脂肪溶解注射(BNLSファットバーン)

BNLSファットバーン 腫れの少ない脂肪溶解注射


脂肪溶解注射(BNLSファットバーン)は、たるみを作る脂肪を溶解して、シャープなフェイスライン、自然な小顔効果を実現します。


BNLSシリーズで初めてデオキシコール酸を1%配合し、従来品と同様な安全性を保ちつつ従来品よりも高い効果を実現しました。

*ボディではなく顔に使用する場合、デオキシコール酸の最高濃度が1%です。


脂肪溶解注射(BNLSファットバーン)で期待できる効果

  • 1.顔や体の気になる脂肪を減らす
  • 2.たるみを改善し、お顔を引き締める
  • 3.シャープなフェイスラインへ
  • 4.自然な小顔効果

 

脂肪溶解注射(BNLSファットバーン)が選ばれる理由

  • 1.他の製剤に比べダウンタイムが短い
  • 2.痛みが少ない
  • 3.効果がわかりやすい

 

理想のフェイスラインを手に入れたい方は、ぜひ脂肪溶解注射(BNLSファットバーン)をご検討ください。

*本施術は、厚生労働省未承認の薬剤を使用したもので、また自由診療に基づき全額自己負担になります。



オリジナル美容モデル(同じデオキシコール酸1%製剤での結果)

1.1-前

40代女性正面
ベース状の輪郭がお悩みです。

1.1-後

(3回治療後1ヶ月)輪郭はV字形に変わりました。

1.2-前

注入したのは、フェイスラインのおよそホクロのレベルです。

1.2-後

(3回治療後1ヶ月)2ヶ月毎に3回治療しました。




オリジナル美容モデル(初代BNLSでの治療結果)

1-前

40代女性
ほうれい線横のボリュームを減らすことを目標にしました。

1-後

(片側1〜2cc注入、5回施術後)
頬のボリュームが軽くなりました。

2-前

50代女性
口元のたるみを治療目標にしました。

2-後

(片側3cc注入、4回施術後)
口元のたるみが目立たなくなりました。



院長コラム 〜たるみ治療としての脂肪溶解療法〜

 

脂肪溶解注射は痩身のイメージが強いですが、それはボディでの話。顔では優秀な「たるみ」治療です。

たるみ治療としての脂肪溶解注射の特徴を挙げると
1)フェイスリフトや糸リフトに比べトラブルが少ない。ただ腫れるだけ
2)一度効果が出れば、あとはメンテナンスフリー
3)時間が経っても効果がゼロにはならない
4)回数が必要ということは、自分で判断する余裕が十分にあるということ

脂肪溶解注射が適応となる「たるみ」は、頬、フェイスライン、口元、二重顎。


こうしてみると、「たるみ」治療としての脂肪溶解注射がいかに優秀かわかっていただけることでしょう。






こんな方におすすめ

 

  • 1.口元、フェイスラインのたるみを治療したい
  • 2.ほうれい線横の頬のたるみが気になる
  • 3.シャープな顔になりたい
  • 4.小顔に憧れる



もっと詳しく脂肪溶解注射

こうして脂肪は溶けていく!

1


注入されたデオキシコール酸は脂肪組織に炎症を生じさせます。

2


炎症で脂肪細胞が壊れ、中に蓄えられていた脂肪が放出されます。

炎症による腫れは、1週間以内に収まります。

3


炎症部位へはマクロファージが集まり、放出された脂肪を取り込み、ここから運び出します。

それとともに炎症が収まった部位では少しずつコラーゲンが作られていきます。

4


脂肪細胞の数が減ることとコラーゲンが増えることの2つの作用で脂肪組織を収縮させます。



溶解された脂肪の運命

脂肪溶解注射で破壊された脂肪の運命については、以下のようなプロセスが考えられています:

1 脂肪細胞の破壊
デオキシコール酸などの活性成分が脂肪細胞の細胞膜を破壊します。

2 細胞内容物の放出
破壊された脂肪細胞から、トリグリセリドや遊離脂肪酸などの内容物が放出されます。

3 炎症反応
⚪️破壊された細胞や放出された内容物に対して、局所的な炎症反応が起こります。
⚪️マクロファージなどの免疫細胞が集まってきます。

4 マクロファージによる貪食
マクロファージが細胞の破片や遊離した脂肪を貪食します。

5 リンパ系による排出
一部の脂肪成分はリンパ系を通じて体内に運ばれます。

6 肝臓での代謝
リンパ系を通じて運ばれた脂肪成分は最終的に肝臓に到達し、そこで代謝されます。

7 エネルギー源としての利用
遊離脂肪酸の一部は体内でエネルギー源として利用される可能性があります。

8 局所的な組織リモデリング
⚪️破壊された脂肪細胞の跡地では、線維芽細胞が活性化され、コラーゲン産生が促進されることがあります。
⚪️これにより、皮膚の引き締め効果が得られる可能性があります。

重要な注意点:
⚫️このプロセスは個人差があり、治療の方法や量によっても異なります。
⚫️大量の脂肪が急速に分解されると、肝臓への負担が大きくなる可能性があります。
⚫️脂肪溶解注射の安全性と長期的な影響については、さらなる研究が必要です。

脂肪溶解注射は局所的な脂肪減少に効果がある可能性がありますが、全身的な代謝への影響や安全性については慎重に考慮する必要があります。



溶けた脂肪は尿や便から排出されるか?

 

「脂肪溶解注射で溶解された脂肪は、尿や便として排出されます・・」、このような説明をよく見かけます。

この説明には「悪意」を感じます。

「脂肪溶解注射は注射するだけで、脂肪が溶けて、何もしなくても身体から排出されていく」、そう理解する人が多いでしょう。確かに理論的には否定できないけれど、ほんとうは一般的な脂肪の代謝経路で代謝産物が尿や便として排出されるというだけの話。

「脂肪溶解注射で溶解された脂肪」がどうなるかは十分に研究されていません。それを逆手にとって、いかにも脂肪溶解注射だけで「脂肪を減らせる」、「痩せられる」と連想させるように説明しただけなのです。

結論としては、「溶解された脂肪」は、カロリー消費しない限り身体の別の場所に移動するだけ。


脂肪溶解注射後の脂肪成分の尿や糞便を通じた排出は理論的には起こりえるものの、その具体的な量や過程について実証されていません。施術の安全性を確保するためには、適切な管理と慎重なモニタリングが重要です。




脂肪溶解注射の主成分はデオキシコール酸と判明した経緯


フォスファチジルコリン(PPC)ではなく、デオキシコール酸(DC)が主に脂肪を溶解していることが明らかになった経緯は以下の通りです:

1 初期の誤解:
⚪️当初、PPCが脂肪溶解の主な活性成分だと考えられていました。
⚪️PPCを含む製剤が脂肪溶解に効果があることが臨床的に観察されていました。

2 Rotundaらの研究 (2004年):
⚪️Rotundaらが画期的な研究を発表しました。
⚪️PPCとDCを含む製剤の各成分を分離して調べました。
⚪️DCのみでも脂肪細胞に対して強い溶解効果があることを発見しました。
⚪️PPCは水に溶けにくいため、DCが溶解剤として使用されていたことが判明しました。

3 後続の研究:
⚪️その後の多くの研究がRotundaらの発見を支持しました。
⚪️DCが主要な活性成分であることが繰り返し確認されました。

4 PPCの役割の再評価:
⚪️PCは直接的な脂肪溶解効果はないが、DCの効果を緩和し、より安全に使用できるようにする役割があることが分かりました。
⚪️PPCはDCの拡散を助け、より広い範囲に効果を及ぼすことができるようにすることも示唆されました。

5 臨床応用への影響:
⚪️この発見により、DCのみを使用した製剤も開発されるようになりました。
⚪️しかし、PPCとDCの組み合わせが最も効果的で安全である可能性も示唆されています。

6 継続的な研究:
⚪️PPCとDCの相互作用や最適な比率についての研究が続けられています。
⚪️脂肪溶解のメカニズムや安全性に関する理解が深まっています。


この発見は、脂肪溶解注射療法の理解と開発に大きな影響を与え、より効果的で安全な治療法の開発につながっています。



施術について

施術について


施術時間  : 15分程度 

麻  酔  : なし

術後診察  : 不要

 

注意事項


入浴・洗髪  : 当日から可能

洗顔・化粧  : 当日から可能

飲酒・運動  : 翌日から可能

 

治療スケジュール


1週間以上間隔をあけて3回(推奨)

 

この施術を受けられない方

 

  • 1.妊娠・授乳中
  • 2.含有成分にアレルギー既往がある
  • 3.甲状腺疾患がある

施術の流れ

1 カウンセリング


注入部位、注入量を決めます。

*当院では、目まわり、鼻への注入は行っていません。

2 施術


注入には極細針を使用します。注入してから、薬液を浸透させるためマッサージします。

3 施術終了後


施術後日常生活の制限はありません。ご自身でマッサージされる必要はありません。

 

 

価格表

 BNLSファットバーン
価格(税込)
1本(原液1cc)

11,000円



*注入量の目安(片側)
頬(ほうれい線横):1本
口元:1本
フェイスライン:1〜2本

*本施術は、自由診療に基づき全額自己負担になります。



よくいただくご質問

Q

ダウンタイム・リスクについて?

A


個人差はありますが、およそ5日間程度腫れます。施術当日は痛みや赤みもありますが、痛みや赤みは翌日にはほとんど軽快します。

脂肪溶解注射で腫れるのは炎症によるもので、その炎症が治療効果につながることをご理解下さい。

リスクとしては、ダウンタイムの延長、薬剤アレルギー、仕上がりの凹凸などや、口元でシワが目立つようになることがあることが挙げられます。

Q

BNLSが効かない人はいますか?

A

効果には個人差はあり、効果が見られないこともあります。ただしその場合、注入量、注入回数を再検討する余地があります。

Q

どのような成分が含まれていますか?

A


スペインの製薬会社が痩身メソセラピー用として開発したカクテルをベースに、韓国のメーカーが成分を調整しています。

メーカーが公表している有効成分は以下の通りです。
・デオキシコール酸 1%
・コレウスフォルスコリエキス
・ラクトフェリン
・ヒバマタ(海藻)抽出物
・セイヨウトキノキ
・ペルシャグルミ
・メチルプロパンジオール

Q

BNLSファットバーンについて

A

BNLSファットバーンは、厚生労働省未承認の医薬品です。

国内の代理店を通じて、医師が個人的に正式な手続きを経て輸入しています。

国内には同等の承認医薬品はありません。

諸外国においても未承認であり、すべてのリスクが明らかになっていない可能性がありますが、これまで重篤な副作用、トラブルの報告はありません。



脂肪溶解注射のエビデンス

これまでのX(旧Twitter)への投稿を集めました

 

    •  脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(1)
      脂肪溶解注射の始まりは、1980年代に黄色腫にフォスファチジルコリンを注入したことに始まる。
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月4日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(2)
      黄色腫への注入に続いて、ヨーロッパ、南米、南アフリカの医師が、皮下の脂肪を減らす目的で、肝臓や心臓の治療用のフォスファチジルコリン(リポスタビルなど)を注入し始めた。
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月5日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(3)
      当初フォスファチジルコリンが脂肪溶解注射の主役と思われたのは、血液中の脂肪の値を下げる効果が知られていたから。
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月6日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(4)
      フォスファチジルコリンが脂肪溶解注射の主役と思われ、真の溶解成分の解明が遅れた最大の理由は、フォスファチジルコリンが水に難溶性で、単独での効果を検証することができなかったから。
      Clin Plastic Surg.
      2011;38:489-501  (2022年4月7日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(5)
      フォスファチジルコリンは、ほ乳類の細胞膜を構成するリン脂質だというのに、脂肪溶解注射の主役で、細胞膜を破壊するというのは、話が合わないという意見もあった。
      Clin Plastic Surg.
      2011;38:489-501  (2022年4月8日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(6)
      デオキシコール酸は、胆汁酸のひとつで、フォスファチジルコリンを水に溶かすための界面活性剤として、フォスファチジルコリン製剤には長年使われていた。
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月9日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(7)
      デオキシコール酸単独とフォスファチジルコリンとの合剤を比較したら、細胞膜を溶かし、脂肪組織を破壊する効果が同じで、脂肪溶解注射の主役はデオキシコール酸と判明した。
      (補足:長年の「脇役」が実は「主役」と判明!)
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月10日)

 

    • 脂肪溶解注射~主役はどいつだ?(8)
      フォスファチジルコリン単剤ができてから、フォスファチジルコリンとデオキシコール酸の合剤に含まれるすべての成分で、脂肪細胞を溶解する作用をチェックしたところ、溶解できたのは、デオキシコール酸だけだった。
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月11日)

 

    • 脂肪溶解注射(9)
      フォスファチジルコリンとデオキシコール酸の合剤において、フォスファチジルコリンの役割は、緩衝剤であり、デオキシコール酸の組織への浸透を助長するとともに炎症作用を和らげる。
      Dermatol Surg
      2004;30:1001-1008  (2022年4月12日)

       
    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(1)
      アゴ下の脂肪を減らすのに、従来型の食事や運動での減量では、効果は期待しにくい。
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277  (2022年4月13日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(2)
      2015年FDAはアゴ下の脂肪を減少させる注入剤としてカイベラ(デオキシコール酸)を承認した。
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277  (2022年4月14日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(3)
      2015年FDAに承認されたカイベラは、合成のデオキシコール酸で、ヒトの腸内細菌の働きで産生される二次胆汁酸と同一。
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277  (2022年4月15日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(4)
      2015年FDAに承認されたカイベラ。作用機序は、乳化作用で脂肪細胞の細胞膜を破壊する。
      (補足:脂肪溶解注射の作用機序は、アポトーシスなどさまざまな議論があったが、これで決着。)
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277  (2022年4月16日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(5)
      FDA承認薬カイベラの第Ⅰ相臨床試験。肝臓、腎臓、心臓の機能に影響を与えず、血液中の脂質、炎症性サイトカインも増やさなかった。
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277  (2022年4月17日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(6)
      FDA承認薬カイベラの第Ⅱ相臨床試験。1cm間隔で0.2mlずつ注入し、施術間隔は28日とすることがもっとも効果的と判明した。
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277  (2022年4月18日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(7)
      皮膚のたるみが目立つ人は、あまりよい適応ではない。皮膚を引き締める治療と併用が望ましい。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668  (2022年4月19日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(8)
      治療のターゲットは広頸筋の表にある脂肪。裏にもあるが、これは治療対象ではない。
      (補足:指でつまめるのが表にある脂肪。)
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2016;4:e1155 (2022年4月20日)

       


    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(9)
      1ヶ月毎に6回まで必要になるかもしれない。ハッキリした効果は何回かしてから。
      (補足:施術間隔は4~8週で、回数が進むにつれ間隔をあけるとよい。)
      Facil Plast Surg.
      2019;35(3):274-277 (2022年4月21日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(10)
      多くの人では2~4回で結果が出ている。軽度の二重顎では2~3回、中等度の二重顎では2~4回。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668 (2022年4月22日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(11)
      施術後に血中脂肪レベルは上がるが、食後と同じ程度。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668 (2022年4月23日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(12)
      組織学的変化
      ・脂肪膜破壊(1日目)
      ・白血球浸潤(3日目):非可逆的侵襲の目印
      ・マクロファージ(7日目):組織の掃除役
      ・線維芽細胞の増殖、コラーゲン増生(28日目)
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668 (2022年4月24日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(13)
      施術後の腫れ、むくみはおよそ80%の人で認め、10~11日続く。回数が進むと期間は短縮する傾向にある。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668 (2022年4月25日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(14)
      施術後の腫れがもっとも強いのは施術の翌日。その後3日間は腫れは強め。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668 (2022年4月26日)


       

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(15)
      施術後は患部を冷やすこと、数日間は頭を高くして寝ることは(結果的に患部が挙上されるため)腫れの回復を促す。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2016;4:e1155 (2022年4月27日)


       

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(16)
      ヒゲをはやした男性では治療の反応がよく、結果が出てからヒゲを伸ばすのをやめることも多い。
      (補足:あくまで米国医師個人の感想。)
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2016;4:e1155 (2022年4月28日)

 

    • 脂肪溶解注射で二重顎治療(17)
      男性の方が、二重顎治療をする人は少ないが、始めると別の治療に進むことが、女性より多い。
      (補足:海外では男性の方がこれをキッカケに美容にはまりやすいということか。)
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2021;9:e3668 (2022年4月29日)

       
    • 脂肪溶解注射(18)メソセラピー
      メソセラピーが誕生したのは1950年代。フランス人医師が喘息患者に局所麻酔剤プロカインを注射したところ、喘息は治らなかったが、難聴が軽快した。プロカインを皮下注射すると、さまざまな治療効果が現れると主張したのが始まり。
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年4月30日)

 

    • 脂肪溶解注射(18)メソセラピー
      メソセラピーが誕生したのは1950年代。喘息患者に鎮痛剤プロカインを静脈内注射したところ、喘息は治らなかったが、たまたま難聴が軽快した。
      (補足:実は皮内注射のメソセラピーのスタートは静脈内注射だった。)
      Dermatol Surg.
      2006;32:465-480 (2022年5月2日)

 

    • 脂肪溶解注射(19)メソセラピー
      1950年代の話。鎮痛剤プロカインを静脈内注射したところ、たまたま難聴が軽快したため、今度は耳の周囲の皮膚に細かく鎮痛剤プロカインを皮内注射した。
      (補足:これが手技的なメソセラピーの始まりとされる。)
      Dermatol Surg.
      2006;32:465-480 (2022年5月3日)
       

    • 脂肪溶解注射(20)メソセラピー
      難聴治療として、鎮痛剤プロカインを耳周りに細かく皮内注射するという試みでは、難聴はよくならなかったが、顎関節痛、湿疹、耳鳴りが軽快した患者が現れた。
      (補足:プラセボ効果の拡大再生産としかいいようがない。)
      Dermatol Surg.
      2006;32:465-480 (2022年5月4日)

 

    • 脂肪溶解注射(21)メソセラピー
      (狙った効果をことごとく外した)フランス人医師が(開き直って)プロカインを皮下注射すると、さまざまな治療効果(モノはいいよう)が現れると主張したのがメソセラピーの始まり。
      (補足:ツイート中の括弧内は補足。)
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年5月5日)

 

    • 脂肪溶解注射(22)メソセラピー
      メソセラピーという名称は、注入する皮下組織が中胚葉(mesoderm)由来であることから。
      (補足:これほどの誇大広告的な呼称もないのではないか。)
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年5月6日)

 

    • 脂肪溶解注射(23)メソセラピー
      メソセラピーなど局所的な皮内注入は、投与された薬剤はその周辺エリアで長時間薬理作用を発揮するという「仮説」に基づいている。
      (補足:これがイタリア・メソセラピー協会の見解。)
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年5月7日)

 

    • 脂肪溶解注射(24)メソセラピー
      メソセラピーなど局所的な皮内注入では、薬剤がゆっくり浸透し、長時間にわたり周囲組織(関節も含む)にとどまるため、薬剤の投与量も少なく、また投与間隔も長くできる。
      (補足:「仮説」の延長。)
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年5月8日)

 

    • 脂肪溶解注射(25)メソセラピー
      メソセラピーなど局所的な皮内注入では、薬剤の節約効果(投与量が少なく、投与間隔も長くできる)から、他の薬剤や治療との相乗効果が期待できる。
      (補足:イタリア・メソセラピー協会が広げる「仮説」からの大風呂敷。)
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年5月9日)

 

    • 脂肪溶解注射(26)メソセラピー
      フランスではメソセラピーはさまざまな適応に広がりを見せたが、米国ではもっぱら美容医療での脂肪溶解と美肌目的に行われた。
      (補足:日本ではメソセラピー=脂肪溶解の印象が強いか。)
      Obes Rev.
      2013;14:780-791 (2022年5月10日)

 

    • 脂肪溶解注射(27)口元のたるみ
      口元のたるみは年齢とともに目立ちはじめ、顔の輪郭を四角くし、フェイスラインのメリハリを失わせる。若々しい顔貌を取り戻すためのキーポイントになる。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2019;7(10):e2459 (2022年5月11日)

 

    • 脂肪溶解注射(28)口元のたるみ
      米国では、2008年の統計調査では、口元のたるみへの美容施術の81%が脂肪吸引だったが、多くの人が脂肪吸引のような侵襲性の施術を望まなくなっている。
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2019;7(10):e2459 (2022年5月12日)


    •  脂肪溶解注射(29)口元のたるみ
      口元のたるみができる原因
      ・皮下脂肪の下垂
      ・下顎靱帯の乖離
      ・皮下組織の萎縮
      ・下顎の萎縮
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2019;7(10):e2459 (2022年5月13日)

 

    • 脂肪溶解注射(30)口元のたるみ
      口元のたるみのうち、
      ・皮下組織の萎縮
      によるものは、適応外とした方がよい。
      (補足:皮膚が薄い人では、シワが目立つようになることがある。)
      Plast Reconstr Surg Glob Open
      2019;7(10):e2459 (2022年5月14日)

 

    • 脂肪溶解注射(31) 脇肉
      施術の適応を決めるさい、問診で生理時に痛みや腫れなどないか確かめ、副乳は適応外とする。また触診で筋肉や腱に由来するものでないこと、つまんで皮下脂肪であることを確かめる。
      Aesthet Surg J
      2019;39(12):NP495-NP503 (2022年5月19日)

 

    • 脂肪溶解注射(32) 脇肉
      アゴ下の注入では、下顎神経辺縁枝のようにあたらないよう注意すべき解剖学的構造があるが、脇肉の注入ではそのようなものはない。
      Aesthet Surg J
      2019;39(12):NP495-NP503 (2022年5月20日)

 

    • 脂肪溶解注射(33) 脇肉
      12人を対象とした臨床試験で、平均1.8回(5人は1回のみ)の施術で、脇肉が減らなかったのは1名のみ。
      Aesthet Surg J
      2019;39(12):NP495-NP503 (2022年5月21日)

 

    • 脂肪溶解注射(34) 脇肉
      12人を対象とした臨床試験。副作用はすべて注入部位の症状で、しびれ感、むくみ、押したときの痛みで、いずれも1~2週間で軽快した。
      Aesthet Surg J
      2019;39(12):NP495-NP503 (2022年5月22日)

 

    • 脂肪溶解注射(35)ブラの「はみ肉」
      ブラの「はみ肉」の原因としては、体重の増減や加齢によって皮下脂肪のつき方が変わること、皮膚の弾性の減少によるとされる。
      Dermatol Surg.
      2018;44(5):757-760 (2022年5月23日)

 

    • 脂肪溶解注射(36)ブラの「はみ肉」
      ブラの「はみ肉」は、ダイエットや運動では効果は見込めず、また脂肪吸引や痩身機器でも治療は難しい。
      (補足:ということで、ブラの「はみ肉」は、脂肪溶解注射の良い適応だと誘導している。)
      Dermatol Surg.
      2018;44(5):757-760 (2022年5月24日)
       

    • 脂肪溶解注射(37)ブラの「はみ肉」
      ブラの「はみ肉」の症例報告。対象者の5名に4週ごとにカイベラ(1%デオキシコール酸)を合計3回注入。つまんだときの厚みの測定で、平均17%の減少効果が見られた。
      Plast Reconstr Surg.
      2018;141(1):200e-202e  (2022年5月25日)

 

    • 脂肪溶解注射(38)ブラの「はみ肉」
      ブラの「はみ肉」でも、前方の「はみ肉」(注:日本では「わき肉」と呼ぶことが多い)は、脂肪溶解注射で脂肪組織の石灰化が生じると乳がん検診のマンモグラフィーで異常とされる可能性がある。
      Plast Reconstr Surg.
      2018;141(1):200e-202e  (2022年5月26日)

 

    • 脂肪溶解注射(39)ももの付け根の外側への出っ張り
      2ヶ月おきに計4回のリポスタビル(デオキシコール酸1%)の注入で、太もも周囲径の計測値で平均4cm(6.8%)減少した。
      Dermatol Surg.
      2008;34(1):60-66  (2022年5月27日)