ハイフ(ウルトラフォーマーMPT)

制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年6月11日)

ハイフで素顔に自信を取り戻す


フェイスラインのもたつきや頬のたるみ、深くなるほうれい線…。「手術はしたくないけれど、若々しい印象を取り戻したい」と感じていませんか?

そんなお悩みには、メスを使わないリフトアップ治療として人気の医療ハイフ(HIFU)がおすすめです。

特に当院では、最新機種『ウルトラフォーマーMPT』を採用しており、港区(浜松町・芝公園エリア)でクリニックをお探しの皆様へ、より快適で効果的なたるみ治療をご提供しています。経験豊富な医師による丁寧な施術で、安心と満足をお届けします。


ハイフ(ウルトラフォーマーMPT)とは?

ハイフ(HIFU)とは、「High-Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)」の略称です。超音波エネルギーを皮膚の特定の深さにピンポイントで集中させて熱エネルギーを発生させる技術です。

肌表面にはダメージを与えずに、皮膚の土台となるSMAS層(筋膜)や真皮層に熱を加えることで、主に2つの効果を発揮します。
▶︎即時的な引き締め効果: 熱エネルギーにより、ターゲット層のタンパク質が凝固・収縮し、施術直後から肌の引き締まりを感じられます。
▶︎長期的なリフトアップ・ハリ改善効果: 熱ダメージを受けた組織が治癒する過程で、新しいコラーゲンやエラスチンの生成が活発に促進されます。これにより、数ヶ月かけて肌内部からハリと弾力が再構築され、たるみが改善し、リフトアップ効果が得られます。SMAS層へのアプローチは、外科的なフェイスリフト手術でターゲットとされる層であり、切らない方法で本格的なたるみ治療を目指せるのがハイフの大きな特徴です。


最新機種「ウルトラフォーマーMPT」の特徴

当院で採用しているウルトラフォーマーMPTは、美容大国・韓国のCLASSYS社によって開発された、世界中で導入されている最新世代の医療ハイフ機器です。従来のハイフ(ウルトラフォーマーⅢなど)からさらに進化し、以下のような優れた特徴を持っています。

痛みの軽減と施術時間の短縮: 新開発の照射方式「MPモード」は、点状(ドット)照射に加え、線状(リニア)にエネルギーを連続照射することが可能です。これにより、高密度な熱エネルギーをより効率的に、かつ均一に組織へ伝えることができるため、従来機と比較して施術中の熱感や痛みが大幅に軽減され、施術時間も短縮されました。痛みに配慮したハイフ治療をご希望の方におすすめです。

多彩なカートリッジによる精密な治療: 深度の異なる複数のカートリッジを使い分けることで、お顔の部位や皮膚の厚み、たるみの状態に合わせて最適なアプローチが可能です。目元や口元などのデリケートな部分や、湾曲したフェイスラインにも精密な照射が行えます。

美肌効果も期待(ハイフシャワー): 浅層への照射(ハイフシャワー)では、リフトアップやタイトニングに加え、肌質の改善やハリ・ツヤ感のアップ、毛穴の引き締めといった美肌効果も期待できます。

 

 

ハイフ(ウルトラフォーマーMPT)のメリット


最新のウルトラフォーマーMPTによるハイフ治療には、多くのメリットがあります。


切らずにリフトアップ: メスや糸を使わずに、たるんだ皮膚やSMAS筋膜を引き締め、リフトアップ効果を実現します。港区で切らないたるみ治療ができるクリニックをお探しの方に最適です。

ダウンタイムがほとんどない: 皮膚表面を傷つけないため、施術後の腫れや赤みは最小限です。施術当日からメイクも可能で、日常生活への支障がほとんどありません。

効果の持続性: 施術直後から引き締め効果を感じる方もいますが、コラーゲン生成が促進されることで、2~3ヶ月かけて徐々にリフトアップ効果が高まります。効果は約半年~1年程度持続すると言われており、定期的なメンテナンスでより良い状態を維持できます。

自然な仕上がり: 自分自身のコラーゲン生成能力を高める治療法のため、急激な変化ではなく、時間をかけて自然に若々しい印象を取り戻すことができます。

最新技術による快適性: ウルトラフォーマーMPTの技術革新により、従来のハイフ治療に比べて痛みや熱感が大幅に軽減され、施術時間も短縮されています。より快適に治療を受けていただけます。

幅広い部位に対応: 頬やフェイスラインのたるみだけでなく、額のしわ、目周りのたるみ、二重あご、首のしわなど、お顔の様々な部位のお悩みに対応可能です 5。

 

当院のハイフ(ウルトラフォーマーMPT)治療の特徴


当院では、港区(浜松町・芝公園エリア)でクリニックをお探しの皆様に安心して質の高いハイフ治療を受けていただくために、以下の点にこだわっています。

◎ 経験豊富な医師による丁寧な施術: 当院では、看護師ではなく、たるみ治療と解剖学に精通した経験豊富な医師が、カウンセリングからウルトラフォーマーMPTの施術まで一貫して担当いたします。お一人ひとりの骨格、脂肪のつき方、皮膚の厚み、たるみの原因を正確に診断し、最適なカートリッジの選択、照射深度、エネルギー設定、照射デザインを決定します。画一的な照射ではなく、効果を最大限に引き出し、かつ安全に配慮したオーダーメイドの丁寧な照射を行います。港区で切らないたるみ治療や医療ハイフを安全に受けたい方に選ばれています。

 最新機種「ウルトラフォーマーMPT」を使用: 常に最良の治療を提供するため、当院では医療ハイフの最新・上位機種であるウルトラフォーマーMPTを導入しています。従来機に比べて痛みが少なく、施術時間が短いため、より快適に治療を受けていただけます。MPモードやペン型アプリケーターなどの新機能を駆使し、ウルトラフォーマーMPTならではの高いリフトアップ効果と美肌効果を追求します。ウルトラフォーマーでの治療を港区、浜松町、芝公園周辺でお考えなら、ぜひ当院へご相談ください。

 お客様視点のカウンセリング: 施術前のカウンセリングを重視しています。お客様のお悩みやご希望、ライフスタイルを丁寧にお伺いし、ハイフ治療で期待できる効果や変化、考えられるリスクについて、分かりやすくご説明します。ご不明な点やご不安なことがあれば、何でもお尋ねください。十分にご納得いただいた上で治療に進みます。

◎  安心のアフターケア: 施術後の経過もしっかりとフォローアップいたします。ご自宅でのケア方法や注意事項について丁寧にご説明し、万が一、気になる症状が出た場合にも迅速に対応できる体制を整えています。

まとめ:港区で安心・効果的なハイフ治療なら当院へ

 


▶︎ 港区(浜松町・芝公園エリア)で、切らずにたるみを改善したい、若々しい印象を取り戻したいとお考えなら、当院の最新医療ハイフ『ウルトラフォーマーMPT』をご検討ください。

▶︎ 経験豊富な医師が、最新機器ウルトラフォーマーMPTの性能を最大限に活かし、安全かつ効果的なたるみ治療を丁寧に行います。看護師任せにしない、ドクターによる施術が当院のこだわりです。

▶︎ 加齢によるお顔のたるみ、ほうれい線、フェイスラインのもたつきなど、様々なお悩みに対応可能です。たるみとハイフについてのご相談は浜松町の当院へ。

▶︎ まずはカウンセリングで、あなたのお悩みをお聞かせください。最適な治療プランをご提案いたします。港区、浜松町駅、芝公園駅周辺でハイフ(ウルトラフォーマーMPT)をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。皆様に「満足の笑顔」をお届けするために、スタッフ一同、心をこめてサポートいたします。


**お知らせ**
当院は2003年に自由が丘から港区浜松町(最寄駅:JR/東京モノレール 浜松町駅、都営浅草線/大江戸線 大門駅、都営三田線 芝公園駅)に移転して診療しています。

 



院長コラム 〜当院がウルトラフォーマー MPTを選択した背景〜


ハイフ普及を後押しした“韓国勢の競争”

ハイフ(High-Intensity Focused Ultrasound)は、リフトアップ・タイトニング治療の代名詞として世界的に定着しました。その原動力となったのは、韓国メーカー同士が性能を競い合うことで生まれた絶え間ない技術革新です。トランスデューサーの形状や照射モードが次々と進化し、「より短時間で効率的、かつお客様への負担を抑える治療」という現在のハイフ像が築かれました。


“競争”がもたらしたもの

◉多社参入による多面的な改良
独占的な特許で囲われていないため、各社が自由に設計することができ、照射密度の最適化や表皮保護機構など、アップデートが加速しました。

◉消耗品コストの競争
カートリッジ価格までも競争対象となり、施術を受ける際の自己負担は低下し、「継続しやすい美容治療」というポジションを確立しています。


当院がウルトラフォーマー MPTを導入した理由

快適かつ高速な施術

主に以下の3つの進化のおかげです。
⚪️照射スピードのアップ: ウルトラフォーマーMPTは、エネルギーを当てるスピードが従来機より格段に速くなりました(約2.5倍とも言われています)。これにより、熱を感じる時間が短くなり、痛みを抑えることができます。

⚪️新しい照射方法(MPモード): 点状に照射するだけでなく、線状にエネルギーを照射できる「MPモード」が搭載されました。これにより、エネルギーがより均一に分散され、熱が一点に集中しにくくなるため、刺激が和らぎました。

⚪️エネルギー設定の最適化: 従来機に比べて、痛みの原因となる過度な熱刺激を減らす工夫がされています。

これらの技術によって、治療全体の時間も短縮され、より快適に治療を受けられるようになりました。


消耗品コストの合理性

カートリッジあたりのコストが抑えられているため、十分なショット数を確保しながら適正な施術価格を維持しています。ハイフの“継続治療”としてご提案できます。


学術的裏付け

以下のようにウルトラフォーマーを使用した臨床試験の文献も発表されています。

【ウルトラフォーマーを使用した文献】


1)Three-dimensional Analysis of Lifting Effects after High-intensity Focused Ultrasound (Ultraformer-MPT) across Seven Facial Aesthetic Units Considering SonoAnatomy
Jong Seo Kim
Plast Reconstr Surg Glob Open
2024;12(10):e6203

2)Efficacy and safety of non-invasive body tightening with high-intensity focused ultrasound (HIFU)
E J Ko
Skin Res Technol
2017;23(4):558-562

3)Do Different High-Intensity-Focused Ultrasound Frequencies Have Different Effects? A Histological Analysis Correlated With Patients' Subjective Assessments
Yousun Hwang
J Cosmet Dermatol
2025;24(2):e70069

 


ハイフの進化は「競争が育てる技術革新」によって加速し、その恩恵を最も体現した機器の一つがウルトラフォーマー MPTです。当院では医師が直接照射プロトコルを調整し、「高い技術を、通いやすい価格で、かつ安全に」をポリシーに施術を行っています。


効果やリスクはお肌の状態・生活習慣により個人差がありますので、診察時に十分な説明を行い、ご納得いただいてから治療を開始いたします。どうぞ安心してご相談ください。
  






オリジナル美容モデル
*効果には個人差があり、同様の効果を保証するものではありません。

1-施術前

ロワーフェイスのたるみ感を気にされていました。

1-1ヶ月後

シュッとした仕上がりにご満足いただけたようです。

2-施術前

(60代女性)
頬のたるみ感を気にされていました。

1-1ヶ月後

やはり、HIFUの効果は、「シュッとする」というのが一番近いようです。

3-施術前

(50代女性)
ロワーフェイスのもたつきを気にされていました。

3-2ヶ月後

やっぱり「シュッとする」。

4_1-施術前

(50代女性)
口元のもたつきがターゲットです。

4_1-2ヶ月後

やっぱり「シュッとする」。口元が軽くなっています。

4_2-施術前

顎下がスッキリしたという感想でしたので検証してみました。

4_2-2ヶ月後

顎下のもたつきが改善して、スッキリしています。

医療広告ガイドライン・限定解除要件

◉通常必要とされる治療内容:ウルトラフォーマーMPTで、基本的にはメーカーの策定したプロトコールにしたがい、ただしお顔の痩せの部分はその点を十分に配慮して照射します。
・カウンセリングから治療終了までの時間:1時間〜1時間半

◉標準的な費用:100,100円
(ウルトラフォーマー:全顔スタンダード+初診料)

◉標準的な治療期間及び回数:通院は1回で、経過に問題が生じなければ、その後に通院治療の必要はありません。

◉デメリット・リスク・副作用:多くのメリットがある医療ハイフですが、いくつかのデメリットやリスクも存在します。安心して治療を受けていただくために、事前にご理解いただくことが大切です。

●施術中の感覚: ウルトラフォーマーMPTは痛みが軽減されていますが、照射中は部位によってチリチリとした熱感や、骨の近くでは鈍い痛みを感じることがあります。当院では、医師が照射パワーを調整し、お声がけしながら、できる限り快適に施術を受けていただけるよう配慮いたします。

●一時的な副作用: 施術直後に、照射部位に赤み、軽い腫れ、むくみ、押したときの圧痛などが生じることがあります。通常は数時間~数日で自然に治まります。

●まれに内出血や一時的なしびれ感、ミミズ腫れのような線状の膨らみ、熱傷の症状が生じることがあります。

●効果の個人差: 効果の現れ方や持続期間には、年齢、肌質、たるみの程度、生活習慣などにより個人差があります。

●施術者の技術への依存: ハイフは、適切な層に正確なエネルギーを照射することが重要です。施術者の知識や技術が不足していると、十分な効果が得られなかったり、火傷や神経損傷といったリスクが高まる可能性があります。港区にも多くのクリニックがありますが、解剖学を熟知し、経験豊富な医師による施術を受けることが重要です。

●費用: 医療ハイフは保険適用外の自由診療となり、全額自己負担となります。




こんな方におすすめ

 

  • 1.顔のたるみ、ゆるみが気になる
  • 2.若々しい顔の輪郭を維持したい
  • 3.ダウンタイムのないたるみ治療を探している

 

 

施術について

施術について


施術時間  : 15〜30分

麻  酔  : なし

術後診察  : なし

 

注意事項


入浴・洗髪  : 当日から可能

洗顔・化粧  : 当日から可能

飲酒・運動  : 当日から可能

 

治療スケジュール


3〜6ヶ月ごと

 

施術を受けられない方

 

  • 1.治療部位に傷跡や化膿、感染性の皮膚疾患がある方
  • 2.金の糸が入っている方
  • 3.妊娠中の方 

※その他、ご不明なことがあればお気軽にお問合せ下さい。

施術の流れ

1 カウンセリング

 

2 施術(ドクター施術)


かつて「ハイフは痛い!」と言われたものですが、今では照射テクノロジーの進歩もあって痛み刺激は大幅に軽減されています。


サーマクールもそうですが、機器を使ったたるみ治療は、施術者の「施術にかける情熱」が結果を左右すると信じています。クリニックに雇われた人間が業務として行う施術とクリニックの看板を背負った人間が行う施術が同じ結果になるわけがないのです。



4 施術終了後


メイクをしてお帰りいただけます。施術後日常生活の制限はありません。

 

 

価格表

ウルトラフォーマーMPT価格(税込)
全顔スタンダード 96,800円
ハイフシャワー 68,200円
ダーマブースター 28,600円



*本施術は自由診療に基づき全額自己負担になります。




 

ウルトラフォーマーMPT価格(税込)
全顔スタンダード 96,800円

ハイフシャワー

額・目周り 39,600円
頬 39,600円
ダーマブースター 28,600円


*当院は全てドクター施術です。

*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。

 

 

HIFU(ハイフ)の医学的検証

1 HIFU(ハイフ)の作用機序


HIFUは、超音波エネルギーを熱エネルギーに変換し、真皮深層および表在性筋腱膜系(SMAS)を加熱することで作用します。目標は、表在性真皮を60~70°Cに加熱することです。この加熱により、以下のような若返り効果がもたらされます。


◉ コラーゲンの変性と収縮: 熱によってコラーゲン線維が即座に変性・収縮します(文献1)。

◉新コラーゲン生成(ネオコラーゲン生成)の促進: 創傷治癒の連鎖が活性化され、新しいコラーゲンの形成が促進されます(文献2)。

◉皮膚の引き締めと若返り: これらの一連のプロセスにより、皮膚のたるみが減少し、引き締めと若返り効果が得られます(文献2)。

◉HIFUは、表皮に損傷を与えることなく深部組織を活性化できる点が、他の皮膚引き締め方法と異なります(文献2)。

 

 

2 HIFU(ハイフ)のたるみに対する効果


医師による改善スコア

⚪️ 医師による客観的改善スコアは、5点満点中平均2.74点(95% CI 2.06-3.43)でした(文献1)。

⚪️  Global Aesthetic Improvement Scale(GAIS)を用いたメタ解析では、治療後90日時点で全体の77%(95% CI: 0.58, 0.96)に、180日後では69%(95% CI: 0.51, 0.87)に改善が見られました(文献3)。

⚪️ IGAIS(評価者によるスコア)では、治療後90日時点で患者の92%が皮膚の引き締めやしわの軽減に改善を示し、これは1年後まで持続しました(文献4)。中程度の改善の割合は、90日から180日で36%から52%に増加しました(文献4)。


具体的な効果

⚪️ 眉のリフトアップは、治療後3ヶ月で平均0.47mmから1.7mm、6ヶ月後で1.22mmの範囲で報告されています(文献5)。ある研究では、患者の35%が3ヶ月後に0.5mm以上の眉のリフトアップを経験し、これは6ヶ月後には45%に増加しました(文献4)。

⚪️  顎下の引き締め効果については、3ヶ月で平均26mm²から45.2mm²の減少が見られました(文献5)。




3 HIFU(ハイフ)の美肌効果


医師による改善スコア

⚪️医師による客観的改善スコアは、5点満点中平均2.74点でした(文献1)。

⚪️Global Aesthetic Improvement Scale(GAIS)を用いたメタ解析では、治療後90日時点で全体の77%に改善が見られ、180日後では69%に改善が持続しました(文献3)。

⚪️ IGAIS(評価者によるスコア)では、治療後90日時点で患者の92%が皮膚の引き締めやシワの軽減に改善を示し、これは1年後まで持続しました(文献4)。中程度の改善の割合は、90日から180日で36%から52%に増加しました(文献4)。


具体的な効果

⚪️眉のリフトアップ: 治療後3ヶ月で平均0.47mmから1.7mmの範囲で報告されています(文献4)。ある研究では、患者の35%が3ヶ月後に0.5mm以上の眉のリフトアップを経験し、これは6ヶ月後には45%に増加しました(文献4)。また、平均1.22mmの増加が6ヶ月後まで持続することも報告されています(文献4)。

⚪️顎下の引き締め: 3ヶ月で平均26mm²から45.2mm²の減少が見られました(文献4)。

⚪️しわの軽減: しわのスコアは、治療後3ヶ月および6ヶ月で0.9ポイント減少しました(文献4)。

⚪️ 皮膚の弾力性の改善: 治療後、肌の総弾力性値は、12週後と24週後には有意に増加したと報告されています(文献2)。



4 HIFU(ハイフ)の患者満足度


患者満足度の評価と結果

主観的満足度スコア

⚪️ メタ解析では、5点満点中平均2.68点(95%信頼区間 1.92-3.45)という「中程度の満足度」が示されました(文献1)。

⚪️ 別のメタ解析では、治療後90日目で0.78(95%CI:0.61, 0.95)、180日後で0.71(95%CI:0.54, 0.87)の患者満足度が報告されています(文献3)。

⚪️全体として、対象となった研究での83%の患者が少なくとも最小限の改善を報告しました(文献1)。

⚪️ Subject Global Aesthetic Improvement Scale(SGAIS)を用いたメタ解析では、治療後90日時点で患者の83%(95%CI 0.76-0.91)がHIFU治療後に改善を報告しました(文献1)。

⚪️別のレビューでは、SGAIS(患者自己評価)で、皮膚の改善が軽度であり、治療後90日で42%から360日後には53%に増加し続けたと報告されています(文献4)。


治療後の持続性

◦ Shomeらの研究では、治療後6ヶ月で患者の93%が改善を示し、患者満足度は85%に達し、この結果は1年後も維持されたと報告されています(文献2)。

◦ SGAISでは、治療後90日で45.9%の患者が改善を実感し、37.5%の患者が変化なしと報告しました(文献2)。


満足度に影響を与える要因

BMI(体格指数):
◦ BMIが低い患者ほど、治療結果が良好である可能性が示唆されています(文献3)。

◦ BMIが30kg/m²を超える患者では改善度が低下する傾向が見られ、重度の皮膚のたるみがある患者やBMIが高い患者には、外科的アプローチが最善の選択肢であると示唆されています(文献4)。

治療パラメーター:
◦ より高いエネルギー、より多くの照射数、より多くの焦点深度を使用することで、より高い有効性が得られることが示されています(文献3)。ただし、エネルギーが高いほど患者の痛みも増す可能性があります。



5 その他の留意事項


◉ほとんどの研究が観察研究であり、適切な対照群や無作為化が不足しているといった研究の限界も指摘されています(文献3)。

◉治療が患者に無料で提供された研究が多いため、費用を支払って治療を受ける場合の患者満足度を評価するためには、今後の研究が必要とされています(文献1)。



 

【参考文献】
1) Systematic review and meta-analysis of safety and efficacy of high-intensity focused ultrasound (HIFU) for face and neck rejuvenation
Azin Ayatollahi, et al
Lasers Med Sci
2020;35(5):1007-1024

2) A Systematic Review of the Clinical Efficacy of Micro-Focused Ultrasound Treatment for Skin Rejuvenation and Tightening
Ubaid Khan, et al
Cureus
2021;13(12):e20163

3) A Systematic Review and Meta-Analysis of the Clinical Efficacy and Patients' Satisfaction of Micro-focused Ultrasound (MFU) Treatment for Facial Rejuvenation and Tightening
Jiaqi Ling, et al
Aesthetic Plast Surg
2023;47(5):1806-1823

4) A Systematic Review of the Efficacy of Microfocused Ultrasound for Facial Skin Tightening
Mark Contini, et al
Int J Environ Res Public Health
2023;20(2):1522

5) A Systematic Review of the Clinical Efficacy of Micro-Focused Ultrasound Treatment for Skin Rejuvenation and Tightening
Ubaid Khan, et al
Cureus
2021;13(12):e20163

 

 

 

よくいただくご質問

Q

ハイフとはどのような治療ですか?

A

ハイフ(HIFU)とは、「High-Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)」の略称で、超音波エネルギーを皮膚の特定の深さにピンポイントで集中させて熱エネルギーを発生させる治療です。

肌表面にはダメージを与えずに、皮膚の土台となるSMAS層(筋膜)や真皮層に熱を加えることで、即時的な引き締め効果と長期的なリフトアップ・ハリ改善効果を実現します。

Q

ダウンタイム、リスク・副作用について

A

ハイフのリスク・副作用について


1)赤み
*生じた場合のダウンタイム:1日

2)軽いむくみ
*生じた場合のダウンタイム:2〜3日
3)筋肉痛のような痛み
*生じた場合のダウンタイム:1〜2週

これらはいずれも皮下に加わった超音波エネルギーの影響による一時的な症状です。


まれなリスク・副作用について(当院での発症例はありません)


4)線状痕
何らかの理由で超音波エネルギーが強く線状に皮膚に作用したことが原因として考えられます。炎症・浮腫による症状で、発症した場合のダウンタイムは1〜2週です。



5)一時的な神経障害(麻痺症状)
*生じた場合のダウンタイム:3〜6ヶ月
6)内出血
*生じた場合のダウンタイム:1〜2週

これらは超音波エネルギーが神経、血管に作用したことで生じる生じる合併症です。ウルトラフォーマーのプロトコール(照射方法)は、解剖学的な神経、血管の走行に配慮して作られています。

7)熱傷(赤み、水疱、色素沈着、瘢痕)
*生じた場合のダウンタイム:3〜12ヶ月

何らかの理由で超音波エネルギーが強く皮膚表面に作用した場合に生じると考えられます。

 

Q

ハイフシャワーって何ですか?

A

2mmのカートリッジを使用して、肌質改善を目的に行う照射をハイフシャワーといいます。

リフトアップやタイトニングに加え、肌質の改善やハリ・ツヤ感のアップ、毛穴の引き締めといった美肌効果も期待できます。

上顔面ではブローリフト効果の報告もあり、リフトアップ効果も期待できます。

Q

ハイフブースターって何ですか?

A


高密度焦点式超音波による「導入」治療です。

美容医療では様々な導入技術がありますが、ウルトラフォーマーMPTでは導入のために専用のカートリッジを用意しており、肌への浸透効果を高める治療です。

Q

どのような効果が期待できますか?

A

主に2つの効果があります。

即時効果:熱エネルギーにより、ターゲット層のタンパク質が凝固・収縮し、施術直後から肌の引き締まりを感じられます。

長期効果:新しいコラーゲンやエラスチンの生成が活発に促進され、数ヶ月かけて肌内部からハリと弾力が再構築され、たるみが改善しリフトアップ効果が得られます。

Q

治療できる部位を教えてください

A

頬やフェイスラインのたるみ、額のしわ、目周りのたるみ、二重あご、首のしわなど、お顔の様々な部位のお悩みに対応可能です。

当院では、お一人ひとりの骨格、脂肪のつき方、皮膚の厚み、たるみの原因を正確に診断し、最適な治療プランをご提案いたします。

*首への照射は通常メニューでは、顎下のみです。照射範囲について、ご希望があればお申し付け下さい。

Q

ウルトラフォーマーMPTの特徴は何ですか?

A

当院で採用しているウルトラフォーマーMPTは、韓国CLASSYS社製の最新世代の医療ハイフ機器です。

新開発の照射方式「MPモード」により、従来機と比較して施術中の熱感や痛みが大幅に軽減され、施術時間も短縮されています。

また、深度の異なる複数のカートリッジを使い分けることで、お顔の部位や皮膚の厚み、たるみの状態に合わせて最適なアプローチが可能です。

Q

ウルセラとの違いを教えてください

A

HIFU(高密度焦点式超音波)技術を用いた美容医療機器市場において、ウルセラとウルトラフォーマーは主要な機器として比較されます。

ウルセラはHIFUのパイオニアであり、ウルトラフォーマー(特に第2世代以降の機種)はウルセラが抱えていた課題に対応すべく開発された側面があります。


ウルセラ(Ulthera)の特徴

• パイオニアとしての地位: 美容医療向けHIFUの先駆けとして2009年に米国で発売されました。HIFU治療を美容分野で広く認知させた機器です。

• 主要な技術: マイクロフォーカス超音波技術を用い、皮膚深部のSMAS筋膜などに点状の熱凝固点を形成します。
• リアルタイム画像診断 (DeepSEE®): 照射中に超音波画像診断装置(エコー)を用いて皮膚内部のターゲット層をリアルタイムで確認しながらピンポイントで照射できる点が大きな特徴です。
• 薬事承認: 米国FDA(食品医薬品局)から「リフトアップ」を目的としたHIFU機器として唯一承認を受けています(2024年1月時点)。
• 効果と持続性: 高いリフトアップ効果が期待でき、効果は約半年から1年間持続するとされます。
• 痛み: 施術時の痛みが強いことが知られており、特に骨に近い部位では響くような痛みを伴います。
• コスト: 機器本体および消耗品が高価であり、施術費用も高額になる傾向があります(1回あたり25~30万円程度)。
• 施術者の技術要求: 高出力で精密な照射を行うため、施術者の技術と解剖学的知識が結果と安全性を大きく左右します。


ウルトラフォーマー(Ultraformer)の特徴
(主にIIIおよびMPTモデルに焦点を当てた、ウルセラとの比較における特徴)

ウルトラフォーマーは、ウルセラが抱えていた「痛みが強い」、「施術時間が長い」、「コストが高い」といった課題に対応するために、韓国メーカーによって開発された「第2世代」HIFU機器群の一つです。

⚪️痛みの軽減と快適性
ウルトラフォーマーはウルセラよりも痛みが少ないことが主要なセールスポイントの一つです。特にウルトラフォーマーMPTは、マイクロパルス技術(MPT)とMPモードにより、不快感が大幅に軽減されるとされています。ユーザーレビューでも痛みが少ないという声が多く見られます。

⚪️ 施術時間の短縮
複数のラインを同時に照射できるマルチライン技術を採用しており、ウルセラと比較して施術時間を大幅に短縮できます。ウルトラフォーマーMPTは、ウルセラと比較して施術時間が最大2.5~3倍速いと報告されています。

⚪️汎用性と包括的な治療オプション
◦ 多様なカートリッジ: 1.5mmから深い層まで、顔や体の様々な深度に対応する多様なカートリッジを備えています。ウルセラよりも広範な深度オプションを提供します。
◦ ターゲット脂肪減少: ウルトラフォーマーMPTはMMFU(マイクロ&マクロ焦点式超音波)のために明確に設計されており、顎下や二重顎などのターゲット脂肪減少が可能です。これはウルセラが主にリフトアップに焦点を当てている点と異なります。
◦ 肌質改善モード: 肌の質感改善、毛穴縮小、輝き向上などを目的とした表層治療が可能です。
◦ デリケートな部位への対応: ウルトラフォーマーには2.0mmカートリッジや(MPTの)サーキュラーブースターハンドピースがあり、目元、口元、首といったデリケートな部位の小じわ治療に対応できます。

⚪️ 費用対効果と価値
ウルトラフォーマーはウルセラよりも消耗品コストが低い傾向があり、比較的低価格で施術を提供できるため、費用対効果が高いとされます。低いコストは、価格を大幅に上げることなくより多くのショット数を照射することを可能にし、HIFUの効果が照射量に依存することを考慮すると、より良く一貫した結果につながる可能性があります。

⚪️イメージング技術
ウルセラのDeepSEE®のようなリアルタイムの深部イメージング技術はありませんが、ウルトラフォーマーは高度に集束されたエネルギー照射や多様なカートリッジによって技術的な精度を実現しているとされます。

⚪️ 薬事承認
韓国MFDS(食品医薬品安全処)や欧州CEマークなどの承認を得ている機種が多いです。ただし、日本国内においては、2023年3月時点で美容目的で使用するために承認されたHIFU機器は存在しません。これはウルセラ、ウルトラフォーマーの双方に該当する日本の特異な状況です。


まとめ

ウルセラとウルトラフォーマーは、どちらもHIFU技術を用いたリフトアップ・タイトニング機器ですが、異なる強みを持っています。

• ウルセラは、米国FDAによる「リフトアップ」承認とリアルタイム画像診断による照射、そして高い効果と比較的長い持続期間を強みとするプレミアムで確立された機器です。一方で、痛みが強く、施術に時間がかかり、コストが高いという課題があります。

• ウルトラフォーマー(特にMPT)は、痛みの軽減、施術時間の短縮、多様なカートリッジやモードによる汎用性(脂肪減少や肌質改善を含む)、そして比較的低いコストによる費用対効果の高さ を強みとする、より現代的で患者中心の進化形と位置づけられます。ウルセラほどの厳格なFDA承認やリアルタイム画像診断機能は一般的に強調されませんが、技術設計と多様な機能で精度と幅広いニーズへの対応を実現しています。

どちらの機器が最適かは、患者様の優先順位(痛みへの耐性、予算、求める効果の種類、施術時間など)やクリニックの考え方によって異なります。日本においては、美容目的でのHIFU機器には国内承認がないという点を理解し、医療機関で経験豊富な医師による施術を受けることが重要です。

Q

効果はいつから実感できますか?

A

施術直後から引き締め効果を感じる方もいらっしゃいますが、コラーゲン生成が促進されることで、2~3ヶ月かけて徐々にリフトアップ効果が高まります。

効果のピークは1~2ヶ月後で、その後も継続的に改善が見られます。

Q

効果はどのくらい持続しますか?

A

効果は約半年~1年程度持続すると言われています。

ただし、個人差があり、年齢、肌質、たるみの程度、生活習慣などにより異なります。定期的なメンテナンスでより良い状態を維持できます。

Q

どのくらいの間隔で治療を受ければよいですか?

A

当院では3~6ヶ月ごとの治療をおすすめしています。

効果が定着するまでの最初の数回は3ヶ月間隔で、その後は肌の状態を見ながら半年に1回のペースが最適です。

Q

痛みはありますか?

A

ウルトラフォーマーMPTは痛みが軽減されていますが、照射中は部位によってチリチリとした熱感や、骨の近くでは鈍い痛みを感じることがあります。

当院では、医師が照射パワーを調整し、お声がけしながら、できる限り快適に施術を受けていただけるよう配慮いたします。

Q

施術後の制限はありますか?

A

入浴・洗髪・洗顔・化粧・飲酒・運動すべて当日から可能です。

ただし、施術後は肌が敏感になっていることもあるので、保湿とUVケアを十分に行ってください。

Q

熱傷のリスクはありますか?

A

超音波や高周波、レーザーなどのエネルギーを利用した医療機器においては、潜在的に熱傷のリスクが存在します。しかし、適切なプロトコール(照射方法)とそれをもとに施術を行う施術者の技術によって熱傷のリスクは最小限に抑えることができます。

当院では、たるみ治療に精通した経験豊富な医師が、安全性に十分配慮して施術を行っています。

*当院で熱傷の発症例はありません。

Q

神経損傷のリスクはありますか?

A

ウルトラフォーマーのプロトコール(照射方法)は、解剖学的な神経、血管の走行に配慮して作られています。

当院では経験豊富な医師がプロトコール(照射方法)をもとに適切な層に正確にエネルギーを照射することで、神経損傷のリスクを最小限に抑えています。

*当院で神経損傷の発症例はありません。

Q

どのような方におすすめですか?

A

次のような方におすすめです

• 顔のたるみ、ゆるみが気になる方
• 若々しい顔の輪郭を維持したい方
• ダウンタイムのないたるみ治療を探している方
• 切らずにリフトアップしたい

Q

 施術を受けられない方はいますか?

A

次のような方は施術をお受けできません:

• 治療部位に傷跡や化膿、感染性の皮膚疾患がある方
• 金の糸が入っている方
• 妊娠中の方

その他、持病、既往歴、内服薬などにより医師の判断で施術をお断りする場合があります。

Q

エステのハイフとの違いは何ですか?

A

医療ハイフとエステハイフの主な違いは、出力パワー、施術者、そして期待できる効果と安全性にあります。

エステハイフは医療ハイフに比べて出力が弱く設定されています。これは、医療知識のないエステティシャンでも安全に扱えるようにするためです。熱エネルギーが届く深さも、皮膚の浅い層に限られています。そのため肌の表面の引き締めやむくみ改善、トーンアップといった効果が中心となります。

ただし、以下の点に留意する必要があります。


◉令和6年(2024年)6月7日付の厚生労働省の通達により、エステサロン等で医師免許を持たない者が高密度焦点式超音波(HIFU)を用いた施術を行うことは、医師法に違反する可能性があると明確化されました。

◉この通達に基づき、エステティックサロン等でのHIFU機器の使用は禁止され、HIFU機器の販売や中古機器の購入販売も禁止されています。

◉HIFU施術は医療行為と位置づけられ、医師免許を持つ者、またはその指示のもと、医療提供施設でのみ行うことができます。これは、使用する機器が医療用か否かを問いません。

Q

糸リフトとの違いは何ですか?

A

◉糸リフトは皮下~SMAS層に突起付き吸収糸を通して物理的に皮膚と脂肪を引き上げます。施術直後からリフトアップ効果が得られ、効果は1年〜1年半程度持続しますが、腫れ・ひきつれ・内出血などでダウンタイムとして1〜2週間かかります。

◉HIFUは高密度の超音波で真皮深層とSMASに点状の熱凝固を作ります。約2〜4週間かけて徐々に引き締まり効果が現れ、6〜12 か月続きます。赤みや軽い浮腫が当日〜数日以内で治まる程度でダウンタイムも短くてすみます。



中等度以上の明らかなたるみには即効性のある糸リフト、軽~中等度の緩みや輪郭のもたつきにはダウンタイムの少ないHIFUが適していると考えられます。深層と表層の両方を強化したい場合はHIFUで土台を締めた後に糸リフトを組み合わせると相乗効果が得られるでしょう。

Q

サーマクールとの違いは何ですか?

A

高強度焦点超音波(HIFU)と高周波(サーマクール)は、どちらも非侵襲的な皮膚引き締め治療、たるみ治療に用いられています。

効果を組織学的に検証した文献によると、HIFUは深部組織に局所的な領域に作用していました。一方、単極高周波も深部組織に影響を及ぼしますが、拡散的な領域に作用していました。

一般的にはサーマクールは真皮・脂肪層までしか届きませんが、ハイフは超音波によりSMAS層(筋膜の層)まで届けることができる、つまりはハイフの方が深部にまで効果を及ぼすことができると考えられています。


(参考文献)
Comparative histometric analysis of the effects of high-intensity focused ultrasound and radiofrequency on skin
Dong Hye Suh
J Cosmet Laser Ther
2015;17(5):230-236

Q

施術時間はどのくらいですか?

A

施術時間は20~30分程度です。

カウンセリングから治療終了までは1時間程度です。

Q

施術前の準備は必要ですか?

A

特別な準備は必要ありません。

当日はクレンジングと洗顔を行い、メイクや汚れを落としてから施術を行います。

Q

施術は誰が行いますか?

A

通常、ハイフの施術は医師または看護師が行います。

当院では、看護師ではなく、たるみ治療に精通した経験豊富な医師が、カウンセリングから施術まで一貫して担当いたします。すべての施術を医師が行うことが当院の特徴です。

Q

頬がこけてしまう心配はありませんか?

A

ハイフの施術後に顔がコケたという話をときどき聞きます(サーマクールでも同様なトラブルが起こりえます)。

これはほとんどの場合は、顔の痩せた部位を、痩せを考慮に入れずに画一的に照射してしまうことで生じます。

当院では施術前にお顔の痩せ、たるみをしっかり診断してから施術を行なっています。このようなトラブルは慎重にカウンセリングから施術までを行うことで避けることができます。

Q

施術後のスキンケアで注意することはありますか?

A

保湿と紫外線対策を入念に行ってください。施術後の肌は敏感で外部からの刺激を受けやすいため、優しく扱いましょう。

Q

術後の診察は必要ですか?

A

基本的には術後診察は不要ですが、気になる症状が出た場合には迅速に対応できる体制を整えています。安心のアフターケアも当院の特徴です。

Q

男性でも受けられますか?

A

はい、男性の方でも安心してお受けいただけます。

近年、男性の美容への関心も高まっており、実際多くの男性の方にご利用いただいています。

Q

 年齢制限はありますか?

A

特に年齢制限はありませんが、一般的には20代後半から効果を実感しやすいとされています。

たるみの程度や肌の状態によって適応を判断いたします。

Q

使用する機器について

A

◉使用するウルトラフォーマーMPTは、韓国CLASSYS社が製造しています。正規代理店株式会社 INFIX(インフィックス)を通して、院長が個人輸入しています。

◉この医療機器は日本では薬機法上の承認を受けていません。

◉国内に同じような効果が期待できる承認された医療機器が存在しません。


◉万が一重篤な副作用が生じた場合に、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。

◉諸外国における承認状況:韓国では美容用HIFU医療機器としてMFDSの承認を取得しています。EUでは医療機器指令(MDD)/医療機器規則(MDR)に基づくCEマークを取得しています。

◉起こりうる副作⽤:1)赤み 2)むくみ 3)筋肉痛のような痛み 4)線状痕 5)一時的な神経障害(麻痺症状)6)内出血  7)熱傷(赤み、水疱、色素沈着、瘢痕)

◉現在までに機器が原因となる重篤な事故の報告はありません。




ハイフについてのX(旧Twitter)投稿集

 

    •  HIFU(1)
      ある種の水晶体は、圧力を加えると電圧が生じ、逆に電圧を加えると振動する(圧電効果)。この振動が超音波で、最初の実用例は潜水艦のソナー(探知機)。
      (補足:反射して戻ってきた超音波を電気に変えて画像にした。)
      J Pharm Pharm Sci.
      2014;17:136-153(2023年3月27日)

 

    • HIFU(2)
      超音波には機械的(振動)効果、キャビテーション効果(気泡を作り洗浄に使われる)、温熱効果がある。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年3月28日)

 

    • HIFU(3)
      超音波は、医学の領域では、画像診断(エコー検査)で使われてきたが、高密度集束式超音波HIFU技術により治療目的にも使われるようになった。
      (補足:腫瘍の治療にも使われる。)
      J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75:3859-3868(2023年3月29日)

 

    • HIFU(4)
      高密度焦点式超音波HIFUでは、真皮やSMASなど皮下組織に超音波の機械的(振動)エネルギーを集中させて、60度から70度の温熱効果をもたらす。ターゲットアリア以外にはほとんどダメージをもたらさない。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年3月30日)

 

    • HIFU(5)
      高密度焦点式超音波HIFUでは、超音波の熱効果により、一連の創傷治癒反応を惹起し、真皮コラーゲンの再構築により、皮膚のたるみ改善、皮膚の若返り効果をもたらす。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年3月31日)

 

    • HIFU(6)
      最初に美容目的での高密度焦点式超音波HIFUの報告は2007年。皮下のSMAS層のターゲットを正確に加熱ダメージを加えられることを証明し、組織の引き締め効果で美容目的に使える可能性を示した。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月1日)

 

    • HIFU(7)
      米国FDAは、ウルセラによる高密度焦点式超音波HIFU治療を2009年に眉の引き上げ目的に、2012年には首と顎下のたるみ治療目的に、2014年には胸元の若返り治療目的に使用することを承認した。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月2日)

 

    • HIFU(8)
      (システマティックレビューから)
      解析できた報告をまとめた患者総数は477名、平均年齢は51.73歳。施術を受けた人はの83%は、美容的に改善したと回答した。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月3日)

 

    • HIFU(9)
      (システマティックレビューから)
      施術を受けた人の自覚的な評価スコア(1:満足できない〜5:とても満足)の平均は、2.82(3ヶ月後)、2.28(6ヶ月後)、2.82(12ヶ月後)。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月4日)

 

    • HIFU(10)
      (システマティックレビューから)
      医師の客観的な評価スコア(1:悪化〜5:著しい改善)の平均は、2.74。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月5日)

 

    • HIFU(11)
      (システマティックレビューから)
      医師の評価としては、88%の患者で何らかの改善効果を認めた。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月6日)

 

    • HIFU(12) 
      (システマティックレビューから)
      痛みスコア(0:無痛〜10:我慢の限界)の評価では、鎮痛薬を使用した場合で平均3.9、鎮痛薬を使用しない場合で平均5.09。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月7日)

 

    • HIFU(13)
      (システマティックレビューから)
      施術当日のむくみ、赤み、痛みと、3ヶ月後の色素沈着が報告されている。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024(2023年4月8日)

 

    • HIFU(14)
      (システマティックレビューから)
      2つのHIFU機器を比較した報告もあったが、効果に差は認めなかった。
      Lasers Med Sci.
      2020;35:1007-1024 (2023年4月9日)

 

    • HIFU(15)
      (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      HIFUの熱刺激により、表皮や周囲組織に損傷を与えることなく、真皮の老化したコラーゲンを破壊し、自然なコラーゲン再生を誘導することができる。
      J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月10日)

 

    • HIFU(16)
      (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      HIFUは表面的にシワを減らし、真皮でコラーゲンを増生し、皮膚の弾性を増やしたことが示された。
      J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月11日)

 

    • HIFU(17)
      (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      HIFUは、紫外線でできる深いシワだけでなく、加齢でできる小ジワも改善させた。
      J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月12日)

 

    • HIFU(18)
      (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      組織学的検査から、HIFUは紫外線により変性したコラーゲンのパターン配列を正常な配列に戻した。
      J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月13日)

 

    • HIFU(19)
       (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      HIFUがターゲットにもたらす60〜70度の熱刺激は自然なコラーゲンの再構築に適した温度。
       J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月14日)

 

    • HIFU(20)
       (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      紫外線を照射するとサイトカインTGF-βは減少したが、非照射群と紫外線+HIFU照射群では、TGF-βは増加し、コラーゲンを増生させるシグナルになっていた。
       J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月15日)

 

    • HIFU(21)
       (マウスの光老化皮膚への照射報告から)
      HIFUは、コラーゲンの増生をもたらすだけでなく、コラーゲンを分解する酵素(MMP3)の発現を抑制した。
      J Plast Reconstr Aesthet Surg.
      2022;75(10):2859-3868 (2023年4月16日)