脂肪溶解注射V-OLET(ブイオレット)

制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年12月21日)

脂肪溶解注射なら韓国承認製剤V-OLET(ヴイオレット)

 

二重アゴやフェイスラインのたるみ、落ちにくい顎下の脂肪にお悩みではありませんか?

「脂肪吸引は怖いけれど、確実な効果が欲しい」 そのような方に、港区・浜松町の美容外科・美容皮膚科 青い鳥が導入した新しい脂肪溶解注射「V-OLET(ブイオレット)」をご提案いたします。

韓国MFDSの承認を得た、脂肪細胞そのものを破壊するメカニズムで、リバウンドしにくいすっきりとした小顔を目指します。


V-OLET(ブイオレット)とは?

V-OLETは、デオキシコール酸(DCA)を主成分とした、顎下(二重アゴ)専用の脂肪溶解注射です。

従来の脂肪溶解注射の多くが「脂肪細胞を小さくする」ものであったのに対し、V-OLETは「脂肪細胞膜を破壊する(脂肪破壊)」作用を持つのが最大の特徴です。破壊された脂肪細胞は体外へ排出されるため、脂肪細胞の数自体を減少させることが可能です。

これにより、外科手術(脂肪吸引)を行わずに、注射だけで「切らない脂肪吸引」とも呼べる痩身効果と、リバウンドなし(リバウンドしにくい状態)を目指す治療が可能となりました。


V-OLET(ブイオレット)のメリット

脂肪溶解 MFDS承認の信頼性:韓国で初めて顎下脂肪改善の承認を取得した製剤です。確かなエビデンスに基づいた治療を提供します。

リバウンドしにくい根本治療:脂肪細胞の数そのものを減らすため、一度除去された脂肪は再生しません。体重を維持していれば、半永久的な効果が期待できます。

皮膚の引き締め効果:脂肪破壊に伴う創傷治癒過程でコラーゲン生成が促進され、脂肪が減った後の皮膚のたるみを防ぎ、フェイスラインのタイトニング効果も期待できます。

短時間施術:施術時間は10〜20分程度。お仕事帰りや隙間時間に、浜松町・大門エリアで手軽に受けていただけます。


デメリットとリスク・副作用

高い効果が期待できるV-OLETですが、デオキシコール酸の特性上、ダウンタイムやリスクも存在します。当院ではメリットだけでなく、デメリットもしっかりとご説明します。

⚫️ダウンタイム(腫れ・痛み):脂肪細胞を破壊する炎症反応により、施術後1週間程度、注入部位に腫れや熱感、痛みが生じることがあります。これは薬が効いている証拠でもありますが、大事なご予定の前は避けていただくことを推奨します。

⚫️一時的な硬結:施術後、一時的に患部が硬くなることがありますが、時間の経過とともに和らぎます。

⚫️内出血:稀に内出血が起こる場合がありますが、メイクで隠せる程度で、数週間で消失します。


リスク:稀ですが、神経障害(一時的な表情の左右差など)のリスクが報告されています。当院では解剖学を熟知した医師が、安全な層へ慎重に注入を行います。

未承認医薬品の明示:本剤は、日本の医薬品医療機器等法上の承認を得ていない医薬品です。当院では医師の判断により個人輸入しています。国内に同一の成分・性能を有する承認医薬品はありません。韓国においてはMFDS(旧KFDA)の承認を受けています。


青い鳥のV-OLET(ブイオレット)治療の特徴

⚪️港区浜松町・大門エリアにある当院では、患者様の骨格や脂肪のつき方を丁寧に見極め、最も効果的な「Vライン」形成をサポートします。

⚪️痛みに配慮した施術:冷却や麻酔の併用など、痛みを最小限に抑える工夫を行っています。

⚪️オーダーメイドのデザイン:ただ減らすだけでなく、「美しいフェイスライン」を作るために、注入位置や量を細かく調整します。

⚪️万全のアフターケア:術後の腫れや不安に対しても、親身に対応いたします。


まとめ:理想のVラインへ

脂肪溶解注射や小顔治療をご検討中なら、確実性の高いV-OLETがおすすめです。 「二重アゴをなくしたい」「横顔に自信を持ちたい」 その願いを、港区浜松町の美容外科・美容皮膚科 青い鳥がサポートいたします。まずはカウンセリングで、あなたのお悩みをお聞かせください。

*本施術は、厚生労働省未承認の薬剤を使用したもので、また自由診療に基づき全額自己負担になります。


**お知らせ**
当院は2003年に自由が丘から港区浜松町(最寄駅:JR/東京モノレール 浜松町駅、都営浅草線/大江戸線 大門駅、都営三田線 芝公園駅)に移転して診療しています。



オリジナル美容モデル(同等製剤での結果)
*効果には個人差があり、同様の効果を保証するものではありません

1.1-前

40代女性正面
ベース状の輪郭がお悩みです。

1.1-後

(3回治療後1ヶ月)輪郭はV字形に変わりました。

1.2-前

注入したのは、フェイスラインのおよそホクロのレベルです。

1.2-後

(3回治療後1ヶ月)2ヶ月毎に3回治療しました。

医療広告ガイドライン・限定解除要件

通常必要とされる治療内容:脂肪量を減らしたい部位に少量ずつ、およそ1cm間隔で皮下の脂肪組織に注射します。
*カウンセリングから治療終了までの時間:30分

標準的な費用:102,300円〜168,300円(1回に1〜2バイアル注入、これを3回施行)
*3回施術料+初診料

標準的な治療期間及び回数:1〜2か月ごとに通院して3回の施術を受けます。3回の施術回数で治療期間は2〜4ヶ月になります。

デメリット・リスク・副作用:V-OLET(ブイオレット)はメリットが多い反面、いくつかのリスクやデメリットも存在します。

▶︎複数回の施術が必要な場合がある: 1回の治療でも効果を感じられることはありますが、十分な効果を得るためには、通常1〜2か月間隔で3回程度の継続治療が必要です。

▶︎効果には個人差がある: 脂肪の量や質、体質により、効果の現れ方や程度には個人差があります。必ずしも全ての方に同じ結果が出るわけではありません。

▶︎コスト: 美容目的の自由診療のため、保険適用外となり全額自己負担となります。

▶︎副作用・リスク: 注入部位に腫れ(特にデオキシコール酸の作用により1週間以上続くこともあります)、内出血、痛み、赤み、硬さ(しこり感)、違和感などが一時的に生じる可能性があります。まれに感染やアレルギー反応、神経障害、皮膚壊死のリスクもあります。



院長コラム 〜承認製剤へのこだわり〜


身内の恥を晒すようですが、美容医療業界にたくさん出回る脂肪溶解注射の製剤にはうさん臭いものが多すぎます。

いえいえ、「脂肪溶解注射」自体は強固なエビデンスを備えたまともな美容医療です。カイベラという米国FDA承認製剤もあります。

しかし・・そのあとがいけない。カイベラはデオキシコール酸が主成分ですが、それを悪用してカイベラとは似ても似つかぬ製剤が「米国FDAも承認したデオキシコール酸を使った・・」などと、あたかもその製剤が米国FDA承認かのように振る舞う。

こんなのはまだかわいい方で、悪質だと思うのは韓国MFDS承認製剤と言いながら、実は医薬品としての承認ではなく、化粧品としての承認だったり・・化粧品を注入するのを許していいのだろうか・・。

脂肪溶解注射の承認製剤をずっと探していて、いくつかの代理店に直接お願いしたりしていて、ようやく承認製剤「V-OLET」の導入に漕ぎ着けました。

当院では国際的な承認、最低でも製造国の承認を得た機器・製剤での施術を増やしていくことを目指しています。それが真に信頼できる美容医療の基盤になると確信しています。



こんな方におすすめ

 

  • 1.「二重顎」でお悩み
  • 2.顎の下に脂肪が多くつまめる
  • 3.加齢によりフェイスラインが崩れてきた
  • 4.顎と首の境界線が不明瞭
  • 5.手術は怖いけれど確実な効果を得たい
  • 6.今までの脂肪溶解注射で満足できなかった



もっと詳しく脂肪溶解注射の作用機序

こうして脂肪は溶けていく!

1


注入されたデオキシコール酸は脂肪組織に炎症を生じさせます。

2


炎症で脂肪細胞が壊れ、中に蓄えられていた脂肪が放出されます。

炎症による腫れは、1週間以内に収まります。

3


炎症部位へはマクロファージが集まり、放出された脂肪を取り込み、ここから運び出します。

それとともに炎症が収まった部位では少しずつコラーゲンが作られていきます。

4


脂肪細胞の数が減ることとコラーゲンが増えることの2つの作用で脂肪組織を収縮させます。



施術について

施術について


施術時間  : 30分程度 

麻  酔  : なし

術後診察  : 不要

 

注意事項


入浴・洗髪  : 当日から可能

洗顔・化粧  : 当日から可能

飲酒・運動  : 当日から可能ですが、違和感が強い場合は控えること

 

治療スケジュール


1〜2か月ごとに3回(推奨)

 

この施術を受けられない方

 

  • 1.妊娠・授乳中
  • 2.含有成分にアレルギー既往がある
  • 3.甲状腺疾患がある

施術の流れ

1 マーキング


注入部位、注入量を決めます。

*基本的にV-OLET(ブイオレット)は二重顎専用ですが、フェイスラインなどもご要望に応じて対応いたします。


2 注入


注入には極細針を使用します。注入してから、薬液を浸透させるためマッサージします。

3 施術終了後


施術後日常生活の制限はありません。ご自身でマッサージされる必要はありません。

 

 

価格表

 V-OLET(ブイオレット)
価格(税込)
1バイアル(2 ml)

33,000円

2バイアル(4 ml)

55,000円


*注入量の目安
顎下:2〜4 ml

*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。



よくいただくご質問

セクションI:V-OLETの基本概念と効果

Q

V-OLET(ブイオレット)とはどのような施術ですか?

A


◉V-OLETは、顎下の脂肪改善を目的として韓国MFDSの正式承認を受けた、デオキシコール酸(DCA)を主成分とする脂肪破壊注射です。

◉脂肪細胞の膜を直接破壊して細胞数そのものを減少させるため、リバウンドの少ない半永久的な効果が期待できる治療法です。

 

Q

なぜ「腫れ」や「痛み」が出るのですか?

A


◉V-OLETの主成分であるデオキシコール酸が脂肪細胞を破壊する際、身体の正常な反応として炎症が起こるためです。

◉この反応に伴い、一時的な腫れや熱感、痛みが生じますが、これは薬剤がしっかりと脂肪に作用している証拠(ポジティブサイン)でもあります。

◉この炎症過程を経て、皮膚の引き締め効果(コラーゲン生成)も誘導されます。

Q

一度破壊された脂肪は本当に戻らないのですか?

A


◉はい、破壊され排出された脂肪細胞が再生することはありません。そのため、効果は半永久的と考えられています。

◉ただし、急激な暴飲暴食などで体重が大幅に増加した場合は、残存している脂肪細胞が肥大化する可能性がありますので、適切な体重管理を行うことで、より長く美しいラインを維持できます。

Q

ステロイドが含まれているか心配です。成分は安全ですか?

A

◉ご安心ください。V-OLETにはステロイド成分は一切含まれていません。

◉主成分のデオキシコール酸は、もともと体内に存在する胆汁酸の一種であり、人体に馴染み深い成分です。

◉ステロイドによるホルモンバランスの乱れや生理不順、皮膚の萎縮などの副作用を心配することなく施術を受けていただけます。

Q

皮膚のたるみが悪化することはありませんか?

A


◉いいえ、むしろ改善が期待できます。

◉V-OLETは脂肪を減らすだけでなく、脂肪細胞が破壊される過程で線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促進します。これにより、脂肪が減った後の皮膚がたるむのを防ぎ、顎下の皮膚を内側から引き締めるタイトニング効果をもたらします。

セクションII:施術対象と推奨プロトコル

Q

どのような悩みの人に適していますか?

A


特に「二重顎」でお悩みの方に最適です。

具体的には、
☑️顎の下に脂肪が多く摘める方
☑️加齢によりフェイスラインが崩れてきた方
☑️顎と首の境界線が不明瞭な方
におすすめです。

また、手術は怖いけれど確実な効果を得たい方や、今までの脂肪溶解注射で満足できなかった方にも適しています。

Q

施術回数は何回くらい必要ですか?

A

◉脂肪の量やご希望の仕上がりによりますが、通常は4週間以上の間隔を空けて、2〜3回の施術を推奨しています。

◉1回でも変化を感じることはありますが、回数を重ねることで段階的に脂肪が減少し、より満足度の高いシャープなラインが完成します。

Q

効果はいつから実感できますか?

A


目に見える効果(1〜2ヶ月後)

施術直後は腫れが生じるため、すぐには効果が分かりません。破壊された脂肪細胞が体外へ排出され、腫れが引いてくる施術後4週間頃から、徐々に顎下のラインがスッキリしてくるのを実感いただけます。

Q

施術時間はどれくらいかかりますか?

A


◉実際の注射にかかる時間は10分〜20分程度です。

◉カウンセリングを含めても、1時間以内で終了します。お仕事帰りや買い物の合間などにも受けていただきやすい施術です。

セクションIII:痛み・ダウンタイム・副作用詳細

Q

施術中の痛みはどれくらいですか?

A

◉針を刺すチクリとした痛みに加え、薬剤が注入される際に独特の熱感や鈍痛(重い痛み)を感じることがあります。

◉多くの方が我慢できる程度の痛みですが、痛みに敏感な方は事前にご相談ください。

Q

施術後の「腫れ」は具体的にどの程度続き、どう見えますか

A

◉個人差はありますが、施術直後から腫れ始め、多くなるは翌日〜3日目頃がピークとなります。

◉見た目には「飴玉を含んでいるような」「少し太ったような」膨らみが出ます。治療部位により違いますが、顎下であれば「ペリカン」様、フェイスラインであれば「ブルドッグ」様に見えることもあります。

◉目立つ腫れは1週間程度で落ち着き、完全に引くまでには2〜3週間かかる場合があります。マスクで隠せる範囲ですが、大切なご予定の直前は避けることをおすすめします。

Q

施術後にしこりや硬さができると聞きましたが、治りますか?

A

◉はい、施術後2週間頃から施術部位が硬くなったり(硬結)、しこりのようなものを感じたりすることがありますが、これは正常な経過です。

◉脂肪が分解され、組織が修復される過程で起こる一時的な反応ですので、ご安心ください。通常、2〜3ヶ月かけて自然に柔らかくなり解消されます。

Q

内出血やアザのリスクはありますか?

A

◉注射針を使用するため、細い血管に当たり内出血(青あざ・黄色いあざ)が生じる可能性があります。

◉発生頻度や程度には個人差がありますが、通常は1〜2週間程度で自然に消失します。コンシーラーやファンデーションでカバーできる程度がほとんどです。

Q

一時的に感覚が鈍くなることはありますか?

A

◉はい、稀に施術部位の感覚が一時的に鈍くなったり、ピリピリとした違和感(知覚異常)を感じたりすることがあります。

◉これは炎症や腫れによる神経への一時的な圧迫などが原因と考えられ、通常は数週間から数ヶ月以内に自然に回復します。

Q

神経損傷のリスクについて詳しく教えてください。

A

◉顎下には口元の動きに関連する「下顎縁枝(かがくえんし)」という神経が通っています。不適切な層への注入はこの神経に影響を与え、一時的に口元の動きに左右差が出たり、笑顔が歪んだりするリスクがあります。

◉当院では解剖学を熟知した医師が、神経の走行を避けて慎重に施術を行うため、リスクは最小限に抑えられています。

Q

皮膚が凹んだり、壊死したりする副作用があると聞きました。

A

◉ 薬剤を皮膚の浅すぎる層(真皮層)に注入してしまうと、皮膚潰瘍や壊死、凹みが生じるリスクがあります。これを防ぐためには、脂肪層の厚みを正確に把握し、適切な深さに注入する高度な技術が必要です。

◉当院では経験豊富な医師が担当し、安全な層にのみアプローチします。

セクションIV:術後ケアと日常生活の注意点

Q

施術後の洗顔やメイクはいつから可能ですか?

A

◉洗顔や軽いメイクは、施術当日から可能です。ただし、治療部位は不潔な手で触らないようご注意ください。

Q

マッサージはした方が良いですか?それとも避けるべきですか?

A

◉ 施術後1週間はマッサージを避けてください。 特に「経絡マッサージ」のような強い刺激は厳禁です。

◉ V-OLETは狙った脂肪層に薬剤を留めて作用させる必要があります。不用意にマッサージを行うと、薬剤が意図しない部位に広がり、副作用のリスクを高めたり、炎症を過剰に悪化させたりする可能性があります。

Q

サウナ、入浴、運動、飲酒などの制限はありますか?

A

◉ダウンタイムを長引かせないためにも、施術後1週間程度はサウナ、岩盤浴、長時間の入浴(熱いお湯)、激しい運動をお控えください。アルコールも炎症を悪化させ、腫れを強くする可能性があります。

◉体温が急激に上がると血流が良くなりすぎ、腫れや痛みが長引いたり、炎症反応が過剰になったりする恐れがあります。シャワーは当日から可能です。

Q

痛み止めは飲んでも良いですか?注意点はありますか?

A

◉痛みがひどい場合、アセトアミノフェン(タイレノールなど)を服用してください。

◉ただし、ロキソニンやイブプロフェンなどの「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」は、V-OLETの効果である炎症反応を強力に抑えてしまう可能性があるため、避けることを推奨しています。

セクションV:適応外・併用療法・その他

Q

ボトックスやハイフ(HIFU)との併用は可能ですか?

A

◉はい、併用することで相乗効果が期待できます。

◉例えば、「エラボトックス」で筋肉の張りを抑えたり、「ハイフ」で皮膚の引き締めや脂肪燃焼を促進したりする組み合わせが有効です。

Q

 二重顎以外(ボディなど)にも打てますか?

A

◉ V-OLETは基本的に「顎下」の脂肪改善を目的として承認された薬剤です。

◉二の腕や脇の肉、膝上の脂肪など、ボディの局所的な脂肪に対して使用することも技術的には可能であり、実際に効果も報告されていますが、広範囲の脂肪には適していません。

◉顎下以外の部位への適用をご希望の場合は、医師とご相談下さい。

Q

脂肪吸引とV-OLET、どちらを選ぶべきですか?

A

◉「一度で劇的に変えたい」、「脂肪の量が非常に多い」という方には脂肪吸引が適しています。

◉「手術やダウンタイムは避けたい」、「徐々に自然に減らしたい」、「皮膚のたるみケアも同時にしたい」という方にはV-OLETが最適です。また、過去に脂肪吸引をした後の微調整や、取り残しの修正にもV-OLETは有効です。

◉ライフスタイルに合わせて最適な方法を選びましょう。

Q

V-OLET(ブイオレット)の開示情報

A

◉ 製品の法的地位と概要

V-OLET(ブイオレット)は、韓国で開発・製造された脂肪破壊注射製剤(医薬品)であり、2021年10月に韓国食品医薬品安全処(MFDS、旧KFDA)より「顎下脂肪除去注射剤」として正式に承認を受けています。

本製品の主要有効成分は、デオキシコール酸(Deoxycholic Acid: DCA)であり、1バイアルあたり10mg/mL(2mLバイアル=20mg)の濃度で含有されています。デオキシコール酸は体内に存在する二次胆汁酸成分であり、脂肪を乳化・分解する役割を有します。

その作用機序は、脂肪細胞膜を直接破壊し(Adipocytolysis:脂肪細胞溶解)、脂肪細胞の数を減少させる仕組みに基づきます。V-OLETは脂肪細胞そのものを「破壊」するため、非可逆的(半永久的)な効果が期待されます。さらに、コラーゲン合成を誘導する作用機序により、皮膚の弾力維持および改善にも寄与することが報告されています。

本製品は、日本の薬機法上、国内未承認医薬品に該当します。したがって、本製品は医療機関が医師の責任において海外から輸入し、使用する「自由診療」という位置づけになります。


◉ 製造元及び日本国内における入手経路

本製品は、韓国の大手製薬企業である大熊製薬株式会社(Daewoong Pharmaceutical Co., Ltd.)によって製造されています。同社は1945年に設立された老舗製薬企業であり、ボツリヌス毒素製剤「ナボタ(Nabota)」をはじめとする多数の医薬品・医療機器の研究開発・製造を行っています。

V-OLETは韓国国産初の脂肪破壊注射製剤であり、960名以上の韓国人を対象とした4件の大規模臨床研究(臨床第3相試験および市販後調査:PMS)を通じて安全性と有効性が検証されています。これは韓国のデオキシコール酸製剤として唯一の規模の臨床データです。

院長が、海外輸入代行業者を通じて購入しています。


◉ 同一成分・性能を有する国内承認品の有無

日本国内において、V-OLETと同一の成分(デオキシコール酸10mg/mL)、同一の製剤特性、および同一の性能を有するものとして承認された医薬品は存在しません。

なお、同一成分であるデオキシコール酸を主成分とする製剤として、米国FDA承認の「Kybella(カイベラ)」およびその同一成分製剤である「Belkyra(ベルカイラ)」が諸外国で使用されていますが、日本では未承認です。


◉ 医薬品副作用被害救済制度について

V-OLETの使用により、万が一、入院治療を要するような重篤な健康被害が生じた場合であっても、日本の公的な「医薬品副作用被害救済制度」による救済(医療費や障害年金などの給付)の対象にはなりません。


◉ 副作用・リスクの詳細な分析

本製品の使用に伴う潜在的な副作用・リスクを、発生頻度と重篤度に応じて分類し、以下に詳述します。


一般的な反応(高頻度で見られる一過性の症状)

⚫️腫脹(はれ)・浮腫
デオキシコール酸が脂肪細胞を破壊する過程で炎症反応が生じるため、施術部位に腫れが発生します。これは薬剤の正常な作用の一部であり、通常1~3週間程度で自然に消失します。

⚫️疼痛・不快感
施術中および施術後に、注入部位に痛みや灼熱感、重だるい感覚が生じることがあります。臨床試験では、72%の患者で何らかの注射部位反応が報告されています。

⚫️内出血・紫斑
注射による微小な血管損傷により、施術部位に内出血やあざが生じることがあります。通常、2~3週間で自然に消失します。

⚫️硬結・しこり
施術部位に一時的な硬さやしこりを感じることがありますが、組織のリモデリングが進むにつれて改善します。

⚫️しびれ・感覚異常
施術部位周辺の感覚が一時的に鈍くなることがあります。多くの場合、数週間から数ヶ月で回復します。

注意を要する副作用と対策
⚫️嚥下困難(飲み込みにくさ)
顎下への施術の場合、周辺組織の腫脹により一時的に飲み込みにくさを感じることがあります。通常は一過性ですが、既往歴のある方は注意が必要です。

⚫️神経損傷(下顎縁神経麻痺)
顎下施術時、下顎縁神経(顔面神経の枝)に近接して注入した場合、口角の動きが不均一になる(左右非対称の笑い方)などの症状が生じる可能性があります。これは通常一時的であり、数週間から数ヶ月で回復しますが、適切な解剖学的知識に基づいた施術が重要です。

⚫️注射部位脱毛

施術部位周辺で一時的な脱毛が報告されています。発症時期や持続期間には個人差があり、持続することもあります。

重篤または稀なリスク(科学的文献に基づく)
⚫️皮膚潰瘍・壊死
注射が浅すぎる場合(真皮内への誤注入)、皮膚の潰瘍形成や壊死が生じる可能性があります。適切な深度(皮下脂肪層)への正確な注入技術が不可欠です。

⚫️感染症

稀に、蜂窩織炎(cellulitis)や膿瘍形成などの感染症が報告されています。重症例では、抗生剤の静脈内投与や切開排膿が必要となる場合があります。

⚫️唾液腺・リンパ節の損傷

解剖学的構造物(顎下腺、リンパ節など)の近傍への誤注入により、これらの組織に損傷が生じる可能性があります。

⚫️アレルギー反応
デオキシコール酸またはその他の成分に対するアレルギー反応が生じる可能性があります。重篤な場合は蕁麻疹、呼吸困難、顔面・口唇・舌・咽頭の腫脹などが生じることがあり、緊急の医療処置が必要です。


◉ 禁忌事項(絶対的禁忌)

以下の条件に該当する方は、本製品を使用できません。
☑️施術予定部位に感染症がある方
☑️デオキシコール酸またはその他の成分に対してアレルギーのある方
☑️妊娠中、妊娠の可能性がある、または授乳中の方
☑️嚥下困難の既往歴がある方
☑️出血傾向のある方、または抗凝固剤・抗血小板剤を服用中の方(医師との相談が必要)
☑️施術予定部位に過去に手術歴・美容処置歴があり、解剖学的構造が変化している方(相対的禁忌)


◉ 臨床成績

韓国人を対象とした大規模臨床第3相試験において、V-OLET投与群の71.6%で顎下脂肪の1段階以上の改善効果が確認されています。また、コラーゲン合成誘導作用により、脂肪減少後の皮膚たるみを予防し、皮膚弾力を維持・改善する効果も報告されています。



脂肪溶解注射のエビデンス

これまでのX(旧Twitter)への投稿を集めました

 

    •  脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(1)
      脂肪溶解注射の始まりは、1980年代に黄色腫にフォスファチジルコリンを注入したことに始まる。
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月4日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(2)
      黄色腫への注入に続いて、ヨーロッパ、南米、南アフリカの医師が、皮下の脂肪を減らす目的で、肝臓や心臓の治療用のフォスファチジルコリン(リポスタビルなど)を注入し始めた。
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月5日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(3)
      当初フォスファチジルコリンが脂肪溶解注射の主役と思われたのは、血液中の脂肪の値を下げる効果が知られていたから。
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月6日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(4)
      フォスファチジルコリンが脂肪溶解注射の主役と思われ、真の溶解成分の解明が遅れた最大の理由は、フォスファチジルコリンが水に難溶性で、単独での効果を検証することができなかったから。
      Clin Plastic Surg.
      2011;38:489-501  (2022年4月7日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(5)
      フォスファチジルコリンは、ほ乳類の細胞膜を構成するリン脂質だというのに、脂肪溶解注射の主役で、細胞膜を破壊するというのは、話が合わないという意見もあった。
      Clin Plastic Surg.
      2011;38:489-501  (2022年4月8日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(6)
      デオキシコール酸は、胆汁酸のひとつで、フォスファチジルコリンを水に溶かすための界面活性剤として、フォスファチジルコリン製剤には長年使われていた。
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月9日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(7)
      デオキシコール酸単独とフォスファチジルコリンとの合剤を比較したら、細胞膜を溶かし、脂肪組織を破壊する効果が同じで、脂肪溶解注射の主役はデオキシコール酸と判明した。
      (補足:長年の「脇役」が実は「主役」と判明!)
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月10日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(8)
      フォスファチジルコリン単剤ができてから、フォスファチジルコリンとデオキシコール酸の合剤に含まれるすべての成分で、脂肪細胞を溶解する作用をチェックしたところ、溶解できたのは、デオキシコール酸だけだった。
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月11日)

 

    • 脂肪溶解注射(9)
      フォスファチジルコリンとデオキシコール酸の合剤において、フォスファチジルコリンの役割は、緩衝剤であり、デオキシコール酸の組織への浸透を助長するとともに炎症作用を和らげる。
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月12日)

       
    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(1)
      アゴ下の脂肪を減らすのに、従来型の食事や運動での減量では、効果は期待しにくい。
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277  (2022年4月13日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(2)
      2015年FDAはアゴ下の脂肪を減少させる注入剤としてカイベラ(デオキシコール酸)を承認した。
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277  (2022年4月14日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(3)
      2015年FDAに承認されたカイベラは、合成のデオキシコール酸で、ヒトの腸内細菌の働きで産生される二次胆汁酸と同一。
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277  (2022年4月15日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(4)
      2015年FDAに承認されたカイベラ。作用機序は、乳化作用で脂肪細胞の細胞膜を破壊する。
      (補足:脂肪溶解注射の作用機序は、アポトーシスなどさまざまな議論があったが、これで決着。)
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277  (2022年4月16日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(5)
      FDA承認薬カイベラの第Ⅰ相臨床試験。肝臓、腎臓、心臓の機能に影響を与えず、血液中の脂質、炎症性サイトカインも増やさなかった。
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277  (2022年4月17日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(6)
      FDA承認薬カイベラの第Ⅱ相臨床試験。1cm間隔で0.2mlずつ注入し、施術間隔は28日とすることがもっとも効果的と判明した。
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277  (2022年4月18日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(7)
      皮膚のたるみが目立つ人は、あまりよい適応ではない。皮膚を引き締める治療と併用が望ましい。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668  (2022年4月19日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(8)
      治療のターゲットは広頸筋の表にある脂肪。裏にもあるが、これは治療対象ではない。
      (補足:指でつまめるのが表にある脂肪。)
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2016;4:e1155 (2022年4月20日)

       


    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(9)
      1ヶ月毎に6回まで必要になるかもしれない。ハッキリした効果は何回かしてから。
      (補足:施術間隔は4~8週で、回数が進むにつれ間隔をあけるとよい。)
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277 (2022年4月21日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(10)
      多くの人では2~4回で結果が出ている。軽度の二重顎では2~3回、中等度の二重顎では2~4回。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668 (2022年4月22日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(11)
      施術後に血中脂肪レベルは上がるが、食後と同じ程度。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668 (2022年4月23日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(12)
      組織学的変化
      ・脂肪膜破壊(1日目)
      ・白血球浸潤(3日目):非可逆的侵襲の目印
      ・マクロファージ(7日目):組織の掃除役
      ・線維芽細胞の増殖、コラーゲン増生(28日目)
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668 (2022年4月24日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(13)
      施術後の腫れ、むくみはおよそ80%の人で認め、10~11日続く。回数が進むと期間は短縮する傾向にある。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668 (2022年4月25日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(14)
      施術後の腫れがもっとも強いのは施術の翌日。その後3日間は腫れは強め。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668 (2022年4月26日)


       

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(15)
      施術後は患部を冷やすこと、数日間は頭を高くして寝ることは(結果的に患部が挙上されるため)腫れの回復を促す。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2016;4:e1155 (2022年4月27日)


       

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(16)
      ヒゲをはやした男性では治療の反応がよく、結果が出てからヒゲを伸ばすのをやめることも多い。
      (補足:あくまで米国医師個人の感想。)
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2016;4:e1155 (2022年4月28日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(17)
      男性の方が、二重顎治療をする人は少ないが、始めると別の治療に進むことが、女性より多い。
      (補足:海外では男性の方がこれをキッカケに美容にはまりやすいということか。)
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668 (2022年4月29日)

       
    • 脂肪溶解注射(18)メソセラピー
      メソセラピーが誕生したのは1950年代。フランス人医師が喘息患者に局所麻酔剤プロカインを注射したところ、喘息は治らなかったが、難聴が軽快した。プロカインを皮下注射すると、さまざまな治療効果が現れると主張したのが始まり。
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年4月30日)

 

    • 脂肪溶解注射(18)メソセラピー
      メソセラピーが誕生したのは1950年代。喘息患者に鎮痛剤プロカインを静脈内注射したところ、喘息は治らなかったが、たまたま難聴が軽快した。
      (補足:実は皮内注射のメソセラピーのスタートは静脈内注射だった。)
      Dermatol Surg.
      2006;32:465-480 (2022年5月2日)

 

    • 脂肪溶解注射(19)メソセラピー
      1950年代の話。鎮痛剤プロカインを静脈内注射したところ、たまたま難聴が軽快したため、今度は耳の周囲の皮膚に細かく鎮痛剤プロカインを皮内注射した。
      (補足:これが手技的なメソセラピーの始まりとされる。)
      Dermatol Surg.
      2006;32:465-480 (2022年5月3日)
       

    • 脂肪溶解注射(20)メソセラピー
      難聴治療として、鎮痛剤プロカインを耳周りに細かく皮内注射するという試みでは、難聴はよくならなかったが、顎関節痛、湿疹、耳鳴りが軽快した患者が現れた。
      (補足:プラセボ効果の拡大再生産としかいいようがない。)
      Dermatol Surg.
      2006;32:465-480 (2022年5月4日)

 

    • 脂肪溶解注射(21)メソセラピー
      (狙った効果をことごとく外した)フランス人医師が(開き直って)プロカインを皮下注射すると、さまざまな治療効果(モノはいいよう)が現れると主張したのがメソセラピーの始まり。
      (補足:ツイート中の括弧内は補足。)
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年5月5日)

 

    • 脂肪溶解注射(22)メソセラピー
      メソセラピーという名称は、注入する皮下組織が中胚葉(mesoderm)由来であることから。
      (補足:これほどの誇大広告的な呼称もないのではないか。)
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年5月6日)

 

    • 脂肪溶解注射(23)メソセラピー
      メソセラピーなど局所的な皮内注入は、投与された薬剤はその周辺エリアで長時間薬理作用を発揮するという「仮説」に基づいている。
      (補足:これがイタリア・メソセラピー協会の見解。)
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年5月7日)

 

    • 脂肪溶解注射(24)メソセラピー
      メソセラピーなど局所的な皮内注入では、薬剤がゆっくり浸透し、長時間にわたり周囲組織(関節も含む)にとどまるため、薬剤の投与量も少なく、また投与間隔も長くできる。
      (補足:「仮説」の延長。)
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年5月8日)

 

    • 脂肪溶解注射(25)メソセラピー
      メソセラピーなど局所的な皮内注入では、薬剤の節約効果(投与量が少なく、投与間隔も長くできる)から、他の薬剤や治療との相乗効果が期待できる。
      (補足:イタリア・メソセラピー協会が広げる「仮説」からの大風呂敷。)
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年5月9日)

 

    • 脂肪溶解注射(26)メソセラピー
      フランスではメソセラピーはさまざまな適応に広がりを見せたが、米国ではもっぱら美容医療での脂肪溶解と美肌目的に行われた。
      (補足:日本ではメソセラピー=脂肪溶解の印象が強いか。)
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年5月10日)

 

    • 脂肪溶解注射(27)口元のたるみ
      口元のたるみは年齢とともに目立ちはじめ、顔の輪郭を四角くし、フェイスラインのメリハリを失わせる。若々しい顔貌を取り戻すためのキーポイントになる。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2019;7(10):e2459 (2022年5月11日)

 

    • 脂肪溶解注射(28)口元のたるみ
      米国では、2008年の統計調査では、口元のたるみへの美容施術の81%が脂肪吸引だったが、多くの人が脂肪吸引のような侵襲性の施術を望まなくなっている。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2019;7(10):e2459 (2022年5月12日)


    •  脂肪溶解注射(29)口元のたるみ
      口元のたるみができる原因
      ・皮下脂肪の下垂
      ・下顎靱帯の乖離
      ・皮下組織の萎縮
      ・下顎の萎縮
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2019;7(10):e2459 (2022年5月13日)

 

    • 脂肪溶解注射(30)口元のたるみ
      口元のたるみのうち、
      ・皮下組織の萎縮
      によるものは、適応外とした方がよい。
      (補足:皮膚が薄い人では、シワが目立つようになることがある。)
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2019;7(10):e2459 (2022年5月14日)

 

    • 脂肪溶解注射(31) 脇肉
      施術の適応を決めるさい、問診で生理時に痛みや腫れなどないか確かめ、副乳は適応外とする。また触診で筋肉や腱に由来するものでないこと、つまんで皮下脂肪であることを確かめる。
      Aesthet Surg J
      2019;39(12):NP495-NP503 (2022年5月19日)

 

    • 脂肪溶解注射(32) 脇肉
      アゴ下の注入では、下顎神経辺縁枝のようにあたらないよう注意すべき解剖学的構造があるが、脇肉の注入ではそのようなものはない。
      Aesthet Surg J
      2019;39(12):NP495-NP503 (2022年5月20日)

 

    • 脂肪溶解注射(33) 脇肉
      12人を対象とした臨床試験で、平均1.8回(5人は1回のみ)の施術で、脇肉が減らなかったのは1名のみ。
      Aesthet Surg J
      2019;39(12):NP495-NP503 (2022年5月21日)

 

    • 脂肪溶解注射(34) 脇肉
      12人を対象とした臨床試験。副作用はすべて注入部位の症状で、しびれ感、むくみ、押したときの痛みで、いずれも1~2週間で軽快した。
      Aesthet Surg J
      2019;39(12):NP495-NP503 (2022年5月22日)

 

    • 脂肪溶解注射(35)ブラの「はみ肉」
      ブラの「はみ肉」の原因としては、体重の増減や加齢によって皮下脂肪のつき方が変わること、皮膚の弾性の減少によるとされる。
      Dermatol Surg.
      2018;44(5):757-760 (2022年5月23日)

 

    • 脂肪溶解注射(36)ブラの「はみ肉」
      ブラの「はみ肉」は、ダイエットや運動では効果は見込めず、また脂肪吸引や痩身機器でも治療は難しい。
      (補足:ということで、ブラの「はみ肉」は、脂肪溶解注射の良い適応だと誘導している。)
      Dermatol Surg.
      2018;44(5):757-760 (2022年5月24日)
       

    • 脂肪溶解注射(37)ブラの「はみ肉」
      ブラの「はみ肉」の症例報告。対象者の5名に4週ごとにカイベラ(1%デオキシコール酸)を合計3回注入。つまんだときの厚みの測定で、平均17%の減少効果が見られた。
      Plast Reconstr Surg.
      2018;141(1):200e-202e  (2022年5月25日)

 

    • 脂肪溶解注射(38)ブラの「はみ肉」
      ブラの「はみ肉」でも、前方の「はみ肉」(注:日本では「わき肉」と呼ぶことが多い)は、脂肪溶解注射で脂肪組織の石灰化が生じると乳がん検診のマンモグラフィーで異常とされる可能性がある。
      Plast Reconstr Surg.
      2018;141(1):200e-202e  (2022年5月26日)

 

    • 脂肪溶解注射(39)ももの付け根の外側への出っ張り
      2ヶ月おきに計4回のリポスタビル(デオキシコール酸1%)の注入で、太もも周囲径の計測値で平均4cm(6.8%)減少した。
      Dermatol Surg.
      2008;34(1):60-66  (2022年5月27日)