後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)について
ADMとは?
後天性真皮性メラノーシス(ADM)は、文字通り成人後に発症して、真皮にメラニン色素が増える色素斑です。
「シミ」より深部でメラニン色素が増える「アザ」なので、色調がより暗い褐色調に見えます。
できやすいのは、下眼瞼、鼻根部、鼻翼、額です。
原因
真皮には色素細胞はないとされてきましたが、色素を作らない未熟な色素細胞があり、それが何らかの刺激を受けて成熟し、メラニン色素を作るようになって発症すると考えられています。
ADMの治療
Qスイッチルビーレーザー
メラニン色素が真皮にあるため、ピーリングや光治療は無効です。
唯一の治療法はレーザー治療です。
レーザーで真皮内のメラニン色素を破壊しても、すぐになくなるわけではないので、効果が現れるのに3〜6か月後かかります。
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治療の原則
後天性真皮性メラノーシス(ADM)の治療方針は、Qスイッチレーザーで、他に選択肢はありません。
ADMは肝斑と合併することも多く、その場合にはまず肝斑の治療から始めます。確実にADMと診断できる部位からレーザー治療をすすめます。