制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年4月14日)
シミ治療と言えばルビーレーザー
長年消えないシミやそばかす、生まれつきのアザにお悩みではありませんか?
Qスイッチルビーレーザーは、そのような顔の色みのお悩みに、ピンポイントでアプローチする治療法です。
適切な診断と確かな技術に基づいたレーザー治療は、クリアな素肌への第一歩となります。
Qスイッチルビーレーザーとは?
Qスイッチルビーレーザーとは、シミやそばかす、一部のアザなどの原因となるメラニン色素に選択的に吸収されやすい694nmの波長の光を用いた医療用レーザーです。
「Qスイッチ」という機能により、ナノ秒(10億分の1秒)という非常に短い時間で高いエネルギーのレーザー光を照射することができます。この極めて短い照射時間により、ターゲットとなるメラニン色素のみを瞬間的に破壊し、周囲の正常な皮膚組織への熱ダメージを最小限に抑えることが可能です。表皮にあるシミだけでなく、皮膚の深い部分(真皮)にあるアザ(ADMや太田母斑など)の治療にも用いられることがあります。
Qスイッチルビーレーザーのメリット
◎ 特定のシミ・アザへの高い効果: 老人性色素斑(一般的なシミ)やそばかすなど、はっきりとした色素斑に対して、高い治療効果が期待できます。ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)や太田母斑など、皮膚深層の色素にもアプローチ可能です。
◎ 正常な皮膚へのダメージを最小限に: レーザー光がメラニン色素に選択的に吸収されるため、周囲の健康な皮膚への熱影響を抑え、ダメージを最小限にとどめることができます。
◎ 少ない治療回数での効果実感: 多くの老人性色素斑やそばかすの場合、1~2回の治療で効果を実感できることが期待されます。ただし、色素の深さや種類によっては複数回の治療が必要となる場合があります。
Qスイッチルビーレーザーのデメリットとリスク
Qスイッチルビーレーザーはメリットが多い反面、いくつかのリスクやデメリットも存在します。
⚫️ 施術時の痛み: レーザー照射時には、輪ゴムでパチンと弾かれるような瞬間的な痛みを伴います。痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの場合、麻酔なしでも耐えられる程度です。ご心配な方には、冷却などの痛みを緩和する対策も可能です。
⚫️ ダウンタイムとアフターケア: 照射直後は、照射部位が赤くなったり、少しヒリヒリしたりすることがあります。その後、照射部位は濃い茶色のかさぶた状になり、通常7日~10日程度で自然に剥がれ落ちます。この間保護テープを貼っていただく必要があります。メイクはテープの上から可能です。
⚫️ 炎症後色素沈着(PIH)の可能性: かさぶたが剥がれた後、一時的に照射部位が再び茶色っぽく見えることがあります。これは炎症後色素沈着(PIH)と呼ばれる一般的な反応で、通常6ヶ月~1年程度で徐々に薄くなっていきますが、この期間の紫外線対策は非常に重要です。
⚫️ 費用: 保険適用外の自由診療となるため、全額自己負担となります。
⚫️ 医師の技術力への依存: レーザー治療の効果を最大限に引き出し、リスクを最小限に抑えるためには、医師の経験と技術力が不可欠です。特に港区には多くのクリニックがありますが、信頼できる医師選びが重要です。
当院のQスイッチルビーレーザー治療の特徴
港区の浜松町・大門・芝公園各駅からのアクセスも便利な当院では、患者様に安心してQスイッチルビーレーザー治療を受けていただけるよう、以下の点にこだわっています。
◯ 美容医療20年以上の院長による丁寧な施術: 美容医療に20年以上携わってきた院長が、豊富な経験と知識に基づき、お一人おひとりの肌質やシミの状態を正確に診断。最適な出力設定で丁寧にレーザーを照射し、効果的かつ安全な治療を心がけています。
◯ 全ての照射を院長が担当: 当院では、カウンセリングからレーザー照射、アフターケアの指導まで、全てのプロセスを院長が一貫して担当します。看護師任せにすることなく、院長自らが責任を持って施術を行うことで、質の高い、均一な治療を提供いたします。これは、患者様の安心感にも繋がると考えております。
◯ シミ除去後の美白療法まで見据えた包括的ケア提案: シミを取り除くだけでなく、その後の美しい肌を維持することも重要です。当院では、レーザー治療後の炎症後色素沈着(PIH)の管理や、再発予防のための美白療法、日々のスキンケアについても、院長が包括的にアドバイス。トータルでの美肌作りをサポートします。
◯ 港区での信頼できるシミ治療選択肢: 「Qスイッチルビーレーザー 港区」でクリニックをお探しの方に、院長の確かな技術と丁寧なケアで、信頼できる選択肢を提供いたします。
まとめ:安心・安全を第一に、シミのないクリアな素肌へ
▶︎ 港区でQスイッチルビーレーザーをご検討なら、ぜひ当院にご相談ください。
▶︎ 当院では、経験豊富な院長が自らQスイッチルビーレーザーの照射を行い、シミ・そばかす・アザなどの色素悩みに的確に対応します。
▶︎ 治療効果を最大限に引き出し、ダウンタイムやリスクを最小限に抑えるため、丁寧なカウンセリングと施術、充実したアフターケア指導を徹底しています。
▶︎ 消えにくいシミ、気になるそばかす、アザなどでお悩みの方は、ぜひ一度、港区の当院(浜松町・大門・芝公園駅近く)へご相談ください。
▶︎ 皆様に「満足の笑顔」をお届けするために、院長はじめスタッフ一同、心をこめてサポートいたします。
*本施術は、厚生労働省から承認された医療機器を使用しています。
**お知らせ**
当院は2003年に自由が丘から港区浜松町(最寄駅:JR/東京モノレール 浜松町駅、都営浅草線/大江戸線 大門駅、都営三田線 芝公園駅)に移転して診療しています。
ルビーレーザーとは
ルビーレーザーは694nmの波長を持ち、この波長はメラニン色素に非常に高い選択性を示します。この特性によりルビーレーザーは、シミやそばかす、あざの治療に効果的です。
メラニン色素に選択的に吸収されるため、周囲の皮膚や血管へのダメージが少なく、安全な治療を可能にしています。
ルビーレーザーの特徴
⚪️1回の治療で効果が期待できる:1回の治療でも高い効果が期待できます。 ただし、シミの種類や深さによっては複数回の照射が必要になる場合があります。
⚪️表皮・真皮の両方に効果的:表皮性のシミ・そばかすから、真皮性のあざ・色素沈着まで、様々なシミ・あざに効果があります。
⚪️肌へのダメージが少ない:メラニン色素のみに反応するため、周囲の組織を傷つけることなく、正常な皮膚へのダメージを最小限に抑えられます。
⚪️外来通院のみで治療が可能:メスを使わないため傷跡が残りにくく、ダウンタイムも短いため、入院の必要がなく、外来通院だけで治療が可能です。
⚪️痛みが少ない:輪ゴムで弾かれたような軽い痛みがありますが、冷却などの工夫により痛みを最小限に抑えることができます。
オリジナル美容モデル
40代女性
左目尻の大斑型老人性色素斑を治療しました。
(照射後1ヶ月)
照射部位は、10日間テープ保護しました。
医療広告ガイドライン・限定解除要件
◉通常必要とされる治療内容:シミにレーザーを照射します。照射はゴムで弾かれたような感覚がありますが、照射する時間はシミ全体でも1〜2分で終わります。
*カウンセリングから治療終了までの時間:30分
◉標準的な費用:42,900円(12mmのシミ治療の料金:1mm 3,300円)
*レーザー施術料+初診料
◉標準的な治療期間及び回数:通院は1回で、経過に問題が生じなければ、その後に通院治療の必要はありません。
◉デメリット・リスク・副作用:Qスイッチルビーレーザーはメリットが多い反面、いくつかのリスクやデメリットも存在します。
▶︎施術時の痛み: レーザー照射時には、輪ゴムでパチンと弾かれるような瞬間的な痛みを伴います。痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの場合、麻酔なしでも耐えられる程度です。ご心配な方には、冷却などの痛みを緩和する対策も可能です。
▶︎ダウンタイムとアフターケア: 照射直後は、照射部位が赤くなったり、少しヒリヒリしたりすることがあります。その後、照射部位は濃い茶色のかさぶた状になり、通常7日~10日程度で自然に剥がれ落ちます。この間保護テープを貼っていただく必要があります。メイクはテープの上から可能です。
▶︎ 炎症後色素沈着(PIH)の可能性: かさぶたが剥がれた後、一時的に照射部位が再び茶色っぽく見えることがあります。これは炎症後色素沈着(PIH)と呼ばれる一般的な反応で、通常6ヶ月~1年程度で徐々に薄くなっていきますが、この期間は紫外線対策が必要です。
▶︎ 費用: 保険適用外の自由診療となるため、全額自己負担となります。
▶︎医師の技術力への依存: レーザー治療の効果を最大限に引き出し、リスクを最小限に抑えるためには、医師の経験と技術力が不可欠です。
院長コラム 「憧れ」のルビーレーザー
現在美容クリニックでルビーレーザーを持っているのは、少数派。レーザートーニングもできるから、多くのクリニックがヤグレーザーを導入していて、シミ治療にもヤグレーザーが使われています。
もちろんヤグレーザーも、シミ取りレーザーのひとつであることは間違いありません。ただし最適ではない。最適を選ぶならルビーレーザー。
なので、ルビーレーザーを持つことがクリニック開設以来の夢でした。
しかし・・ルビーレーザーを導入するには高い壁が・・それは採算が取れないということ。 レーザー機器は高額です。その上ルビーレーザーは機械が繊細で定期点検が欠かせず、メンテナンス費用もかかります。このようにランニングコストが高いのに、できる施術はシミを取るだけ。どう考えても採算が取れません。
そのためシミ取りレーザーを持たずにクリニックをスタートさせ、熟考に熟考を重ね、最後はもう美容医療に携わる医師としての意地とプライドで購入を決断しました。
ルビーレーザーは、採算が取れないことがわかっていながら購入したはじめての医療機器となったのです。
こんな方におすすめ
- 1.以前もレーザー治療を受けたが取れなかった
- 2.シミに光治療を受けたが取れなかった
- 3.シミ・アザをしっかり取りたい
レーザー治療のリスクについて
1)炎症後色素沈着
2)色素脱出(白斑)
3)瘢痕形成
4)テープかぶれ(色素沈着)
5)アートメイク(化粧刺青)への照射による色調の変化
1)炎症後色素沈着
レーザー照射に伴う炎症のために色素沈着が生じやすく、一時的には元のシミが再発したように、または増悪したように見える時期があります。通常、治療後1ヶ月をピークとして、6ヶ月から1年で消退していきます。このリスクを少しでも減らすために治療後のテープ保護、紫外線防御をお願いしています。炎症後色素沈着には治療は行いませんが、早期に改善をご要望の方には、別途外用剤の使用をおすすめしています。
2)色素脱出(白斑)
色素脱出とは皮膚の色が通常より白く見える状態を言います。短期間に無理に回数を重ねなければ、色素脱出(白斑)はまず問題になりません。色素脱出を認めたり、または疑われた部位へは、それ以上のレーザー照射は行いません。色素脱出は、通常6ヶ月ほどで、元の肌の色に戻ることもありますが、一度生じた色素脱出は戻らないこともあります。
3)瘢痕形成
強い出力で照射する刺青治療のさいに生じることはありますが、通常のシミ・アザの治療で生じることはほとんどありません。
4)テープかぶれ(色素沈着)
レーザー治療後に照射部位はテープ保護しますが、テープにかぶれ、赤み、かゆみ、色素沈着などが生じることがあります。症状が出ましたら、ご連絡下さい。
5)アートメイク(化粧刺青)への照射による色調の変化
アートメイク(化粧刺青)がされている部位にレーザーを照射すると、思わぬ色調の変化(多くは黒色化)が生じることがあります。アートメイク(化粧刺青)をされている方は必ず申告して下さい。
施術について
施術について
施術時間 : カウンセリングを含め30分程度
麻 酔 : 表面冷却(希望により局所麻酔)
術後診察 : 不要
注意事項
入浴・洗髪 : 当日から可能
洗顔・化粧 : 当日から可能
飲酒・運動 : 当日から可能
治療スケジュール
2回目の治療が必要なときは6ヶ月ほどの間隔をあけて行います。
施術を受けられない方
- 1.日焼けをしている、あるいは日焼けをする予定のある方
- 2.治療部位に傷や化膿、感染性の皮膚疾患がある方
- 3.光増感剤(光線過敏症を引き起こす可能性のある薬品)を服用している方
- 4.金の糸が入っている方
- 5.妊娠、授乳中または妊娠の可能性のある方
*その他ご不明な点があれば、お気軽にご相談下さい。
施術の流れ
1 カウンセリング
シミのすべてがレーザーの適応になるわけではありません。肝斑、色素沈着などでは照射でかえって悪化させる恐れがあります。
*カウンセリング当日の施術をご希望で、シミおよびその周囲に産毛があるようならご自身であらかじめ剃毛していただくことをお願いしています。
2 レーザー照射
皮膚表面を冷却してから照射します。照射はゴムで弾く程度の刺激があります。
施術時間は、照射範囲にもよりますが、2〜3分です。
3 施術終了後
照射部位は、こするなどの外的刺激は極力避け、また紫外線があたらないようにすることが必要です。そのため照射後10日間はテープを貼っていただきます。テープを貼ったまま洗顔できますし、テープの上からメイクも可能です。
注意事項は、お帰りのさいにご説明します。
価格表
Qスイッチルビーレーザー | 価格(税込) |
---|---|
スポット照射 〜4mm |
8,800円 |
スポット照射 5〜7mm | 15,400円 |
スポット照射 8mm〜 | 24,200円/cm |
■麻酔料 3,850円別途
*当院では、保険診療は取り扱っておらず、自由診療として全額自己負担になります。
Qスイッチルビーレーザー | 価格(税込) |
---|---|
スポット照射 1mm |
3,300円 |
*シミの最大径を測定し、価格を算定します。
■麻酔料 3,850円別途
*当院では、保険診療は取り扱っておらず、自由診療として全額自己負担になります。
よくいただくご質問
レーザーでなぜシミ・アザが治療できるのですか?
レーザーはターゲットに選択的に吸収され、そこに熱を発生させます。そのとき一定の時間より短い時間で急速に熱を発生させると、熱が周囲に広がる間もなくターゲットは高温化して破壊されてしまいます。ターゲットごとに定まる、この一定の時間のことを「熱緩和時間」と呼びます。
レーザー治療の原則は、ターゲットの熱緩和時間以下でレーザーを照射し、周囲組織にダメージを与えずターゲットのみを破壊することです。
シミ・アザの治療では、ターゲットはメラニン色素です。メラニン色素の熱緩和時間は50nsecですから、それより短時間で照射できるレーザー、すなわちQスイッチレーザーを使います。(クアンタ製 Q-Plus Rの照射時間(パルス幅)は30nsecです。)
今では、さらに照射時間の短いピコ秒レーザーも登場していますが、シミ・アザに対しては、Qスイッチレーザーで必要十分です。