ボトックス注入療法

制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年8月4日)

ボツリヌス療法


年齢とともに気になる額の横ジワ、眉間の縦ジワ、目尻の笑いジワ、ボトックス注射はそんなシワを手軽に改善します。また、エラの張りが気になる方にも、小顔効果が期待できるボトックス注射は人気です 。

港区でボトックスをお探しなら、美容外科・美容皮膚科 青い鳥にご相談ください。

経験豊富な医師が丁寧にカウンセリングを行い、一人ひとりの状態に合わせた最適な治療をご提案いたします 。まずは、お気軽にご相談ください。



【主な美容効果】
表情ジワの改善
◯眉間のシワ
◯額の横ジワ
◯目尻のシワ
◯唇の上の縦ジワ
◯あごの梅干しジワ


◎小顔効果
◯エラ張りの改善
◯フェイスラインのスッキリ化

◎その他
◯多汗症の改善
◯ふくらはぎの筋肉縮小(美脚)


【特徴】
⚪️メスを使わない低侵襲な治療法
⚪️短時間で施術可能
⚪️ダウンタイムがほとんどない
⚪️効果は3-7日程度で現れ、3〜6ヶ月程度持続

【メリット】

⚪️手軽に受けられる
⚪️自然な仕上がりが得られる
⚪️予防効果も期待できる


##ボツリヌス療法は、筋肉の過剰な収縮を抑制することで、シワの改善や小顔効果などが得られます。安全性が確立された治療法ですが、適切な施術には医師の技術と経験が重要です。効果には個人差があるため、事前に医師とよく相談することが大切です。





こんな方におすすめ

 

  • 1.目尻や額、眉間のシワが気になる
  • 2.エラの張りで悩んでいる
  • 3.筋肉質のふくらはぎをほっそりさせたい
  • 4.笑うと歯ぐきが見えてしまう



施術について

施術について


施術時間  : 15分程度

麻  酔  : 必要ありません

術後診察  : なし

 

注意事項


入浴・洗髪  : 当日から可能

洗顔・化粧  : 当日から可能

飲酒・運動  : 当日から可能

 

治療スケジュール


3〜6ヶ月毎

 

施術を受けられない方

 

  • 1.ボツリヌス療法でアレルギーが発症した方
  • 2.神経・筋疾患(重症筋無力症、ALSなど)の方
  • 3.妊娠・授乳中の方

施術の流れ

1 カウンセリング

 

2 施術


注入には34Gの極細針を使用します。また注入部位をクーリングしてから注射することで痛みを和らげています。

3 施術終了後


メイクをしてお帰りいただけます。施術後生活の制限はありません。

 

 

価格表

表情ジワ注入療法 

表情ジワ注入療法

価格(税込)

ボトックス 1部位
額、眉間、目尻、あご、ガミースマイルなど
30,800円


*ボトックスと表記していますが、当院ではドイツ製のゼオミンを使用しています。

*本施術は自由診療に基づき全額自己負担になります。

その他のボツリヌス療法 

 その他のボツリヌス療法価格(税込)
小顔(エラ)治療 71,500円
ふくらはぎ治療 112,200円


*ボトックスと表記していますが、当院ではドイツ製のゼオミンを使用しています。

*本施術は自由診療に基づき全額自己負担になります。

ゼオミンについてはこちらをご覧下さい。

院長コラム 〜ボトックス「耐性」問題の答え〜

 

ボトックス治療(ボツリヌス療法)を続けていると、だんだん効きが悪くなったり、効果の持続時間が短くなったりすることがあります。それがボトックス治療の「耐性」問題。

 
この「耐性」については、以前から防ぐ方法はわかっていました。それはドイツのメルツ社が製造するゼオミンを使うこと。ゼオミンは神経毒素以外の余分なボツリヌス菌由来のタンパク質を含みません。そのため免疫を刺激して抗体を作ることがないとされ、実際ゼオミンのみを使用していて耐性が生じたとする報告はありません。

 
ただし、実際に美容目的でボトックス治療(ボツリヌス療法)を続けて、中和抗体ができてしまう確率は、0.2~0.4%と高くはありません。「美容医療でのボトックス治療(ボツリヌス療法)で使われる量は少ないから心配しなくてもよい」という楽観論が支配的でした。

 
そのため、美容医療業界では、ボツリヌス療法でどの製剤を使うかは、「耐性」問題が表面化しない限りどれでもいいが、「耐性」が疑われ出したらゼオミンに変更するというのが、これまでの「常識」でした。

 
ゼオミン自体はかなり前から市場に出回っている製剤ですから、日本でも扱っているクリニックは数多くあります。その他の製剤とともに製剤選択肢のひとつとして位置付けられているに過ぎません。
 

ところが、これまでの「常識」を見直す動きが出始めました。

背景にあるのは、ひとつは「美容医療でのボツリヌス療法で使われる量は少ないから」を言い訳にしていたのに、美容医療でのボツリヌス療法の適応が広がり、使用量も増えていること。もうひとつは美容医療以外でもボツリヌス療法が使われる疾患の増加。

ボツリヌス療法を取り巻く状況は大きく様変わりしています。ボツリヌス療法で検索すると、驚くほど多くの一般診療の医療機関が引っかかるご時世になりました。今のところボツリヌス療法が使われるのは一部の神経疾患ですが、その中には脳卒中の後遺症も含まれ、決して珍しい疾患だけとは言い切れなくなりました。今後さらに多くの病気治療に使われるようになることも予想されます。将来的には誰でも病気の治療のためにボツリヌス療法が必要になるかもしれません。

「耐性」の何が問題かと言えば、将来ボツリヌス療法が適応となる疾患になったときに、耐性ができていたらボツリヌス療法が使えなくなることなのです。

学術誌でも「耐性の症状が生じる前から」、「初めてボツリヌス療法を受ける人にも」、「できるだけ耐性を生じにくい製剤(つまりはゼオミン)」を使うべきという文献を見かけるようになりました。


当院ではボツリヌス療法で使う製剤をボトックスからゼオミンに変更しています。厚労省承認製剤のボトックスか、耐性を作らないゼオミンか相当悩みましたが、美容でのボツリヌス療法で「耐性」を生じさせることは、何としても防がなければならないという思いが決め手になりました。

 



ボツリヌス療法の「耐性」問題

「耐性」とは?


ボツリヌス療法における耐性の問題は、主に治療効果が低下したり、完全に失われたりする症状で知られています。

これは、体内で中和抗体(NAbs)が形成されることによって引き起こされます




耐性が生じるリスクファクター


治療関連のリスク

⚫️1回あたりの注射量が多い(文献1)

⚫️累積投与量が多い:生涯にわたって受ける累積投与量が多いほど、免疫耐性のリスクが高まります(文献2)。

⚫️治療間隔が短い(文献1):推奨される治療間隔は通常12週間以上です。


⚫️高用量を使用する適応外使用:咬筋縮小術、ふくらはぎの輪郭形成術、皮内注射など高用量を必要とする適応外使用は、免疫原性のリスクを高める可能性があります(文献3)。とくに皮内注射は、真皮に樹状細胞が高濃度で存在するため、免疫原性が高いと考えられています(文献3)。


⚫️頻繁な製剤の切り替え:クリニックや製剤を頻繁に切り替える行動も、中和抗体形成のリスクと関連があることが示唆されています(文献4)。



患者関連の因子

⚫️遺伝的素因:中和抗体形成に対する遺伝的素因がある場合があります(文献1)。

⚫️過去のボツリヌス菌への曝露:過去にボツリヌス菌ワクチン接種を受けた、あるいはボツリヌス食中毒になったことがある個人は、中和抗体が存在する可能性があります(文献1)。


⚫️若年での治療開始:若年で治療を開始すると、生涯にわたる累積毒素曝露量が増加し、中和抗体関連の耐性のリスクが高まる可能性があります(文献5)。



耐性が疑われたときの対応


ステップ1:製剤や治療手技に問題がないかチェックする


治療効果の減弱や消失が見られた場合、必ずしも中和抗体が原因とは限りません。
⚫️不適切な製品の保管や調製
⚫️用量不足
⚫️不適切な注射手技
によっても引き起こされる可能性があります。

この場合、治療計画を調整する(例:用量や注射部位を見直す、注射手技を改善する)ことで効果が回復する可能性があります。


ステップ2:ステップ1で改善しない場合

◎厳密に医学的に対応するなら、中和抗体の有無を検査で確認することが必要ですが、日本では手軽に検査することはできません。

◎そのため予防的な意味もこめて、複合タンパク質を含まない製剤への切り替えが有効な治療戦略となります(文献1)。

インコボツリヌム毒素A型(INCO; Xeomin®)は、複合タンパク質やその他の不必要な細菌由来成分を含まない製剤であり、中和抗体形成のリスクが低いとされています(文献1)。

◎実際に、中和抗体が検出された患者がインコボツリヌム毒素A型(INCO; Xeomin®)に切り替えた後、中和抗体の力価が減少し、治療効果が回復した事例が報告されています(文献6)。

◎部分的な耐性(効果が少し残っている)の場合、低免疫原性製剤へ切り替えることが推奨されます(文献7)。


ステップ3:完全耐性の場合

◉完全耐性(全く効かない)の場合、少なくとも6ヶ月間の完全な治療休止が推奨されます(文献5)。

◉中和抗体の力価が十分に低下するには、数年かかることがあります(文献6)。

◉治療を再開する際には、免疫系の再活性化のリスクを最小限に抑えるため、最も免疫原性の低い製剤を使用することが強く推奨されます(文献5)。

*完全耐性になってから、インコボツリヌム毒素A型(INCO; Xeomin®)に切り替えても効果は期待できるとする意見もありますが、中和抗体のターゲットはコア神経毒素であり、同一血清型(BoNT/A)の継続は推奨されません。

*理論的には、ボツリヌム毒素B型製剤への切り替えが選択肢となますが、ボツリヌム毒素B型製剤は免疫原性が非常に高く、中和抗体の形成率も高いため、長期的な解決策として現実的ではありません(文献1)。




【参考文献】

1) Immunogenicity Associated with Botulinum Toxin Treatment
Steven Bellows, Joseph Jankovic
Toxins
2019;11(9):491

2) Neurotoxin Impurities: A Review of Threats to Efficacy
Je-Young Park, et al.
Plast Reconstr Surg Glob Open
2020;8(1):e2627

3) Emerging Trends in Botulinum Neurotoxin A Resistance: An International Multidisciplinary Review and Consensus
Wilson W S Ho, et al.
Plast Reconstr Surg Glob Open
2022;10(6):e4407

4) Identifying Different Immunoresistance Risk Profiles Among Experienced Aesthetic Botulinum Neurotoxin A Recipients: A Latent Class Analysis
Fang-Wen Tseng, et al.
J Cosmet Dermatol
2025;24(2):e16686

5) Immunogenicity Associated with Aesthetic Botulinumtoxin A: A Survey of Asia-Pacific PhysiciansJ Experiences and Recommendations
Je-Young Park, et al.
Plast Reconstr Surg Glob Open
2022;10(4):e4217

6) Continuous Treatment with IncobotulinumtoxinA Despite Presence of BoNT/A Neutralizing Antibodies: Immunological Hypothesis and a Case Report
Michael Uwe Martin, et al.
Toxins
2024;16(10):422

7) Real-world Implications of Botulinum Neurotoxin A Immunoresistance for Consumers and Aesthetic Practitioners: Insights from ASCEND Multidisciplinary Panel
Niamh Corduff, et al.
Plast Reconstr Surg Glob Open
2024;12(6):e5892

 

 

よくいただくご質問

Q

ダウンタイム、リスク・副作用について

A

1)内出血(青アザ)
2)違和感
3)表情の変化
4)アレルギー(まれ)
5)効かない(まれ)

注入後数日して効果が出始めると、たとえば額を治療したときには、まぶたの重みなど違和感を覚えることがあります。また表情の左右差や表情がなくなるなど、表情の変化が問題になることがあります。

Q

ボトックスの作用機序は?

A

ボトックスは神経の伝達をブロックすることで筋肉の動きを抑制します。

目尻の笑いジワで説明すると、シワの原因は眼輪筋の収縮ですが、神経からの指令で収縮します。実際には神経の末端から神経伝達物質が放出され、それが眼輪筋に作用して指令が伝達されます。ボトックスは神経伝達物質の働きを阻害して神経からの指令を遮断します。

Q

表情が変わることはありますか?

A

ボトックス治療は施術直後には効果を確認することができません。そのためお客様から前回はどうだったかお聞きして注入する部位、量を調整する必要があります。

ボトックスは、お客様と医師で作り上げていく施術です。表情が変わったとか、違和感が続いたとかありましたらお伝え下さい。

Q

長く続けていると効かなくなるのですか?

A

⚪️ボツリヌストキシンはボツリヌス菌の神経毒素を用いた生物製剤ですから、抗体が産生されて効果が減弱する可能性はあります。

⚪️ただし美容医療で使われる量ではその可能性は低いとされています。

Q

ボトックス治療とはどのような治療ですか?

A

⚪️ボツリヌス毒素を注射することで表情筋の過剰な収縮を抑制し、表情ジワの改善や小顔効果を得る治療法です。

⚪️約5〜10分で終了し、ダウンタイムがほとんどないのが特徴です。

Q

効果はいつ頃から現れますか?

A

⚪️効果は注射後3〜7日程度で現れ始めます。およそ2週間で効果は最大になります。

⚪️エラなどで筋肉の萎縮を治療のゴールにする場合は、効果の発現には1〜2か月かかります。

Q

効果はどのくらい持続しますか? 

A

⚪️効果の持続期間は3〜6ヶ月程度です。

⚪️個人差がありますが、繰り返し治療を受けることで持続期間が延長する傾向があります。

Q

1回の治療で効果はありますか?

A

⚪️はい、1回の施術でもしっかりと効果を実感していただけます。

⚪️ただし、より良い結果と予防効果を得るため、推奨治療間隔である3〜6ヶ月ごと2の継続治療をお勧めしています。

Q

どのようなシワに効果的ですか?

A

⚪️表情筋の動きによってできる「表情ジワ」に特に効果的です。

⚪️具体的には、額の横ジワ、眉間の縦ジワ、目尻の笑いジワ、あごの梅干しジワなどです。

⚪️一方、皮膚のたるみによる深いシワには適応が限られるため、カウンセリングで最適な治療法をご提案します。

Q

小顔効果はありますか?

A

⚪️はい、エラ張りの原因が咬筋(噛む筋肉)の発達による場合、小顔効果が期待できます。

⚪️鏡を見ながら奥歯を噛みしめた時にエラ部分が動く方は筋肉タイプで、ボトックス治療の適応となります。筋肉の萎縮効果を求める場合は、複数回の治療が必要になります。効果は約1〜2か月後から実感できるようになります。

Q

施術時間はどのくらいですか?

A

施術時間は5〜10分程度で完了します。カウンセリングを含めても30分程度です。

Q

痛みはありますか?

A

⚪️当院では34Gの極細針を使用し、注入部位を事前にクーリング(冷却)することで痛みを最小限に抑えています。

⚪️一般的な注射程度の痛みはありますが、多くの患者様に「思ったより痛くなかった」とご評価いただいています。

Q

術後の診察はありますか?

A

⚪️術後の診察は基本的に必要ありません。

⚪️ただし、ご心配なことがあれば随時ご相談いただけます。

Q

施術後の生活制限はありますか?

A

⚪️施術後の生活制限はほとんどありません。

⚪️入浴・洗髪・洗顔・化粧・飲酒・運動はすべて当日から可能です。

⚪️ただし、もし施術後に内出血に気づいた場合は、念のため当日は血行が良くなる運動や飲酒、長風呂はお控え下さい。

Q

妊娠中・授乳中でも受けられますか?

A

⚪️妊娠中・妊娠の可能性がある方・授乳中の方は施術をお受けいただけません。

⚪️また、女性は施術後2回の月経を経るまで、男性は施術後少なくとも3か月は避妊すること。

Q

小顔(エラ)ボトックスの適応があるか自分でチェックできますか?

A

⚪️鏡を見ながら奥歯を強く噛みしめてください。エラ部分が膨らむように動く場合は筋肉(咬筋)の発達によるエラ張りで、ボトックス治療の適応です。

⚪️動かない場合は骨格によるものでボトックス治療では改善が困難です。

Q

小顔(エラ)ボトックスでたるみが生じることはありますか?

A

⚪️小顔(エラ)ボトックスでたるみが進行することはありません。

⚪️ただ、咬筋が萎縮すると、フェイスラインがたるんでいるように見えることがあります。

Q

食中毒を起こすボツリヌス菌は大丈夫ですか?

A

⚪️ボトックス治療で使用するのは、ボツリヌス菌そのものではなく、毒素から精製された医薬品成分です。

⚪️美容医療で使用する量は、食中毒を起こす量と比べて極めて少量であり、安全性に問題はありません。

Q

同日に2か所以上注入することは可能ですか? また、他の治療と同日に受けられますか?

A

同日に2カ所以上に注入する事は可能です。

また、他の治療と一緒に受けることもできます。あらかじめお伝えいただければ、スムーズにご案内できます。

Q

治療をやめるとどうなりますか?

A

⚪️治療をやめると徐々に筋肉の働きが戻り、元の状態に戻ります。

⚪️続けなかったことで、余計にたるむことはありません。

Q

どのような場合は治療を受けられませんか?

A

以下の方は治療をお受けいただけません:

⚫️妊娠中・授乳中の方
⚫️重篤な神経筋疾患をお持ちの方
⚫️過去にボツリヌス製剤でアレルギーを起こした方
⚫️注入部位に炎症や感染がある方
⚫️抗凝固剤を服用中の方(医師との相談が必要)

Q

表情が不自然になりませんか?

A

⚪️適切な部位と量への注入により、自然な表情を保ちながら効果を得ることができます。

⚪️経験豊富な医師がお一人おひとりの表情の特徴を見極めて注入するため、不自然な仕上がりになるリスクは最小限です。

Q

他の美容治療との併用は可能ですか?

A

⚪️ヒアルロン酸注入、糸リフト、ハイフなど多くの治療との併用が可能です。

⚪️ただし、治療の順序や間隔について適切な計画が必要ですので、カウンセリングでご相談ください。

Q

長期間続けても問題ありませんか?

A

⚪️ボトックスはおよそ30年臨床で使われていますが、長期間使用したことでの問題は発生していません。

⚪️適切な間隔と用量であれば、安全に継続していただけます。

Q

ボトックスビスタについて

A

◉「ボトックスビスタ注用50単位」は厚生労働省承認製剤です。

◉承認済み適応症:眉間および目尻の表情ジワのみ

◉適応外使用について
額のシワ、エラ張り、多汗症、その他の部位への使用は適応外使用となります。適応外使用の場合、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

◉副作用・リスク
①注入部位の赤み・腫れ、②注入部位の痛み・熱感、③内出血、④表情がぎこちなくなる、⑤意図しない部位のたるみ、⑥頭痛、⑦アレルギー反応、⑧咬筋抑制による咀嚼力低下、⑨代償性発汗など

◉安全性について
ボトックス治療は世界100か国以上で30年以上の実績があり、重篤な副作用の発生頻度は極めて低いとされています。アレルギー反応は稀で、重度例は極僅かです。

◉製剤の種類と入手経路
ボトックスビスタ:国内正規流通品(承認範囲内のみ救済制度対象)