フィロルガ水光注射

制作・執筆:坂田修治(医師:美容外科・美容皮膚科 青い鳥 院長)
(最終更新日:2025年9月2日)

水光注射で叶えるツヤ肌と潤い美肌

 

肌の乾燥・ハリ不足にお悩みの方へ

「肌の乾燥が気になる」「ハリやツヤが失われた」「小じわや毛穴が目立つ」そんなお悩みを、内側から輝く美肌へと導く「フィロルガNCTF 135HA水光注射」で解決しませんか?


フィロルガNCTF 135HA水光注射とは

⚪️美容先進国フランスで開発された「NCTF 135HA」を、専用機器で真皮層へ均一に注入する美肌治療です。

⚪️非架橋ヒアルロン酸をベースに、12種類のビタミン、23種類のアミノ酸、6種類のミネラルなど計50種類以上の美肌成分を配合。

⚪️肌細胞を活性化し、コラーゲン生成を促進することで、総合的な肌質改善を目指します。



このような方におすすめ

◉ 肌全体の乾燥、深い潤い不足
◉ ハリ・弾力の低下、たるみ
◉くすみ、透明感・ツヤ感の不足
◉目元・口元の小じわ、ちりめんじわ
◉毛穴の開き、肌のキメの乱れ
◉ 総合的な肌質向上・エイジングケア


期待できる効果

総合的な肌質改善: 潤い・ハリ・ツヤ・弾力・透明感を同時に向上
内側から輝く肌: 肌細胞活性化により、深層からみずみずしく輝く肌へ
小じわ・毛穴の改善: 肌再生能力を高め、なめらかな質感を実現


注意点とリスク

効果の持続: 数週間〜数ヶ月程度(個人差あり)。定期的な施術が推奨されます
施術回数: より高い効果のため、2〜4週間間隔で3〜5回程度を推奨する場合があります
費用: 自由診療のため全額自己負担
副作用: 注入部位の赤み・腫れ・内出血・痛みが一時的に生じることがあります。まれにアレルギー反応や感染症のリスクもあります


当院の特徴

美容医療20年以上の院長が全施術を担当: 看護師ではなく、経験豊富な院長が責任を持ってカウンセリングから施術まで一貫して実施
パーソナライズ治療: お一人おひとりの肌状態に合わせた最適な治療プランをご提案
安心のアフターケア: ダウンタイム軽減ケアと丁寧な経過観察を実施


まとめ

乾燥・ハリ不足・小じわ・くすみ・毛穴など、複合的な肌悩みの改善をお考えなら、ぜひ当院にご相談ください。内側から輝く若々しい肌を目指して、まずはカウンセリングでお気軽にお悩みをお聞かせください。


*本施術は、厚生労働省未承認製剤を使用したもので、また自由診療に基づき全額自己負担になります。


**お知らせ**
当院は2003年に自由が丘から港区浜松町(最寄駅:JR/東京モノレール 浜松町駅、都営浅草線/大江戸線 大門駅、都営三田線 芝公園駅)に移転して診療しています。

 



こんな方におすすめ

 

  • 1.韓国女性のような美肌になりたい
  • 2.肌全体の乾燥、深い潤い不足
  • 3.ハリ・弾力の低下、たるみ
  • 4.くすみ、透明感・ツヤ感の不足
  • 5.目元・口元の小じわ、ちりめんじわ
  • 6.毛穴の開き、肌のキメの乱れ
  • 7.総合的な肌質向上・エイジングケア



施術について

施術について


施術時間  : 麻酔を含め60分

麻  酔  : 表面麻酔

術後診察  : なし

 

注意事項


入浴・洗髪  : 当日から可能

洗顔・化粧  : 当日から可能

飲酒・運動  : 翌日から可能

 

治療スケジュール


2週間ごとに3~5回、メンテナンスとして3〜4ヶ月に1回の施術をおすすめします。

 

施術を受けられない方

 

  • 妊娠、授乳中の方

施術の流れ

1 カウンセリング



2 洗顔・麻酔


洗顔後、麻酔クリームを塗って表面麻酔します。

3 施術


自動注入器を使用することで、お肌に最適な注入ができます。機器より正確に注入できる人間はいません。

使用するのはイントロフィル。当院にはベラヴィータ(BellaVita)のご用意もありますので、ご希望があればお申し出下さい。

*フィロルガ社のNCTF135HAを、1バイアル全量(約3cc)注入します。

4 施術終了後


メイクをしてお帰りいただけます。施術後日常生活の制限はありません。針穴が赤い点として数日間残ることがありますが、メイクでカバー可能です。

 

 

価格表

 価格(税込)

フィロルガ水光注射

瞬時に潤す

1回 41,800円
2回セット 80,300円


■麻酔料  2,750円別途(2回セットは麻酔料込み)

*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。

 

 



もっと詳しく水光注射

水光注射はこうして誕生した!


水光注射の誕生経緯


フィロルガ水光注射で知られるNCTF 135HAは、美容医療における重要なパラダイムシフトと共に誕生しました。従来の「シワを埋める」ヒアルロン酸製剤から、肌の健康・質感・輝きといった「肌質の総合的向上」を目指すヒアルロン酸製剤へと、NCTF 135HAはその潮流を牽引する存在となったのです。


メソセラピーという基盤技術

水光注射の概念的ルーツは、1952年にフランスの医師ミシェル・ピストール博士が発明したメソセラピーにあります。その基本原理は、極細の針を用いて微量の化合物を皮内または皮下に複数回注射し、有効成分を標的組織に直接送達するというもので、1987年にフランス国立医学アカデミーによって正式な医療専門分野として認定され、NCTF製品が発展するための基盤を築きました。


革新的な製剤の誕生

1978年、トルジュマン博士がパリでLaboratoires Filorga(フィロルガ研究所)を設立し、同年に皮膚再生のためのNCTF(New Cellular Treatment Factor)を開発しました。博士の革新性は、メソセラピーを自身の高度に洗練された製剤を肌に届けるための理想的な「手段」と捉えた点にありました。この基本処方は創設以来変更されておらず、創設者のビジョンの確かさを物語っています。


NCTF 135HAへの進化

現在のNCTF 135HAは、基本のNCTF処方に5mg/mLの非架橋ヒアルロン酸を添加した進化版です。NCTF 135が疲れた肌の活性化と保湿を目的とするのに対し、135HAはより強力な肌の活性化作用により、肌への水分補給、シワの治療など、エイジングサインに対応する高機能製剤として位置づけられています。


医療機器としての公式確立

2007年、NCTF 135HAは欧州指令93/42/EECに基づくクラスIII医療機器としてCEマークを取得しました。これにより製品がEUの厳格な安全性・品質基準を満たしていることが公的に証明され、ヨーロッパ全域での注射目的での合法的販売が可能となりました。2017年には医療部門がFILLMEDとしてリブランディングされ、現在に至ります。


世界的な現象へ

NCTF 135HAは韓国で「水光注射」として絶大な人気を博し、Kビューティーの理想である深く潤い輝く「グラススキン」実現の代名詞となりました。2018年頃からフランスの高級ブランドの名前を冠して、その影響は日本にも及びました。


このように水光注射は、1952年のメソセラピー発明から2007年の医療機器認証まで、半世紀以上にわたる医学的革新と美容医療の進化が結実した、現代美容皮膚科学の集大成といえる製品なのです。




水光注射(NCTF 135HA)の医学的検証


フィロルガ水光注射で知られるNCTF 135HAは、肌の若返りを目的としたメソセラピー製剤であり、その主な有効性は以下の通りです。


◉シワの改善

NCTF 135HAの3回施術後に、カラスの足跡、首、デコルテのしわの量と深さがベースラインと比較して有意に減少しました。この効果は、保湿クリーム単独よりも有意に優れていました(文献1)。


◉毛穴サイズの減少

NCTF 135HA注射群では2回目の施術後7日目から毛穴サイズが有意に改善しました(文献1)。


◉肌の輝きとトーンの改善

NCTF 135HAの3回治療後1か月、2.5か月後で顔の輝きスコアがベースラインと比較して有意に改善していました(文献1)。


◉真皮の厚さおよび密度の増加

NCTF 135HAによって真皮の厚さが20%、真皮の密度が24%有意に増加し、新しいコラーゲンが作られる活動が活発になっていることが示唆されました。


◉肌の保湿

NCTF 135HA群では、3回施術7日後で皮膚の水分量が有意に増加していました(文献1)。


これらの結果から、NCTF 135HAは、しわの減少、毛穴の引き締め、肌の輝きと水分補給の改善、真皮の厚さ・密度の増加、そして線維芽細胞の活性化によるコラーゲン合成促進を通じて、肌の老化の兆候を遅らせ、目に見えて若返らせる効果が示されています。


【参考文献】

1) A hyaluronic acid-based micro-filler improves superficial wrinkles and skin quality: a randomized prospective controlled multicenter study
Ferial Fanian et al.
J Dermatolog Treat
2023 Dec;34(1):2216323

2) Clinical Assessment of a Mesotherapy Formulation for Skin Rejuvenation in HealthyVolunteers
Anne Grand-Vincent, et al.
J Cosmet Dermatol Sci Appl
2017;7:291-305




よくいただくご質問

水光注射とNCTF 135HAの概要

Q

水光注射とはどのような施術ですか?

A

⚪️水光注射は、肌の乾燥やくすみ、ハリ不足といった複合的な肌悩みを改善するために、ヒアルロン酸やビタミンなどの美容成分を肌の浅い層(真皮)に均一に直接注入する美肌治療の総称です。

⚪️特に韓国で「ムルグァンピブ(水光皮膚)」と呼ばれる、内側から潤いで満たされ、光を反射するようなツヤ・ハリ・透明感のある肌を目指す治療として発展しました。

Q

フィロルガNCTF 135HAとは具体的にどのような薬剤ですか?

A

⚪️フィロルガNCTF 135HAは、フランスのFILLMED社(旧Filorga)が開発した、非架橋ヒアルロン酸と「ポリリバイタライジング(多角的な活性化)ソリューション」である50種類以上の有効成分(ビタミン、アミノ酸、ミネラル、コエンザイム、核酸、抗酸化物質など)を組み合わせた美容医療製剤です 。

⚪️この製剤は、肌の健康と質を総合的に向上させる美肌注射製剤として位置づけられています。


(全成分表示)
ヒアルロン酸ナトリウム

ビタミン12種類
ビタミンC、ビオチン、ビタミンB1・2・3・5・6・12、葉酸、イノシトール、ビタミンE、ビタミンA

アミノ酸24種類
α−アミノ酪酸、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、シスチン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシプロリン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、オルニチン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、タウリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン

コエンザイム6種類
コカルボキシラーゼ、コエンザイムA、FAD、NAD、NADP、UTP

ヌクレオチド5種類
デオキシアデノシン、デオキシシチジン、デオキシグアノシン、デオキシチミジン、5-アミノ-2'-デオキシシチジン

ミネラル6種類
塩化カルシウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム

その他抗酸化成分など6種類
グルタチオン、ポリソルベート80、グルクロン酸、グルクロン酸ラクトン、グルコサミン、無水グルコース

Q

「水光」の意味は?

A

「水光」とは、「みずみずしく(水)」、「つややかに(光)」という、韓国での肌のほめ言葉です。



効果・適応症状

Q

「水光注射(NCTF 135HA)はどのような肌の悩みに効果がありますか?

A

◎肌全体の乾燥
◎ハリや弾力の喪失
◎くすみや透明感の不足
◎目元や口元の小じわやちりめんじわ
◎開いた毛穴の目立ち

など、複合的なエイジングサインに効果が期待できます

Q

どのような効果が期待できますか?

A

主に以下のような効果が期待できます:

肌の水分量と潤いの向上: 深層からの保湿効果で、みずみずしい肌へ導きます。
ハリと弾力の回復: コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、ふっくらとしたハリと弾力を与えます。
輝きと透明感の向上: くすみを改善し、肌のトーンを明るく均一にします。
◎ 
小じわの軽減: 目元や口元の小じわ、ちりめんじわを目立たなくします。
毛穴の引き締め: 肌のキメを整え、開いた毛穴を目立たなくします。
肌質の総合的な改善: 全体的な肌のコンディションを底上げします。




成分・作用機序

Q

 NCTF 135HAの主要な成分は何ですか?

A

NCTF 135HAは、高濃度(5mg/mL)の非架橋ヒアルロン酸に加え、12種類のビタミン、24種類のアミノ酸、6種類のミネラル、5種類の核酸、6種類のコエンザイム(補酵素)、そしてグルタチオンなどの抗酸化物質を合計50種類以上配合した複合的な製剤です。


(全成分表示)
ヒアルロン酸ナトリウム

ビタミン12種類
ビタミンC、ビオチン、ビタミンB1・2・3・5・6・12、葉酸、イノシトール、ビタミンE、ビタミンA

アミノ酸24種類
α−アミノ酪酸、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、シスチン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシプロリン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、オルニチン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、タウリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン

コエンザイム6種類
コカルボキシラーゼ、コエンザイムA、FAD、NAD、NADP、UTP

ヌクレオチド5種類
デオキシアデノシン、デオキシシチジン、デオキシグアノシン、デオキシチミジン、5-アミノ-2'-デオキシシチジン

ミネラル6種類
塩化カルシウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム

その他抗酸化成分など6種類
グルタチオン、ポリソルベート80、グルクロン酸、グルクロン酸ラクトン、グルコサミン、無水グルコース

Q

なぜこれほど多くの成分が配合されているのですか?

A

加齢した肌は単に乾燥しているだけでなく、生化学的に「欠乏状態」にあるという認識に基づき、肌細胞にとって最適な環境を創出し、肌質を根本的に改善するために綿密に選ばれた50種類以上の必須成分が配合されています 。

Q

どのような作用機序で肌を改善するのですか?

A

⚪️主な作用機序は、真皮においてコラーゲン、エラスチン、内因性ヒアルロン酸の生成を担う主要な細胞である線維芽細胞を活性化することです。

⚪️NCTF 135HAはこれらの線維芽細胞に機能するために必要な全ての基質と最適な微小環境を提供し、その合成能力を効果的に「再覚醒」させます。

⚪️これにより、コラーゲンやエラスチンの合成増加、深層的な水分補給が促進され、肌の構造、ハリ、弾力性が改善されます。

Q

配合されているヒアルロン酸は一般的なフィラーとどう違うのですか?

A

⚪️NCTF 135HAに含まれるのは「非架橋ヒアルロン酸」です。

⚪️ボリュームアップを目的とする皮膚充填剤に使用される「架橋ヒアルロン酸」とは異なり、非架橋ヒアルロン酸は水分補給と生物学的活性化のために設計されており、塊や不自然なボリュームを生じさせることなく真皮内に自然に拡散し、肌に潤いと輝きをもたらします。



施術について

Q

どのような部位に施術できますか?

A

主に顔に使用されますが、首、デコルテ、手の甲、腕の内側など、複合的なエイジングサインが気になる様々な部位にも適用可能です。

Q

施術中に痛みはありますか? 

A

⚪️多数のマイクロインジェクションを伴うため、多少のチクチクとした不快感を感じる場合があります。

⚪️当院では施術前に局所麻酔クリームを塗布することで、痛みを最小限に抑えるよう配慮しています。



安全性・副作用・ダウンタイム

Q

NCTF 135HAは安全な薬剤ですか?

A

はい、NCTF 135HAは欧州連合(EU)の厳しい安全性基準を満たした「CEマーク認証のクラスIII医療機器」として承認されており、2007年の市場導入以来の使用実績があり、優れた安全性が確立されています。

Q

副作用はありますか?

A

⚪️注射部位に赤み軽度の腫れむくみ小さな隆起(蚊に刺されたような跡)内出血痛みなどが一時的に生じることがあります。

⚪️これらは通常、軽度で一時的なもので、数時間から数日以内に自然に解消します。

Q

ダウンタイムはどれくらいですか?

A

⚪️施術後の赤みや腫れ、点状出血などは、通常数日程度で治まることが多く、日常生活への影響は比較的少ない治療です。

⚪️注入部位の小さな隆起は2~3日、内出血は1週間程度で解消されることが一般的です。


Q

施術後、すぐにメイクはできますか?

A

施術当日のメイクはお控え下さい。翌日から制限はありません。


Q

施術後、注意すべき点はありますか?

A

⚪️施術後、赤みや点状出血など施術の「跡」が残っている間は、保湿、UVケアを徹底して下さい。

⚪️また、激しい運動や飲酒など血行を促進する行為は、それによりもし施術後の腫れや違和感などが強くなるようでしたら、その間はお控え下さい。まもなく通常通りの生活に戻れます。

 

Q

施術を受けられないケースはありますか?(禁忌事項)

A

⚫️妊娠中または授乳中の方
⚫️NCTF 135HAの成分(特にヒアルロン酸)に対し既知のアレルギーがある方
⚫️治療部位に活動性の皮膚疾患や感染症がある方
⚫️自己免疫疾患の既往歴がある方
⚫️免疫療法を受けている

などは施術を受けられません。詳細はカウンセリングでご確認ください。



治療計画・持続期間

Q

何回くらいの施術が必要ですか?

A

⚪️1回の施術でも効果を実感できることが多いですが、より高い効果や持続性を得るためには、複数回の施術が推奨されます。

⚪️一般的には、2~4週間間隔で3~5回程度の治療を推奨しています。

Q

効果はいつ頃から実感できますか?

A

⚪️初回施術後5~7日で肌の輝きと水分量が改善し始めると報告されています。

⚪️3〜5回の基本コース完了後には、しわの減少、肌質の向上、毛穴の縮小などが確認されます。

Q

効果はどのくらい持続しますか?

A

⚪️効果の持続期間は肌質や状態により個人差がありますが、一般的には数週間から数か月程度、適切な治療コース完了後で3〜6か月程度とされています。

⚪️効果を持続させるためには、3~4か月ごとにメンテナンス施術を行うことを推奨しています。



他の治療との比較

Q

ヒアルロン酸フィラーとはどう違いますか?

A

⚪️ヒアルロン酸フィラーは、主にシワの溝を埋めたり、顔のボリュームをアップさせたりする目的で使用される「架橋ヒアルロン酸」を主成分とします。

⚪️一方、水光注射(NCTF 135HA)は、肌質全体の改善、水分補給、輝き、弾力性の向上を目的とした「非架橋ヒアルロン酸」と50種類以上の美容成分を配合した美肌カクテル製剤です。

Q

他の美容治療と組み合わせることはできますか?

A

⚪️はい、NCTF 135HAは、マイクロニードリング(ダーマペンなど)や他のフィラー、ボツリヌストキシン、レーザー治療など、他の美容治療と組み合わせることで、相乗効果が期待でき、全体的な結果を向上させることが可能です。

⚪️当院では、患者様のお悩みや理想に合わせて最適なコンビネーション治療をご提案します。



開示情報

Q

NCTF 135HAについて

A

NCTF 135HAは、フランスのLaboratoires FILORGA社(現FILLMED社)が開発した美容医療用メソセラピー製剤です。非架橋ヒアルロン酸(5mg/ml)と59種類の有効成分(ビタミン12種、アミノ酸24種、ミネラル6種、核酸5種、補酵素6種、その他)を含有する総合的な肌再生治療薬です。


承認状況
日本における承認状況

本製剤は日本の厚生労働省(MHLW)および医薬品医療機器総合機構(PMDA)の承認を受けていない未承認医療機器です。

各国の承認状況
欧州(EU):CEマーキング取得済み(クラスIII医療機器、2007年~)
米国(FDA):未承認(米国内での使用不可)
オーストラリア:TGA承認取得済み
日本:未承認


製造元情報
製造会社
会社名:Laboratoires FILORGA(FILLMED)
設立:1978年
創業者:Dr. Michel Tordjman(フランス人美容医師)
本社:フランス・パリ(2 rue de Lisbonne, Paris, 75008)
製造拠点:フランス
品質認証:
ISO 13485:2003認証取得
GMP(医薬品適正製造基準)準拠
ISO 14644クリーンルーム製造

企業沿革:
1978年:美容医療専門のフランス初の研究所として設立
40年以上の研究開発実績
2010年にLaboratoires Filorgaは化粧品事業(Filorga Cosmétiques)と医療事業(Fillmed)に分かれ、2015年に完全に分離しました。化粧品事業は2019年にColgate-Palmolive社に買収されました。


日本での入手方法と代替治療

輸入手続き

本製剤は未承認医療機器のため、以下の方法でのみ入手可能です:
医師の個人輸入(医師の裁量権)
医師が自己の患者の治療のために輸入
厚生労働省への事後申請が必要
医師が全責任を負う
他の医師への販売・譲渡は禁止

日本で承認されている類似製剤
ボライトXC


医療補償制度の適用について
本製剤による治療は、日本の医療補償制度の対象外です。


副作用・リスクについて

1. 一般的な一過性の注射部位反応(発生率:高頻度)
48時間以内に消失する症状:
発赤・紅斑(臨床試験で23%)
軽度の腫脹・浮腫(数日以内に消失)
内出血・血腫(臨床試験で36%、48時間以内に改善)
注射部位の軽度の疼痛
一時的な出血(自然止血)

2. 比較的まれな合併症(発生率:0.0005%)
中等度の副作用:
結節形成(直径1cm以上の硬結)
掻痒感・そう痒症
遷延性疼痛
皮膚の炎症反応
灼熱感
局所的な発疹

3. まれだが重篤な有害事象(発生率:<0.0001%)
重篤な合併症:
肉芽腫:炎症細胞の集積、外科的介入が必要な場合あり
丘疹:0.5cm未満の隆起性病変
アレルギー反応:全身性過敏症反応
血管浮腫(クインケ浮腫):入院が必要な場合あり
皮膚の色素沈着:色素変化
血管閉塞:理論的には可能だが報告例は極めてまれ
全身反応:発熱、倦怠感、悪寒、呼吸困難


禁忌事項(治療を受けられない方)
絶対的禁忌
以下に該当する方は治療を受けることができません:
皮膚疾患・感染症
治療部位の皮膚病変
活動性の皮膚感染症(ヘルペス、皮膚炎、座瘡など)
アレルギー・過敏症
ヒアルロン酸への過敏症の既往
成分(ビタミン、アミノ酸、ミネラル)へのアレルギー
自己免疫疾患
自己免疫疾患の既往または治療中
免疫抑制療法中
妊娠中または妊娠の可能性がある方
授乳中の方
18歳未満(安全性・有効性未確立)

相対的禁忌(慎重投与)
抗凝固薬服用中
アスピリン、ワルファリン服用(出血リスク増加)


製造元による副作用情報の公開状況

市販後調査データ(2007年~現在)
18年間の使用実績に基づく有害事象発生率:
腫脹・紅斑:0.002%
結節・掻痒・疼痛・炎症:0.0005%
過敏症・アレルギー反応:0.0001%
重篤な反応(肉芽腫・丘疹・血管浮腫):<0.0001%

注意事項: 本説明書は2025年9月時点の情報に基づいています。最新の情報については、担当医師にお問い合わせください。本治療を受けるかどうかは、リスクとベネフィットを十分に理解した上で、患者様ご自身でご判断ください。