブロックすることで筋肉の動きを抑制します。

目尻の笑いジワで説明すると、シワの原因は眼輪筋の収縮ですが、神経からの指令で収縮します。実際には神経の末端から神経伝達物質が放出され、それが眼輪筋に作用して指令が伝達されます。ボトックスは神経伝達物質の働きを阻害して神経からの指令を遮断します。

Q

表情が変わることはありますか?

A

ボトックス治療は施術直後には効果を確認することができません。そのためお客様から前回はどうだったかお聞きして注入する部位、量を調整する必要があります。

ボトックスは、お客様と医師で作り上げていく施術です。表情が変わったとか、違和感が続いたとかありましたらお伝え下さい。

Q

長く続けていると効かなくなるのですか?

A

ボツリヌストキシンはタンパク質ですから、抗体が産生されて効果が減弱する可能性はあります。ただし美容医療で使われる量ではその可能性は低いとされています。

Q

同日に2か所以上注入することは可能ですか? また、他の治療と同日に受けられますか?

A

同日に2カ所以上に注入する事は可能です。

また、他の治療と一緒に受けることもできます。あらかじめお伝えいただければ、スムーズにご案内できます。