2018.04.05更新

「敏感肌」は次のように分類することができます。

1型 バリア破壊タイプ
2型 炎症タイプ
3型 バリア破壊も炎症もないタイプ

ただし、診察で正確に何型か決めることはできません。そのため、次のように治療をすすめるのが現実的です。

ステップ1 保湿でバリア機能を回復させる
ステップ2 炎症を抑える
・・・

ステップ1

 

ステップ1
皮膚の乾燥が進むと神経線維が皮膚表面まで伸びて感覚過敏を引き起こしますが、適切に保湿できれば、神経線維を元の深さまで戻すことができます。バリア破壊タイプでは、乾燥肌を呈しやすくなりますが、逆に保湿によりバリア機能の回復も見込めます。


1)適切に保湿剤を使う
2)スキンケアを見直す


1)保湿剤を使う
敏感肌での保湿では、セラミド含有保湿剤の有用性が報告されています。セラミドについては、ヒト型、合成型などと分類されることもありますが、どのセラミドがより効果的か実証されていませんから、気にする必要はありません。

セラミド含有保湿剤は数多くありますが、
NOVⅢシリーズ:保湿美容液バリアコンセントレイト
花王キュレル:乳液またはフェイスクリーム
を挙げておきます。

NOVは保湿剤のコンセプトが秀逸なことと医療機関で試されていること、花王キュレルは臨床試験で実績を作ったことを評価しています。

使用にさいしては、その量、回数が問題になりますが、とくに回数が重要ですから、改善が見られない場合は、まず塗布する回数を増やしてみましょう。

2)スキンケアの見直し
お肌から水分を奪うスキンケアになっていないか、とくに洗顔、クレンジングにおいて洗いすぎ、落としすぎに注意します。


半数以上の女性が自分を敏感肌だとしながら、実際に敏感肌用のコスメを使っている人は少ないと指摘されています。敏感肌は改善させることのできる皮膚症状であることを忘れないで下さい。

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.02.12更新

敏感肌治療を始める前に知っておくべきこと

治療スタートの前に

敏感肌の発症、悪化につながる要因として、
・紫外線
・PM2.5など粒子状物質
・環境湿度の低下
・ストレス
などが挙げられます。

紫外線
紫外線からの防御はスキンケアの基本ですが、敏感肌の方はとくにお気をつけ下さい。

日焼け止めをつけるだけでは紫外線防御としては不十分です。どんなにPAやSPFの高い日焼け止めをつけても、その効果は数時間しか続きません。せめて紫外線の強くなる春先から秋までは内服の日焼け止めを摂るようにしてはいかがでしょうか。

PM2.5など粒子状物質
健常な皮膚でもPM2.5などの粒子状物質の表面の有害な化合物が皮膚に浸透すると、炎症が引き起これます。ましてバリア機能が低下した皮膚では、敏感肌をさらに悪化させてしまいます。

環境湿度の低下
日本の都市部では道路舗装の普及により雨水の循環が損なわれ、乾燥化が進んでいます。また、住環境もアルミサッシ、エアコンの普及で乾燥しています。このような環境湿度の低下が乾皮症の増加などお肌に影響を及ぼしています。


ストレスなど対処しにくいものもありますが、まずはこうした要因の影響をできるだけ緩和することが重要です。

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2018.01.11更新

敏感肌2 


皮膚科医に対するアンケート調査を見ると、ほとんどが敏感肌を角質のバリア機能不全で、乾燥肌と同じ範疇の肌トラブルとしてとらえ、保湿を中心としたスキンケアで対応すべきと認識していることがわかります。

ところが、どんなに保湿をしっかりしたとしても、改善しない「敏感肌」が確かに存在します。バリア機能が正常な「敏感肌」の方も、脂性肌タイプでニキビができやすい「敏感肌」の方もいます。

そもそも「敏感肌」の方は、化粧品を変更したさいに違和感を感じたり、生理、ストレスなどさまざまな要因からお肌にトラブルが生じたことから、自身を「敏感肌」と判断しています。

皮膚科医も、敏感肌にもっとも敏感な化粧品業界と歩調を合わせて、「敏感肌と自己申告があれば敏感肌!」を出発点にしなければなりません。

 

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

2017.12.25更新

敏感肌イメージ


「敏感肌」の方が増えています。

日本人女性に対する最近のアンケート調査では、半数以上の方が自分は「敏感肌」だと答えていて、10年、20年前の調査に比べ増加傾向にあります。しかも日本だけでなく、ヨーロッパや米国でも、"sensitive skin"を訴える人は増えていて、世界共通の現象と言えます。

「敏感肌」問題にもっとも敏感になっているのは化粧品業界の方々です。使ってヒリヒリするコスメなど選ばれませんから。それに比べると皮膚科・美容皮膚科側の対応は遅れています。おそらく「敏感肌」は自覚症状の問題で、そもそも皮膚疾患ではないという認識があるからでしょう。

「敏感肌」を議論しにくい理由は、ひとつは定義があいまいであること、もうひとつはほとんどの調査研究が自己申告をもとにしているため、本来は定義から外れている人(たとえばアトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎など皮膚疾患を伴うケース、思い込みだけで判断しているケース)まで「敏感肌」に含まれてしまい、ますます「敏感肌」って何?となってしまうことが挙げられます。

お肌の現代病ともいえる「敏感肌」。実際に多くの方が悩んでいるのですから、美容皮膚科医として手をこまねいているわけにはいきません。

 

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投稿者: 美容外科・美容皮膚科 青い鳥

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