ハイフ(ウルトラフォーマーMPT)

制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年4月29日)

ハイフで素顔に自信を取り戻す


フェイスラインのもたつきや頬のたるみ、深くなるほうれい線…。「手術はしたくないけれど、若々しい印象を取り戻したい」と感じていませんか?

そんなお悩みには、メスを使わないリフトアップ治療として人気の医療ハイフ(HIFU)がおすすめです。

特に当院では、最新機種『ウルトラフォーマーMPT』を採用しており、港区(浜松町・芝公園エリア)でクリニックをお探しの皆様へ、より快適で効果的なたるみ治療をご提供しています。経験豊富な医師による丁寧な施術で、安心と満足をお届けします。


ハイフ(ウルトラフォーマーMPT)とは?

ハイフ(HIFU)とは、「High-Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)」の略称です。超音波エネルギーを皮膚の特定の深さにピンポイントで集中させて熱エネルギーを発生させる技術です。

肌表面にはダメージを与えずに、皮膚の土台となるSMAS層(筋膜)や真皮層に熱を加えることで、主に2つの効果を発揮します。
▶︎即時的な引き締め効果: 熱エネルギーにより、ターゲット層のタンパク質が凝固・収縮し、施術直後から肌の引き締まりを感じられます。
▶︎長期的なリフトアップ・ハリ改善効果: 熱ダメージを受けた組織が治癒する過程で、新しいコラーゲンやエラスチンの生成が活発に促進されます。これにより、数ヶ月かけて肌内部からハリと弾力が再構築され、たるみが改善し、リフトアップ効果が得られます。SMAS層へのアプローチは、外科的なフェイスリフト手術でターゲットとされる層であり、切らない方法で本格的なたるみ治療を目指せるのがハイフの大きな特徴です。


最新機種「ウルトラフォーマーMPT」の特徴

当院で採用しているウルトラフォーマーMPTは、美容大国・韓国のCLASSYS社によって開発された、世界中で導入されている最新世代の医療ハイフ機器です。従来のハイフ(ウルトラフォーマーⅢなど)からさらに進化し、以下のような優れた特徴を持っています。

痛みの軽減と施術時間の短縮: 新開発の照射方式「MPモード」は、点状(ドット)照射に加え、線状(リニア)にエネルギーを連続照射することが可能です。これにより、高密度な熱エネルギーをより効率的に、かつ均一に組織へ伝えることができるため、従来機と比較して施術中の熱感や痛みが大幅に軽減され、施術時間も短縮されました。痛みに配慮したハイフ治療をご希望の方におすすめです。

多彩なカートリッジによる精密な治療: 深度の異なる複数のカートリッジを使い分けることで、お顔の部位や皮膚の厚み、たるみの状態に合わせて最適なアプローチが可能です。目元や口元などのデリケートな部分や、湾曲したフェイスラインにも精密な照射が行えます。

美肌効果も期待(ハイフシャワー): 浅層への照射(ハイフシャワー)では、リフトアップやタイトニングに加え、肌質の改善やハリ・ツヤ感のアップ、毛穴の引き締めといった美肌効果も期待できます。

 

 

ハイフ(ウルトラフォーマーMPT)のメリット


最新のウルトラフォーマーMPTによるハイフ治療には、多くのメリットがあります。


切らずにリフトアップ: メスや糸を使わずに、たるんだ皮膚やSMAS筋膜を引き締め、リフトアップ効果を実現します。港区で切らないたるみ治療ができるクリニックをお探しの方に最適です。

ダウンタイムがほとんどない: 皮膚表面を傷つけないため、施術後の腫れや赤みは最小限です。施術当日からメイクも可能で、日常生活への支障がほとんどありません。

効果の持続性: 施術直後から引き締め効果を感じる方もいますが、コラーゲン生成が促進されることで、2~3ヶ月かけて徐々にリフトアップ効果が高まります。効果は約半年~1年程度持続すると言われており、定期的なメンテナンスでより良い状態を維持できます。

自然な仕上がり: 自分自身のコラーゲン生成能力を高める治療法のため、急激な変化ではなく、時間をかけて自然に若々しい印象を取り戻すことができます。

最新技術による快適性: ウルトラフォーマーMPTの技術革新により、従来のハイフ治療に比べて痛みや熱感が大幅に軽減され、施術時間も短縮されています。より快適に治療を受けていただけます。

幅広い部位に対応: 頬やフェイスラインのたるみだけでなく、額のしわ、目周りのたるみ、二重あご、首のしわなど、お顔の様々な部位のお悩みに対応可能です 5。

 

当院のハイフ(ウルトラフォーマーMPT)治療の特徴


当院では、港区(浜松町・芝公園エリア)でクリニックをお探しの皆様に安心して質の高いハイフ治療を受けていただくために、以下の点にこだわっています。

◎ 経験豊富な医師による丁寧な施術: 当院では、看護師ではなく、たるみ治療と解剖学に精通した経験豊富な医師が、カウンセリングからウルトラフォーマーMPTの施術まで一貫して担当いたします。お一人ひとりの骨格、脂肪のつき方、皮膚の厚み、たるみの原因を正確に診断し、最適なカートリッジの選択、照射深度、エネルギー設定、照射デザインを決定します。画一的な照射ではなく、効果を最大限に引き出し、かつ安全に配慮したオーダーメイドの丁寧な照射を行います。港区で切らないたるみ治療や医療ハイフを安全に受けたい方に選ばれています。

 最新機種「ウルトラフォーマーMPT」を使用: 常に最良の治療を提供するため、当院では医療ハイフの最新・上位機種であるウルトラフォーマーMPTを導入しています。従来機に比べて痛みが少なく、施術時間が短いため、より快適に治療を受けていただけます。MPモードやペン型アプリケーターなどの新機能を駆使し、ウルトラフォーマーMPTならではの高いリフトアップ効果と美肌効果を追求します。ウルトラフォーマーでの治療を港区、浜松町、芝公園周辺でお考えなら、ぜひ当院へご相談ください。

 お客様視点のカウンセリング: 施術前のカウンセリングを重視しています。お客様のお悩みやご希望、ライフスタイルを丁寧にお伺いし、ハイフ治療で期待できる効果や変化、考えられるリスクについて、分かりやすくご説明します。ご不明な点やご不安なことがあれば、何でもお尋ねください。十分にご納得いただいた上で治療に進みます。

◎  安心のアフターケア: 施術後の経過もしっかりとフォローアップいたします。ご自宅でのケア方法や注意事項について丁寧にご説明し、万が一、気になる症状が出た場合にも迅速に対応できる体制を整えています。

まとめ:港区で安心・効果的なハイフ治療なら当院へ

 


▶︎ 港区(浜松町・芝公園エリア)で、切らずにたるみを改善したい、若々しい印象を取り戻したいとお考えなら、当院の最新医療ハイフ『ウルトラフォーマーMPT』をご検討ください。

▶︎ 経験豊富な医師が、最新機器ウルトラフォーマーMPTの性能を最大限に活かし、安全かつ効果的なたるみ治療を丁寧に行います。看護師任せにしない、ドクターによる施術が当院のこだわりです。

▶︎ 加齢によるお顔のたるみ、ほうれい線、フェイスラインのもたつきなど、様々なお悩みに対応可能です。たるみとハイフについてのご相談は浜松町の当院へ。

▶︎ まずはカウンセリングで、あなたのお悩みをお聞かせください。最適な治療プランをご提案いたします。港区、浜松町駅、芝公園駅周辺でハイフ(ウルトラフォーマーMPT)をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。皆様に「満足の笑顔」をお届けするために、スタッフ一同、心をこめてサポートいたします。

 



院長コラム 〜遅ればせながらハイフを導入したワケ〜


日頃Twitterで、美容医療について発信していますが、「ハイフ」を取り上げたことがあります。

そのとき文献を一通り読んで、特に興味を引かれたのが、ハイフの皮膚のエイジングに対する効果。

動物実験ですが、ハイフを照射することで紫外線により変性した皮膚のコラーゲンのパターン配列が正常な配列に戻ることが報告されていました。

コラーゲンを増やすとアピールする施術は多いですが、パターン配列を正常に戻す施術に出会ったのは初めてで、切らないたるみ治療だけでなく、お肌のエイジングケアとしても活躍してくれそうと期待しています。


**お知らせ**
当院は2003年に自由が丘から港区浜松町(最寄駅:JR/東京モノレール 浜松町駅、都営浅草線/大江戸線 大門駅、都営三田線 芝公園駅)に移転して診療しています。



オリジナル美容モデル

1-施術前

ロワーフェイスのたるみ感を気にされていました。

1-1ヶ月後

シュッとした仕上がりにご満足いただけたようです。

2-施術前

(60代女性)
頬のたるみ感を気にされていました。

1-1ヶ月後

やはり、HIFUの効果は、「シュッとする」というのが一番近いようです。

3-施術前

(50代女性)
ロワーフェイスのもたつきを気にされていました。

3-2ヶ月後

やっぱり「シュッとする」。

4_1-施術前

(50代女性)
口元のもたつきがターゲットです。

4_1-2ヶ月後

やっぱり「シュッとする」。口元が軽くなっています。

4_2-施術前

顎下がスッキリしたという感想でしたので検証してみました。

4_2-2ヶ月後

顎下のもたつきが改善して、スッキリしています。

医療広告ガイドライン・限定解除要件

◉通常必要とされる治療内容:ウルトラフォーマーMPTで、基本的にはメーカーの策定したプロトコールにしたがい、ただしお顔の痩せの部分はその点を十分に配慮して照射します。
・カウンセリングから治療終了までの時間:1時間〜1時間半

◉標準的な費用:100,100円
(ウルトラフォーマー:全顔スタンダード+初診料)

◉標準的な治療期間及び回数:通院は1回で、経過に問題が生じなければ、その後に通院治療の必要はありません。

◉デメリット・リスク・副作用:多くのメリットがある医療ハイフですが、いくつかのデメリットやリスクも存在します。安心して治療を受けていただくために、事前にご理解いただくことが大切です。

●施術中の感覚: ウルトラフォーマーMPTは痛みが軽減されていますが、照射中は部位によってチリチリとした熱感や、骨の近くでは鈍い痛みを感じることがあります。当院では、医師が照射パワーを調整し、お声がけしながら、できる限り快適に施術を受けていただけるよう配慮いたします。

●一時的な副作用: 施術直後に、照射部位に赤み、軽い腫れ、むくみ、押したときの圧痛などが生じることがあります。通常は数時間~数日で自然に治まりますが、まれに内出血や一時的なしびれ感、ミミズ腫れのような線状の膨らみが出ることがあります。

●効果の個人差: 効果の現れ方や持続期間には、年齢、肌質、たるみの程度、生活習慣などにより個人差があります。

●施術者の技術への依存: ハイフは、適切な層に正確なエネルギーを照射することが重要です。施術者の知識や技術が不足していると、十分な効果が得られなかったり、火傷や神経損傷といったリスクが高まる可能性があります。港区にも多くのクリニックがありますが、解剖学を熟知し、経験豊富な医師による施術を受けることが重要です。

●費用: 医療ハイフは保険適用外の自由診療となり、全額自己負担となります。




こんな方におすすめ

 

  • 1.顔のたるみ、ゆるみが気になる
  • 2.若々しい顔の輪郭を維持したい
  • 3.ダウンタイムのないたるみ治療を探している

 

 

施術について

施術について


施術時間  : 15〜30分

麻  酔  : なし

術後診察  : なし

 

注意事項


入浴・洗髪  : 当日から可能

洗顔・化粧  : 当日から可能

飲酒・運動  : 当日から可能

 

治療スケジュール


3〜6ヶ月ごと

 

施術を受けられない方

 

  • 1.治療部位に傷跡や化膿、感染性の皮膚疾患がある方
  • 2.金の糸が入っている方
  • 3.妊娠中の方 

※その他、ご不明なことがあればお気軽にお問合せ下さい。

施術の流れ

1 カウンセリング

 

2 施術(ドクター施術)


かつて「ハイフは痛い!」と言われたものですが、今では照射テクノロジーの進歩もあって痛み刺激は大幅に軽減されています。


サーマクールもそうですが、機器を使ったたるみ治療は、施術者の「施術にかける情熱」が結果を左右すると信じています。クリニックに雇われた人間が業務として行う施術とクリニックの看板を背負った人間が行う施術が同じ結果になるわけがないのです。



4 施術終了後


メイクをしてお帰りいただけます。施術後日常生活の制限はありません。

 

 

価格表

ウルトラフォーマーMPT価格(税込)
全顔スタンダード 96,800円
ハイフシャワー 68,200円
ダーマブースター 28,600円



*本施術は自由診療に基づき全額自己負担になります。




 

ウルトラフォーマーMPT価格(税込)
全顔スタンダード 96,800円

ハイフシャワー

額・目周り 39,600円
頬 39,600円
ダーマブースター 28,600円


*当院は全てドクター施術です。

*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。

 

 

臨床試験から見えてくるハイフの効果

皮膚への効果


高密度焦点式超音波(HIFU)治療は、臨床試験の治療結果から、長期的に肌の質感に著しい好影響をもたらすことが分かっています。


短期効果
ハイフ治療直後、次のような症状が出現することがあります。
• 軽度の紅斑(赤み)および浮腫(腫れ)が現れることがありますが、通常は一時的なものです。
• これらの初期症状は通常、数日以内に治まります。

中期的な改善
研究により、ハイフ治療後数週間から数ヶ月で肌の質感が著しく改善することが実証されています。
• 治療後10週目では、ベースラインと比較して肌の弾力性が大幅に増加することが観察されました。
• シワの深さや肌のコンディション全般の改善は、治療後10週目と16週目の両方で認められました。

長期的な効果

ハイフによる肌の質感への効果は長続きするようです。
• 肌の引き締めとシワの減少は、施術後16週間後でも維持されていました。
• この治療は自然なコラーゲンの生成を刺激し、時間の経過とともに継続的な改善をもたらします。

具体的な肌の質感の改善

ハイフは肌の質感のさまざまな側面を改善することが示されています。
• ある研究では、56日後にはシワの深さが最大48.11%減少しました。
• 同じ期間に小ジワが39%改善しました。
• 皮膚の保湿効果の向上(ある研究では15.7%の改善が観察された)。

作用機序

ハイフが肌の質感に与える影響は、主に以下の作用によるものです。
• 皮膚の深層部におけるコラーゲンの生成を促進する。
• 特定の深さで熱損傷を引き起こし、身体の自然治癒プロセスを誘発する。
• 皮下組織の脂肪由来幹細胞(ASC)を調節し、肌の質感を改善する可能性がある。

安全性

肌の質感改善を目的としたハイフの長期安全性プロファイルは良好であると思われる。
• ほとんどの副作用は軽度かつ一時的なもので、臨床試験の追跡期間において恒久的な悪影響は観察されていません。
• しかしながら、数年にわたる長期研究はまだ限られており、潜在的な長期効果を完全に理解するにはさらなる研究が必要です。


結論として、ハイフ治療は、弾力性、しわの深さ、肌の状態全般の改善により、長期的に見た肌の質感に著しい好影響をもたらすことが実証されています。これらの効果は治療後数週間で顕著に現れ、コラーゲンの生成が促進されることによる継続的な効果も期待でき、数か月間維持することができます。安全性プロファイルは良好であるように見えますが、長期間にわたる効果を完全に評価するには、より長期的な研究が必要です。

 

 

 

シワへの効果


高密度焦点式超音波(HIFU)は、深いシワの治療や肌の見た目の改善に高い効果が期待できることが示されています。 臨床試験に基づくその効果の概要は以下の通りです。

深いシワに対する効果
ハイフは深いシワの治療に著しい改善効果があることが実証されています。特に、以下の部位に効果があります。
• 目元(目の周り)
• 口元(口の周り)
• 首
眼周囲、口周囲、首のしわに対するハイフの臨床試験では、以下の結果が得られました。
• 治療後10週目における皮膚の弾力性の大幅な増加(Cutometer R7値による測定)がベースラインと比較して確認された。
• 治療後10週目および16週目におけるシワの深さおよび皮膚の状態の全体的な改善。

測定可能な改善

ハイフ治療後の皮膚の状態の改善は、研究により定量的に示されています。
• 治療後10週間および16週間で、肌の弾力性とハリが増加したことが確認されました。
• Cutometer、PRIMOS、Antera 3Dカメラなどのツールを用いた客観的な測定により、肌のパラメータに著しい改善が見られることが確認されました。

長持ちする効果
ハイフの深いシワへの効果は長持ちするようです。
• 肌の引き締めとシワの減少は、治療後16週間後でも維持されていました。
• この治療は自然なコラーゲンの生成を刺激し、時間の経過とともに継続的な改善をもたらします。

患者の満足度
臨床試験では、患者の満足度が非常に高いことが報告されています。
• 被験者全体的な審美性改善スケール(Subject Global Aesthetic Improvement Scale)の結果では、患者の肌の外観に対する認識に著しい改善が見られました。


他の治療との比較
直接的な比較は限られていますが、ハイフは皮膚表面下の特定の深さをターゲットにできるため、他の非侵襲的治療と比較して深いしわの治療に独自の利点をもたらす可能性があります。


安全性
深いしわに対するハイフ治療は、良好な安全性プロファイルを示しています。
• 臨床試験の追跡期間中、恒久的な副作用は観察されませんでした。
• ほとんどの副作用は一時的な腫れや赤みなど、軽度で一時的なものです。


結論として、ハイフは特に目元、口元、首の深いしわの治療に効果的であることが実証されています。 肌の弾力性としわの深さを大幅に改善し、その効果を測定できる能力、そして長持ちする効果と安全性の高さから、ハイフは非侵襲的な肌の若返り治療として有望な選択肢であるといえます。 しかし、他の美容処置と同様に、治療結果には個人差があります。最適な治療計画を決定するためには、医師と相談することが推奨されます。

 

 

 

よくいただくご質問

Q

ダウンタイム、リスク・副作用について

A

ハイフのリスク・副作用としては
1)赤み
2)むくみ
3)筋肉痛のような痛み
4)一時的な神経障害(まれ)
5)内出血(まれ)
6)熱傷(まれ)
などが挙げられます。


Q

ハイフシャワーって何ですか?

A

2mmのカートリッジを使用して、肌質改善を目的に行う照射をハイフシャワーといいます。

ただし、この方法でブローリフト効果の報告もありますから、上顔面ではリフトアップ効果も期待できます。

Q

ハイフブースターって何ですか?

A


高密度焦点式超音波による「導入」です。

美容医療では、イオン導入、エレクトロポレーション、マイクロニードル(ダーマペン)、プラズマなど様々な導入技術がありますが、わざわざ(?)導入のために専用のカートリッジを用意するのが、肌にも強いウルトラフォーマーらしいところ。

Q

使用する機器について

A

使用するウルトラフォーマーMPTは、韓国CLASSYS社が製造しています。厚生労働省未承認の機器です。

現在までに機器が原因となる重篤な事故の報告はありません。



ハイフのエビデンス

これまでのX(旧Twitter)への投稿を集めました

 

    •  HIFU(1)
      ある種の水晶体は、圧力を加えると電圧が生じ、逆に電圧を加えると振動する(圧電効果)。この振動が超音波で、最初の実用例は潜水艦のソナー(探知機)。
      (補足:反射して戻ってきた超音波を電気に変えて画像にした。)
      J Pharm Pharm Sci.
      2014;17:136-153(2023年3月27日)

 

    • HIFU(2)
      超音波には機械的(振動)効果、キャビテーション効果(気泡を作り洗浄に使われる)、温熱効果がある。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年3月28日)

 

    • HIFU(3)
      超音波は、医学の領域では、画像診断(エコー検査)で使われてきたが、高密度集束式超音波HIFU技術により治療目的にも使われるようになった。
      (補足:腫瘍の治療にも使われる。)
      J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75:3859-3868(2023年3月29日)

 

    • HIFU(4)
      高密度焦点式超音波HIFUでは、真皮やSMASなど皮下組織に超音波の機械的(振動)エネルギーを集中させて、60度から70度の温熱効果をもたらす。ターゲットアリア以外にはほとんどダメージをもたらさない。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年3月30日)

 

    • HIFU(5)
      高密度焦点式超音波HIFUでは、超音波の熱効果により、一連の創傷治癒反応を惹起し、真皮コラーゲンの再構築により、皮膚のたるみ改善、皮膚の若返り効果をもたらす。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年3月31日)

 

    • HIFU(6)
      最初に美容目的での高密度焦点式超音波HIFUの報告は2007年。皮下のSMAS層のターゲットを正確に加熱ダメージを加えられることを証明し、組織の引き締め効果で美容目的に使える可能性を示した。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月1日)

 

    • HIFU(7)
      米国FDAは、ウルセラによる高密度焦点式超音波HIFU治療を2009年に眉の引き上げ目的に、2012年には首と顎下のたるみ治療目的に、2014年には胸元の若返り治療目的に使用することを承認した。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月2日)

 

    • HIFU(8)
      (システマティックレビューから)
      解析できた報告をまとめた患者総数は477名、平均年齢は51.73歳。施術を受けた人はの83%は、美容的に改善したと回答した。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月3日)

 

    • HIFU(9)
      (システマティックレビューから)
      施術を受けた人の自覚的な評価スコア(1:満足できない〜5:とても満足)の平均は、2.82(3ヶ月後)、2.28(6ヶ月後)、2.82(12ヶ月後)。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月4日)

 

    • HIFU(10)
      (システマティックレビューから)
      医師の客観的な評価スコア(1:悪化〜5:著しい改善)の平均は、2.74。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月5日)

 

    • HIFU(11)
      (システマティックレビューから)
      医師の評価としては、88%の患者で何らかの改善効果を認めた。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月6日)

 

    • HIFU(12) 
      (システマティックレビューから)
      痛みスコア(0:無痛〜10:我慢の限界)の評価では、鎮痛薬を使用した場合で平均3.9、鎮痛薬を使用しない場合で平均5.09。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月7日)

 

    • HIFU(13)
      (システマティックレビューから)
      施術当日のむくみ、赤み、痛みと、3ヶ月後の色素沈着が報告されている。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月8日)

 

    • HIFU(14)
      (システマティックレビューから)
      2つのHIFU機器を比較した報告もあったが、効果に差は認めなかった。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024 (2023年4月9日)

 

    • HIFU(15)
      (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      HIFUの熱刺激により、表皮や周囲組織に損傷を与えることなく、真皮の老化したコラーゲンを破壊し、自然なコラーゲン再生を誘導することができる。
      J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月10日)

 

    • HIFU(16)
      (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      HIFUは表面的にシワを減らし、真皮でコラーゲンを増生し、皮膚の弾性を増やしたことが示された。
      J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月11日)

 

    • HIFU(17)
      (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      HIFUは、紫外線でできる深いシワだけでなく、加齢でできる小ジワも改善させた。
      J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月12日)

 

    • HIFU(18)
      (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      組織学的検査から、HIFUは紫外線により変性したコラーゲンのパターン配列を正常な配列に戻した。
      J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月13日)

 

    • HIFU(19)
       (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      HIFUがターゲットにもたらす60〜70度の熱刺激は自然なコラーゲンの再構築に適した温度。
       J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月14日)

 

    • HIFU(20)
       (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      紫外線を照射するとサイトカインTGF-βは減少したが、非照射群と紫外線+HIFU照射群では、TGF-βは増加し、コラーゲンを増生させるシグナルになっていた。
       J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月15日)

 

    • HIFU(21)
       (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      HIFUは、コラーゲンの増生をもたらすだけでなく、コラーゲンを分解する酵素(MMP3)の発現を抑制した。
      J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月16日)

 



参考文献

 

1) Rejuvenation of photoaged aged mouse skin using high-intensity focused ultrasound
Tiffany J. LEE, et al
J Plast Reconstr Aesthet Surg.
2022;75(10):3859-3868

2)Systematic review and meta-analysis of safety and efficacy of high-intensity focused ultrasound (HIFU) for face and neck rejuvenation
Azin Ayatollahi, et al
Lasers Med Sci.
2020;35(5):1007-1024

3) High intensity focused ultrasound technology, its scope and applications in therapy and drug delivery
Christopher P. Phenix, et al
J Pharm Pharm Sci.
2014;17(1):136-153