ニキビ痕(クレーター)



ニキビ痕(クレーター)

ニキビ痕は、クレーターとも称される炎症後瘢痕。

ニキビ治療の目標は、「ニキビ痕(クレーター)を作らない」ですが、現実には日本で行われた調査で、ニキビに悩む方の90%にはニキビ痕が認められています。

 

なぜできる?

ニキビを追跡調査した研究結果から、ニキビ痕は直接ニキビから生じるより、圧倒的に炎症性ニキビが治ったあとの「赤み」から生じていることが判明しています。

「赤み」の85%は炎症性ニキビからの続きであることから、炎症性ニキビが長引くと「赤み」になり、クレーター状の瘢痕を作ることがあると言えるでしょう。

先に紹介した日本人を対象とした研究からも、ニキビ痕が残る群に比べ、ニキビ痕がない群の方が早期に医療機関にかかっていることから、早期に治療を開始することの重要性がわかります。

 

治りやすいニキビ痕と治りにくいニキビ痕


ニキビ痕(クレーター)を見た目でアイスピック型、ローリング型、ボックス型に分ける分類法がありますが、どのタイプのニキビ痕がフラクショナルレーザーで治りやすいか調べた研究があります。


それによると、ボックス型でもっとも改善効果が見られ、ついでローリング型。アイスピック型が最も治療成績が悪かったと報告されています。アイスピック型は奥が深いため治療効果が及びにくいようです。

《参考文献》
Which Type of Atrophic Acne Scar Responds to Nonablative Fractional Laser Therapy?
Kabir S,et al
Dermatologic Surgery
2014;40:288-300



ニキビ痕(クレーター)の治療

リジュラン

リジュランの主成分は、難治性の創傷の治療薬として研究されてきました。そのお肌を治す「力」がニキビ痕治療で発揮されます。

リジュランでニキビ痕を治療する最大のメリットは、美肌効果を楽しみながら治療を続けられること。

レーザー治療では強いパワーで何回も照射しなければならず、クレーターは改善するかもしれませんが、一方でお肌の負担が大きく、肌荒れ、色素沈着などのトラブルも避けられません。リジュランでは熱エネルギーを加えないためそうしたトラブルが皆無なのです。


美容モデル

治療前

ニキビ痕のクレーター肌は全体に硬い印象を与えます。

8回治療後

 何より皮膚の質感が柔らかくなりました。

治療前

耳の前から頬にかけて、クッキリしたクレーター状のニキビ痕が目立ちます。

8回後2年経過

追加治療なしで2年経過。ニキビ痕により効果に差がありますが、耳の前にあったクレーターはほとんど消失しています。

くわしくはコチラへ



プラズマ

プラズマはレーザーに代わって、今や美肌治療の主役です。プラズマのパワーでクレーター肌を再構築します。

プラズマは、それまでのリサーフェシング(お肌の入れ替え治療)の大変で、つらいイメージを変えました。ニキビ痕(クレーター)治療は、回数が必要ですが、続けられる治療であることがプラズマ治療の強みです。



美容モデル

鼻の毛穴治療前

鼻は皮膚が厚いため、肌治療が難しい部位です。

5回治療後

 

くわしくはコチラへ



炭酸ガスフラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーを照射して、お肌を作り替える治療のことを、レーザーリサーフェシングといいます。ニキビ痕を個別に治療するのではなく、ニキビ痕を含めて皮膚全体を作り替えて治療します。

レーザー治療はダウンタイムが長く、トラブルも多いため、続けることが大変です。レーザー治療は効果は高いですが、結局続けられないために結果を出し切れないことが課題です。


くわしくはコチラへ

 

 

治療の原則

一度できてしまったクレーター肌をツルツル肌に戻すことはできません。あくまでクレーターを目立たなくさせることが治療の現実的なゴールだということをまずご理解下さい。

また、ニキビ痕(クレーター)の治療は、回数と期間がかかります。長く治療を続けるには、1回、1回ができるだけ負担が少なく、そして少しでも効果がわかりやすい治療が望ましいという考えから、当院ではプラズマまたはリジュランをおすすめしています。

 

 



参考文献

1)Prevalence of scars and "mini-scars", and their impact on quality of life in Japanese patients with acne.
Hayashi N,et al.
J Dermatol.2015;42(7):690-696

2)Prospective study of pathogenesis of atrophic acne scar and role of macular erythema.
Tan J,et al.
J Drugs Dermatol.2017;16(6):566-572

詳しいお問い合わせ・ご予約はこちらから