乾燥肌(ドライスキン)

乾燥肌

乾燥肌とは

乾燥肌(ドライスキン)とは、皮膚表面がカサカサしたり、ざらついたり、粉吹いて見えたり、ボロボロ剥がれたりする状態を指します。

皮膚全体が乾燥するのではなく、皮膚の表面を覆う角質の水分量が減少することで生じます。




原因

角質の水分保持に関与する因子として
1)天然保湿因子
2)皮脂
3)発汗
4)角層細胞間脂質
が挙げられます。

1)天然保湿因子
角質中の水分の多くは、角層細胞中のケラチン線維と結びつき、その周囲を天然保湿因子が取り囲んでいます。天然保湿因子には、アミノ酸、乳酸、尿素などありますが、中でもアミノ酸がもっとも重要な役割を果たします。

2)皮脂
頭皮や顔ではいわゆるTゾーンなど皮脂腺の発達した部位で分泌されます。皮脂は皮膚表面で皮膜を形成します。皮脂は「悪者」扱いされることが多いですが、女性では40代以降皮脂の分泌が著減し、それとともに乾燥肌を訴える方が増えることから、角層水分保持に関与していると考えられます。

3)発汗
発汗が減少すると角質水分量も減少すること、汗には天然保湿因子の成分も含まれていることから、角層水分保持に一定の関与を果たしていると考えられます。

4)角層細胞間脂質
角層細胞間脂質とは文字通り角質細胞の間を埋める脂質で、「レンガ(角質細胞)作りのセメント」によく例えられます。成分はセラミド、コレステロール、脂肪酸などで角質のバリア機能に大きな役割を果たし、水分の蒸発を防ぐことで角質の水分量維持に寄与しています。


こうして列挙した1)〜4)の因子のどれが障害されても、乾燥肌が惹起されます。たとえばアトピー性皮膚炎では、1)、4)の減少、過剰な洗顔では、2)、4)の減少から、乾燥肌になります。代表的な乾燥肌(ドライスキン)の原因を挙げます。


a 皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、老人性乾皮症、乾癬など)
b 不適切な生活習慣(洗顔などスキンケア、入浴など)
c 年齢(新生児、高齢者)
d 環境(紫外線、低湿度、冬期、風など)
e 有機溶剤への暴露








乾燥肌の治療

角層療法(コルネオセラピー)

皮膚科診療においてアトピー性皮膚炎や尋常性魚鱗癬などで病的な乾燥肌(ドライスキン)になったとき、「化粧水をたっぷり使いましょう」と指導することはあり得ません。日常のスキンケアに化粧水は欠かせないかもしれませんが、乾燥肌(ドライスキン)を改善させることはできません。

乾燥肌(ドライスキン)の改善には、適切な医療用保湿剤の使用が不可欠です。

毎日適切に保湿剤を使用していると、使用を中止しても1週間程度保湿効果が持続するようになり、保湿剤の効果が表面の角質だけでなく深部にまで及んでいることがわかります。そのため、有効性の高い保湿剤を継続して使用することを角層療法(コルネオセラピー)と呼びます。

 医療用保湿剤価格(税込)
0.3% ヒルドイドローション 2,000円
0.3% ヒルドイドソフト軟膏 2,000円

■消費税別途

フィロルガ水光注射

水光注射は、ヒアルロン酸を直接お肌に注入して、お肌を「みずみずしく(水)」、「つややかに(光)」します。フィロルガ水光注射は、ヒアルロン酸をはじめビタミン、アミノ酸、抗酸化成分など合わせて55種の有効成分が含まれ、一時的な保湿効果にとどまらずお肌のコンディションを整え、乾燥肌(ドライスキン)を改善させます。

おすすめする治療

◎フィロルガ水光注射

リジュラン

レーザーや光治療のように皮膚に熱エネルギーを作用させる施術では、乾燥肌(ドライスキン)、敏感肌の治療はできません。かえって増悪させてしまいます。リジュランは、サーモン由来のDNAを主成分とするメソセラピーの美肌術。アンチエイジング効果でお肌を潤わせます。

おすすめする治療

◎リジュラン

 

 

保湿を考える

乾燥肌(ドライスキン)の症状は、角質の硬さ、柔軟性を失ったことから来ており、保湿の目的のひとつは、角質の柔軟性の回復であり、もうひとつは、皮膚が乾燥していると痒みを引き起こすので、それを抑えることです。乾燥した角質内には、感覚神経が伸びてきて、刺激に敏感になり痒みを感じやすくなります。痒みから皮膚を掻いてしまうと、角質が傷つき、皮膚のバリア機能はさらに破壊されてしまいます。

保湿を考える際、適切に医療用保湿剤を使用すると同時に、お肌を乾燥させる可能性のある日常行為を直す必要があります。

たとえば、入浴では、1日1回までにする、皮膚をできるだけ擦らない、お湯の温度も熱くしない、長時間入浴しないなど、スキンケアでは、洗顔は1日2回までにする、クレンジング剤は、刺激の弱いクリームタイプ、ミルクタイプを使う、乾燥肌(ドライスキン)の症状が重症なら朝の洗顔では洗顔料を使わない、などの注意、配慮が必要です。

医療用保湿剤にも種類がありますが、塗り心地のよいもの、痒みが抑えられる外用剤を選ぶとよいでしょう。夜の入浴後を含め1日2回しっかり塗布すること。入浴後の保湿剤を塗るタイミングは、以前は直後と言われていましたが、直後でも時間が経ってからでも水分量に差はないことがわかっており神経質になる必要はありません。

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