スキャフォールド

制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年4月11日)

少し前の自分との再会


年齢とともに深くなるほうれい線や、口角から下へ伸びるマリオネットライン。これらのサインが気になり始めた方へ。

当院では、自然な仕上がりと最小限のダウンタイムを目指す「スキャフォールド」による糸を使った治療をご提供しています。

スキャフォールドとは?

スキャフォールドとは、医療用の安全な素材PDO(ポリジオキサノン)で作られた、体内で自然に溶ける特殊な糸を用いたリフトアップ施術です。複数の細い糸が編み込まれた構造になっており、皮下に挿入することで「足場(スキャフォールド)」のように組織を支えます。

特に、気になるほうれい線やマリオネットライン周辺に挿入することで、たるんだ皮膚や皮下組織を引き締めます。また、糸が吸収される過程で周辺の細胞を刺激し、ご自身のコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。

この「リフトアップ効果」と「肌再生効果」の二つの作用により、しわやたるみを改善し、ハリと弾力のある若々しい肌へと導きます。


スキャフォールドのメリット

ほうれい線・マリオネットラインへの自然な改善効果: 気になるほうれい線やマリオネットラインに直接アプローチし、たるみを引き締めて溝を目立ちにくくします。自然な仕上がりで、若々しい印象を取り戻します。

美肌効果: 糸の刺激によりコラーゲン生成が促され、肌のハリ、弾力、キメが向上します。リフトアップと同時に肌質の改善も期待できます。

最小限のダウンタイム: 外科的な切開を伴わないため、体への負担が少なく、ダウンタイムが短いのが特徴です。腫れや内出血のリスクはゼロではありませんが、当院では医師の技術と丁寧なケアにより、最小限に抑えるよう努めています。多くの場合、比較的早く日常生活に戻ることが可能です。

安全性の高い素材: 使用するPDO糸は、長年、外科手術の縫合糸としても使用されてきた実績のある、安全性の高い素材です。体内でゆっくりと分解・吸収されるため、異物として残り続ける心配がありません。

自然な仕上がり: 急激な変化ではなく、徐々に肌が引き締まり、ハリが出るため、周囲に気づかれにくい自然な若返りが期待できます。


スキャフォールドのデメリットとリスク

スキャフォールドは多くのメリットを持つ一方で、いくつかのデメリットやリスクも存在します。

⚫️効果の持続期間に限りがある: PDO糸は約1年程度で体内に吸収されるため、リフトアップ効果は永続的ではありません。ただし、コラーゲン生成による肌質改善効果は、糸が吸収された後もある程度持続すると言われています。効果を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要となる場合があります。

⚫️コスト: 美容目的の自由診療のため、健康保険は適用されず、全額自己負担となります。

⚫️副作用・リスク: 施術後に、腫れ、むくみ、内出血、痛み、つっぱり感、引きつれ感、挿入部位の違和感などが一時的に生じることがあります。通常は数日~数週間で自然に軽快しますが、まれに感染、炎症、糸の露出、皮膚表面の凹凸などが起こる可能性も否定できません。

⚫️医師の技術力への依存: 糸リフトは、医師の経験と技術によって結果が大きく左右される施術です 47。挿入する深さや方向、本数の判断が適切でない場合、効果が不十分だったり、不自然な仕上がりや合併症のリスクが高まります。信頼できる医師を選ぶことが非常に重要です。


当院のスキャフォールドの特徴

港区浜松町・大門エリアでスキャフォールドを提供する当院では、患者様の安全と満足を第一に考え、以下の点にこだわっています。

◯経験豊富な医師によるていねいな施術: 顔面解剖と糸リフト手技に精通した経験豊富な医師が、カウンセリングから施術まで一貫して担当します。お一人おひとりの骨格、たるみの状態、お悩みに合わせ、最適な糸の挿入部位や本数を判断し、細心の注意を払って丁寧に施術を行います。これにより、自然で効果的なリフトアップとリスクの低減を目指します。

◯最小限のダウンタイムへの配慮: 医師の繊細な技術と適切な術後ケアのアドバイスにより、腫れや内出血といったダウンタイムを可能な限り短くできるよう努めています。お忙しい方でも安心して施術を受けていただけるよう配慮いたします。

◯十分なカウンセリング: 患者様のお悩み、特にほうれい線やマリオネットラインに関するご希望を詳しくお伺いし、スキャフォールドが最適な治療法であるかを慎重に判断します。施術内容、期待できる効果、リスクについて十分にご説明し、ご納得いただいた上で治療を進めます。

◯充実したアフターケア: 施術後の経過観察や、ご自宅でのケア方法について丁寧にアドバイスいたします。万が一、気になる症状が現れた場合も、迅速に対応できる体制を整えています。


まとめ:安心・安全を第一に、自然な若返りをサポート

▶︎港区でスキャフォールドをご検討なら、ぜひ当院にご相談ください。

▶︎当院では、医師の豊富な経験と丁寧な技術に基づき、ほうれい線やマリオネットラインといったお悩みにアプローチし、スキャフォールドの効果を最大限に引き出すとともに、リスクを最小限に抑えることを目指しています。

▶︎「口元のたるみを改善したい」「切らずに自然なリフトアップをしたい」「ダウンタイムは短くしたい」といったご希望をお持ちの方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

▶︎皆様が自信を持って笑顔になれるよう、スタッフ一同、心を込めてサポートさせていただきます。


**お知らせ**
当院は2003年に自由が丘から港区浜松町(最寄駅:JR/東京モノレール 浜松町駅、都営浅草線/大江戸線 大門駅、都営三田線 芝公園駅)に移転して診療しています。



院長コラム


下を向いて鏡を見ながら、自分の顔の老化をチェックするのが「クセ」になっていませんか?

下を向いたら、余計にたるみが目立つのは当たり前ですから、その「クセ」はやめて欲しいところですが、今さら鏡は正面に置きましょうといっても始まりません。

問題の本質は、たるみが重力に抗しきれないことにあります。

年齢とともに皮膚の引き締め力が落ちることから、たるみ、ゆるみが生じているのですから、必要なのは皮膚を引き締めること。

下を向いてもたるまないお顔を目指しましょう。 ショッピングッスレッドの超進化系・スキャフォールドで、やめられなかった「クセ」が減らせるかもしれません。




オリジナル美容モデル

1-前

50代女性
ほうれい線〜マリオネットライン10本挿入

1-1ヶ月後

ほうれい線、マリオネットラインが浅くなりました。

2-前

50代女性
とくに口元のたるみを気にされていました。

施術1ヶ月後

(ほうれい線〜マリオネットラインに10本挿入)
お顔の中心部には糸リフトよりタイトニング系が効果的。

3-前

50代女性
ほうれい線、マリオネットラインにスキャフォールドを10本挿入しました。

3-1ヶ月後

ほうれい線、マリオネットラインも改善していますが、肌の質感も向上しています。

4-前

50代女性
口角、マリオネットラインがお悩みでした。

4-1ヶ月後

お悩みが気にならなくなったとお喜びでした。

5-前

50代女性
ほうれい線、マリオネットラインでお悩みでした。

5-1ヶ月後


術後1週間程度口を動かすと違和感があったそうです。

医療広告ガイドライン・限定解除要件

通常必要とされる治療内容:頬(ほうれい線)または口元(マリオネットライン)の治療では左右合わせて6本、頬(ほうれい線)と口元(マリオネットライン)の両方を治療する場合、左右合わせて12本、注射で部分的に麻酔してから特殊な針を用いて、スキャフォールドの糸を顔に挿入します。
*カウンセリングから治療終了までの時間:1時間

◉標準的な費用:198,550円(6本)〜257,950円(12本)
(本数分のスキャフォールドの料金+麻酔料+初診料)

◉標準的な治療期間及び回数:通院は1回で、経過に問題が生じなければ、その後に通院治療の必要はありません。

◉デメリット・リスク・副作用:スキャフォールドは多くのメリットを持つ一方で、いくつかのデメリットやリスクも存在します。

⚫️効果の持続期間に限りがある: PDO糸は約1年程度で体内に吸収されるため、リフトアップ効果は永続的ではありません。ただし、コラーゲン生成による肌質改善効果は、糸が吸収された後もある程度持続すると言われています。効果を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要となる場合があります。

⚫️コスト: 美容目的の自由診療のため、健康保険は適用されず、全額自己負担となります。

⚫️副作用・リスク: 施術後に、腫れ、むくみ、内出血、痛み、つっぱり感、引きつれ感、挿入部位の違和感などが一時的に生じることがあります。通常は数日~数週間で自然に軽快しますが、まれに感染、炎症、糸の露出、皮膚表面の凹凸などが起こる可能性も否定できません。



こんな方におすすめ

 

  • 1.ほうれい線、マリオネットラインが気になる
  • 2.ヒアルロン酸注入では満足できない
  • 3.頬や口元のたるみを何とかしたい



施術について

施術について


施術時間  : 麻酔を含め60分程度 

麻  酔  : 表面麻酔・局所麻酔

術後診察  : なし

 

注意事項


入浴・洗髪  : 当日から可能

洗顔・化粧  : 当日のメイクは控え目に

飲酒・運動  : 当日から可能

 

治療スケジュール


1年に1〜2回の治療をおすすめしています。

 

施術を受けられない方

 

  • 1.妊娠・授乳中の方
  • 2.抗凝固薬を服用している方



施術の流れ

1 カウンセリング


症状を診察して、最適な糸の挿入部位、本数を決めます。

2 麻酔(表面&局所)


針が通るラインを想定して、麻酔クリームで表面麻酔します。

針の刺入点は別に局所麻酔します。

3 施術


糸の施術でもっとも問題になりやすいのは、内出血、つまり青アザです。

ただ、スキャフォールドは、針先が鈍針なので、内出血は起こりにくいと言えます。

それでも糸は1本、1本しっかり圧迫止血してから次に進めています。圧迫止血は地味ですが、それが内出血のリスクを最小限にするのです。

4 施術終了後


当日のメイクは、針穴に入り込まないように控え目にして下さい。その他日常生活に制限はありません。

 

 

価格表

 スキャフォールド価格(税込) 
4本 132,000円
6本 191,400円
10本 220,000円
12本 250,800円


■麻酔料  3,850円別途

*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。




スキャフォールドリフト

スキャフォールド+ショートスレッド


スキャフォールドは、ほうれい線やマリオネットラインに対する第一選択の治療ですが、厳密には棘付きに糸ではないため、たるみを引き上げる効果はありません。

そこでアルテミスリフトのショートスレッドを併用してたるみを引き上げる効果をプラスしました。ショートスレッドですから、スキャフォールドの持っている施術後の違和感が少ないというメリットを損ないません。

目指したのは「痛みが少なく・トラブルがほとんどなく・それでも効果がわかる糸リフト」です。





院長コラム 


アルテミスリフトにショートスレッドがあります。

ショートスレッドなので手軽に使えて、しかもアルテミスの名を冠しているだけあってリフトアップ力は強固。

うまい使いどころが見つからなかったのですが、スキャフォールドと組み合わせたら、もしかしたら最強のスレッドになるのではないかと閃きました。

スキャフォールドだからほうれい線やマリオネットラインに効果が出せて、それにアルテミスリフトのリフトアップが加わっています。しかもショートスレッドだから負担が少ない。これ以上糸リフトに何を求めますか?

 

 



オリジナル美容モデル

施術前

60代女性
頬、口元ともにボリュームが内側に偏ってたるみを形成しています。

1ヶ月後

スキャフォールドリフト・トータルを行いました。ショートスレッドの効果で、全体にリフトアップ効果が見られます。

施術前

50代女性
スキャフォールドリフト・ロワーを行いました。

1ヶ月後

ショートスレッドの効果もあり、ロワーフェイスのボリュームのスリム化が認められます。

施術前

50代女性
スキャフォールドリフト・ロワーを行いました。

1ヶ月後

ショートスレッドでは口角付近を引き上げました。マリオネットラインの改善が認められます。



価格

スキャフォールド・リフト価格(税込) 

ミドル

 ほうれい線、頬のたるみに

253,000円

ロワー

 口元のもたつきに

253,000円

トータル

 お顔の全体的なたるみに

344,300円


■麻酔料 3,850円別途

*糸の本数
ほうれい線、マリオネットラインでは
スキャフォールド6本+アルテミスショート4本
トータルでは
スキャフォールド12本+アルテミスショート6本


*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。



よくいただくご質問

Q

リスク・ダウンタイムについて

A

リスクとしては
1)内出血
2)糸の露出(糸が出てくること)
3)表面から糸が触れる
4)表情の違和感
5)糸刺入部位の凹凸
などが考えられます。

こうした施術ではリスクは皆無ではありませんが、生じたトラブルのほとんどは糸が吸収性で、それも材質がPDO(PDS)であることが、いたずらにトラブルが長引いたり、残ってしまうことを防いでいます。



Q

ヒアルロン酸やボトックス治療と併用できますか?

A

基本的に可能ですが、治療の順序などもありますので、ご予約時にあらかじめご相談いただければ、スムーズにご案内できます。

Q

治療後に気をつけることはありますか?

A

当日のメイクは控えていただきますが、洗顔をすることができますし、当日の入浴にも制限ありません。内出血が見られなければ、当日の運動、飲酒も制限はありません。

Q

使用する糸について

A

長年医療用に使われているPDS製です。

糸付き針としては、厚生労働省未承認の医療材料です。国内の代理店を通じて、医師が個人的に正式な手続きを経て輸入しています。国内には同等の承認された糸付き針はありません。諸外国において、医療材料に起因する重篤な副作用の報告はありません。