制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年5月7日)
ファンコス高浸透型ビタミンCジェルがお肌の決め手
シミやくすみ、年齢とともに気になる肌質の変化にお悩みではありませんか?
様々なビタミンC製剤を試しても効果を感じられなかった、あるいは肌トラブルを経験された方へ。当院では、そのようなお悩みに応えるため、エビデンスに基づき厳選した高浸透型ビタミンC誘導体ジェル『Funcos C-IS』を用いたスキンケアをご提案しています。美容医療に20年以上の経験を持つ院長が、あなたの肌悩みに真摯に向き合い、健やかで輝く素肌へと導くお手伝いをいたします。
Funcos C-ISとは?
Funcos C-IS(ファンコスC-IS)とは、特定のビタミンC誘導体(イソステアリルアスコルビルリン酸2Na)を高濃度(2%)に配合したジェル状の美容液です。
ビタミンCは美肌効果が高いことで知られていますが、非常に不安定で肌に浸透しにくいという弱点がありました。Funcos C-ISは、この弱点を克服するために開発された成分です。
水にも油にもなじみやすい両親媒性の性質を持ち、従来のビタミンC誘導体と比較して格段に高い浸透性を実現。肌内部(角質層の奥)に効率よく届き、皮膚内に存在する酵素(ホスファターゼ)によって速やかにビタミンCへと変換されるため、ビタミンC本来の効果をダイレクトに発揮することが期待できます。
Funcos C-ISのメリット
◎ シミ・くすみ・色素沈着へのアプローチ: 高い浸透力により、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑制し、色素沈着を目立たなくするビタミンCの効果を効率的に届けます。肌全体のトーンを整え、明るく透明感のある印象へ導きます。
◎ 優れた浸透力と安定性: 従来のビタミンC製品では届きにくかった肌の奥深くまで有効成分を届けます。安定性にも優れているため、成分の効果を損なうことなく肌に届けることが可能です。
◎ 抗酸化作用による肌保護: 強力な抗酸化作用により、紫外線や外的ストレスによって発生する活性酸素から肌を守り、健やかな状態を維持します。
◎ 肌質の改善サポート: 肌のキメを整え、なめらかな質感へと導きます。院長の経験上、加齢などにより皮膚が薄く、傷つきやすくなった状態(皮膚粗鬆症)のケアにも、ビタミンCの外用は有効です。
◎ ニキビ跡のケア: 炎症後の赤みや色素沈着を目立たなくする効果が期待できます。
Funcos C-ISのデメリットとリスク
Funcos C-ISは多くのメリットを持つ一方で、いくつかの留意点も存在します。
⚫️ 刺激感の可能性: 適切な濃度(2%)で配合されており、一般的に刺激は少ないとされていますが、他の有効成分と同様に、肌質や体調によってはまれに軽いピリピリ感、赤み、乾燥を感じる場合があります。ご心配な方は、使用前に目立たない部位でのパッチテストをおすすめします。
⚫️ コスト: 自由診療のため、全額自己負担となります。
⚫️ 効果の限界: 全ての肌悩みを解決するものではありません。当院ではエビデンスに基づき、Funcos C-ISは主にシミ・くすみ・色素沈着・抗酸化対策に有効と考えており、肌のハリを大幅に改善する(コラーゲンを増やす)目的や、皮脂分泌を抑制する目的での使用は、現時点での科学的根拠が乏しいため、第一選択とはしておりません。
⚫️ 紫外線対策の必要性: ビタミンCは肌を保護する働きがありますが、日焼け止め(SPF)の代わりにはなりません。日中は必ず日焼け止めを併用してください。
⚫️ 保管方法と使用期限: 品質を保つため、直射日光を避け冷暗所で保管してください。開封後の有効期限はおよそ6ヶ月です。
当院のFuncos C-ISを用いたスキンケアの特徴
浜松町・大門・芝公園エリアに位置する当院では、美容医療に20年以上の経験を持つ院長が、カウンセリングからアフターケアまで一貫して担当いたします。豊富な知識と長年の経験に基づき、Funcos C-ISが患者様一人ひとりのお肌悩みに本当に適しているか、他の治療法との組み合わせも含めて、最適な使用方法を丁寧にご提案します。
当院は、一時的な流行やイメージに流されることなく、常に科学的根拠(エビデンス)に基づいた治療を重視しています。Funcos C-ISに関しても、その特性と効果を正しく評価し、過度な期待を抱かせることなく、患者様にとって真に有益となる使い方を推奨いたします。他のクリニックでは解決しなかったお悩みや、ご自身のスキンケアに関する疑問なども、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ:安心・安全を第一に、健やかな素肌づくりをサポート
▶︎ 港区(浜松町・大門・芝公園)でシミやくすみ、肌質の変化にお悩みなら、高浸透型ビタミンC誘導体 Funcos C-ISをご検討ください。
▶︎ 当院では、20年以上の経験を持つ院長が、エビデンスに基づき、あなたの肌に最適なケアをご提案します。
▶︎ ご自身の肌にFuncos C-ISが合うか知りたい方、正しいスキンケアについて専門家のアドバイスを受けたい方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
▶︎ 皆様が自信を持って輝ける素肌を手に入れるお手伝いができることを、スタッフ一同、心よりお待ちしております。
**お知らせ**
当院は2003年に自由が丘から港区浜松町(最寄駅:JR/東京モノレール 浜松町駅、都営浅草線/大江戸線 大門駅、都営三田線 芝公園駅)に移転して診療しています。
院長コラム
- スキンケアでどうしてもビタミンCが必要だと思うのは、皮膚のエイジングが進行して手足の皮膚がペラペラに薄くなってしまったとき。
放置して傷ついたり皮膚がめくれたりすると、日常生活レベルを大きく下げます。こうした状態の皮膚ではビタミンCが欠乏状態になっているので外用で塗ることが必要です。
- 絶対ではないけど、塗った方がいいと思うのが、肝斑や色素沈着で治療するとき。
肝斑での比較試験ではビタミンCは、ハイドロキノンほど効果はなかったものの副作用は少なかったと報告され、総説ではハイドロキノンが使えないときの外用剤と位置づけられています。ビタミンCを塗る第一の意義は美白です。
- 同じく絶対ではないけど、今度はやめておいた方がいいと思うのが、肌のコラーゲンを増やす目的で使うこと。
ビタミンCがコラーゲン生成に欠かせないのは事実ですが、何でもかんでもビタミンCを塗れば、コラーゲンが増えて肌がプリプリになるわけではありません。この使い方は、とくに肌が若い人で筋とコスパが悪い。
- 最後に絶対にやめた方がいいのが、オイリースキン対策として使うこと。
ビタミンCが皮脂の分泌を抑制するというエビデンスはどこにもありません。高濃度のビタミンCを塗ったら皮脂が抑えられて肌がカサカサした!と言う人がいますが、それはかぶれてカサついているだけ。
こんな方に
- 1.肝斑で治療中
- 2.肌のくすみ、色素沈着が目立つ
- 3.肌がうすくなってきた
ビタミンC誘導体ジェル(Funcos C-IS)の使い方
スキンケアとして使う場合
朝晩、化粧水の後にお使い下さい。シミにだけ部分的に塗るのではなく、顔全体に使用して下さい。
肝斑などの治療目的で使う場合
朝は洗顔後に化粧水の後に、夜は洗顔後にレチノイド(トレチノインなど)、ハイドロキノンを最初に使った後に使用して下さい。
価格表
ビタミンCジェル(Funcos C-IS) | 価格(税込) |
---|---|
30g | 4,840円 |
よくいただくご質問
Funcos C-ISの特徴は?
ビタミンCは、薬剤として不安定なため、さまざまな誘導体が開発されてきました。
しかし、それでも皮膚に浸透しにくいとか、スムーズにビタミンCへ変換されないという課題が残っています。
Funcos C-ISは、安定性に優れ、水にも油にも親和性が高いため皮膚から吸収されやすく、浸透すると皮膚にある酵素(フォスファターゼ)でビタミンCに変換されるため、ビタミンCの効果をダイレクトに発揮させることができます。
ビタミンC誘導体ジェルの保存方法は?
直射日光を避けて冷暗所で保管して下さい。
有効期限は、およそ6ヶ月です。
肝斑にビタミンCはどのように作用するのですか?
1)メラニン生成の補酵素である銅イオンをキレートしてしまうことでメラニン生成を阻害する
2)メラニン生成途中のドーパキノンなどの酸化を阻害する
3)メラニン生成のメイン酵素であるチロシナーゼの活性を抑制する
4)抗酸化作用、光防御作用
などで肝斑に作用するとされています。
参考文献
1) Melasma Treatment: An Evidence-Based Review
McKesey J,et al
Am J Clin Dermatol
2020;21(2):173-25
2) Future therapies in melasma: What lies ahead?
Sarkar R,et al
Indian J Dermatol Venereol Leprol
2020;86(1):8-17
3) Antimutagenic activity of a novel ascorbic derivative, disodium isostearyl 2-O-L-ascorbyl phosphate
Hisama M,et al
Yakugaku Zasshi
2008;128(6):933-940
4) Inhibitory effects of a novel ascorbic derivative, disodium isostearyl 2-O-L-ascorbyl phosphate on melanogenesis
Matsuda S,et al
Chem Pharm Bull
2008;56(3):292-297
5) Effect of a novel ascorbic derivative, disodium isostearyl 2-O-L-ascorbyl phosphate, on normal human dermal fibroblasts against reactive oxygen species
Shibayama H,et al
Biosci Biotechnol Biochem
2008;72(4):1015-1022
6) Effect of a novel ascorbic derivative, disodium isostearyl 2-O-L-ascorbyl phosphate on human dermal fibroblasts: Increased collagen synthesis and inhibition of MMP-1
Shibayama H,et al
Biol Pharm Bull
2008;31(4):563-568